アプリのインストール数を増加させる方法|ダウンロード促進の準備・事例・ASO対策まで解説
業種全般
アプリマーケティングは、実店舗がリピーターを増やし、継続的に顧客と接点を持つための有効な手段です。近年では、アプリ制作や運用を効率化できるアプリプラットフォームが登場し、コストや手間の面からも中小規模の店舗が導入しやすい環境が整ってきました。
一方で、基本的な考え方や設計を理解しないまま導入すると、思うようにインストール数が伸びず、施策が形骸化してしまうケースも少なくありません。アプリマーケティングを成功させるためには、ユーザー視点での設計や、インストールを促す仕組みづくりが欠かせません。
スマートフォンの世帯保有率は、2024年時点で90.5%、モバイル端末全体では97.0%に達しています(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」情報通信機器・端末)。つまり、店舗が顧客とつながる手段としてアプリを選ぶこと自体は、すでに特別な取り組みではありません。
差がつくのは「アプリを持っているかどうか」ではなく、インストールしてもらう導線をどこまで設計できているかという点です。ここを整理しないまま告知だけを重ねても、インストール数は頭打ちになります。
本記事の内容は、これからアプリを立ち上げる店舗はもちろん、すでにリリース済みでダウンロード数が伸び悩んでいる店舗にも当てはまります。自店舗の状況に近い項目から読み進めてみてください。
本記事では初心者の方にも分かりやすく、アプリのインストール数を伸ばすための準備、メリットコンテンツ4種、成功事例3選、ASO対策5要素、リリース時の告知方法、目標設定までを徹底解説します。アプリのダウンロード促進やインストール数を増加させたい方はぜひ最後までご覧ください。
アプリのインストール数を増やす方法
インストールする明確な理由を用意する
アプリのインストール数を増やすためには、単に「アプリがあります」と告知するだけでは不十分です。重要なのは、ユーザーがインストールする明確な理由を用意することです。たとえば、アプリ限定クーポンやポイント付与、会員証のデジタル化など、ダウンロードすることで得られるメリットを分かりやすく伝える必要があります。
また、店舗やWebサイト、SNSなど複数の接点で継続的に告知を行い、インストール導線を整えることも重要です。さらに、インストール後すぐに使えるコンテンツを用意することで、離脱を防ぎ、継続利用につなげることができます。
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インストール数が伸びない3つの原因
インストール数が想定どおりに伸びない場合、原因は大きく3つに分けられます。自店舗がどこでつまずいているかを切り分けてから施策を選ぶと、無駄な投資を避けられます。
1つ目は認知不足です。アプリを作ったこと自体がお客様に伝わっておらず、店頭にも案内が出ていないケースが該当します。公式サイトやSNSでリリース告知を一度出しただけで終わっているパターンもよく見られます。
2つ目はメリットの不足です。「アプリがあります」という事実だけでは、ホーム画面の一枠を空けてまでインストールする理由になりません。ストレージ容量の消費や通知の増加といった心理的なコストを上回る特典が必要です。
3つ目は導線の断絶です。興味を持ってもらえても、その場でストアへ移動できなければ大半の人はインストールに至りません。QRコードやアプリストアリンクを、思い立った瞬間に押せる位置へ置いておくことが欠かせません。
関連記事:アプリダウンロード数(DL数)の調べ方|競合調査ツールと分析のコツを解説
インストール導線は「店頭・Web・SNS」の3経路で設計する
インストールの入口は1か所に絞らず、複数の経路を同時に動かすのが基本です。来店前・来店中・来店後のどのタイミングでもインストールしてもらえる状態を作れます。
店頭では、レジ横のPOPやテーブルテント、レシートへのQRコード印字が有効です。来店中のお客様は自店舗への関心が最も高い状態にあるため、インストールに至る割合が高くなります。
Webでは、公式サイトのトップページやメニューページにアプリ紹介の枠を設けます。予約ページやアクセスページなど、来店前に必ず見られるページへ置くと接触機会が増えます。
SNSでは、プロフィール欄のリンクと投稿内での定期告知を組み合わせます。フォロワーはすでに好意を持っている層なので、限定特典を添えると反応が得られやすくなります。
アプリのインストール数を伸ばすために必要なコンテンツの洗い出し
店舗側で必要なコンテンツ
アプリ制作で必要なコンテンツは、店舗側で必要なコンテンツとユーザー側で必要なコンテンツの2つに分かれます。2つが重なり合うケースもありますが、2視点でそれぞれどういったコンテンツが必要なのか整理しながらバランスをとってアプリ制作を行っていきましょう。
店舗側で必要なコンテンツとしては、プッシュ通知を使ってのセグメント配信機能、アンケートの配布機能、各指標の分析機能などが挙げられます。これらは店舗側がアプリを通じて顧客と効率的にコミュニケーションを取り、データを収集・分析するための基盤となる機能です。
ユーザー側で必要なコンテンツ
ユーザー側で必要なコンテンツとしては、ポイントカード提示機能や会員証機能、クーポン入手機能、店舗検索機能などが考えられます。ここで注意したいのが、ユーザーが便利・お得と思ってくれないとアプリマーケティングは成功しない点です。
既存のお客様の声を聞きながら必要な機能を選定して、それをベースにアプリを設計していく作業が必要不可欠になります。
機能の優先順位を決める手順
必要な機能を洗い出したあとは、すべてを一度に実装しようとせず優先順位を付けます。判断軸は「利用頻度」と「実装のしやすさ」の2つです。
会員証やクーポンのように来店のたびに使われる機能は利用頻度が高く、初期リリースの時点で搭載しておく価値があります。一方、モバイルオーダーや予約機能は業種によって必要性が分かれるため、運用が軌道に乗ってから追加しても遅くはありません。
既存のお客様へのヒアリングも有効です。「紙のポイントカードを持ち歩くのが面倒」「クーポンの有効期限を忘れてしまう」といった声は、そのまま機能要件に変換できます。
機能を絞り込むほど画面がシンプルになり、初めて使う人でも迷わないアプリに近づきます。機能の多さではなく、使われる機能に集中させるという考え方が、結果としてインストール後の定着にもつながります。
関連記事:アプリ会員とは?会員証アプリおすすめ15選と導入メリット・注意点を解説
アプリメニューの設置場所を工夫する
ホットポイントにメインメニューを固定する
アプリを制作する際は、ホーム・クーポン・会員証・最新のお知らせといった特にアクセスが想定される内容をメニューとして設置すると思います。その際アプリの「ホットポイント(一番確認しやすくて押しやすい個所)」を確認する必要が出てきます。
ホットポイントはアプリの構成によっても変わってくるので、実際にテスト運用しながら複数のパターンを出し分け、好評なパターンを見つけられると安心です。ホットポイントへメニューを固定表示することで、ユーザー満足度向上といった効果を見込めます。
初回起動時に使い方を伝えて離脱を防ぐ
インストール直後の数分間は、そのユーザーがアプリを使い続けるかどうかを左右する時間帯です。インストールをゴールにせず、初回体験まで含めて設計することが継続利用につながります。
初回起動時にチュートリアル画面を数枚表示し、「会員証はここ」「クーポンはここ」と示すだけでも操作の迷いは減ります。あわせて初回限定クーポンを自動付与しておくと、その場で1回使ってもらえる確率が上がります。
プッシュ通知の許諾も初回起動時に取得しておきたい要素です。ただし、いきなり許諾ダイアログを出すのではなく、「クーポンの配信をお知らせします」といった目的を先に伝えてから表示すると許諾率が高まります。
関連記事:ポップアップ通知とは?プッシュ通知の仕組み・メリット・注意点をわかりやすく解説
アプリのインストール数を伸ばすメリットコンテンツ4種
4種のメリットコンテンツで来店動機を作る
ここからは、ユーザーがアプリをインストールしたくなる「メリットコンテンツ」の代表的な4種類を、それぞれの活用ポイントとあわせて解説していきます。クーポン・スタンプ・プッシュ通知・ポイントカード/会員証の4つを組み合わせることで、インストールから継続利用までの動機を一貫して作れます。
クーポン
「200円OFF、無料」といった内容ですぐお得度が分かるクーポンの配布は、インセンティブ施策として有効です。アプリをダウンロードして使う理由として、やはり直接的なお得を求める方は多いからです。
ただし無差別にユーザーへクーポンを配布するのは賢明ではありません。コストを最適化するためにはターゲットユーザーごとにクーポン内容を変えましょう。たとえば30代女性で初回来店から間もないユーザーにはレディースランチ200円OFFクーポンを配布、40代男性で何度も来店してくれているリピーターには限定ノベルティプレゼントクーポンを配布といった工夫が求められます。
スタンプ
人は何かをコレクションするのが好きですが、店舗の場合その心理を活かしてスタンプ施策を行うと効果が出る可能性があります。たとえば商業施設ではスタンプラリーを開催して店舗の来店数や回遊率を高める施策が取られます。
スタンプについては、QRコードを使ってチェックインでスタンプ付与する施策も実行可能です。そしてスタンプ10個でお菓子プレゼントなど、ユーザーが好むインセンティブを予算内で上手く用意しましょう。
プッシュ通知
アプリの武器はプッシュ通知です。ユーザーの属性に応じて適切なタイミングでプッシュ通知を行うことで、スムーズに最新情報やクーポンなどを届けられます。プッシュ通知にはテンプレートをユーザーへ自動配信する「ローカルプッシュ通知」と、その都度制作したメッセージを送信する「リモートプッシュ通知」の2種類があるので使い分けていきましょう。
ポイントカードや会員証
ポイントカードや会員証は財布の中で埋もれがちですが、アプリへ統一することでユーザーの利便性を高めて使用率向上へつなげられます。全国展開でない地場チェーンでもデジタルのポイントカードや会員証に切り替える事例が見られます。
デジタルのポイントカードや会員証であればその場でポイント残高や特典内容などを確認できるため、ユーザーにとって大きなメリットとなります。
4種を組み合わせて「入口」と「継続」を両立させる
4種のコンテンツは、それぞれ担う役割が異なります。役割を整理してから配置すると、施策同士が重複せず設計しやすくなります。
クーポンはインストールの入口を作る役割です。即座に得られる利益が分かりやすく、初回のハードルを下げます。スタンプは来店回数を積み上げてもらう役割で、ゴールが見えるほど通い続ける動機になります。
プッシュ通知はアプリを思い出してもらう役割です。せっかくインストールしても起動されなければ意味がないため、配信頻度と内容を調整しながら接点を維持します。ポイントカードや会員証は日常的に開く理由を作る役割で、レジでの提示がそのまま起動につながります。
「入口はクーポン、継続はスタンプと会員証、想起はプッシュ通知」というように整理しておくと、どの施策が不足しているかも判断しやすくなります。
関連記事:アプリのプッシュ通知マーケティング|効果を高める活用術とメリットを解説
アプリのインストール数を増加させた成功事例3選
店舗限定特典でインストールを促進した事例
ある飲食店では、「アプリをインストールするとその場で使えるクーポンを配布」する施策を実施しました。来店中のお客様にスタッフが直接声掛けを行い、レジ横のQRコードから案内することで、インストールのハードルを下げています。
結果として、来店客の多くがその場でアプリを導入し、短期間でインストール数を大きく伸ばすことに成功しました。スタッフによる声かけとQRコードの組み合わせは、店舗ならではの強力なインストール促進手法です。
会員証・ポイントカードをアプリ集約した事例
小売店やサービス業では、紙の会員証やポイントカードをアプリに一本化することで、インストール数を増やした事例も見られます。「アプリが会員証代わりになる」と明確に伝えることで、既存顧客が自然とアプリを導入し、利便性向上と同時に利用率アップにもつながりました。
店舗とWeb・SNSを連動させた事例
実店舗での告知に加え、公式WebサイトやSNSでアプリのメリットを継続的に発信した事例も効果的です。キャンペーン情報やアプリ限定情報をSNSで告知し、リンクやQRコードからストアへ誘導することで、来店前のユーザーにもアプリの存在を認知させ、インストール数増加を実現しています。
関連記事:アプリダウンロード促進の事例7選|DL数を増やす方法と成功のコツを解説
アプリダウンロードの声かけを仕組み化する
店舗での声かけは、インストール促進の中でも成果が出やすい方法です。ただし、スタッフによって案内の質にばらつきが出ると効果が安定しません。属人的な案内を仕組みに変えることが、数字を積み上げる前提になります。
まず、伝える内容を1〜2文に固定します。「アプリを入れていただくと、本日のお会計から使える200円クーポンをお渡しできます」といった具合に、特典と使えるタイミングを同時に伝えるのが基本形です。
次に、案内するタイミングを決めます。会計待ちの時間や、席を立つ前など、お客様の手が空いている瞬間を選ぶと聞いてもらいやすくなります。忙しい時間帯に無理に声をかけると、かえって印象を損ねる点にも注意が必要です。
さらに、QRコードをレジ横・卓上・レシートの3か所に用意しておくと、どの位置からでもすぐ読み取ってもらえます。読み取り後にインストール完了まで進んだかを確認し、必要であれば操作を手伝う体制も整えておきましょう。
最後に、店舗ごと・スタッフごとの案内件数を記録して共有します。数字が見えると声かけが習慣になり、成果の高い言い回しを店舗間で横展開できるようになります。
関連記事:飲食店のスタンプカードとは?導入メリット・特典の決め方・アプリ活用法を解説
事例に共通する3つのポイント
紹介した事例に共通しているのは、次の3点です。特典の強さそのものよりも、伝え方と環境づくりが結果を分けていることが読み取れます。
1つ目は、インストールする理由がその場で分かることです。クーポンにせよ会員証の代替にせよ、お客様が説明を聞いた瞬間に価値を理解できています。
2つ目は、思い立った瞬間にインストールできる環境が用意されていることです。QRコードやリンクが手元にあることで、「あとでやろう」による離脱を防いでいます。
3つ目は、複数の接点を同時に使っていることです。店頭だけ、SNSだけといった単発の施策ではなく、来店前後を通じて繰り返し接触しています。自店舗の施策を振り返る際は、この3点が揃っているかを確認してみてください。
関連記事:店舗アプリの主要機能と導入事例|集客・売上アップにつながる活用術を解説
アプリのインストール数を増やすASO対策の5要素
キーワード
アプリの設計が完了したら、Apple StoreやGoogle Playへアプリを掲載しますが、ストアに公開しただけではインストール数は伸びません。特に立ち上げ初期のアプリは埋もれやすく、意識的に認知を広げる工夫が必要です。そこで重要になるのが、アプリストア内で見つけてもらいやすくするASO(アプリストア最適化)対策です。
まずはタイトルや説明文などへ盛り込むキーワードを選定する必要があります。キーワードについては自店舗アプリに関連するワードを基に探し出していく必要があります。たとえば自店舗アプリが「博多で運営している自店舗チェーンで使える、ポイントやクーポン制度が充実しているアプリ」であれば、博多・ポイント・クーポンといったキーワードが考えられます。
キーワードが思いついたら次は「キーワードプランナー」といったツールで関連ワードを探していきます。組み合わせによって上手くキーワードが出てくる場合と出てこない場合があるので、キーワードの組み合わせを変えながら選定を行ってみてください。重要キーワードはボリュームが限られるアプリタイトル、関連ワードについては余裕のある説明文へ盛り込めるようにしておきましょう。
アプリタイトル
アプリタイトルはアプリがどんなジャンルなのか、そしてどんな目的で作られたのかをアピールする一番重要な要素です。簡潔でありながら魅力的なタイトルを作るには、一番伝えたいことに絞ってタイトルを付ける、キーワードを適切に入れ込む、タイトルが途中で切れるパターンも考えて左に伝えたい内容を入れるといった工夫が必要です。
アプリ市場は飽和状態にあり大企業からそうでない企業、また個人開発者までさまざまな開発元がアプリをリリースしています。その中で生き残るには競合アプリのタイトルについても確認しながら、差別化するにはどうやってタイトル付けすればよいか考えてみましょう。
説明文
説明文はタイトルだけでは分からない情報を補足してくれる要素です。いわばSEO対策で言うところのディスクリプションに該当します。説明文には選定したキーワードに関連したワードも入れ込みましょう。
また重要なワードについては最初当たりに盛り込めるようにしておくと、自然と一番伝えたいことが伝わりやすくなります。ただしキーワードをとりあえず盛り込んだ、文章として成立していない説明文を作ることは避けてください。文章ボリュームについて正解はありませんが、ユーザーが疲れないように適度な量、そしてスムーズな文章運びを意識するとよいでしょう。ABテストを実施しながら評判のよい説明文を探し出してみるのも有効です。
アイコン画像やスクリーンショット、動画
アプリタイトルや説明文で伝えられる内容には限りがあります。文字が切れて表示されることも考えるとすべての魅力をタイトルや説明文といった文字で表現するのは難しいです。そこでビジュアルでアピールできるアイコン画像やスクリーンショット、および動画といったコンテンツが重要になります。
アイコン画像については要素を入れ過ぎずに、アプリジャンルに関するアイコンを入れる、アプリのマスコットがいればイラストで挿入する、配色をターゲットユーザーやアプリ雰囲気に合わせて最適化するといった工夫でシンプルにアプリの魅力が伝わるように作り込んでいきましょう。
スクリーンショットについてはアプリがどうやって使われるのを想定しているか、またどんな機能を持っているのかをユーザーが理解できるコンテンツにするべきです。最初に表示される数枚についてはコンセプトが分かる重要な画像を選ぶ、小さい表示になっていても何となく意味が分かる画像内容にする、実際の利用画面を挿入して機能を説明できるようにするといった工夫を行いましょう。
動画については必ずしも必要ではありませんが、「自店舗アプリの機能が豊富でスクリーンショットだけでは説明できそうにない」といったケースでは使えます。動画だと短時間でアプリの実際の利用画面を表示しながら、どう使われるのかを動きで解説できるのがメリットです。長過ぎると離脱するかもしれないので、10秒といったように気軽に視聴できる時間を設定して動画を作ってみましょう。
レビュー
アプリに限らずあらゆるコンテンツで「UGC(ユーザーが作り出したコンテンツ)」としての口コミレビューが重要視されています。企業は都合のよい情報しか開示しないという考えもある中、レビュー情報は同じユーザー目線でコンテンツの善し悪しが書かれているものとして参考になるからです。
仮に自店舗のアプリについて「クーポン機能が分かりにくい」「エラーが多くて使いにくい」といった批評レビューが多い場合は、即座に改善を行いよいレビューを増やさないといけません。アプリによい感情を持っているユーザーへレビュー依頼を行う、低評価したコメントについても改善方法などを返信する、細かい改善要望があるユーザーは公式問い合わせなどへ誘導するといった方法も有効です。
よいレビューを増やしながら悪いレビューにも返信してレスポンスを取ることで、運営側がこまめにアプリをチェックしているという本気度が伝わり好感度上昇にもつながりやすくなります。
ASO対策は数値を見ながら改善を重ねる
ASO対策は一度設定して終わりではなく、数値を確認しながら調整を続ける施策です。設定した内容が正しかったかどうかは、ストア側のデータでしか判断できません。
App Store ConnectやGoogle Play Consoleでは、ストアページの表示回数やインストール率を確認できます。表示回数が少なければキーワードの見直し、表示回数はあるのにインストール率が低ければアイコンやスクリーンショットの見直しというように、数値から改善箇所を切り分けられます。
変更する際は、一度に複数の要素を変えないようにしましょう。タイトルとアイコンを同時に差し替えると、どちらが効いたのか判断できなくなります。検証期間は最低でも2週間程度は確保し、曜日や季節による変動も踏まえて判断すると精度が上がります。
関連記事:ASO対策とは?アプリストア最適化のキーワード設定とダウンロード数を増やすコツを解説
アプリリリース時の告知・販促方法4種
ホームページ(HP)へのアプリリリース告知
HPへアプリリリースに関する告知を出すのはよく見られる事例です。すでにあなたの店舗のHPがそれなりのPVや訪問者を獲得しているのであれば、アプリのリリース告知効果も大きくなります。
ただし実店舗市場については個別の店舗サイトよりもポータルサイト(ぐるなびやホットペッパーなど)が上位掲載されやすい傾向にあるので、自店舗を知らないユーザーとタッチポイントを持つのは難しいかもしれません。HPでアプリのリリース告知を行う際は、トップページのスライド画像でリリース告知を大々的に行う、LPを別に設けて誘導する、追従バナーで目立つようにするといった手法が取れます。
しかし宣伝できてもインストールされなければ意味がないので、アプリストアリンクやQRコードなどを貼ってすぐにその場でインストールできる環境を構築しておくのも重要です。
SNSでのプロモーション
SNSマーケティングとして、店舗でX(旧Twitter)やInstagramを活用した情報宣伝をしているパターンもあるでしょう。SNSでのプロモーションは面白い投稿ができれば、拡散効果で二次、あるいは三次の情報宣伝効果が見込める点が魅力です。
またSNSではそれぞれのサービスで広告機能も提供しているので、利用すると自店舗アカウントをフォローしていないユーザーともタッチポイントを持てます。ただし自店舗圏外のユーザーにも誤って広告が表示されないように地域設定を絞って公開するのを忘れないようにしましょう。
動画を作成して公開できるスキルがあれば、「YouTube」といった動画プラットフォームでショート動画などを公開して宣伝する方法も取れます。「アプリを使えばどんなお得があるのかを、登場人物が出てくるストーリー仕立てでスムーズに理解できる動画にする」といったように、コンセプトに沿って面白い動画を作ってみてください。
実店舗でのプロモーション(声かけ・POP)
実店舗でのプロモーションもアプリ販促として有効です。すでに自店舗へ来店して好意を持ってくれたお客様へ効率よくアプローチができます。卓上POPや店頭ポスター、のぼりなどで宣伝を行う、名刺サイズのチラシなどをレジへ設置しておく、直接来店前後のお客様へ声かけしてインストールしてもらうといったプロモーション方法があります。
店頭にお客様がいる間しか宣伝ができないので、さりげなく宣伝を行えるようにする、その場でインストールできるようにしておくといった工夫が必要です。
関連記事:アプリマーケティングとは?戦略の立て方とプロモーション施策・成功事例を解説
折込チラシやDM
折込チラシやDMなどを使えばインターネット以外にもアプリインストールの接点を持てます。チラシの一部にQRコードを貼り、「今すぐインストール!」といったフレーズでアプリをインストールしてもらえるように準備しているケースもあります。
ただし折込チラシやDMでの販促は補助だと思っておきましょう。チラシやDMを配布するのはコストが掛かりますし、Web上で販促したほうがターゲットを絞れて効率がよいからです。
告知チャネルごとの役割を整理する
4つの告知方法は、届く相手がそれぞれ異なります。同じ内容を同じ形で流すのではなく、チャネルごとに役割を割り振ると効率が上がります。
ホームページは自店舗を検索してたどり着いた関心の高い層に、SNSはフォロワーとその先の拡散層に届きます。実店舗での声かけやPOPは、すでに来店している最も購入意欲が高い層に届く手段です。
折込チラシやDMは、インターネットを日常的に使わない層や商圏内の世帯に届けられるのが特徴です。デジタル施策だけでは接触しにくい層を補える点で価値があります。
自店舗の顧客層がどのチャネルに多いのかを踏まえて配分を決めると、限られた予算で効率よくインストール数を伸ばせます。リリース直後は店頭とSNSに集中し、認知が広がってからチラシを補助的に使うという順番も有効です。
関連記事:販促アイデア20選|店舗の集客・売上を伸ばす施策と成功事例
アプリインストール数の目標設定
KGI・KPIを数値化して効果測定する
アプリマーケティングにおいては数値に基づいた目標設定も重要です。後で分析をスムーズに行えるよう、大きな目標(KGI)や小さな複数の目標(KPI)を設定して目標を数値化しておきましょう。
たとえばKGIを「アプリを使って前年度比から売上30%アップ」、KPIを「ダウンロード数1万突破、クーポン利用率を50%にする」といったモデルケースが考えられます。またチェーン展開している場合は店舗ごとにダウンロード施策を評価して、特にダウンロード数が多い店舗では表彰を行いボーナスを付けるといった工夫をすると店舗内での販促モチベーションも高まるでしょう。
関連記事:アプリマーケティングのKPIとは?ダウンロード数など主要指標の見方と設定のコツを解説
インストール後の定着までを指標で追う
目標設定でインストール数だけを追うと、キャンペーン直後に数字が伸びてもその後の離脱に気づけません。インストール数と並行して起動率や継続率も指標に加えることが必要です。
たとえば「インストール後7日以内に2回以上起動した人の割合」を追うと、初回体験がうまく機能しているかを判断できます。数値が低ければ、チュートリアルや初回クーポンの設計に課題があると推測できます。
月次のアクティブユーザー数(MAU)も欠かせない指標です。インストール数に対してMAUが極端に低い場合は、アプリを開く理由が不足しているサインと考えられます。
指標は多く設定しすぎると管理が煩雑になります。まずはインストール数・継続率・クーポン利用率の3つ程度から始め、運用に慣れてから項目を増やしていくとよいでしょう。
関連記事:継続率(リテンションレート)とは?計算方法とアプリの継続率を上げる施策を解説
アプリのインストール促進でつまずきやすい点と対処法
最後に、実際の運用でよく起きるつまずきと、その対処法を3つ整理しておきます。いずれも仕組みで解決できる内容なので、該当するものがあれば早い段階で手を打っておきましょう。
キャンペーン後にインストール数が止まる
インストール特典を用意した期間だけ数字が伸び、終了と同時に止まってしまうケースがあります。単発のキャンペーンに頼らず、常設の入会特典を用意しておくと、日々の来店から少しずつインストールが積み上がります。
季節のキャンペーンは、あくまで常設施策を底上げするための追加要素と位置づけると運用が安定します。
スタッフに案内が浸透しない
アプリの案内はスタッフの協力なしには回りません。トークスクリプトを掲示物として用意する、朝礼で当日の案内目標を共有するといった仕組みを整えると定着しやすくなります。
案内件数を評価に反映させる方法も有効です。負担にならない範囲で数字を可視化し、うまくいった声かけの例を共有していきましょう。
インストールされても使われない
インストール直後にプッシュ通知を1通も送らないまま数週間が過ぎると、アプリの存在自体が忘れられます。登録直後・3日後・2週間後といった配信スケジュールをあらかじめ組んでおくことで、自然に接点を維持できます。
通知の内容も、告知一辺倒ではなくクーポンやポイントの案内を織り交ぜると開封されやすくなります。
関連記事:集客アプリとは?店舗の来店数を増やす機能や活用のコツを解説
アプリのインストール促進なら「店舗アプリDX版raiten」
アプリのインストール数を増加させるためには、ユーザー視点でのコンテンツ設計、メリットの明確化、ASO対策、店舗での声かけや告知、目標設定までを総合的に実行することが重要です。これらをワンストップで実現できるアプリプラットフォームを利用すれば、初心者でも効率よくアプリマーケティングを始められます。
弊社サービス「店舗アプリDX版raiten」では、プッシュ通知・クーポン配信・デジタルポイントカード・データ分析など、インストール促進と継続利用に必要な機能を一通り提供しています。低コスト・短期間でアプリを制作して自店舗で使えるので、アプリ活用を検討している方はぜひお問い合わせください。
また、raitenはノーコードで構築できるため、専門知識がなくても管理画面からクーポンの発行やプッシュ通知の配信を行えます。店舗スタッフ自身が運用できる体制を作れる点は、施策を継続していくうえで大きな利点です。
関連記事:会員証のアプリ化を成功させる方法|めんどくさいを「便利」に
まとめ
今回はアプリのインストール数を増加させる方法として、コンテンツの洗い出しやアプリメニューの設置場所、メリットのあるコンテンツ4種、成功事例3選、ASO対策の5要素、アプリリリース時の告知・販促方法4種、目標設定について解説しました。
アプリマーケティングにおいてはまず必要なコンテンツを選定するといった基礎設計の構築、またリリース後のASO対策の継続や販促活動の工夫などが必要です。各施策に正解はないので、実際にテストで施策を運用しながら分析を行い改善を行っていけると安心なのを覚えておきましょう。
インストール数は、特典の強さだけで決まるものではありません。お客様が使う理由を理解でき、その場でインストールできる環境が整い、入れたあとも開く動機が続く。この3つが噛み合ったときに数字は安定して伸びていきます。まずは自店舗の導線を店頭・Web・SNSの3方向から点検するところから始めてみてください。
弊社トランスメディアでは、会員証・ポイント・クーポン機能を一体化できる店舗向けアプリ作成サービス「店舗アプリ」を提供しています。アプリ内に会員証やクーポンを集約することで、アプリのインストール促進と同時に顧客管理やリピート施策を効率化できます。アプリを活用した集客やインストール数の向上を検討している方は、ぜひお問い合わせください。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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