ASO対策とは?アプリストア最適化のキーワード設定とダウンロード数を増やすコツを解説
業種全般
アプリのダウンロード数を伸ばす上で欠かせない施策がASO対策です。自社アプリを公開したものの、ダウンロード数が思うように伸びずに困っている方も多いのではないでしょうか。
ASO対策をしっかり行うことでアプリストア内の検索結果に自社アプリが表示されやすくなり、広告費を掛けずにダウンロード数を増やすことが可能です。本記事では、ASO対策の意味や必要な理由から、App StoreとGoogle Playそれぞれのキーワード設定方法、ストア掲載情報の最適化のコツまでをわかりやすく解説します。
ASO対策(アプリストア最適化)とは
アプリストア内の検索順位を上げるための施策
ASO(App Store Optimization)とは「アプリストア最適化」と訳され、自社アプリをApp StoreやGoogle Playなどのアプリストア内で検索上位に表示させるために、アプリの情報を最適化する施策のことです。Webサイトにおける検索エンジン最適化(SEO)のアプリストア版ともいえる施策で、広告費を掛けずに新規ユーザーを獲得できるアプリマーケティングの定番手法として多くの企業が取り組んでいます。SEOがGoogleの検索エンジンを対象にWebサイトの最適化を行うのに対し、ASOはApp StoreやGoogle Playのアルゴリズムに合わせてアプリの情報を最適化する点が異なります。
ASO対策の目的は大きく2つあり、1つはアプリストア内の検索順位を向上させて自社アプリが見つけられる機会を増やすこと、もう1つはアプリの詳細ページを訪れたユーザーのダウンロード率を高めることです。検索順位の向上にはキーワードの最適化が、ダウンロード率の向上にはアプリタイトルや説明文、スクリーンショットの改善がそれぞれ有効です。
ASO対策が必要な理由
現在App Storeには約200万本、Google Playには約300万本のアプリが存在しており、何も対策を行わなければ自社アプリは膨大な競合アプリの中に埋もれてしまいます。Appleが公表しているデータによると、App Store訪問者の約70%がアプリを見つけるために検索機能を利用しており、ダウンロードの約65%が検索経由で発生しています。
つまりアプリストア内の検索で上位に表示されるかどうかが、ダウンロード数に直結するということです。TVCMやWeb広告で認知を広げる方法もありますが、継続的に広告費を投じ続けるのは多くの事業者にとって現実的ではありません。ASO対策は費用を掛けずに取り組める施策であり、一度最適化すればオーガニック(自然流入)のダウンロードを継続的に獲得できる点が最大のメリットです。また、ストアの詳細ページを訪問したユーザーにアプリの魅力を正しく伝えることで、ダウンロード率(コンバージョン率)の向上にもつながります。ASO対策はコストを掛けずに始められるため、アプリをリリースしたらまず取り組むべき基本施策といえるでしょう。
ユーザーがアプリをダウンロードするきっかけ

【引用:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1467.html】
ASO対策のキーワード設定方法
App Storeのキーワードフィールドを活用する
App Storeでは、アプリ登録時に100文字以内でキーワードを設定できるキーワードフィールドが用意されています。ここで登録したキーワードがストア内の検索結果に大きく影響するため、自社アプリに関連する重要なキーワードを100文字ぎりぎりまで詰め込むことが基本です。
キーワードを設定する際は、ユーザーが実際にどのような言葉で検索するかをユーザー目線で考えることが重要です。アプリ名が英語表記や難しい漢字の場合は、ひらがなやカタカナでの表記もキーワードに登録しておくと検索にヒットしやすくなります。よく間違えられる言い回しや略称も登録しておくとよいでしょう。
Google Playでは説明文にキーワードを盛り込む
Google Playには専用のキーワードフィールドがありませんが、ストアの説明文全体が検索対象となるため、説明文の最適化がASO対策の中心になります。説明文は最大4,000文字まで登録でき、アプリの内容説明に加えてユーザーが検索しそうなキーワードを自然な形で盛り込むことが重要です。
ただしキーワードの詰め込みすぎは読みにくさにつながり、逆にユーザーの離脱を招く可能性があります。アプリの魅力を伝える文章の中に、検索されやすいキーワードを自然に組み込むバランスが求められます。
サジェストワードを調査してキーワードに反映する
サジェストとは、検索フォームにキーワードを入力した際に自動的に表示される関連キーワードのことです。App StoreやGoogle Playの検索フォームに自社アプリに関連するキーワードを入力すると、ユーザーが実際にどのような言葉で検索しているかが把握できます。
サジェストワードを調査することで、自社が想定していなかった検索ニーズを発見できることもあります。また、競合アプリのアプリ名や説明文に使われているキーワードもチェックしておくと、自社のキーワード戦略に活かせます。ASO対策に掛かる費用は基本的に無料ですが、キーワード調査や効果測定を効率化するための有料ツール(SearchAds.comやSensor Tower等)を利用する場合は月額数万円程度の費用が発生します。サジェストワードの調査は定期的に行い、キーワードの追加や入れ替えを検討しましょう。
関連記事:アプリマーケティングでダウンロード・利用率を増やす方法は?KPIやポイントを紹介
アプリストアの掲載情報を最適化する方法
アプリタイトルに重要なキーワードを含める
App StoreとGoogle Playのどちらでも、ストア上に表示されるアプリタイトルは最大30文字まで登録可能です。単に店舗名や会社名だけを登録するのではなく、重要なキーワードを最低でも2つはタイトルに含めましょう。
たとえば「○○(エリア名)の○○(業種) ○○(店舗名)」のように、ユーザーが検索しそうなエリア名や業種名を盛り込んだタイトルにすると検索にヒットしやすくなります。アプリ名が英語の場合は括弧で読み方を併記するのも効果的です。ただし自社アプリと無関係なキーワードを並べるだけの登録はリジェクト(審査不通過)の対象となるため注意してください。
説明文は冒頭でアプリの魅力を伝える
App Storeではアプリ詳細ページのファーストビューに表示される説明文は3〜4行のみで、それ以降の文章は「さらに表示」をタップしないと読めません。「さらに表示」をタップするユーザーは多いとはいえないため、最初の3〜4行でアプリの魅力と利用メリットを端的に伝えることがダウンロード率の向上につながります。
Google Playでは「簡単な説明」として最大80文字の説明文を登録できます。この「簡単な説明」はファーストビューで全文表示されるため、App Storeと同様にユーザーに伝えたい情報を簡潔にまとめて記載しましょう。どちらのストアでも共通して重要なのは、ユーザーがアプリをダウンロードするメリットを冒頭で明確に示すことです。
スクリーンショットにアピールポイントを加える
App StoreとGoogle Playのどちらでもスクリーンショット画像を登録できます。スクリーンショットはユーザーがダウンロード前にアプリの使用感を確認できる重要な要素であり、単にアプリ画面のキャプチャをそのまま登録するだけでは訴求力が弱くなります。
アプリ画面のキャプチャに説明テキストを重ねて、各画面の機能やメリットを端的に伝える構成にすると効果的です。文字を詰め込みすぎるとかえってユーザーに伝わりにくくなるため、1枚のスクリーンショットにつきアピールポイントは1つに絞り、シンプルな表現を心掛けましょう。
関連記事:競合のアプリダウンロード数を調べる方法!調査ツールや分析のコツを解説
ASO対策の効果を高めるポイント
レコメンド表示を活用してダウンロードを増やす
App StoreやGoogle Playでは「その他のおすすめ」「おすすめのアイテム」といった形で、類似アプリをレコメンド表示する仕組みがあります。たとえば特定のジャンルのアプリをダウンロードしたユーザーに対して、関連するキーワードが登録された別のアプリが「類似アプリ」として紹介される仕組みです。
ダウンロード数の多い競合アプリのストア情報を確認し、類似するキーワードを自社アプリにも組み込んでおけば、レコメンド表示を通じてオーガニックのダウンロード数を増やすことが期待できます。ただし、自社アプリとまったく関係のないキーワードを登録するとリジェクトの要因になるため、関連性のあるキーワードに限定することが重要です。
ユーザーレビューと評価を改善する
App StoreとGoogle Playのどちらにおいても、ユーザーレビューの評価スコアはアプリストア内の検索順位に影響を与えるとされています。高評価のアプリは検索結果で上位に表示されやすくなるだけでなく、詳細ページを訪れたユーザーのダウンロード率も高まります。
ユーザーからの評価を高めるためには、アプリの使い勝手を継続的に改善し、バグや不具合を速やかに修正する姿勢が大切です。またアプリ内で適切なタイミングでレビュー依頼を表示する機能を活用すると、ポジティブなレビューを獲得しやすくなります。ネガティブなレビューに対しても丁寧に回答することで、他のユーザーからの信頼性向上にもつながります。ASO対策はキーワードやスクリーンショットの最適化だけでなく、ユーザー体験そのものの改善も含めた総合的な取り組みであることを意識しておきましょう。
まとめ
ASO対策はアプリストア内の検索順位を向上させ、広告費を掛けずにダウンロード数を増やすための基本的かつ重要な施策です。キーワードの設定、アプリタイトルや説明文の最適化、スクリーンショットの工夫、レコメンド表示の活用、ユーザーレビューの改善といった対策を組み合わせることで、オーガニックのダウンロード数を継続的に伸ばすことができます。
アプリ市場は競争が激化し続けているため、ASO対策は一度行ったら終わりではなく、定期的にキーワードや掲載情報を見直して改善を繰り返すことが成功の鍵です。
「店舗アプリDX版 raiten」ではすでに数多くのアプリをストアに掲載しており、ASO対策へのアドバイスも提供しています。ASO対策を行った自社アプリを作成してダウンロード数を増やしたい方は、ぜひお問い合わせください。
関連記事:アプリマーケティングの主要KPIとは?指標の設定方法やコツを解説
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
>>運営メディアトップへ