プッシュ通知とは?メリット・デメリットと開封率を高める活用術
業種全般
プッシュ通知は企業側からの情報を積極的にお客様へ伝えられる手段として、メールと比較される場面が多いです。
結果としてはプッシュ通知のほうがスマホとの相性、そして開封率といった点で優れています(メールがプッシュ通知に対して劣っている、というわけではありません)。
プッシュ通知をフルに活用するためにはメールとの特性の違いを理解しながら、そのメリットやデメリットを把握してマーケティングへ活用する必要があります。
一方で、プッシュ通知は使い方を誤ると逆効果になりやすい機能でもあります。頻度や時間帯を外した通知は、開封されないだけでなく通知の停止やアンインストールにつながります。届けやすいからこそ、届け方を設計する必要があるということです。
また「開封率が高い」といっても、その数値は配信対象や内容によって大きく変わります。平均値をそのまま自店舗の目標にすると、実態と噛み合わない判断をしてしまいかねません。
本記事では、プッシュ通知の仕組みとメールとの違いを整理したうえで、開封率の考え方、メリットとデメリット、そして配信を改善するための具体的な手順まで順に見ていきます。
今回はプッシュ通知の効率的な運用方法を知りたい方向けに、プッシュ通知のメールとの違いやメリットやデメリット、そして運用の際確認すべきポイントなどをご紹介していきます。
スマートフォンへのタッチポイントとして重要!プッシュ通知とは?
プッシュ通知とはアプリが個別に配信できる、スマホ画面上に表示されるメッセージのことです。
ユーザーに許可されていると他のアプリ操作中にもポップアップ表示され、メッセージ内容が伝わるのが特徴になっています。
決まったタイミングで通知を発信するローカルプッシュ
リアルタイムでインターネットを使い情報を送るリモートプッシュ
の2種類が実装可能であり、店舗側では場合によって使い分けることでアプリ運用を最適化可能です。
アプリの利用状況通知などはローカルプッシュ
最新のクーポン配信などはリモートプッシュ
例えば上記といったように使い分けるとよいでしょう。
総務省の情報通信白書によれば、スマートフォンの普及率はモバイル端末全体の83.4%であり、パソコンを所有していなくてもスマートフォンを持っている世帯も多いのが分かりました。
この数値はその後も伸び続けており、2024年時点でモバイル端末全体の世帯保有率は97.0%、スマートフォンは90.5%に達しています(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」情報通信機器・端末)。ほぼすべての世帯にスマートフォンが行き渡っている前提で施策を組み立てられる状況です。
プッシュ通知はもともとネイティブアプリで使われてきた技術なので、ネイティブアプリを使うのが前提で設計されているスマートフォンと相性がよいのがポイントです。
さらに大手調査会社「ニールセン」はスマートフォンの利用時間のうち、アプリが72%、Webサイトが28%という結果を示しています。
スマートフォンへのタッチポイントとしてはプッシュ通知もしやすいアプリのほうが有利と言ってよいでしょう。
ちなみに現在ではモバイルアプリを進化させるような形で「PWA」という技術が登場しています。その中では「今までWebアプリで不可能だったプッシュ通知の実装」が大きな特徴としてピックアップされています。
PWAが将来的に普及して仮にネイティブアプリの利用率が多少下がったとしても、プッシュ通知の重要性は変わらないでしょう(そもそも今すぐにPWAがネイティブアプリにとって代わるのは難しい面も多いです)。
関連記事:MAUとは?アプリのアクティブユーザー数の計算方法と増やし方を解説
ローカルプッシュとリモートプッシュの使い分け
2種類の通知は、あらかじめ決めておけるか、その場で決めたいかで選び分けます。役割が違うため、どちらか一方だけでは運用が偏ります。
ローカルプッシュは、条件やスケジュールを設定しておけば自動で配信される方式です。「会員登録の3日後にクーポンを配る」「来店から30日経過したら再来店を促す」「ポイントの有効期限が近づいたら知らせる」といった、タイミングが決まっている連絡に向いています。
一度設定してしまえば手を動かさずに配信が続くため、担当者の負担を増やさずに接点を維持できるのが利点です。
リモートプッシュは、その都度内容を作って送る方式です。急なタイムセール、悪天候による営業時間の変更、当日限りのイベント告知など、鮮度が価値になる情報に適しています。
実務では、日常的なフォローをローカルプッシュで自動化し、そのうえでリモートプッシュを月に数回差し込む形にすると、手間を抑えながら配信頻度を保てます。
関連記事:ポップアップ通知とは?プッシュ通知の仕組み・メリット・注意点をわかりやすく解説
ユーザー告知施策のプッシュ通知とメールの違い
ここではユーザーに告知を行う際、プッシュ通知とメールにはどのような特性の違いがあるのかを解説していきます。
ユーザーへ情報を届ける方法
まずプッシュ通知とメールでは、ユーザーへ情報を届ける方法が違います。
プッシュ通知の場合は、
内容を決めて配信者がメッセージを執筆する
指定の日時に配信されるように設定を行う
相手のスマートフォンへメッセージがポップアップ通知される
といった仕組みで配信が行われます。「メッセージがポップアップ通知される」という点がポイントです。
ユーザーがプッシュ通知の許可を行っている場合(ニュースアプリなど通知の必要性が高いアプリでは最初からONになっています)、配信はユーザーがスマートフォンを操作中であっても画面に自動でメッセージが表示されるという目立つ形になります。しかもバイブレーションや通知音なども入るので「今プッシュ通知が入ったな」というのが明確に分かります。
メッセージにアイコンも付けられるので、どのアプリが通知を出したのかも一目瞭然です。ちなみに現在ではメッセージに画像や動画を表示させる「リッチプッシュ通知」という手法も広がりつつあります。
対してメールの場合は、
文章を考える
指定の日時に配信されるように設定を行う
相手のスマートフォンへメッセージがポップアップ通知される
という手順で配信が進みます。
メールアドレス宛にメールが送られるのがポイントです。
友達や家族からの通知
競合企業からのメッセージ
各Webサービスの利用案内
通常お客様のメール受信箱は上記といった内容のメールで埋め尽くされているパターンも多いです。
同じメールアドレスに複数メールが入っていると自店舗のメールが埋もれてしまい探すのが難しくなります。テキストベースでメール内容一覧に内容が表示される分、ビジュアルの差別化が難しいというのも課題です。
そのためメール配信の場合は一覧にも表示されるタイトルを魅力的にしてユーザーがつい開いてしまうような流れを作り出せるかが重要になってきます。
ちなみにメールアプリでも特定の相手から通知を受けることは可能です。ただし「Gmail」ではまずラベルという分類を作ってから通知を許可する必要があるといったように、ユーザーが自前で面倒な作業をしないといけない場面も多いのがネックになっています。
プッシュ通知の場合は通知許可をONにすれば特定アプリからの通知をすぐ受け取れますし、細かい配信設定も直感的に実行可能です。
ここではユーザーに告知を行う際、プッシュ通知とメールにはどのような特性の違いがあるのかを解説していきます。
プッシュ通知とメールの使い分けの判断軸
数値だけを見るとプッシュ通知が有利ですが、メールが不要になるわけではありません。両者は届く相手と伝えられる情報量が異なります。
プッシュ通知が向くのは、短い文で完結し、すぐ動いてほしい内容です。本日限定のセール、在庫の入荷連絡、予約前日のリマインドなどが該当します。表示できる文字数が限られるため、長い説明には向きません。
メールが向くのは、情報量が多く、後から読み返す前提の内容です。会員規約の変更、キャンペーンの詳細条件、購入明細などは、文章量を確保できるメールのほうが適しています。アプリを入れていない顧客にも届く点も強みです。
実際の運用では、まずプッシュ通知で気づいてもらい、詳しい内容はアプリ内やメールで確認してもらうという組み合わせが機能します。どちらかに寄せるのではなく、役割を分けて併用する形を検討してみてください。
関連記事:メルマガとプッシュ通知の開封率を改善!読まれる販促のコツ
CTR(クリック率)
目立つ形でユーザーのスマートフォンに表示されるという性質上、プッシュ通知はCTRも高いのが特徴です。コンテンツを配信してもタップされて閲覧されなければ高い効果は見込めないので、CTRが高くなっているのはよいことです。
「MarketingProfs」ではメールの開封率を棒グラフで表しています。それによると平均開封率は11%程度となっており、決して高い数値にはなっていません。「10人に1人がメールを開封して中身を確認してくれる」というイメージです。
対してプッシュ通知の開封率については、ITといった分野でライターとして有名な「Andrew Chen」氏が調査結果を公表しています。
それによるとプッシュ通知の平均的な開封率は約24%前後となりました。
「4人に1人は通知をタップしてアプリへ移動してくれる」と考えるとメールより開封のパフォーマンスが高いのがより分かりやすいでしょう。
また「Airship社」の調査によると、
コロナウイルス蔓延中にスマートフォンといったモバイル端末の利用が増加
その流れでアプリのプッシュ通知開封率が過去4年間で最高値に達した
アプリのプッシュ通知は16%増えており開封率は22%上昇
という結果が出ています。
コロナ禍でスマートフォンがお客様とのタッチポイントとしてより重要視されているのが分かります。さらに企業としてはプッシュ通知をアピールのためのツールとして活用したい意向というのも数値から把握できるでしょう。
アプリのプッシュ通知の開封率はどれくらい?
開封率の計算方法と平均値の目安
プッシュ通知の開封率は、「通知をタップした人数 ÷ 通知が届いた人数 × 100」で算出します。ここで分母になるのは配信ボタンを押した対象人数ではなく、実際に端末へ届いた人数である点に注意してください。
通知を許可していないユーザーや、端末の電源が切れていて届かなかったユーザーを分母に含めてしまうと、数値が実態より低く出ます。
平均値については、メールが10%前後とされるのに対し、プッシュ通知は30〜40%程度とされるケースが多く報告されています。ただしこの幅はかなり広く、アプリのジャンルや配信内容によって数%台にとどまることもあります。
参考にすべきは業界平均そのものではなく、自店舗の推移です。前回配信と比べて上がったのか下がったのか、どの内容のときに数値が伸びたのかを記録しておくほうが、改善につながる材料になります。
関連記事:プッシュ通知の開封率の平均は?開封率を上げる方法と配信時の注意点を解説
開封率より先に確認したい「許諾率」
開封率を追う前に見ておきたいのが許諾率(オプトイン率)です。これはアプリを入れたユーザーのうち、通知の受信を許可した人の割合を指します。
現在は、初回起動時に通知をオフの状態から始め、ユーザーの許可を得てオンにするオプトイン方式が標準になっています。つまり許可されなければ、そもそも通知は1件も届きません。
許諾率が30%しかない状態で開封率だけを改善しても、届く母数が小さいままなので成果は頭打ちになります。文面を練り直す前に、まず許可してもらえているかを確認しましょう。
許諾率を上げるには、いきなりシステムの許可ダイアログを出さないことが基本です。「クーポンの配信をお知らせします」といった目的を先に伝える画面を挟んでから許可を求めると、承諾されやすくなります。
開封率が低いときに見直す3つのポイント
数値が思うように伸びない場合は、文面・タイミング・対象の3つに分けて原因を探すと切り分けやすくなります。
1つ目は文面です。通知は表示される文字数が限られるため、冒頭で用件が伝わらないと開かれません。「セールのお知らせ」ではなく「本日18時まで全品20%オフ」のように、得られるものと期限を先に置くと反応が変わります。
2つ目はタイミングです。通勤時間帯、昼休み、帰宅後といったスマートフォンを触っている時間帯に配信すると、そのまま開かれる確率が上がります。逆に早朝や深夜は、内容にかかわらず印象を損ねます。
3つ目は対象です。全員に同じ内容を送っていると、多くの人にとって関係のない通知になります。関係のない通知が続けば、開かれなくなるだけでなく通知そのものを止められてしまいます。
この3点はまとめて変えず、1つずつ変えて数値を比べるようにすると、何が効いたのか判断できます。
プッシュ通知のメリット・デメリット
ここからはプッシュ通知のメリットやデメリットを解説していきます。
メリット
プッシュ通知のメリットは次の通りです。
エンゲージメント率向上
プッシュ通知ではタップしただけですぐお知らせに関係するコンテンツへ行きつけるのが魅力です。
お客様は手間をかけることなく、プッシュ通知から気になる情報を目にした後すぐに内容詳細を確認できます。
「したいときにしたいことがすぐできる」というのはエンゲージメント率にかかわってきます。目的のコンテンツへ行きつくための手順が多ければ離脱率が高まり、セールやイベント情報閲覧の完了といった店舗で定めたエンゲージメント率の達成が難しくなってしまうかもしれません。
しかしプッシュ通知経由でメッセージを送ればすぐ情報を確認できるのでエンゲージメント率も向上しやすくなるのがポイントです。
アプリのアクティブ率が向上する
スマートフォンへアプリをインストールしてもらい、そこを基点としてマーケティングを行う場合課題になるのがアクティブ率です。
スマートフォンアプリのパフォーマンスを計測する際は、ダウンロード数だけでなくアクティブ率も気にする必要があります。
現代人のスマートフォンには複数のアプリが乱立しています。「Aのアプリは毎日起動しているけど、Bのアプリは1週間に1回程度しか起動していない」といったケースも珍しくありません。インストール数が多くても使っている人が2分の1や3分の1といった実態になっていれば、それだけアプリのパフォーマンスは低くなってしまいます。
解決するには毎日開いてもらえるような情報を発信しながら、情報をプッシュ通知しましょう。
プッシュ通知は開封率が高いので、自然とアプリの起動率向上へつながります。
セールやイベントの予告
限定クーポンの配布
新規記事コンテンツ更新のお知らせ
といった内容をプッシュ通知で配信してアプリを使ってくれる人、見てくれる人を増やしてみましょう。
リアルタイムに情報を発信できる
情報量が増加して整理するのが難しくなっている今では、適したタイミングでどうやってお客様へ情報を伝達できるかが勝負になります。
既存の
DM
新聞の折込チラシ
店頭でのチラシ配布
といったアナログな手法は現代のマーケティングではリアルタイム性で難があります。まず情報を決めてから内容を考え形にした後、印刷して配布するまでにかなりの時間を必要とするからです。情報が古くなれば活用性が低くなり集客効率も落ちます。
プッシュ通知を使ってイベントやセール情報の配信、そしてデジタルチラシ更新のお知らせなどを送信すれば、必要なタイミングですぐお客様へ情報を届けられるのがメリットです。
いつでもどこでも持ち歩いているスマートフォンへ情報を送信できるので、「今日の仕事の帰り道にセールがあるお店があれば行ってみたい」といったニーズもクリアすることができます。
アプリにコンテンツを集約してコスト削減を行いながら、プッシュ通知を使い情報を発信してみましょう。
配信コストを抑えられる
見落とされがちですが、配信そのものにほとんど費用がかからないのもプッシュ通知の利点です。
折込チラシやDMは、印刷費と配布費が部数に比例して増えていきます。1,000人に届けるのと1万人に届けるのとでは、費用が10倍になります。
プッシュ通知の場合、配信先が増えても追加の費用は基本的に発生しません。配信先が増えるほど1人あたりのコストは下がっていく形になり、告知の回数を増やしても予算を圧迫しない点は日々の運用で効いてきます。
デメリット
プッシュ通知は店舗側から目立つ形で情報発信する性質上、次のようなデメリットがあります。
通知回数が過多だとユーザーのストレスになる
ユーザーに見せた情報の回数は「フリークエンシー」として広告業界でも扱われており、重要な指標になっています。
同じような情報を何度も見せる
情報を分割し過ぎる
といったケースに当てはまると、適した情報発信環境になっていないのでユーザーにストレスを感じさせてしまう原因になります。
通知時間もユーザーストレスに影響してしまう
通知回数だけでなく通知時間も気にする必要があります。
たとえば
平日忙しいのに昼の11時に通知が来た
休日寝ているのに朝5時に通知が来た
といったケースではお客様の生活を邪魔してしまう形でプッシュ通知がけたたましく鳴ってしまう危険があります。
ストレスが発生すると「このアプリが嫌い」という印象にもつながってしまい最悪アンインストールされてしまうかもしれません。
自店舗視点で配信してしまうと効果が薄くなる
店舗マーケティングでは売上を増やすために施策を実行しますから、どうしても「お客様にこちらが届けたい情報を熱心に発信したい」という気持ちが強くなってしまう場合もあるでしょう。
しかし熱意が強すぎて自店舗の視点が強くなり過ぎてしまうと、押し売り感が出てしまうので注意してください。
情報を自発的に入手して比較する今の時代では、店舗の視点だけで押し売りをしてしまうと嫌なイメージがつきやすくなります。
「SEO」でも同じことが言えるのですが、ユーザー情報を基にどんな情報が求められているのか考え、ユーザーファーストで情報を発信する姿勢がプッシュ通知配信では必要です。
許可されていないユーザーには届かない
プッシュ通知は、ユーザーが受信を許可していなければ1件も届きません。メールアドレスさえ分かれば送れるメールとは、この点が大きく異なります。
しかも一度オフにされた通知を、店舗側から再びオンにすることはできません。アプリ内で案内を出して、ユーザー自身に端末の設定画面から変更してもらう必要があります。
だからこそ、初回起動時にどう許可を得るかが重要になります。ここで断られると、その後どれだけよい内容を用意しても届ける手段がなくなってしまいます。
文字数と表現に制約がある
プッシュ通知は表示できる文字数が限られており、端末によっては途中で切れて表示されます。伝えたいことを詰め込むと、肝心の部分が見えないまま終わってしまいます。
画像を添えられるリッチプッシュもありますが、基本は短文で成立させる設計が前提です。詳細を伝えたい場合は、通知では要点だけを示し、タップ後の画面で説明するという役割分担にしましょう。
関連記事:店舗アプリの導入効果とは?メリット・デメリットと成功事例を解説
デメリットを抑えるための3つの対策
デメリットの多くは、運用のルールを決めておくことで避けられます。次の3点を最初に決めておきましょう。
1つ目は配信頻度の上限です。週に何回までと決めておけば、担当者が変わっても配信量が急に増えることはありません。目安としては、お客様の来店頻度に合わせるのが実用的です。週1回来店する業態なら週1回程度が基準になります。
2つ目は配信可能な時間帯です。早朝と深夜を避けるだけでも、不快に感じられる場面は大きく減ります。あわせて、通知音を鳴らす設定を常時オンにしないことも検討しておきたい点です。
3つ目はユーザー側で調整できる仕組みです。アプリの設定画面から通知の種類や頻度を選べるようにしておくと、「全部止める」以外の選択肢を用意できます。クーポンだけ受け取りたいという人を取りこぼさずに済みます。
関連記事:プッシュ通知の効果とデメリット|逆効果になるNG例と許諾率を上げるコツを解説
見直すべき効果的なプッシュ通知施策
プッシュ通知の配信効果を最大化するためには、次のポイントを確認してみてください。
配信内容の見直し
プッシュ通知の効果を上げるためには、分析も行いながら配信内容を見直してみましょう。
ユーザー属性にそぐわないセール・イベント情報を流している
店舗で単に売りたい新商品を紹介するだけ
といったケースに該当する場合は今すぐユーザーファーストになるようメッセージを調整してみてください。
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といったユーザー属性も考えたプッシュ通知配信ができれば効果が出やすくなります。
配信タイトルの再検討
メールと同じく、プッシュ通知でも最初の見栄えが重要です。
アイキャッチを意識してタイトルを付ける
タイトルがはみ出ないよう文字数を調整する
といったポイントを押さえましょう。
ユーザーがつい押したくなるタイトルというのは、単に「○○な人は必見!」といったインパクトが強い内容と限りません。
ユーザー属性に合わせて盛り込む情報を考え、フレーズについても複数検討してテストしてみると安心です。
またタイトル文字数については、端末によって途切れない場合と途切れる場合が出てくる可能性があります。一般的に普及している端末で実機検証ができるように準備しておくと確実にメッセージを届けられます。
配信回数と配信時間の適正化
配信回数と時間のベストプラクティスというのはありません。自店舗の業種や提供サービスなどで大きく変わってくるでしょう。
自店舗なりのベストプラクティスを編み出すためには、適正化を行うためのテスト運用が重要です。
ABテストを実施してデザインやフレーズを複数出し分ける
自店舗ユーザーの特性を理解してどのタイミングならばメッセージが届くのか考える
予約配信についてはどの日時にどんな内容を送れば最適なのか
といった視点を持ちながらテストを行い、柔軟に施策にフィードバックしていけるかがポイントになってきます。
セグメント配信で対象を絞る
全員に同じ内容を送る一斉配信から、条件で対象を絞るセグメント配信へ切り替えるのが、開封率を上げるうえで最も効果が出やすい方法です。
分け方は大きく2通りあります。1つは年代・性別・居住エリアといったプロフィール情報による分類、もう1つは来店回数・最終来店日・購入金額といった行動データによる分類です。
店舗運営で使いやすいのは後者です。「最終来店から60日経過した人」に再来店を促すクーポンを送る、「月3回以上来店する常連」に限定イベントを案内するといった形で、相手の状況に合った内容だけを届けられます。
2つを掛け合わせることもできます。「30代女性かつ来店から30日経過」といった条件にすれば、より的確な案内が可能です。対象は絞るほど配信数は減りますが、1件あたりの反応は上がります。
関連記事:アプリのセグメントプッシュ通知の肝!来店の回数・購入頻度・地域をどう活用する?
配信後は必ず数値を確認する
配信して終わりにしてしまうと、何が効いたのか分からないまま同じ内容を繰り返すことになります。配信ごとに数値を残す習慣が改善の土台になります。
確認しておきたいのは、届いた件数・開封率・タップ後の行動の3つです。開封率が高いのにクーポンが使われていないなら、通知の内容と遷移先の中身が噛み合っていない可能性があります。
あわせて追いたいのが通知をオフにした人数とアンインストール数です。開封率が良くても、配信のたびに通知をオフにする人が増えているなら、頻度が過剰だというサインになります。
数値は月単位でまとめておくと傾向が見えます。反応が良かった曜日・時間帯・文面の型を記録しておけば、次回以降の配信を組み立てる材料として使えます。
関連記事:アプリマーケティングのKPIとは?ダウンロード数など主要指標の見方と設定のコツを解説
まとめ
今回はプッシュ通知のメールとの違いやメリットやデメリット、そして運用の際確認すべきポイントなどをご紹介してきました。
プッシュ通知は目立つ形で情報配信のできる便利なサービスですが、配信内容やタイミングなどを間違えると返ってマーケティングの邪魔になってしまいます。検証も行いながら配信内容やタイミングなどを改善し、自店舗の目的を達成できるアプリを作っていきましょう。
あらためて整理すると、プッシュ通知で成果を出す順番は3段階です。まず許諾率を確保し、次に対象を絞って配信し、最後に数値を見て文面とタイミングを調整する。
文面から手を付けたくなりますが、そもそも通知が届いていなければ効果は出ません。開封率の平均値と比べる前に、自店舗の許諾率と配信頻度を一度確認するところから始めてみてください。
関連記事:継続率(リテンションレート)とは?計算方法とアプリの継続率を上げる施策を解説
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関連記事:アプリのプッシュ通知マーケティング|効果を高める活用術とメリットを解説
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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