プッシュ通知の開封率の平均は?開封率を上げる方法と配信時の注意点を解説
業種全般
プッシュ通知はアプリマーケティングの基本であり、同時にとても重要な機能です。プッシュ通知を活用すれば、効率よくアプリの起動率を高めたり、リピーターを増やしたりできます。
しかし、プッシュ通知の開封率は配信の頻度やタイミング、内容によって大きく変わります。配信頻度を間違えるとアンインストールにつながるリスクもあるため、適切な運用が欠かせません。本記事では、プッシュ通知の開封率の平均データやメールとの比較、開封率を上げるための具体的な方法、そして配信時の注意点を解説します。
あわせて、開封率の計算方法と分母の決め方、開封率の前提になる許諾率、数値が上がらないときに見直す原因、A/Bテストの進め方まで取り上げます。「平均と比べて自社の数値が低い」と感じている方は、どこから手をつけるべきかの整理に使ってみてください。
プッシュ通知とは
アプリからユーザーへ能動的に届く通知
プッシュ通知とは、アプリからユーザーに向けて能動的に発信される通知のことです。通知が届くと音やバイブレーションで知らせが入り、スマートフォンの通知欄に情報の概要が表示されます。店舗アプリの場合、イベントやキャンペーンの情報、クーポンの配信といった新着情報の通知手段として活用されています。ユーザーは通知欄の概要をタップするだけでアプリの詳細画面が立ち上がるため、情報へのアクセス手段としても優れています。
押さえておきたいのは、プッシュ通知がアプリを入れていて、かつ通知を許可した人にしか届かないという点です。会員全員に届くわけではありません。
そのため、配信数を増やしたいなら文面を工夫する前に、まず届く相手の数を確認する必要があります。この点は後の章で詳しく取り上げます。
ローカル通知とリモート通知の2種類がある
プッシュ通知には、事前に内容を設定して自動的に配信する「ローカル通知」と、その場で内容を作成してサーバー経由で送信する「リモート通知」の2種類があります。店舗アプリでは、キャンペーン情報やクーポンの即時配信にはリモート通知、ポイント期限のリマインドにはローカル通知といった使い分けが一般的です。
使い分けの基準は、内容が事前に決まっているかどうかです。ポイントの有効期限、来店から一定日数の経過、誕生日といった条件がはっきりしているものはローカル通知に向いています。
一度設定すれば自動で配信されるため、担当者の手を離れます。運用の負担を増やさずに効果を出せる領域なので、優先して仕込んでおきましょう。一方、天候やその日の在庫に合わせた告知はリモート通知でしか対応できません。
リッチプッシュとアプリ内メッセージの位置づけ
2種類の通知に加えて、押さえておきたい形式が2つあります。1つ目がリッチプッシュです。文字だけでなく画像や動画を添えられる形式で、商品やメニューを見せたい場面で効果を発揮します。対応するOSのバージョンや配信ツールに制約があるため、事前の確認が必要です。
2つ目がアプリ内メッセージです。アプリを起動したときに画面上へ表示される形式で、プッシュ通知とは仕組みが異なります。最大の違いは、通知をオフにしている人にも届く点です。
通知をオフにされた時点でプッシュは届かなくなるため、アプリ内メッセージを併用しておくと接点を残せます。開封率という指標だけを追うのではなく、届かなくなった層への手段も用意しておきましょう。
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プッシュ通知の開封率の平均と特徴
メールの開封率と比較して高い傾向にある
プッシュ通知は、メールと比較して開封率が高い傾向にあります。メールでの情報配信は開封率が10%前後とされるケースが多い一方、プッシュ通知はスマートフォンの画面に直接表示されるため、ユーザーの目に触れる確率が格段に高くなります。この差は、開封までの工程数の違いが影響しています。メールはアプリを開いて受信トレイから該当メールを探して開く複数の工程が必要ですが、プッシュ通知は通知欄を1回タップするだけで詳細画面を確認できます。
ただし両者では「開封」の定義が異なるため、単純な数値比較には注意が必要です。プッシュ通知では「通知をタップしてアプリを開いた」ことを開封とするケースが多い一方、メールでは「メールを開いた」時点で開封とカウントされます。それぞれの特性を理解したうえで使い分けることが重要です。
もう1つ押さえておきたい違いが、届くまでの確実性です。メールは迷惑メールに振り分けられたり、受信拒否の設定で届かなかったりすることがあります。プッシュ通知は許可さえされていれば端末まで確実に届き、アイコンにバッジも残ります。
開いてもらえなくても、アプリの存在を思い出してもらう効果はあります。ただし、通知を開かないまま消される回数が増えると次第に見られなくなるため、届くことと読まれることは別だと考えておきましょう。
OSや業界によって開封率に差がある
プッシュ通知の開封率は、OSや業界によっても差があります。AIRSHIP社の調査「Mobile App Push Notification Benchmarks for 2025」によると、全体の平均開封率はiOSで約3.1%、Androidで約3.4%とされています。ただし、成果を出している上位10%のアプリでは平均の約3倍の開封率を達成しており、運用の工夫次第で大きく改善できる余地があります。
また業界による差も大きく、残高変動などの通知が多い金融アプリと、セール情報がメインの小売アプリでは、ユーザーが通知に求める緊急性が異なるため平均値にも差が出ます。自社アプリの業界平均を把握したうえで目標を設定することが大切です。
業界差が生まれる理由を整理すると、通知の性質に行き着きます。金融アプリの残高変動や配送アプリの到着予定は、ユーザー自身の行動に関わる情報のため確認される必要があります。一方、小売や飲食のセール告知は、そのとき興味がなければ開かれません。
つまり、自社の通知が「確認が必要な情報」か「あれば嬉しい情報」かで、目指すべき水準は変わります。後者の場合は開封率そのものより、配信をきっかけにした来店や購買まで含めて評価するほうが実態に合います。
開封率の計算方法と分母の決め方
数値を比べる前に、計算方法を確認しておきます。基本の式は次のとおりです。
開封率(%)= 通知をタップして起動した数 ÷ 配信した数 × 100
問題になるのが分母です。配信した総数を分母にするのか、通知を受け取れる状態にある人の数を分母にするのかで、数字は大きく変わります。
たとえば会員1万人のうち通知を許可しているのが3,000人だとします。3,000人に配信して300人が開いた場合、配信数を分母にすれば10%ですが、会員全体で見れば3%です。
どちらが正しいということはありませんが、社内で定義を統一し、期間をまたいでも変えないことが前提になります。外部の平均値と比べるときも、その数値がどの分母で計算されているかを確認しておきましょう。
関連記事:プッシュ通知の効果を上げるには?逆効果になるNG例も併せて解説
開封率の前提になる「許諾率」
開封率の改善に取りかかる前に、確認しておきたい指標があります。通知を受け取ることを許可している人の割合、いわゆる許諾率です。
許諾率とは何か
許諾率は、アプリをインストールした人のうち、通知の受信を許可した人の割合です。オプトイン率とも呼ばれます。ここが低いと、文面をどれだけ磨いても届く総数は増えません。
開封率が20%でも、許諾率が20%なら会員全体に対して届いているのは4%です。開封率と許諾率を掛け合わせた数字が、実際の到達範囲になります。
許諾率は、通知を求めるタイミングと伝え方で大きく変わります。文面の改善より短期間で効果が出やすい領域です。改善の優先順位を決めるときは、どちらの伸びしろが大きいかで判断しましょう。
iOSとAndroidで許諾の仕組みが違う
許諾の取り方は、OSによって前提が異なります。iOSは以前から、初回に許可を求める仕組みが標準です。一度拒否されると、その後は端末の設定画面から手動で変更してもらうしかなく、実質的に戻せません。
Androidも13以降は同様に、事前の許可が必要な仕様に変わりました。以前は初期状態でオンだったため許諾率はiOSより高い傾向にありましたが、この差は縮まっています。
いずれの場合も、一度拒否されると取り返しがつかない点が共通しています。だからこそ、聞くタイミングの設計が重要になります。
許諾率を上げる3つの工夫
1つ目が、許可を求めるタイミングを遅らせることです。起動直後にいきなり求めると、何のための通知か分からないまま拒否されます。クーポンの受け取りやポイントの付与など、価値が伝わった場面で聞くと許可率は変わります。
2つ目が、事前に説明を挟むことです。OSの許可ダイアログを出す前に、自社の画面で「限定クーポンをお届けします」といった案内を表示します。ここで断られた人にはOSのダイアログを出さないようにしておけば、拒否の履歴を残さずに済み、後日改めて依頼できます。
3つ目が、通知の種類を選べるようにすることです。すべてかゼロかの二択にせず、セール情報は不要でもポイントの期限だけは知りたいという人を取りこぼさない設計にしておきましょう。
関連記事:ポップアップ通知とは?プッシュ通知の仕組み・メリット・注意点をわかりやすく解説
プッシュ通知を活用するメリット
アプリの起動率・利用時間を伸ばせる
プッシュ通知は1タップでアプリが起動して詳細画面を確認できるため、うまく配信すると自然にアプリの起動回数や利用時間を増やせます。ホーム画面に並ぶ複数のアプリからアイコンを探してタップする手間を省き、通知から直接必要な情報へアクセスできる点は、他のアプリに埋もれることなくユーザーとの接点を維持するうえで大きなメリットです。有益な情報の通知が定期的に届き、すぐアプリが開いて情報を確認できるというサイクルが続くと、アプリ利用のLTVも伸ばせる可能性が高くなります。
起動率を上げるうえで効くのが、通知を開いた先の画面です。通知の内容と遷移先がずれていると、開いてもすぐ閉じられます。クーポンの通知ならクーポン画面へ、イベントの通知ならイベント詳細へと、1タップで目的の情報に届く設計にしておきましょう。
顧客ロイヤリティの向上につながる
プッシュ通知は、チラシやDM、メールと比べてリアルタイム性が高い点で顧客ロイヤリティの向上に有利です。チラシやDMは投函や受け取りに時間がかかり、紹介されているイベントがすでに終了している可能性もあります。メール配信も競合のメールに埋もれやすく、すぐには気づかれないリスクがあります。
プッシュ通知なら、1日限定のイベントを即時に発信したり、1週間限定のクーポンで利用期限を分かりやすく知らせたりといった施策が可能です。こうしたリアルタイム性を活かした配信で、顧客との関係性を強化できます。
リアルタイム性を活かすなら、来店の判断が生まれる直前を狙うのが基本です。飲食店なら食事の時間の1〜2時間前、小売なら買い物に出かける前といった具合です。数日先のイベント告知より、その日のうちに使える情報のほうが行動につながります。
セグメント配信でパーソナライズできる
プッシュ通知を通じて収集した顧客データは、アプリプラットフォームのCRM機能で確認・分析できます。アプリの利用率や来店頻度に応じてセグメント分けを行い、パーソナライズした情報を配信することで、購入意欲の向上や来店頻度の増加につなげられます。
一律で同じ情報を送るよりも、「新規顧客には割引率の高いクーポンを配信して再来店を促す」「常連客には限定イベントのお知らせを送る」といった出し分けを行うことで、より高い配信効果を得られます。Airshipの調査では、セグメント配信を行うことで開封率が平均37%向上するというデータも報告されています。
セグメントを作るときは、分類と配信内容をセットで決めるようにしましょう。分けただけで内容が同じでは、手間が増えるだけで効果は変わりません。
はじめから細かく分ける必要もありません。来店頻度で3つに分けるところから始めるだけでも、一斉配信との差は出てきます。
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プッシュ通知配信のデメリット
過剰な配信はアンインストールの最大要因
プッシュ通知は便利で気づかれやすい反面、配信頻度を間違えるとかえって不便に感じられ、アンインストールの原因になります。調査会社Appiterateによると、モバイルアプリをアンインストールする理由の1位は「煩わしいプッシュ通知」であり、調査対象者の71%がこの理由を挙げています。一度アンインストールされると再インストールを促すのに相応の手間とコストが発生するため、むやみな配信は避けるべきです。
アンインストールに至る前に、必ず通知オフという段階があります。通知を切られた時点でこちらから声をかける手段は消えるため、実質的な離脱と考えてよい状態です。
オフ率はアンインストール率より早く動くため、配信内容の問題を早期に見つける指標として使えます。数値が上がり始めたら、頻度か内容を見直しましょう。
配信すべきでない内容を把握しておく
プッシュ通知で配信すべきでない内容として、通知しても意味が伝わらない技術的な内容、すぐに解消されるエラーの修正情報、アプリと関係のない広告情報などが挙げられます。こうした内容は顧客にとって有益ではないため、配信するとアプリへの印象が悪化し、通知のオフやアンインストールにつながるリスクがあります。配信する情報は、クーポンや限定キャンペーン、ポイント失効のアラートなど、顧客にとって明確なメリットがある内容に絞ることが重要です。
判断に迷ったときは、その通知を受け取った人が何かできるかを基準にしてみてください。クーポンなら使える、期限の案内なら使いに行けるといった具合に、次の行動につながるかどうかです。
行動につながらない通知は届いた瞬間に関係ないと判断され、次の通知も開かれにくくなります。
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プッシュ通知の開封率を上げる方法
タイトルを短く具体的にする
プッシュ通知において、タイトルの見せ方は開封率を左右する重要な要素です。プッシュ通知はスワイプで簡単に消せるため、内容がすぐに分からないと一瞬で効果がなくなります。「1日限定売り出し!注目商品続々」のように、重要なキーワードをなるべく左寄せにして短く仕上げることがポイントです。
本文も同様で、利用できる画面範囲は限られているため、タップするとどんな情報が確認できるのかを簡潔に伝える必要があります。本文は40文字程度を目安にすると、途中で切れずに内容が伝わりやすくなります。
タイトルで意識したいのが、最初の15文字で用件が伝わるかです。通知は一覧の中で数秒しか見られないため、後半まで読まれない前提で組み立てます。
数字や期限を前に置くと、続きを読む理由が生まれます。「本日限定」「あと2回で」「残り3日」といった表現が該当します。
配信する時間帯と頻度を最適化する
プッシュ通知の開封率は、配信する時間帯と頻度に大きく影響されます。店舗アプリの場合、店舗がまだ開いていない早朝や深夜の配信は避け、10時以降の開店後に配信するのが基本です。12時〜13時のお昼休みや18時以降の帰宅タイミングはスマートフォンの利用率が高まるため、開封率も上がりやすい傾向にあります。
配信頻度は来店頻度を参考にするのがおすすめで、食品スーパーなら2〜3日に1回、飲食店なら週1回程度を基準に、イベントの有無に応じて調整するとよいでしょう。GMOおみせアプリの調査でも、週1回程度の間隔を開けた配信のほうが開封率が高い傾向が確認されています。ただし最適な頻度や時間帯はアプリの種類やユーザー層によって異なるため、配信データを確認しながら少しずつ調整していくことが重要です。
時間帯の判断材料として、公的な調査データも参考になります。総務省の情報通信白書によると、平日のインターネット利用の行為者率は7時台から23時台まで20%を超えて推移し、なかでも12時台は21時台や22時台に次いで高いとされています。
出典:総務省「令和3年版 情報通信白書(主なメディアの利用時間帯)」 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242520.html
つまり、昼休みの時間帯に加えて、夜の21時から22時台も接触しやすい時間だということです。店舗の営業時間外であっても、翌日の来店を促す内容ならこの時間帯が使えます。
ただし、これは全年代を平均した傾向です。自社の会員層によってピークはずれます。配信ごとの開封率を時間帯と一緒に記録し、自店に合った時間を見つけていきましょう。
ユーザーにとって有益な情報に絞る
プッシュ通知は、ユーザーにとって有益な情報だから送るものです。クーポンや限定キャンペーン、ポイント失効のアラートといった用途であれば価値が明確ですが、それ以外の用途で使う際は送信の意義があるかどうかを慎重に判断する必要があります。
魅力的なタイトルに惹かれて開封した結果、内容が期待外れだった場合、そのユーザーが再び通知を開くことはないかもしれません。開封率を継続的に向上させるには、ユーザーが有益だと感じる情報を厳選して届けることが不可欠です。
有益かどうかを判断する簡単な方法が、自分がその通知を受け取ったら開くかを考えることです。開かないと感じるなら、内容か対象を見直す必要があります。配信前にチームの誰かに文面を見せて、開くかどうかを聞くだけでも精度は上がります。
絵文字やリッチプッシュ通知を活用する
ターゲット層が10代〜20代の場合は、タイトルや本文に絵文字や記号を活用する方法も有効です。要所に絵文字を入れると何を伝えたいのかが直感的に分かりやすくなり、文章が目立つ効果も期待できます。
また文字だけでなく画像や動画を含めた「リッチプッシュ通知」も開封率の改善に効果的です。AIRSHIP社の調査では、リッチプッシュ通知はテキストのみの通知と比較して開封率を平均22%向上させるというデータが報告されています。ただし高齢層がターゲットの場合や、商材によってはそぐわないケースもあるため、ユーザー層に合わせて判断しましょう。
絵文字を使う場合は、多くても2つまでに抑えるのが無難です。数が増えるほど読みにくくなり、広告らしさが出て開かれにくくなります。文頭に1つ置いて視線を止める、という使い方が扱いやすい形です。
配信先を絞って関連性を高める
開封率にもっとも大きく効くのが、通知の内容と受け取る人の関心が合っているかです。文面の工夫より、配信先を絞るほうが効果が出ることも珍しくありません。
たとえばランチによく来る人に夜の宴会プランを送っても開かれません。逆に、しばらく来ていない人に復帰のきっかけになるクーポンを送れば、通常より高い反応が得られます。
配信対象を半分に絞ると配信数は減りますが、開封数そのものは増えるケースもあります。数を打つ発想から、届ける相手を選ぶ発想へ切り替えてみてください。
関連記事:デジタルクーポンとは?アプリでの導入メリットと集客効果を高めるコツを解説
開封率が上がらないときに見直す4つの原因
数値が伸び悩んでいる場合、原因は限られています。上から順に確認していくと、手をつけるべき箇所が絞れます。
配信先を絞れていない
もっとも多いのがこれです。全員に同じ内容を送っていると、多くの人にとって関係のない通知になります。
関係のない通知が続くと、開かないことが習慣になり、その後の配信も開かれなくなります。まずはセグメントを3つ程度に分け、内容を変えるところから始めましょう。
通知の内容と遷移先が合っていない
通知は開かれているのに成果につながらない場合、タップした先の画面に原因があります。
クーポンの通知を開いたのにトップ画面が表示され、そこから探さなければならないといった状態では途中で離脱されます。通知ごとに遷移先を指定し、1タップで目的の情報に届くようにしておきましょう。
配信頻度が適切でない
頻度が多すぎると通知オフを招きますが、少なすぎるのも問題です。月に1回程度では、アプリの存在自体を忘れられます。
週1〜2回を目安に始めて、オフ率と開封率を見ながら調整しましょう。頻度を変えるときは一度に大きく動かさず、段階的に試すほうが原因を特定しやすくなります。
そもそも許諾率が低い
開封率が平均並みでも成果が出ない場合、届いている人数そのものが少ない可能性があります。
管理画面で通知を許可している人の割合を確認しましょう。ここが2割を切っているようなら、文面の改善より許諾率の対策を優先すべき状態です。
A/Bテストと効果測定の進め方
改善を続けるには、検証の手順を決めておく必要があります。難しい仕組みは不要です。
一度に変える要素は1つに絞る
A/Bテストの基本は、比べる条件を1つだけ変えることです。文面と配信時間を同時に変えると、どちらが効いたのか判断できません。
試す順番としては、影響の大きいものから入ります。配信先の絞り込み、配信時間、タイトルの文言、という順で検証すると、早い段階で成果が出やすくなります。
配信数が少ないと、差が偶然かどうか分かりません。会員数が数百人規模であれば1回で結論を出さず、複数回繰り返して傾向を見るようにしましょう。
開封率の先にある指標も見る
開封率だけを追うと、開かせることが目的になってしまう危険があります。内容と関係のない煽り文句で開封率は上げられますが、その後の行動にはつながりません。
あわせて見ておきたいのが、通知をきっかけにしたクーポンの利用率、来店数、購買金額です。開封率が下がっても、来店数が増えていれば施策としては成功しています。
もう1つ有効なのが、配信対象から一部を意図的に外して比較する方法です。通知を送らなかった層と来店率を比べれば、通知そのものの効果を切り分けられます。
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プッシュ通知の配信なら店舗アプリDX版raiten
CRM連携でセグメント配信ができる
プッシュ通知を効率よく活用したい方には、「店舗アプリDX版raiten」がおすすめです。プッシュ通知のデザインや内容を簡単に制作できるだけでなく、CRM機能と連携してセグメント配信も実現できます。顧客データを活かしながら、適切な配信頻度やタイミングを調整して開封率を高められるのが強みです。気になる方はぜひお問い合わせください。
配信の履歴と開封率が管理画面に蓄積されるため、どの内容がどの時間帯に効いたかを後から振り返れます。テンプレートを用意しておけば、担当者が変わっても同じ品質で配信を続けられます。
導入から運用までは専任の担当者が伴走し、配信の頻度や内容の相談にも対応しています。
まとめ
プッシュ通知の開封率はメールと比較して高い傾向にありますが、OSや業界、配信の内容や頻度によって大きく変動します。過剰な配信はアンインストールの最大要因になるため、配信する情報を顧客にとって有益な内容に絞り、時間帯や頻度を検証しながら最適化していくことが重要です。
タイトルを短く具体的にする、セグメント配信でパーソナライズする、リッチプッシュ通知を活用するといった工夫を組み合わせて、開封率を着実に改善していきましょう。プッシュ通知の配信について詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
あわせて、開封率の計算方法、前提となる許諾率、数値が伸びないときの原因、A/Bテストの進め方も取り上げました。開封率は単独で見る数字ではなく、許諾率と掛け合わせて初めて到達範囲が分かります。まずは自社の許諾率を確認するところから始めてみてください。
関連記事:アプリのプッシュ通知マーケティング|効果を高める活用術とメリットを解説
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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