2023.09.29

来店促進のために効果的なキャンペーンは?販促アプリを使った施策など成功事例をご紹介

新規顧客の獲得やリピーターの増加といった目標を達成するために、来店促進を行うことは重要です。来店促進を行うにはさまざまなキャンペーン手法があります。ただ、キャンペーンを行うだけでなく、顧客の段階等を考えて手法を変えながら施策を実行するのがポイントです。

では、実際にどのようなポイントに気をつけてキャンペーンを実施していけばよいのでしょうか?

この記事では来店促進とは何か、そして重要度や成功事例などをまとめてご紹介します。

 

来店促進キャンペーンの重要度が拡大、なぜいま?

 

まずは来店促進キャンペーンについて、知っておきたい基本的な項目をご紹介します。

 

来店促進キャンペーンとは

 

来店促進キャンペーンとは、実店舗への来店が増えるように行うさまざまなキャンペーン施策のことです。

デジタル化が進んだことによりその手法は多様化してきており、適宜必要な施策を立案しながら実行するのが以前より重要となってきています。

お店の経営は顧客の来店によって成立するため、より多くの顧客を来店促進キャンペーンで集めることで大きな効果を見込めるでしょう。またそれだけでなく積極的に購買を行う層を効率よく獲得することで、将来的なお店の成長にもつなげられるのが来店促進キャンペーンのメリットです。

 

 

来店促進キャンペーンを行う目的

 

来店促進キャンペーンを行う理由は次の通りです。

 

ブランド・店舗の認知拡大

商品が購入される状態を安定的に作るためには、まず自店舗や商品に関して認知度を向上させないといけません。

認知度向上についてはブランドを意識しながら、どうやって知ってもらうのかを考えて施策を実行するのが重要となってきます。

まずは、新規顧客に関してはWebのバナー広告やチラシの配布、店舗前への看板・デジタルサイネージの設置などを通して「こういったお店・ブランドがある、こういった商品がある」というのを少しでも認知してもらうことから始めましょう。その後、ブランドを認知した後来店へつながった既存顧客に関してもメールを送信したりアプリでプッシュ通知を行ったりすることでフォローを行うのも重要です。こうすることで今後継続してブランド力を向上させて定期的な来店へつながるように誘導することができます。

 

新規顧客の獲得

すでに説明しましたが、初期施策に該当するブランド認知の中で新規顧客の獲得を行うのも来店促進キャンペーンの目標となります。

ブランド認知だけで終わるとその後の来店へつながらない危険もあるため、宣伝の中で「今こういった商品・お店を使っているが、それでもこちらの商品・お店を試してみたい」と思えるような情報提示を行うことが重要です。

新規顧客の獲得にはかなりの労力・コストが発生します。そのためじっくりと施策を行いながらコスト配分を考えて、効果の出ていない施策に関しては規模を縮小する、切り上げるといった判断を行わなければいけません。また一回の来店で終わらないよう、単純に初回無料体験キャンペーン等を行うのではなく、フォロー施策もいっしょに実行して継続来店へつなげましょう。

 

既存顧客のリピート化

新規顧客の獲得がある程度安定してきたら、次は離脱を防ぐために既存顧客をリピート化する段階に移ります。

新規顧客の獲得に重点を置きすぎると離脱率が一気に上昇してしまうため、離脱率や継続率を指標としてトラッキングしながら目標数値へ近づけられるようにリピート施策を実行するとよいです。

リピート化に関しては、継続して来店したいと思えるように定期的に情報発信を行いキャンペーンを開催するのが重要です。このため代表的な施策としてポイントカードを配布して貯められる・使えるようにする、あるいは既存顧客向けの限定キャンペーンを一定の間隔で開催して再来店のきっかけを作る、といった手法がよく利用されています。

ちなみにリピート化に掛かる労力・コストは新規顧客よりも少なくて済む、というのがマーケティング業界での基本知識です。新規顧客の数が安定してきたら、リピート化にコストを配分できるように施策の準備を行うことが重要になってくるでしょう。

 

 

現代でより来店促進キャンペーンが重視される理由

 

現代は競合が増加しており、またデジタル化の影響で中小店舗でも一部分野において大企業に対抗しやすくなりました。

こういった背景を受けて、昔よりも競争規模が大きくなると同時に、競争自体が激しくなっています。

また、新規顧客やリピーター化に関して大きな効果を見込める店舗と、そうでない店舗で大きな差が付くようになりました。顧客獲得において競合に差を付けられないように、工夫して施策を実行する必要があるでしょう。また施策の効果を継続的に分析する必要性も上がっています。

その要因の1つが、インターネットの発達によって消費者が至る所で情報を獲得しやすくなったことです。たとえば自宅で店舗情報を探して後日来店という工程だけでなく、外出中にすぐ行きたい店舗を調査して即来店といったニーズも増加しています。こういった中では自店舗の顧客がどういうアクションを行い来店に行きついているのか調査を行った上で、適切な方法を適切な段階に実行してアプローチを継続することが重要です。

 

 

来店促進につながる効果的なキャンペーン!成功事例をご紹介

 

ここからは来店促進につながる効果的なキャンペーンについて、その成功事例とともに解説します。

 

ポイントカード

 

ポイントカードを使った施策は、ポイントが有効活用できるようにその使い方まで工夫するとより効果的です。

たとえば実店舗だけで貯められるだけでなく店舗外のECでも貯められるようにしながら同時に使えるようにすることで、高い利用率を獲得できます。

上記のような共通ポイントの手法は、「無印良品」の事例が有名です。無印良品では「MUJIショッピングポイント」という制度を提供していますが、このポイントは無印良品でのお買い物に関して蓄積される「MUJIマイル」を基にプレゼントされるものです。そして貯めたポイントは1ポイント=1円で、実店舗・ECの双方で利用できるのがメリットになっています。

ECを実店舗と併用して運用している場合、連携しながら集客するのも重要です。ポイントを共通化してどちらでも使えるようにすることで、EC→実店舗、実店舗→ECの誘導が加速化して来店促進がはかどるでしょう。

 

 

会員ランク

 

会員ランクはステータスとしてリピーター化を促進してくれます。

具体的には一般、シルバー、ゴールドといった段階を設けてランクアップできるようにすることで特典を得られるようにしている事例が多いです。こうすることでより上のランクにステータスアップして特典を受けたい方が増加します。

たとえばコーヒーチェーンの「ドトールコーヒー」では、ドトールバリューカードを配布しています。このドトールバリューカードは、

  • シルバー:5%
  • ゴールド:7%
  • プラチナ:10%

といった段階にランク分けがされており、残高をチャージすることで上記の特典が上乗せされてチャージされるのが特徴です。

ランクによってチャージで得られる特典の割合を変更することで、継続来店をする方はランクを上げたほうがお得に買い物ができる体制を確立しています。またチャージに対して特典を設けることでドトールバリューカードの使用率を上げる工夫をしているのもポイントです。

 

 

限定クーポンの配布

 

限定クーポンはWebサイトの会員制度やアプリ会員制度などでよく用いられる手法です。

初回登録やランクアップといったタイミングによって限定クーポンを出し分けることで集客に成功している事例があります。

ファーストフードチェーンの「ケンタッキー・フライド・チキン」では、自店舗のアプリ内でさまざまなクーポンを配布しています。内容はさまざまであり、

  • 初回登録
  • 定常
  • ランクアップ

といった複数の段階でクーポンを配布しています。

初回登録やランクアップ時のクーポンはすぐ使いたいような豪華なものになっており、定常的なクーポンについては割引幅が小さいですがいつでも使えるので定期的な来店促進が可能です。こういったように段階に応じて配布するクーポンの内容を変えることで、効率的な来店促進へつなげています。

 

 

お友達紹介制度

 

リピーターになった顧客は、他の関係者を新規顧客として招き入れてくれる可能性が高いです。

こういった機会を逃さないようにするためにも、口コミが広がるきっかけをお友達紹介制度として施策にしている事例も多いです。

たとえばアパレル大手の「ユニクロ」では、モバイル会員対象者にお友達紹介制度を提供しています。この制度ではユニクロモバイル会員を関係者に紹介して新規登録へつながると、紹介者本人と友達双方に500円のクーポンがプレゼントされる仕組みです。さらに抽選で5万円分のお買い物チケットプレゼント特典まで用意されています。

お友達紹介制度は得られる利益が大きいため、特典内容を豪華にしている企業も多いです。ユニクロでも双方に500円クーポンプレゼントといった工夫を行い、紹介者が増加するような仕組みを作ることで、継続的に新規顧客を増やすことができるでしょう。

 

 

特典プレゼント

 

新商品を試してもらったりなど来店のきっかけを作るには、特典をプレゼントするのも有効です。

内容は顧客の購買状況や段階に応じて変える必要がありますが、お得感を出しながら販売促進を行うことで来店につながりやすくなります。

たとえば「セブンイレブン」といった各コンビニチェーンでは、「1つ対象商品を購入するともう1つ無料で商品クーポンがもらえる」という趣旨のキャンペーンを開催しています。このキャンペーンは定期的に開催されており、週ごとといったタイミングで商品が入れ替わるのことが多く、顧客は新鮮な気持ちでキャンペーンに継続して参加可能です。また商品に関してはクーポンプレゼントの対象商品を新商品にしたり、クーポンの引換先が新商品だったりするケースも多く、新商品の認知度向上にも貢献しています。

コンビニでは新商品の先行発売などが差別化ポイントになるため、このような施策は新商品を認知してもらいながら、来店が促進されるように誘導でき、来店促進にかなり効果的な施策だと言えるでしょう。

 

 

来店促進キャンペーンを成功させるための手法

 

ここからは、来店促進キャンペーンを成功させるための手法を詳しくご紹介します。

 

SNS

 

SNSは初回認知の拡大や、ファンの固定化などに効果があるツールです。

たとえばSNS上で新商品・キャンペーンの投稿を行い拡散を狙うことで二次拡散などが発生して、想定より多くの方へ情報が行き届く可能性があります。二次拡散等が行われた場合は、たとえ広告を使っていても追加費用が発生しないので、コスト以上の宣伝効果が発揮されるでしょう。

またSNS上で投稿内にクーポンコードを埋め込んだりして店舗来店を促進する事例もあります。また、対象アカウントのフォローや投稿のシェア、いいねなどの達成によって特典を抽選でプレゼントするといったキャンペーンも効果的です。何よりも無料から実行できるのもSNS施策の強みとなっています。

 

 

販促アプリ(店舗アプリ)

 

継続的に有益な情報を発信するためには、自店舗専用のアプリを制作して配布することも効果的です。

顧客のスマートフォンに対して継続的にプッシュ通知等でアプローチができるので、Webサイトといった他の宣伝手法と比較してもリピーター増加に関しては大きな効果を見込めます。

プッシュ通知で宣伝できる情報は限定されないので、

  • クーポン
  • 限定キャンペーン
  • ポイントの失効期限

といった情報を出し分けながら販促が可能です。

さらに店舗アプリ内ではポイントカードや会員ランク制度も機能として用意できるので、総合的に来店を促進するツールとしておすすめできます。

 

 

メールマガジン・DM

 

メールマガジンやDMといった手法もいまだに使われています。

こういった手法はメインとして実行するのではなく、デジタル化の中で補助的に販促を行うツールとして活用するとよいです。

たとえばWebサイトやアプリをダウンロードしていない顧客に必要な情報を届けるために、メールマガジンで関連情報を送信してWebサイト・アプリの利用を促進する手法が考えられます。このようにメイン施策を補助する役割を付与することで、効果が若干落ちつつある手法も十分活用することが可能です。

 

 

来店促進キャンペーンを行うなら「店舗アプリDX raiten」を活用しよう

 

弊社だ提供するサービス、「店舗アプリDX版 raiten」ならば、自社アプリを1から誰でも簡単に作れます。内製でアプリ施策を回しながら、改善を行いたい店舗様におすすめのツールです。来店促進キャンペーンとも相性がよく、販促の幅を大きく広げられます。

  • 中小店舗でも低コストでアプリ制作が可能
  • ポイントカードやプッシュ通知配信といった基本的な機能を網羅
  • PWAをWebサイトとして同時に開発できる

多くの企業さまからお喜びの声をいただいており、豊富な実績もあります。詳細が気になる方はぜひ弊社までご連絡くださいませ。

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まとめ

 

今回は来店促進の概要やキャンペーン手法などを解説しました。

来店促進を行うには、顧客の段階に応じてさまざまな施策を実行することが重要です。ぜひ認知や購買の段階において、さまざまな宣伝・特典の配布等を行い店舗への来店を促進してみてください。

またアプリの活用はリピーター増加に有効です。施策コスト削減・利益向上のためにぜひアプリ導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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