来店促進キャンペーンのアイデア10選|事例とアプリ活用のコツを解説
業種全般
新規顧客の獲得やリピーターの育成を進めるうえで、来店促進は欠かせない取り組みです。ポイントカードやクーポン配布など施策の選択肢は多くありますが、重要なのは「何を実施するか」だけでなく「誰に・どのタイミングで行うか」を意識することです。顧客の段階に合わない施策は、コストがかかる一方で効果が出にくくなってしまいます。
来店促進を成功させるには、自店舗の目的や顧客特性に合わせて施策を選び、継続的に改善していく視点が必要です。本記事では来店促進の基本的な考え方から、実践しやすいアイデアや成功事例、自店舗に合う施策の見つけ方までを分かりやすく解説します。
来店促進キャンペーンとは
実店舗への来店を増やすための施策
来店促進キャンペーンとは、実店舗への来店が増えるように行うさまざまなキャンペーン施策のことです。デジタル化が進んだことによりその手法は多様化してきており、適宜必要な施策を立案しながら実行するのが以前より重要となってきています。
お店の経営は顧客の来店によって成立するため、より多くの顧客を来店促進キャンペーンで集めることで大きな効果を見込めるでしょう。またそれだけでなく積極的に購買を行う層を効率よく獲得することで、将来的なお店の成長にもつなげられるのが来店促進キャンペーンのメリットです。
関連記事:アプリのプロモーション方法8選|宣伝・集客でダウンロード数を増やすコツを解説
来店促進キャンペーンを行う目的・理由
ブランド・店舗の認知を拡大する
商品が購入される状態を安定的に作るためには、まず自店舗や商品に関して認知度を向上させる必要があります。新規顧客に対してはWebのバナー広告やチラシの配布、店舗前への看板・デジタルサイネージの設置などを通して「こういったお店・ブランドがある」というのを認知してもらうことから始めましょう。来店へつながった既存顧客にはメールやアプリのプッシュ通知でフォローを行うことで、継続してブランド力を向上させ定期的な来店へつなげることが重要です。
新規顧客を獲得する
ブランド認知だけで終わると来店へつながらない危険もあるため、宣伝の中で「こちらの商品・お店を試してみたい」と思えるような情報提示を行うことが重要です。新規顧客の獲得にはかなりの労力・コストが発生するため、効果の出ていない施策は規模を縮小・切り上げるといった判断を行いましょう。初回無料体験キャンペーンだけでなくフォロー施策もいっしょに実行して継続来店へつなげることが大切です。
既存顧客をリピート化する
新規顧客の獲得に重点を置きすぎると離脱率が一気に上昇してしまうため、離脱率や継続率を指標としてトラッキングしながらリピート施策を実行します。ポイントカードを配布して貯められる・使えるようにする、既存顧客向けの限定キャンペーンを一定の間隔で開催するといった手法がよく利用されています。リピート化に掛かる労力・コストは新規顧客よりも少なくて済むため、新規顧客の数が安定してきたらリピート化にコストを配分できるよう準備することが重要です。
競争が激しい時代に競合と差をつける
現代は競合が増加しており、またデジタル化の影響で中小店舗でも一部分野において大企業に対抗しやすくなりました。こういった背景を受けて昔よりも競争規模が大きくなると同時に、競争自体が激しくなっています。新規顧客やリピーター化に関して大きな効果を見込める店舗とそうでない店舗で大きな差が付くようになったため、顧客獲得において競合に差を付けられないよう工夫して施策を実行する必要があるでしょう。
また施策の効果を継続的に分析する必要性も上がっています。その要因の1つが、インターネットの発達によって消費者が至る所で情報を獲得しやすくなったことです。外出中にすぐ行きたい店舗を調査して即来店といったニーズも増加しているため、自店舗の顧客がどういうアクションを行い来店に行きついているのか調査した上で、適切な方法を適切な段階に実行してアプローチを継続することが重要です。
関連記事:飲食店のクーポンは再来店に有効?目的別で使い分けよう!
来店促進につながる効果的なアイデア10選
ポイントカード(無印良品の事例)
ポイントカードを使った施策は、ポイントが有効活用できるようにその使い方まで工夫するとより効果的です。実店舗だけで貯められるだけでなく店舗外のECでも貯められるようにしながら同時に使えるようにすることで、高い利用率を獲得できます。
こうした共通ポイントの手法は「無印良品」の事例が有名です。無印良品では無印良品でのお買い物に応じて蓄積される「MUJIマイル」を基にプレゼントされる「MUJIショッピングポイント」という制度を提供しており、貯めたポイントは1ポイント=1円で実店舗・ECの双方で利用できるのがメリットです。ポイントを共通化してどちらでも使えるようにすることで、ECから実店舗、実店舗からECへの誘導が加速し来店促進がはかどるでしょう。
会員ランク(ドトールの事例)
会員ランクはステータスとしてリピーター化を促進してくれます。一般、シルバー、ゴールドといった段階を設けてランクアップできるようにすることで、より上のランクにステータスアップして特典を受けたい方が増加します。
たとえばコーヒーチェーンの「ドトールコーヒー」では、ドトールバリューカードを配布しています。このカードはシルバーが5%、ゴールドが7%、プラチナが10%といった段階にランク分けされており、残高をチャージすることで上記の特典が上乗せされてチャージされるのが特徴です。ランクによってチャージで得られる特典の割合を変更することで継続来店をする方はランクを上げたほうがお得に買い物ができる体制を確立し、チャージに対して特典を設けることでカードの使用率を上げる工夫をしています。
限定クーポンの配布(KFCの事例)
限定クーポンはWebサイトの会員制度やアプリ会員制度などでよく用いられる手法です。初回登録やランクアップといったタイミングによって限定クーポンを出し分けることで集客に成功している事例があります。
ファーストフードチェーンの「ケンタッキー・フライド・チキン」では自店舗のアプリ内でさまざまなクーポンを配布しており、初回登録・定常・ランクアップといった複数の段階でクーポンを配布しています。初回登録やランクアップ時のクーポンはすぐ使いたいような豪華なものになっており、定常的なクーポンは割引幅が小さいですがいつでも使えるので定期的な来店促進が可能です。このように段階に応じて配布するクーポンの内容を変えることで、効率的な来店促進へつなげています。
お友達紹介制度(ユニクロの事例)
リピーターになった顧客は、他の関係者を新規顧客として招き入れてくれる可能性が高いです。こういった機会を逃さないようにするためにも、口コミが広がるきっかけをお友達紹介制度として施策にしている事例も多くあります。
たとえばアパレル大手の「ユニクロ」では、モバイル会員対象者にお友達紹介制度を提供しています。この制度ではユニクロモバイル会員を関係者に紹介して新規登録へつながると、紹介者本人と友達双方に500円のクーポンがプレゼントされる仕組みで、さらに抽選で5万円分のお買い物チケットプレゼント特典まで用意されています。お友達紹介制度は得られる利益が大きいため特典内容を豪華にしている企業も多く、紹介者が増加するような仕組みを作ることで継続的に新規顧客を増やすことができるでしょう。
特典プレゼント(コンビニの事例)
新商品を試してもらうなど来店のきっかけを作るには、特典をプレゼントするのも有効です。内容は顧客の購買状況や段階に応じて変える必要がありますが、お得感を出しながら販売促進を行うことで来店につながりやすくなります。
たとえば「セブンイレブン」といった各コンビニチェーンでは、「1つ対象商品を購入するともう1つ無料で商品クーポンがもらえる」という趣旨のキャンペーンを開催しています。週ごとといったタイミングで商品が入れ替わることが多く、顧客は新鮮な気持ちでキャンペーンに継続して参加可能です。クーポンプレゼントの対象商品を新商品にするケースも多く、新商品の認知度向上と来店促進を同時に実現できる効果的な施策だと言えるでしょう。
来店ポイントの付与
来店ポイントは、購入の有無に関わらず「来店するだけ」でポイントを付与する施策です。来店ハードルを下げられるため、特に来店頻度を高めたいフェーズで効果を発揮します。アプリや会員証と連携し、チェックインやQRコード読み取りでポイントを付与する仕組みを作れば不正防止と運用効率の両立も可能です。ポイントが貯まる体験を積み重ねることで、自然と再来店につながります。
期間・曜日限定キャンペーン
「平日限定」「雨の日限定」「月末限定」など、条件を絞ったキャンペーンも来店促進に有効です。特定の曜日や時間帯に来店が少ない店舗では、空いている時間に特典を集中させることで来店の分散化を図れます。限定感があることで「今行かなければ」という動機づけにもなり、即効性の高い施策として活用できます。
スタンプラリー施策
スタンプラリーは、複数回の来店を前提とした来店促進アイデアです。一定回数スタンプを集めることで特典がもらえる仕組みにすることで、「あと1回来店しよう」という行動を促せます。紙の台紙ではなくアプリ上でスタンプを管理すれば紛失リスクを防げるだけでなく、進捗状況を可視化でき来店意欲の維持にもつながります。
会員限定イベント・先行販売
会員限定イベントや先行販売は、特別感を演出できる来店促進施策です。新商品の先行販売や会員限定セールを実施することで「会員でいるメリット」を明確に伝えられます。特にアプリ会員限定で実施すれば、来店促進と同時に会員登録・アプリ利用の促進にもつながります。
プッシュ通知による来店リマインド
アプリを活用したプッシュ通知は、来店を思い出してもらうための有効な手段です。新商品入荷やキャンペーン開始のお知らせだけでなく、「前回の来店から◯日経過」といったタイミングで通知を送ることで自然な来店リマインドが可能になります。適切な頻度と内容を意識すれば、押し付け感なく来店促進につなげられます。
関連記事:来店ポイントとは?仕組み・アプリ導入のメリット・専用型と自社型の違いを解説
来店促進キャンペーンを成功させる手法
SNS
SNSは初回認知の拡大やファンの固定化などに効果があるツールです。SNS上で新商品・キャンペーンの投稿を行い拡散を狙うことで二次拡散などが発生して、想定より多くの方へ情報が行き届く可能性があります。二次拡散が行われた場合はたとえ広告を使っていても追加費用が発生しないので、コスト以上の宣伝効果が発揮されるでしょう。
SNS上で投稿内にクーポンコードを埋め込んで店舗来店を促進する事例もあります。また対象アカウントのフォローや投稿のシェア、いいねなどの達成によって特典を抽選でプレゼントするキャンペーンも効果的です。無料から実行できるのもSNS施策の強みとなっています。
販促アプリ(店舗アプリ)
継続的に有益な情報を発信するためには、自店舗専用のアプリを制作して配布することも効果的です。顧客のスマートフォンに対して継続的にプッシュ通知などでアプローチができるので、Webサイトといった他の宣伝手法と比較してもリピーター増加に関しては大きな効果を見込めます。
プッシュ通知ではクーポンや限定キャンペーン、ポイントの失効期限といった情報を出し分けながら販促が可能です。さらに店舗アプリ内ではポイントカードや会員ランク制度も機能として用意できるので、総合的に来店を促進するツールとしておすすめできます。販促施策を継続的に成果へつなげるためには、情報発信だけでなく顧客データを活かした運用が欠かせません。
メールマガジン・DM
メールマガジンやDMといった手法もいまだに使われています。こういった手法はメインとして実行するのではなく、デジタル化の中で補助的に販促を行うツールとして活用するとよいです。
たとえばWebサイトやアプリをダウンロードしていない顧客に必要な情報を届けるために、メールマガジンで関連情報を送信してWebサイト・アプリの利用を促進する手法が考えられます。このようにメイン施策を補助する役割を付与することで、効果が若干落ちつつある手法も十分活用することが可能です。
関連記事:集客アプリとは?店舗の来店数を増やす機能と活用のコツを解説
関連記事:店舗アプリの導入効果とは?メリット・デメリットと成功事例を解説
自店舗に合う来店促進施策を見つける方法
まずは目的を明確にする
来店促進といっても、目的によって最適な施策は変わります。新規獲得が目的なら「初回限定クーポン」や「紹介制度」、再来店なら「スタンプ・来店ポイント」、客単価アップなら「会員ランク」や「まとめ買い特典」などが有効です。まずは「何を改善したいのか」を1つに絞り、施策を選びましょう。
顧客の段階に合わせて出し分ける
顧客の状態(新規・休眠・リピーター)によって響くメリットは異なります。新規には分かりやすいお得感、休眠には再来店のきっかけ、リピーターには特別感や優遇を用意するなど、段階に応じて訴求を変えることで無駄なコストを抑えつつ効果を高められます。
実行・運用できる範囲で設計する
施策は「やり切れる運用設計」がセットで必要です。豪華なキャンペーンでも現場の負担が増えすぎると継続できず効果が落ちます。実施頻度、配布方法、店頭オペレーションまで含めて、無理なく回せる形に落とし込みましょう。
数値で検証し改善しながら最適化する
来店促進は一度で正解が決まるものではありません。利用率、来店頻度、客単価、再来店までの期間など追いかける指標を決めたうえで、施策を小さく試して改善を繰り返すことが成功の近道です。うまくいった施策は拡大し、反応が弱い施策は内容や対象を見直しましょう。
来店促進キャンペーンなら店舗アプリDX版raiten
低コストで販促機能を一括搭載できる
来店促進キャンペーンを効率的に実行したいなら「店舗アプリDX版raiten」がおすすめです。自社アプリを1から誰でも簡単に作れるため、内製でアプリ施策を回しながら改善を行いたい店舗に向いています。中小店舗でも低コストでアプリ制作が可能で、ポイントカードやプッシュ通知配信といった基本的な機能を網羅しているほか、PWAをWebサイトとして同時に開発することもできます。
クーポン配信やポイント管理、会員ランク施策を一元化し、来店促進とリピーター育成を効率的に行えます。多くの企業から好評をいただいており豊富な実績もあります。気になる方はぜひお問い合わせください。
まとめ
今回は来店促進の概要やキャンペーン手法、成功事例などを解説しました。来店促進を行うには、顧客の段階に応じてさまざまな施策を実行することが重要です。認知や購買の段階においてさまざまな宣伝・特典の配布などを行い、店舗への来店を促進してみてください。
またアプリの活用はリピーター増加に有効です。顧客の行動データを活かしながら効率よく情報発信とフォローを行う仕組みを整えることで、リピーターの増加や販促コストの最適化につなげられます。来店促進施策やアプリ導入について詳しく知りたい方は、ぜひお問い合わせください。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
>>運営メディアトップへ