2022.02.09

LINE公式アカウント(LINE for Business)と店舗アプリDX版raitenの徹底比較2022年版

スマートフォンをタッチポイントとして集客を行う場合、

・大手アプリのプラットフォームを間借りする
・自店舗アプリを作って販促する

の2種類が手法として考えられます。

大手アプリのプラットフォームを間借りする典型的な事例として、「LINE公式アカウント(LINE for Business、旧LINE@)」を使った販促が考えられます。LINE@を統合する形でシンプルな形にまとめられたLINE公式アカウントにはさまざまな機能が搭載されており、販促ツールとしてのメリットも大きいです。

ただしコスト面やオリジナリティなどを重視する場合は、自店舗アプリを制作してアプリストアへ配信する方法も有効です。

上記2つの方法どちらにもメリット・デメリットがあるので、比較しながら覚えていきましょう。

今回はアプリを使ってスマートフォンで集客したい方向けに、LINE公式アカウントと自店舗アプリを比較しながら徹底解説していきます。

ちなみに自店舗アプリを作るプラットフォームとしては、弊社サービス「店舗アプリDX版raiten」を念頭に置いて解説を行っていきます。

 

目次

LINE公式アカウント(LINE for Business)の基本機能

 

LINE公式アカウントは、LINEがビジネスソリューションとして提供しているサービスです。主に実店舗が販促するために必要な機能がそろっており、「OtoO(オンラインからオフラインへ集客を行う手法)」を実現するためのプラットフォームとして機能するのが特徴です。

 

LINE公式アカウント基本機能

 

LINE公式アカウントには次のような機能が搭載されています。

 

メッセージ配信機能

友達になっているお客様のLINEアカウントへ、メッセージを送信可能な機能です。

メッセージは、

・テキスト
・画像、音声、動画
・スタンプ

の合計3行(吹き出し)で構成されており、店舗側が自由にカスタマイズできます。

さらに、

・年齢、性別、地域といった属性によって配信先を絞り込める
・予算範囲を考えながらの配信メッセージ数の指定が可能
・複数のバリエーションのメッセージを、対象を指定して送信・検証ができる

といったセグメント・ABテストにかかわる機能まで搭載されています。

運用型として利用に慣れていくことで、効率よくテストしながら無駄のないメッセージ配信ができるようになるのがポイントです。

ちなみに友だち追加からの日数やその他条件によって、複数のメッセージを自動配信できるステップ配信機能も利用できます。

 

タイムライン投稿

LINE公式アカウントでは、テキストや画像を駆使して記事のように投稿ができます。感覚としてはいいね!やコメントなどができるので、Instagramにちょっとした記事を投稿する感覚に近いかもしれません。

共有されると拡散されて友達以外も見ることができるため、潜在顧客とのタッチポイントまで持てるのがポイントです。

投稿に制限はないのでいくらでも利用できます。

 

自動応答機能

LINE公式アカウントには、下記のようなメッセージ返答を楽にしてくれる自動応答機能も搭載されています。

・あいさつメッセージ:友達追加時にあいさつメッセージやクーポンの配信などが可能
・応答メッセージ:特定のキーワードなどを条件として定型文を発信可能
・AI応答メッセージ:AIがメッセージ内容を解析して返答メッセージを送ってくれる

すべての返信作業を自店舗で行っていると膨大な手間が掛かります。

定型的なメッセージ返信については自動応答機能を使って業務効率化したほうが、分析といったより重要な作業へ時間を回しやすくなるでしょう。

 

リッチデザインでの情報配信

LINE公式アカウントでは、以下のような方法で画像や動画を使ってリッチな情報発信が可能です。

・リッチメッセージ:画像やテキストを1つのデザインとして統一、訴求効果を高める
・リッチビデオメッセージ:自動再生可能な動画を配信、縦型などさまざまな比率へ対応
・カードタイプメッセージ:カルーセル形式で画像をスライド表示、情報量を確保できる
・リッチメニュー:トーク画面に画像を含めた固定メニューを表示、Webリンク等を貼れる

お客様へ魅力的な情報発信を行うためには、直感的に理解しやすい画像や動画を含めたメッセージを配信する必要があります。

料理といったジャンルでは、リッチデザインに関する機能がビジュアル面で役立つでしょう。

 

クーポン作成機能

LINE公式アカウントでは、集客につながるクーポンも簡単に作成可能です。手動配信でも自動配信でも送信が可能になっています。

画像やテキストを含めた訴求力の高いクーポンを配信することで、タップ率を高めながら効率よくクーポンを使ってもらえる体制が構築できます。

クーポンの利用率などは分析機能によって計測することが可能です。

 

ショップカード機能

LINE上でポイントを付与できる機能です。

・来店
・購入
・サービス利用

といった条件を基にポイントを付与可能です。

段階ごとにインセンティブを変える機能も搭載されており、ランク制度の構築、またそれに伴うリピーターの創出などに効果を発揮する機能となっています。

ポイント付与用のQRコードはLINE上から発行可能です。

 

友だち追加機能

アカウントの友達を増やすための機能も、LINE公式アカウント上で利用できます。

・QRコード
・URL

などを発行して共有することで、タッチポイントを持つことが可能です。

QRコードやURLなどはあくまで共有データであり、活用方法は店舗によります。

SNSで配信する、Webサイトの目立つところに設置するといった手法で効率よく友達を増やしていきましょう。

 

LINEチャット機能

LINE公式アカウントでは、ユーザーの問い合わせをトーク画面上でさばくことができるようになっています。友達と話すような感覚でメッセージを気軽に返せるのが特徴です。

またグループチャットでの会話も可能であり、複数のお客様を同時に接客することもできます。個別トークと組み合わせて効率よく接客していきましょう。

 

プロフィール

Webページでいうトップページのような存在である、プロフィールを作成するための機能です。お客様が自店舗アカウントの詳細を知りたい時に利用します。

・トーク
・ホーム
・クーポン

などが並んでおり、その上部には自店舗で設定したアイコンとアカウント名が表示されるレイアウトになっています。

プラグインを利用することで情報公開の効率が上がるのもポイントです。

 

グループ管理機能

LINE公式アカウントが店舗ごとにあるといったように、複数アカウントを所持している場合に活用できる機能です。

アカウントをグループとして管理することで、⼀部メニューを一括して管理・設定できるようになります。

店舗ごとに複数アカウントを制作する場合は利用してみてください。

 

LINEコール

LINE公式アカウントからスムーズに通話ができる機能です。お客様が店舗に電話で問い合わせたいときに利用できます。

・URL
・QRコード
・店舗電話へ転送

といった手段でお客様は通話ができます。

ビデオ通話も可能であり、アカウントから連絡をスムーズに取ってほしいときに活用したい機能です。

 

調査・分析機能

LINE公式アカウントには調査・分析にかかわる機能が複数搭載されています。

・リサーチ:投票やアンケート形式でお客様の意見を集められる
・アカウント満足度調査:NPSといった満足度にかかわる指標をチェックできる
・分析:メッセージ数や友達数などの確認ができる
・トラッキング(LINE Tag):Webサイトにタグ埋め込み、LINEメッセージと連携可能

リサーチではお客様の意見を集計することで、データ分析だけでは計測できない部分まで可視化することができます。またアカウント満足度調査では、アカウント運営が成功しているかどうかの指標を収集可能です。

分析機能は複数の条件で絞り込みが可能であり、また開封数といったLINE公式アカウントにかかわる重要な項目を計測可能です。トラッキング(LINE Tag)機能ではWebサイトにタグを埋め込み計測できるようにすることで、LINEメッセージから会員登録といったコンバージョンにつながったのかを可視化できます。

 

LINE公式アカウントのプラン料金一覧

 

LINE公式アカウントのプラン・料金は以下の通りです。

 

フリープラン

月間1,000通までの配信なら無料で利用できます。ただし追加メッセージ配信ができないので、店舗規模が拡大したときなどはフリープランのままだと対応できません。

 

ライトプラン

月額5,000円で利用できるプランです。月1万5,000通まで配信し放題であり、また1通当たり5円を支払えば追加で配信できます。

たとえば5,000人が登録している場合は、月に3回まで(5,000人×3回=1万5,000通)の配信ならば月額5000円だけで済むでしょう。ただし月間8回配信では「5,000人×8回=4万通」となるので、「4万通-1万5,000通=2万5,000通、2万5,000通×5円=12万5,000円」 の追加料金が発生します。 

 

スタンダードプラン

月額1万5,000円で利用できるプランです。月4万5,000通まで無料で配信可能であり、追加メッセージも3円以下で配信できます。

たとえば1万5,000人が登録している場合は、月に3回まで(1万5,000人×3回=4万5,000通)ならば月額1万5,000円のみです。月間8回配信の場合は1万5,000人×8回=12万0,000通」なので、「12万通-4万5,000通=7万5,000通、7万5,000通×3円=22万5,000円」の追加料金が掛かります。 

 

各プランは月単位で自由に変更可能なので、状況に合わせてダウングレードやアップグレードなどを行ってみてください。

 

運用サポート

 

LINE公式アカウントの運用サポートは、

・公式サイトお問い合わせフォームへの送信
・Q&A

といった形で提供されています。

LINEは大手企業なので安心はできますが、サポート内容はシンプルです。

もしサポートが不足していると感じる場合は、「運用サポートパック」を利用してみてください。

LINEの認定パートナーとなっている企業が、各種運用に関するサポートを行ってくれます。

 

LINE公式アカウントの実績

 

LINE公式アカウントには多数の利用実績があります。

・マクドナルド
・ZOZOTOWN
・ココカラファイン
・ロクシタン
・スターバックス
・資生堂

といった企業がLINE公式アカウントを活用して集客へ成功しています。

また地方の実店舗でもLINE公式アカウントを使っているところは多く、クーポン配信や新商品の情報発信などへ利用されている点もポイントです。

 

 

店舗アプリDX版raiten の機能について

 

店舗アプリDX版raitenは、実店舗のデジタル改革(DX)を強力にサポートするプラットフォームです。

中小店舗様を中心としてすでにさまざまな店舗様へ活用いただいており、ノウハウも豊富に蓄積しております。

店舗アプリDX版raitenはノーコードプラットフォームであり、「アプリ開発に技能がなくても気軽にアプリを制作できる」のが特徴となっております。

マーケティングの施策をしっかり組んでおけば、スピーディーにアプリを制作して配布、集客に活かすことが可能です。

 

店舗アプリDX版raiten基本機能

 

店舗アプリDX版raitenに搭載されている機能は次の通りです。

 

プッシュ配信

自店舗アプリならではの特徴である、スマートフォンへのプッシュ配信が利用可能です。

タイプは、

・一括全配信
・来店から~日後に、といった条件でのオートプッシュ
・事前に内容を予約しての配信
・登録日や保有ポイントなどを加味したセグメントプッシュ
・性別や年齢などを加味した個別プッシュ
・店舗別

などから自由に選択できます。

プッシュ通知には、

・アプリトップ画面
・クーポン
・イベント
・Webサイト

といった多彩なリンクを貼ってコンバージョンへ誘導できます。

またCSVファイルを使った配信対象選択も可能であり、既存顧客リストがあれば有効活用可能です。最短10分で配信できるスピーディーさも魅力です。

 

クーポン

自店舗アプリにとって、集客手段としてのクーポンは重要です。ただしお客様の状況や属性などによって出し分ける必要があります。

店舗アプリDX版raitenを使うと、

・誕生日用クーポン
・ダウンロード特典クーポン
・期間限定クーポン

といったように、さまざまなシチュエーションのクーポンを自由なデザインで配布可能です。

もちろん通常のプッシュ通知配信と同じように、セグメント設定や自動配信設定などもできるようになっています。

お客様はアプリ画面から使うボタンなどを押して、スムーズにクーポンの提示が可能です。

 

スタンプカード

店舗アプリDX版raitenを使うと、デジタルスタンプカードも簡単に発行できます。

・来店
・購入金額
・商品ごと

といったように、さまざまな条件に合わせたQRコードを発行、読み取ることで使えるようになっています。

スタンプごとにデザインを変更することも可能であり、ブランディングに効果を発揮するでしょう。またスタンプ2倍といった施策にも柔軟に対応可能です。

4桁パスコードによるスタンプ認証も可能なので、ぜひ施策に合わせてスタンプカードの利用方法を工夫してみましょう。

 

イベント登録

もし「商品無料キャンペーン」といった大々的なキャンペーンを行うのであれば、イベント登録機能を使ってみてください。

イベント登録機能では、

・開催中や開催予告などを自動で切り分けて表示
・開催中の場合に残り日数をカウント表示
・開催時刻や予約ボタン設置などを詳細画面で自由に作成

といったことが簡単にできます。

イベントについては、たとえばトップページにスライダーアニメーションを表示、その中でカードの1つとして概要バナーを表示して詳細へ遷移させる仕組みも構築可能です。

トップページであれば目立つので、ぜひ施策に有効活用してみてください。

 

メニュー作成

自店舗アプリではメニューの構成も重要です。アプリで一般的に使われているのは、3本線や3点などのアイコンをタップすると、詳細メニューがポップアップ表示される仕組み(ドロワー)です。

店舗アプリDX版raitenでは、メニュー作成も自由自在になっています。

・店舗情報
・クーポン
・イベント
・お知らせ
・スタンプ

といった内容をドロワーメニューへ配置、カラーやアイコンにまでこだわって表示できるように工夫可能です。

他にも、

・上部に固定でメニューを表示
・下部に固定でメニューを表示

といった表示位置や方法の設定は可能なので、使いやすいデザインになるように工夫してみてください。

 

フォト・動画一覧の作成

店舗アプリDX版raitenでは、リッチな画面も用意できます。

たとえば「自店舗で提供している和食料理の一覧を、Instagram風にパネル形式で紹介したい」という場合も、フォト・動画の一覧作成機能を使えば簡単に実現できます。

・フード
・デザート

といったようなタブの切り替えも可能な、使いやすいリッチ画面を用意可能です。

動画での紹介はURLを使ってリンクを貼る形になります。

 

会員証バーコード

もしPOSシステムなどを使って顧客情報を管理しているならば、会員証にバーコードが表示される仕組みがあると便利です。システムから簡単に読み込んで商品内容の確認や顧客情報との紐づけなどができます。

店舗アプリDX版raitenでは、

・CODE39
・CODE128
・EAN(JAN8)
・EAN13(JAN13)
・UPC
・ITF14
・codabar(NW7)

といった多様なフォーマットから必要なバーコードを選択可能です。

紛失等によるバーコードの再登録も可能なので便利です。

 

分析ダッシュボード

自店舗アプリの運営では、分析が重要です。

店舗アプリDX版raitenでも分析に対応できるようさまざまな関連機能を提供しております。

・分析で重要な部分をハイライト表示できる
・売上貢献や月次目標を設定可能
・グラフ表示やタブ切り替えが簡単
・顧客データや属性の分析にも対応
・各データのCSV出力が可能

などのメリットがあり、分析が効率化するのがポイントです。

分析できる項目としては、

・月間利用者数(月間アクティブ数)
・アプリの利用動向(日別/月別)
・プッシュ配信した回数
・プッシュ配信の開封率
・クーポン別の利用者数
・スタンプ付与数の推移(日別/月別)

といった内容が挙げられます。まずはダッシュボードの確認方法に慣れて、数値をトラッキングできるようにトレーニングしていきましょう。

 

ユーザー情報検索機能

分析にかかわる機能として、ユーザー情報の検索機能も搭載されています。

・性別や年齢で分けたユーザー属性の比率
・アプリを使っている各種お客様のスマートフォンOSの比率

などを調べて施策へ活かすことが可能です。

また顧客台帳を自動生成、

・会員証番号
・年齢
・クーポン利用回数

などを選択して並べ替え、検索できる機能も備わっています。常連様の情報を可視化したい方はぜひご活用ください。

 

オリジナルデザインの制作

さきほども説明しましたが、店舗アプリDX版raitenは初心者でもオリジナルデザインを制作・実現できるアプリプラットフォームです。

・トップアイコンの配置
・トップ画像の配置
・メニューの配置
・スライダーの活用
・目玉商品・メニューの表示

などを通じて誰でもオリジナル性の高いデザインをアプリに落とし込めます。

またPWA、つまり次世代のWebアプリまで用意できるので、将来的にアプリストアを通じずにPWAを利用するようなユーザー環境になっても楽々対応可能です。

デザイン制作などに関しては弊社でもサポートさせていただくので、気軽にご相談ください。

 

その他オプション機能

基本機能だけでは施策的に不足している場合、オプションを別途利用して補強することもできます。

たとえばポイント・会員ランク機能をオプション利用すると、

・ポイントの設定
・ゴールドといった各ランクの設定
・特典の説明
・月間ランキングの表示

といった機能を使ってリピーター創出・購買モチベーションの増加などを見込めます。

そしてAPI連携では、

・会員番号・バーコード情報の表示
・合計ポイント数などの表示
・ランク称号名やランク画像の表示
・ログイン情報の保持

などが可能となっています。

API連携は初心者では難しい部分もあるので、ぜひ弊社とも相談しながらオプション追加をご検討ください。

 

店舗アプリDX版raitenのプラン・料金内容

 

店舗アプリDX版raitenのプラン・料金内容は以下の通りです。
※表は1店舗で利用する場合の料金内容

 

アプリとPWAを両方制作、あるいはアプリだけ制作でも料金は同じです。

また初期制作費用・月額利用料ともに1店舗追加されるとその都度1万1,000円(税込)の追加料金が発生します。

たとえば「2店舗」で利用する場合は、初期制作費用が「11万円+1万1,000円=12万1,000円」、月額利用料が「2万2,000円+1万1,000円=3万3,000円」となります。

ちなみにアプリストアへのディベロッパー登録はお客様のアカウントから行う必要があるので注意してみてください。

 

運用サポート

 

運用サポートに関しては上記プラン内で各種サポートを提供させていただくほか、以下のようなオプションプランも提供しております。

 

プレミアムかプレミアム+かを選んで契約いただきます。気になる方はぜひ詳細をお問い合わせして確認してみてください。

 

店舗アプリDX版raitenの実績

 

店舗アプリDX版raitenは、地方で有名なスーパーや飲食店様などを中心として、多くの方へ利用いただいております。

実績数は年々着実に増えており、現在は「900社、8,000店舗以上」を達成いたしました。

アプリプラットフォームとして気軽に利用できる、中小店舗でも導入ハードルが低いことなどが要因であると考えております。

もし今まで「アプリを作りたかったが予算の関係等で実現しなかった」という方は、ぜひ店舗アプリDX版raitenをご活用ください。

 

 

LINE公式アカウント(LINE for Business)と店舗アプリDX版raitenの機能徹底比較

 

以下はLINE公式アカウントと店舗アプリDX版raitenの比較表です。

 

項目が多いですが、ここからは特に注目しておきたいポイントをまとめて解説していきます。

 

価格面

LINE公式アカウントの弱点は、プッシュ通知の量によって従量課金されてしまう点にあります。

つまり店舗の規模が成長してお客様が増えるほど、配信メッセージ数が増えて料金負担が増えていきます。

対して店舗アプリDX版raitenの場合、プッシュ配信の量に応じて従量課金はされません。

いくらでも配信できるため、初期制作費用や月額費用さえ払っていれば安心して配信量を増やすことができます。

つまりスケーラビリティを加味したコスト面では、店舗アプリDX版raitenのほうが有利です。

 

タッチポイント面

タッチポイントの側面でいうと、LINE公式アカウントにはLINEアプリ自体のユーザー数がもともと多いメリットがありますが、同時にスムーズにタッチポイントを作りにくいデメリットも抱えています。

たとえば通知バッチの点では、LINE公式アカウントの場合アカウント個別の通知数をスマートフォンへ表示できません。

LINEアプリを立ち上げてもらい、フォローアカウント一覧から自店舗アカウントの更新通知がないか見る必要があるので面倒です。またステータスバー通知といった他の通知方法も使えません。

対して店舗アプリDX版raitenで作ったアプリは、プラットフォームを使ってはいますが自店舗オリジナルアプリです。よって通知があった場合は、自店舗で用意したアプリアイコンへ直接通知数が表示されるので目立ちます。

ステータスバー通知なども使えるので便利です。ちなみにプッシュ配信時はバイブレーション等でお知らせがあるので、お客様はすぐアプリを立ち上げて内容を確認可能です。

 

ブランディング面

LINE公式アカウントではデザイン性が制限されます。

LINEの緑基調のシンプルなデザインに、画像や動画などを配置して何とかブランディングを行っていきます。

店舗アプリDX版raitenの場合、デザインはプラットフォームへ依存しますが基本自由です。

少なくともLINE公式アカウントよりは自由度が高いため、レイアウトの変更や新規要素の追加なども簡単にできます。

アプリデザインだけでマーケティングのよしあしが決まるとは限りませんが、自店舗の特色をデザインで出せたほうが出せないよりも印象に残りやすいのは間違いありません。

 

機能面

機能面全体でみると、LINE公式アカウントはフォト・カタログの一覧画面が作成できなかったりと面倒に思う部分も多いです。

対して店舗アプリDX版raitenの場合、基本的に表へ記載されている内容であれば全体的に対応が可能になっています。このため小規模から中規模・大規模まで柔軟に機能面で対応が可能です。

また時代の流れでLINEに代わるプラットフォームが登場するといった変化により、LINE公式アカウントのパフォーマンスが落ちる可能性がある点も考えておく必要があります。

メルマガやFacebookの利用者減少(日本やアメリカなど)、ミクシィの消滅などの事例もあるので油断はできません。

少なくとも、LINEという1プラットフォームだけに頼ってマーケティングするのは危険と言えるでしょう。

 

 

LINE公式アカウント(LINE for Business)と店舗アプリDX版raitenのメリットとデメリット

 

ここからはLINE公式アカウント(LINE for Business)と店舗アプリDX版raitenの、メリットとデメリットを比較解説していきます。

 

LINE公式アカウントのメリット・デメリット

 

LINE公式アカウントには次のようなメリット・デメリットがあります。

[box class=”white_box” title=””]・メリット1:手軽に友達登録が可能なのでライトユーザーの獲得が可能
・メリット2:LINEの認知度が高く、顧客の母数が多い
・メリット3:お得なクーポンや情報が得られる
・デメリット1:リピーターの創出が難しい
・デメリット2:公式アカウントが埋もれる可能性がある[/box]

 

LINE公式アカウントはお客様が手軽に友達登録できます。

普段使っているLINEアプリから好きな公式アカウントを追加するだけなので手間が掛かりません。

よってライトユーザーとの最初のタッチポイントとしては適しているでしょう。

またLINE自体の認知度は国内トップクラスで、顧客母数が多いです。

よってライトユーザーを大量に集客できるポテンシャルがあります。

さらにお得なクーポンや情報を気軽に配信できるのもポイントです。

LINEアプリ立ち上げ時にさっとでもアカウントを見てもらえる、あるいは固定して常に上位表示してもらえれば販促効果が高まります。

 

デメリットとしてはまず、リピーターの創出が難しい点が挙げられます。

クーポン目的のみのユーザーもいれば、すぐ店舗に飽きてブロックする方もいらっしゃるので注意が必要です。集客数が多い分顧客の選定をする必要はあります。

また公式アカウントは競合も作っているので、固定で上位表示されるといったことがないとどんどん自社アカウントが埋もれていきます。

情報発信をまめに行っても、お客様の友達アカウント数が多いとそれだけ効果が小さくなってしまうのがネックです。

ちなみにLINEは現在スーパーアプリとして、金融や予約といったさまざまな機能をまとめて提供しようという方針を取っています。

その動きの中で自社アカウントの総滞在時間が短くなったり、アカウントがもっと目立たなくなってしまうデメリットが出てくるかもしれません。

 

店舗アプリDX版raitenのメリット・デメリット

 

店舗アプリDX版raitenには次のようなメリット・デメリットがあります。

[box class=”white_box” title=””]・メリット1:オリジナルデザインを低コストで導入可能
・メリット2:リピーター獲得が容易でロイヤルカスタマーを獲得しやすい
・メリット3:アプリ滞在時間、ユーザー継続性が高い
・デメリット4:運用方法を覚え施策を構築しないと意味がない
・デメリット5:フルスクラッチよりは自由度に劣る[/box]

 

まずオリジナルデザインを低コストで導入できるのはメリットです。

LINE公式アカウントではオリジナルデザインを実現するのが難しい分、メリットが目立ちます。フルスクラッチ出ない分低コストでデザイン開発できるのもポイントです。

また自店舗アプリだと自社のアイコンやプッシュ通知などを目立つように表示できるので、ブランディングやリピーター獲得などにメリットがあります。

ロイヤリティを上手く上げたい場合は、店舗アプリを活用してみてください。ちなみに各ストアで上位表示されるように工夫すれば、ブランディングをもっと強化できます。

さらにアプリ自体の滞在時間やユーザー継続性が一般的に高いのもメリットです。

よく使ってもらうアプリに入る必要はありますが、そこに入ってしまえば後はリピーターをどんどん獲得して売上へつなげることができるでしょう。

 

デメリットとしてはまず、運用方法を覚えないといけない点が挙げられます。

LINE公式アカウントだとLINEの操作方法を活用できますが、自店舗アプリだと1から操作方法を覚える必要があるでしょう。

またフルスクラッチよりは自由度に劣る点も覚えておいてください。

ただし初心者がデザインする分には、デザインや機能面で自由度が小さいと感じるケースは少ないでしょう。

 

 

LINE公式アカウント(LINE for Business)と店舗アプリDX版raiten!店舗・企業にとってどちらがよいのか?

 

LINE公式アカウントと店舗アプリDX版raiten、どちらを導入すればよいのかについては各方面から確認する必要があります。

 

料金(初期費用・月額費用)

料金については、弊社では1,000人という指標がカギになると見ています。

仮に1店舗で1,000人以下の登録を想定している場合は、コストや運用面でLINE公式アカウントを選択すると安上りかもしれません。

ただし1,000人を超えてくると従量課金で負担がのしかかってくるので、他の集客方法を検討する必要性も出てきます。

一方複数店舗での利用、あるいは1,000人を超える利用を想定している場合は、ブランディングや運用面、自由度などを考えても店舗アプリDX版raitenがおすすめです。

 

使いやすさ

使いやすさの面では、シンプルなのはどちらも同じなので使用方法で変わってきます。

たとえばライトに使いたい場合は、スマートフォンからも気軽に機能が使えるLINE公式アカウントがおすすめです。

ただし細かい分析や顧客情報管理などをしたい場合は、店舗アプリDX版raitenを使ってパソコンなどで情報確認を行ってみてください。

 

サポート

サポート面ではどちらも安心できます。

ただしLINEの場合、細かいサポートは認定企業が代理で行うので不安な面もあるかもしれません。

店舗アプリDX版raitenでは弊社が一括でサポートさせていただくので、より安心はできます。

 

ユーザーに対しての親密さ

ユーザーに対しての親密さは、「ライトユーザーではLINE公式アカウント」、「ロイヤルカスタマーでは店舗アプリDX版raiten」に軍配が上がります。

LINEの場合は認知度が高く、友達追加も簡単なためユーザー獲得のハードルは低いです。

その代わりブロックされたりすると関係性がなくなるので、そこからリピーターになってもらうためには他の施策が必要になる可能性があります。

一方店舗アプリDX版raitenではオリジナルアプリを通して密度の高いアプローチが可能です。

ユーザーデータや意見に沿ったサービス改善などを行っていき、長期的に関係性を持つツールとしては店舗アプリDX版raitenで作ったアプリのほうが優秀です。

 

 

まとめ

 

今回はLINE公式アカウントと店舗アプリDX版raitenの詳細を比較してきました。

LINE公式アカウントではライトなユーザーを集客しやすく、小規模の運用であれば低コストで済みます。しかし店舗が成長して大きくなると、リピーターが獲得しやすくて規模が大きくなっても対応できる店舗アプリDX版raitenのほうが有利です。

両者のメリット・デメリットを活かすために、「LINE公式アカウントから自店舗アプリへ流す」といった施策も有効でしょう。ただし運用の難易度が上がるので気を付けて施策を作ってみてください。

いずれのツールも導入前に、

・運用オペレーションの計画
・人員配置
・アプリサービスの計画
・スケジュール計画

などを実施してみましょう。

お問い合わせURL:https://tenpoapp.com/

 

 

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