2024.06.20

【2024年】店舗アプリ作成サービス8社を徹底比較。機能・料金・注意点もご紹介

現在ではアプリ開発初心者でも簡単にアプリを提供できるように、多くの店舗アプリ作成サービス(アプリプラットフォーム)がリリースされています。しかしサービスが多過ぎて、比較や導入先の決定などが大変と思う方もいらっしゃるでしょう。

簡単にでも各サービスの違いや特徴を理解しておけば、スムーズな選定につなげられます。

今回はおすすめの店舗アプリ作成サービスを8社、比較しながらご紹介していきます。

 

店舗アプリとは

 

店舗アプリとは「実店舗を経営しているところで使われている、販促等に使われるアプリ」です。

厳密には社内の情報発信など業務工程効率化のために使われる非販促のアプリでも店舗アプリと呼ばれることがありますが、ややこしくなるので今回は販促用のアプリに絞って解説を行っていきます。

店舗アプリの需要が増えているのは、スマートフォンユーザーが増加したからです。アナログで販促するよりもタッチポイントとして価値が高いスマートフォンでデジタルの販促をしたい実店舗が、店舗アプリを利用しています。

またそれだけでなく、分析データを収集しやすい、その上で分析も効率化するというのも店舗アプリが使われる要因です。分析の精度や施策の正確性等が上がり収益にも直結するので、店舗アプリを使いたいと思う店舗が増加しました。

 

 

 

店舗アプリの主な機能5つ

 

店舗アプリには次のような機能が存在しています。

 

1. プッシュ通知

 

プッシュ通知は店舗アプリの最も基本的な機能です。

アプリを起動していなくてもインストールさえされていれば、ホーム画面における通知欄に通知情報が表示されます。

プッシュ通知はタップするだけでアプリの指定ページが表示されるので、気軽にアプリの起動率を向上させられるのがメリットです。またお客様からしてもお得な情報をいち早く知ることができるというメリットがあります。

プッシュ通知にはリアルタイムで情報を送信できるリモートプッシュと、あらかじめ指定したタイミングで情報が自動送信されるローカルプッシュの2種類が存在しており、使い分けることで情報伝達が効率化します。

 

 

2. クーポン配信

 

アナログな方法でクーポンを送信していた方は、デジタルクーポンを店舗アプリ経由で配信可能です。デジタルクーポンへ切り替えることでさまざまなメリットが得られます。

まずアナログなクーポンで必要だった各種経費が減少します。それだけでなくデザインデータさえあればすぐ配信ができるので、リアルタイムにクーポン配信が可能です。さらにクーポンに利用期限を設定して期限間近になればプッシュ通知で知らせたり、デザインを都度切り替えて使いたいという気持ちへ誘導できるように工夫することもできます。

 

 

3. 会員証・ポイントカード

 

会員証やポイントカードも店舗アプリを使えば一本化できます。お客様はデジタルの会員証やポイントカードをアプリから画面表示してすぐに提示できるようになるので効率的です。そういった手軽さが利用率向上へ直結するでしょう。

店舗側からすると会員証やポイントカードの経費を管理するのが大変ですが、新規発行や再発行はアプリからお客様ができるようになるので負担が減少します。当然紙代等も必要なくなるので、経費も減少して利益を増やすことが簡単です。

 

 

4. オンライン予約・注文・決済

 

店舗アプリを導入することでオンラインの予約や注文・決済などのサービスを提供できるようになります。アプリ上から予約日時をタップで設定したり、注文メニューを決めてキャッシュレス決済で料金を支払うといったことが簡単に実現します。

予約がすぐにできないと来店したくないお客様も一定数いますが、電話といった手段だけだとスタッフが対応しきれないことがあるのがネックです。アプリから予約できると自動で日時調整等ができるので、スタッフが必要ありません。

また注文や決済をオンライン化することで、接触機会が減るので衛生面でも安心してお客様が来店できるようになります。

 

 

5. 顧客管理(CRM)

 

アプリで登録された基本情報や購入履歴といった各種個人情報は、店舗アプリ内の顧客管理システムから簡単に確認できます。そこからリピーターへ誘導したいお客様を把握したり、休眠顧客などを確認してアプローチを掛けることまで実現可能です。

従来上記のような確認・分析を行うのは簡単ではありませんでしたが、顧客管理システムを導入することで少人数でもマーケティング面で顧客への適切な対応ができるようになります。顧客管理機能搭載の店舗アプリさえ導入すれば、別のCRMを導入して利用する必要がありません。

サービスごとに提供されている機能は違うので、事前に確認して比較するのが重要です。

 

 

 

店舗アプリ作成サービス8社を徹底比較!

 

ここでは店舗アプリ作成サービス8社を徹底的に比較していきます。

 

店舗アプリDX版raiten

 

特徴:中小規模の店舗様向けに提供させていただいているアプリ作成サービスです。リーズナブルな価格での提供を行っております。

業種にかかわらず必要なデジタル会員証やクーポンを利用可能であり、CRM機能で顧客との関係性を適切に管理しながら施策を出し分けることが可能です。またサブスクリプションサービスといった最新のサービス提供も簡単に構築できます。

アプリ構築やマーケティング等でサポートを受けたい方はご連絡ください。

利用できる機能:プッシュ通知、クーポン、会員証など
料金:問い合わせ
運営会社:株式会社トランスメディアGP

 

 

みせプリ

 

特徴:まずはお試しでエントリープランを利用できます。そこから本格的にアプリを提供できる3つのプランから1つを選択して導入可能です。

最新のデザイントレンドも取り入れた複数のテンプレートから選択を行いアプリ作成を開始できるので、デザイン作業ができない方でも安心してアプリ構築が可能です。またECとの連携等も可能なので、既存のシステムを無理なく利用することができます。

利用できる機能:ニュース配信、ECサイト連携、顧客管理など
料金:初期費用:3万円~、月額費用:4,980円~
運営会社:株式会社フォルクスウェア

 

 

アプスタ

 

特徴:飲食店などで多くの導入実績があるアプリ作成サービスです。顧客管理に力を入れたい店舗におすすめできます。

リアルタイムでの情報反映が特徴であり、アプリでの基本情報登録といった情報追加が行われるタイミングで、ラグなく情報を反映させて分析させることが可能です。

また分析からすぐに情報発信ができるように、マーケティングオートメーション機能も搭載されています。マーケティングを総合的に効率化したい場合はぜひ導入を検討してみてください。

利用できる機能:プッシュ通知、フォトギャラリー、CRMなど
料金:初期費用:問い合わせ、月額費用:1万5,400円〜
運営会社:株式会社ドリームネッツ

 

 

GMOおみせアプリ

 

特徴:業種に限定されず、さまざまな店舗で導入されているもっとも有名なアプリ作成サービスです。

セミオーダー形式でアプリを独自作成できるので、アプリを構築する手軽さと競合と差別化するための独自性のバランスが取れています。またGMOグループが運営しているECサイト作成サービスmakeshopとも連携しており、連携することで利用できるポイントを共通化するといった施策が可能になるのもメリットです。

利用できる機能:会員証、SNS連携など
料金:初期費用:問い合わせ、月額2万2,000円~
運営会社:GMOインターネットグループ

 

 

STORES ブランドアプリ

 

特徴:ECサイト作成サービスSTORESが運営しているアプリ作成サービスです。さまざまなサービスと連携することができます。

EC連携においてはSTORESサイトだけでなく、Shopifyといった人気サービスとも連携できます。またPOSシステムではSTORES レジだけでなく、スマレジといった外部サービスとも連携してお客様のアプリ利用情報を取得可能です。

さらに天候といった情報によって情報通知を行うなど、面白い機能まで搭載されています。

利用できる機能:ECやPOSレジ連携、MAなど
料金:初期費用:0円〜、月額費用:問い合わせ
運営会社:STORES 株式会社

 

 

ヤプリ

 

特徴:販促用だけでなく非販促用の店舗アプリ作成まで実績が多いアプリ作成サービスです。店舗アプリ作成サービス業界では初期からサービスを提供しており、ノウハウが蓄積されているので安心してサポートを受けられます。

機能としては年間200回以上の改善を行っており、フリーレイアウトや埋め込み動画といった各種機能で機能性の高いアプリを即時作成可能です。またOSアップデートへの対応も追加料金なしで行ってくれるので、安心できます。

利用できる機能:フリーレイアウト、動画埋め込み、ユーザーごとの画面情報出し分け
料金:問い合わせ
運営会社:株式会社ヤプリ

 

 

レストラン★スター

 

特徴:ISMS認証を取得しているので、情報管理の面でも安心して導入できるアプリ作成サービスです。飲食店でのアプリ作成に特化したサービスを提供しています。

購入金額に関して指定割合をポイント還元したりといったシステムを手軽に設定しながら構築できます。また休眠顧客へ来店誘導のメッセージを送ったりといった作業が自動化できるのもメリットです。

運用作業に関してもサポートを受けられるので、アプリ作成以外でもサポートを受けたい方におすすめできます。

利用できる機能:ポイント付与、
料金:問い合わせ
運営会社:アクティブ・メディア株式会社

 

 

すまっぽん!

 

特徴:ネイティブアプリを作成できるわけではありませんが、簡易的なWebアプリを低価格で作成できるアプリ作成サービスです。

電話番号やWebサイトURLといった宣伝したい情報をアイコンへ振り分けて表示することができます。お客様は1タップで店舗側へ連絡を取ることが可能であり、スピーディーにWebサイトを読み込んで利用することが可能です。

価格は月額300円でWebプッシュ通知まで利用できるので、軽くアプリを試したい方は利用してみてください。

利用できる機能:メディアリンクの配置、Webプッシュ通知など
料金:初期費用:0円、月額費用:300円~
運営会社:株式会社イーハイブ

 

 

 

店舗アプリを導入するメリット

 

店舗アプリを導入すると次のようなメリットを受けられます。

 

制作が簡単ですぐに提供できる

 

アプリ作成サービスは基本的にノーコード・ローコードと呼ばれる作成形式で提供されています。ノーコードやローコードはまったくプログラミングをしない、あるいは一部だけプログラミングをするという方法でアプリ構築を行う方式であり、アプリ初心者でも気軽に構築が可能な手法です。

アプリ作成サービスを活用することでアプリ制作が内製できるだけでなく、プログラミングの作業が省けるのでスピーディーにアプリを提供開始できます。

1か月もしないで設計や構築が完了するサービスもあり、優先的に導入することですぐアプリ施策を回せるようになるでしょう。

 

 

コスト削減と販促力強化を両立できる

 

アプリ作成サービスを利用すると、アナログな販促がすべてデジタル化します。

こうすることで各種経費が減少するのでペーパーレスなITに対応した店舗になるだけでなく、利益増加にもつなげやすくなります。

それだけでなくスマートフォンユーザー1人1人に適した形で情報を届けられるようになるので、販促力が一気に強化されるのもポイントです。

新規顧客の囲い込みや休眠顧客の掘り起こしまでさまざまな施策を効率よく回せるようになります。

 

 

 

店舗アプリを導入する時の注意点・ポイント

 

店舗アプリを導入する際は、次の点に注意しましょう。

 

自社と同じ業種店舗のアプリ作成実績が多いか

 

自店舗の業種によって、導入すべきアプリ作成サービスは違ってきます。飲食店やアパレル店など、どの業種との関係性が強いのかでアプリ作成サービスの強みが変わってくるからです。

今回ご紹介してきたアプリ作成サービスにも飲食店特化といった種類があるように、場合によっては幅広い業種に対応したアプリ作成サービスよりも特化型サービスのほうが適している場合もあります。アプリの特徴を見て最適な導入先を選んでみましょう。

 

 

料金と機能が自社にとって最適か

 

自社で用意できる予算には限界があり、その中で最適な機能が提供されているアプリ作成サービスを準備する必要があります。

サービスごとに料金プランや利用できる機能が違うので、まずは気になるサービスをいくつか選定してから見積りを取って見てください。

見積りを比較することで各サービスがどこまで予算内で機能を提供してくれるのか、また予算を超過しないかなどが把握しやすくなります。

 

 

どこまでサポートを受けられるか

 

アプリ作成サービスの中には、作成後のサポートが受けられない事例も存在します。そういったサービスでは料金が安い分、運営作業で施策が停滞してしまわないように注意する必要があります。

運営作業で問題が出そうな場合は、そこまでサポートが受けられるサービスを導入するのがおすすめです。また事前の導入サポートが充実しているサービスを見つけることも重要になってきます。

 

 

まとめ

 

今回は店舗アプリ作成サービスのおすすめをご紹介してきました。

店舗アプリ作成サービスごとにどの業者へ特化しているのか、またどのサービスと連携して機能を増やせるのかなどは違ってきます。既存システムとの兼ね合いも見ながら、どのサービスを導入すれば的確な期間で希望通りのアプリを構築・提供できるのかを考えてみてください。

また弊社でもアプリ作成のサポートを行っておりますので、ぜひご連絡ください。

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