店舗集客にSNSは有効?メリット・注意点と活用事例|アプリ併用で効果を高める方法

業種全般
公開日:2023.07.11 更新日:2026.09.02
店舗のSNS活用は第2ステップとして「アプリ」と併用すべきである

店舗経営においてはどのマーケティングツールを導入して利用するかが重要となってきます。特に現在は、SNSの活用する店舗が急速に増えてきました。

SNSには新規顧客を増やしやすいといったメリットがありますが、デメリットもあります。デメリットを減らして集客するにはアプリの活用も考えてみましょう。

この記事では、店舗のSNS活用について解説を行います。

先に結論を書いておくと、SNSは新規のお客様と出会うために強く、アプリは出会った人にまた来てもらうために強いという関係です。どちらか一方だけでは、集めた人がそのまま流れていってしまいます。

本記事では基本的な解説に加えて、業種別の活用事例、二次拡散を起こす考え方、「SNSマーケティングはやめとけ」と言われる理由への対処まで具体的に整理していきます。

店舗集客にSNSが欠かせない時代に

SNSとは「Social Networking Service」の略称です。

もともとは友人や家族といった関係者と、連絡を取り合ってコメントをするためのサービスでした。Facebookといった黎明期のサービスから今は続々とサービスが増加して、その特性も異なっています。

SNSの利用者は増加の傾向をたどっており、それに伴いマーケティングでの利用価値も上昇しています。

また、SNSは無料でアカウントを作って宣伝できるのもメリットです。今ではマーケティングにSNSを利用していない店舗や企業のほうが珍しいと言ってもよいでしょう。

店舗として集客を成功させて経営を安定させるためには、SNSの特性を利用しながら投稿を行い、ファンを増やして活用していく視点が必要不可欠です。

SNSアプリの利用者はどこまで広がっているか

感覚ではなく数字で確認しておきましょう。総務省「令和7年版 情報通信白書(コミュニケーションツール・SNS)」によると、LINEの利用率は2014年の55.1%から2024年には94.9%まで上昇しました。60代でも11.3%から91.1%へと大きく伸びています。

XやInstagramについても、2024年には全体の半数程度が利用しており、50代でも4割以上が使うなど幅広い年齢層に広がっています。SNSアプリの利用者は若年層だけのものではなくなった、というのが現在の状況です。

この数字が意味するのは、どの年代を狙う店舗でもSNSが接点になり得るということです。ターゲットが50代以上だからSNSは関係ない、という判断はすでに実態と合わなくなっています。

SNSの変化とその背景

SNSが積極的に活用されるようになり、次のような変化が起こりました.。

検索需要の増加

先ほど説明しましたが、黎明期のSNSは友人や家族とコメントを出し合い情報を確認するためのツールで、マーケティングで活用するという考えは特に出ていませんでした。

しかし企業や店舗がアカウントを作成して投稿をしていく中で、有益な情報がコンテンツとしてSNS上に蓄積されていきました。

そしてGoogleといった検索ツールではなく、わざわざSNSを使って検索をしようとするユーザがでてくるようになりました。Googleといった検索ツールとは違う使い方ができるからです。特にトレンドになっている情報を調査する際に、キーワード入力やハッシュタグなどで情報を探そうとする方は増えています。

検索需要が増加した現在では、ターゲットユーザーの検索需要を考えて投稿を行うことで、今まで自社アカウントをフォローしていなかったユーザーにフォローを促してファンを増加させることも可能です。

店舗にとって重要なのは、「エリア名+業種」で探されているという点です。「渋谷 カフェ」「◯◯市 美容室」といった検索がSNS内で行われるため、プロフィールや投稿に地名を入れておくだけでも見つけてもらいやすさが変わります。

マーケティング手法の多様化

SNSマーケティングが企業や店舗に広まる中で、その宣伝方法も多様化してきました。SNS側も時代の変化に対応した機能を追加したりして補強を図っています。

テキストのみ

画像のみ

動画のみ

テキスト+画像

テキスト+動画

といったさまざまな方法でユーザーを増加させて販促へ誘導することが可能です。投稿1つ当たりに複数画像・動画を表示させて表現方法を増やすといった工夫で、集客力を上昇させることもできるでしょう。

また広告機能も強化されており、好きな投稿方法で期間やターゲット調整などを行い、適切な効果を見込むことまでできるようになりました。

形式を増やすほど工数も増えるため、まずは1つの形式で型を固めるのがおすすめです。写真1枚とテキストという最も軽い形で週2〜3回続けられる体制を作ってから、動画などに広げていくほうが挫折しにくくなります。

ショート動画等の活用が増加

最近SNS分野で話題となっておりマーケティングでも活用されてきているのが、「ショート動画」です。ショート動画は30秒や1分といった短い時間で、縦型表示の動画を再生するフォーマットになっています。TikTokをきっかけに全SNSへ広まりました。

ショート動画にはストーリー性を出しにくい、表現できる情報が限定されているといったデメリットもありますが、

短時間で視聴できる

スマートフォンで視聴しやすい

フォローしていないユーザーにも見られやすい

といったメリットがあり、マーケティングで活用できると大きな宣伝効果を見込むことが可能です。

伝えたいテーマや演出方法を短時間に圧縮できるようにノウハウを蓄積することで、質の高い動画を毎日投稿することも可能になります。

店舗が作りやすいのは、調理や施術の工程をそのまま映した動画です。凝った編集をしなくても、手元の動きや盛り付けの瞬間は最後まで見てもらいやすく、店の雰囲気も同時に伝わります。

どんなSNSが使えるの?

現在代表的なSNSは次の通りです。

Instagram

Facebook

Twitter

LINE

TikTok

SNSごとに機能・特性は違います。

たとえば「Instagram」では画像を投稿することをメインとして使われるケースが多く、飲食店や美容サロンといった業種と相性がよいです。Instagramのハッシュタグなどで検索を行い商品カタログ代わりに投稿を確認する方も多く、ビジュアルを工夫して画像を効果的に表示できるとマーケティング効果が高まります。

またTikTokは若年層がメインターゲットとなっており、ショート動画の表示が基本となっているSNSです。地方の企業・店舗がショート動画で「○○あるある」や「方言動画」などを公開して、マーケティングを成功させています。

このようにSNSごとの特性を理解しておくと、選定の際もスムーズに作業を進めることができるでしょう。

選ぶときの目安を一覧にすると、次のようになります。

SNS

得意なこと

相性のよい業種

Instagram

写真で世界観を伝える。エリア検索も強い

飲食・美容・アパレル

X

リアルタイムの告知と拡散

当日情報が多い飲食・小売

LINE

登録者へ確実に届ける

全業種のリピート施策

TikTok

フォロー外への拡散

若年層向けの店舗

Facebook

地域・年齢高めの層への告知

BtoBや地域密着の店舗

すべてに手を出す必要はありません。担当者の人数を考えて、まず1〜2つに絞るほうが投稿を続けられます。更新の止まったアカウントは、ないより印象を悪くすることもあります。

関連記事:店舗集客のアイデア5選!オンラインの集客方法、SNSや店舗アプリの活用方法をご紹介

関連記事:MAUとは?アプリのアクティブユーザー数の計算方法と増やし方を解説

SNSの活用事例とは

SNSは次のような方法で活用されています。

地道に投稿を継続してファンを増やす

キャンペーンを通じてフォロワー・投稿に興味を持つユーザーを増やす

広告を出して潜在ユーザーへリーチする

まず定期的に店舗の出来事や新商品情報などを投稿して、ファンを増やす方法があります。SNSでは販促感の強い投稿は嫌がられやすいので、ファンを増やす際は「ターゲットにとってその投稿が面白いか、見たいと思えるか」を意識するのが重要です。

また「アカウントフォローと指定ハッシュタグ投稿でプレゼント」といったキャンペーンでフォロワーや投稿を見てくれるユーザーを増やす方法もあります。プレゼントを用意する際は、自社の業種や取り扱い商品・サービス等に応じて適切な商品を選定しましょう。

さらに広告を出しながら、店舗をフォローしていないユーザーを獲得することも可能です。既存の投稿を簡単に広告にすることもできますが、通常の投稿と同様ついつい閲覧したくなってしまう内容やレイアウトにしておくのが重要になってきます。

飲食店の事例|メニューの見せ方で来店を呼ぶ

飲食店で成果が出やすいのは、メニュー単体ではなく食べる場面ごと見せる投稿です。湯気の立つ瞬間や、席から見える景色まで入れると「行ってみたい」という感情が動きます。

あわせて有効なのが限定情報の発信です。「本日の日替わりが残り10食」「今週だけの季節メニュー」といった投稿は、その日の来店に直結します。投稿を見た人がすぐ行動できる内容かを基準にすると迷いません。

参考:飲食店の集客には自社アプリを使うべき!ポータルアプリやアナログ販促にはないその効果とは

小売・アパレルの事例|スタッフを前に出す

小売やアパレルでは、スタッフが実際に着用・使用した投稿が反応を集めやすい傾向にあります。身長や普段のサイズを添えると、購入を検討している人の判断材料になり、そのまま来店や取り置きにつながります。

店ではなく人にファンが付くのもこの手法の特徴です。「あの人のおすすめが見たい」という理由で継続的に見てもらえるようになると、投稿の効果が積み上がっていきます。

美容サロンの事例|施術前後の比較を積み上げる

美容室やサロンでは、施術前後の比較画像が定番かつ効果的です。仕上がりが具体的に想像できるため、指名や新規予約の後押しになります。

投稿を続けると、それ自体が作品集として機能する点も大きな利点です。過去の投稿を見て来店を決める人が出てくるため、投稿1つあたりの寿命が長くなります。

いずれの業種にも共通するのは、投稿の目的を1つに決めておくことです。認知を広げたいのか、今日の来店を作りたいのかで、投稿すべき内容はまったく変わります。

店舗がSNSを活用するメリット

店舗でSNSを利活用できるようになると、次のようなメリットがあります。

無料から宣伝することができる

SNSの開設費用は基本的に無料です。

事業拡大時に有料プランを利用する、といった判断は必要になりますが、最初のコストが掛からないのは大きなメリットだと言えるでしょう。

仮にポータルサイトで情報を掲載して集客を行う場合、多くのユーザーが集まりますが効率よく集客できるとは限りません。競合のほうへユーザーが集まるリスクもあります。さらに掲載費用等を考えると利用するのが難しい店舗も多く、コロナ禍の状況下で離脱する店舗も増えてきました。

SNSを利用すれば、ターゲットや投稿内容を調整すれば効率よく集客できます。さらにコロナ禍でも無料から利用できるので安心して利用継続できるのもメリットです。

ただし無料なのは掲載費だけという点は押さえておきましょう。撮影や文面作成にかかる人件費は確実に発生します。週3回の投稿を1回30分で回しても、月に6時間ほどの工数になります。

ブランドの認知度向上・ファンの醸成につながる

たとえばInstagramでは20代の若い女性、といったようにSNSではターゲットを適切に絞って投稿を継続することで、ブランド力の上昇やファンの醸成にもつながります。

一度だけでなく定期的に投稿を行い興味を持ってもらうことで、自店舗のアカウントを継続的に見てくれるユーザーを増やすことが可能です。そういった中でさらに投稿を工夫してロイヤリティを醸成することで、ゆくゆくは自店舗の商品を何度も購入してくれるリピーターを増加させることまでできるでしょう。

すぐに売上増加等につながる可能性は低いですが、継続的に売上を成長させたい店舗にはSNSマーケティングがおすすめです。

ここで注意したいのが、フォロワー数と来店数は必ずしも比例しないことです。遠方のフォロワーが増えても来店には結び付きません。商圏内の人にどれだけ届いているかという視点で見ておきましょう。

情報を拡散してもらえる

店舗内やSNSでの評判をよくすることができれば、SNS上での店舗情報拡散まで狙えます。

具体的には店舗へ行った感想の投稿や自社投稿の引用などをユーザーからしてもらうことで、情報が拡散していく、などです。

さらに二次拡散が起きるとSNS運用コスト削減にもつながります。二次拡散とは自社の投稿が他のユーザーへ引用されたりすると、そのユーザーのフォロワーにも表示されて情報が広まっていく効果のことです。二次拡散が発生することで自店舗のファンが自動的に宣伝を広める人になってくれます。さらに広告が二次拡散された場合、二次拡散以降のコストは発生しないので広告費が削減されるのもポイントです。

多くのユーザーに投稿が広まるバズ効果は発生させるのが難しいですが、少しでも情報が拡散される仕組みを作っておくことで効率よく情報を宣伝することができるでしょう。

UGCを集めて活用できる

SNS運用を通じてユーザーが投稿してくれた自店舗に関する内容は、「UGC」として活用できます。

UGCとはいわゆるユーザー発信のコンテンツであり、口コミ投稿は代表的な事例です。

UGCはさまざまな方法で活用できます。たとえばよい評判を広めてくれたユーザーの投稿に直接店舗が返信をして評価・引用をすることで、投稿がさらにさまざまなユーザーへ広がる可能性が上がります。また自社公式サイトに掲載することで、自社の信頼性を向上させたり実績情報の掲載量を増加させたりできるのもポイントです。

ただしマーケティングでファンのSNS投稿を利用するときは、許可を取る必要があります。ファンへ店舗に関する投稿をしてもらう際の注意点を事前に公開しておけば、こういった調整に掛かる手間は減るでしょう。

たとえば、

指定のハッシュタグを付けてもらうことを推奨

自社サイト等の事例として利用することがある旨を明記

といった方法でトラブルをなくしてUGCを活用できるようになります。

UGCを増やすには、投稿したくなる仕掛けを店内に用意するのが近道です。撮影しやすい席や看板メニューの盛り付け、ハッシュタグを書いたPOPなど、きっかけを置いておくだけで投稿数は変わります。

意見をフィードバックしやすい

公式サイトといった方法で宣伝を行っていると、ユーザーからの意見をどうやって吸い上げるかが問題となってきます。そこで効率よくユーザーの意見をフィードバックするために、SNSを活用するのも有効です。

投稿に関する反応

自社に関する投稿の内容とその評価

自社に関する投稿の数

といった指標を確認することで、投稿内容を変更すべきか、あるいは頻度を上げるべきかなどの判断がしやすくなります。

またアンケートや質問などで意見を集めることも可能です。SNSによってはアンケートを取れる機能が搭載されているものもあり、機能を活用することで効率よくファンから意見を集めて分析することができます。

実際にユーザーの投稿を確認することで、新商品の開発やキャンペーンの開催などを実現してマーケティングを成功させた企業は多いです。思わぬアイデアや意見を逃さないようにSNS内の店舗関連投稿を検索する作業を忘れないでください。

関連記事:飲食店のリピーターを増やす!アプリ活用で売上を伸ばすための機能7選

二次拡散を起こすための考え方

SNSの費用対効果を大きく変えるのが、前述の二次拡散です。広告費をかけずに情報が広がっていく状態をどう作るかを整理しておきましょう。

二次拡散が起きる投稿の共通点

拡散される投稿には傾向があります。「知らなかった」「役に立つ」「思わず笑える」「共感できる」のいずれかを含んでいることがほとんどです。逆に、宣伝色の強い投稿はここに当てはまらないため広がりません。

店舗であれば、業界の裏側や豆知識、地域ネタが扱いやすいテーマです。「おいしい◯◯の見分け方」「この地域だけの習慣」といった内容は、フォロワー以外にも届きやすくなります。

一次拡散の受け皿を用意しておく

二次拡散はいきなり起きません。まず既存のお客様に投稿してもらう一次拡散が必要です。そのために、店内POPやレシートでハッシュタグを案内し、投稿してくれた人には返信や引用で反応する運用を続けましょう。

店舗側が反応することが引き金になります。投稿した人はうれしくなって再び投稿しますし、そのやり取り自体が他の人の目にも入ります。

拡散を来店につなげる導線を作る

拡散されても、来店の方法が分からなければ意味がありません。プロフィールに営業時間・地図・予約導線を必ず置くことが前提になります。

さらに一歩進めるなら、プロフィールからアプリのインストール導線を用意するとよいでしょう。拡散で来てくれた人をフォロワーで終わらせず、継続的に情報を届けられる相手に変えられます。

参考:集客アプリとは?店舗の来店数を増やす機能や活用のコツを解説

「SNSマーケティングはやめとけ」と言われる理由と対処法

検索すると否定的な意見も出てきます。実際に失敗しやすい要因があるのは事実なので、あらかじめ把握したうえで対策を打っておきましょう。

成果が出るまで時間がかかる

最も多い挫折の理由がこれです。投稿を始めて数か月は反応がほとんどないのが普通で、そこで手応えのなさに耐えられず更新が止まります。

対策は、最初から短期の売上を目的にしないことです。3か月間は「投稿を続けられたか」だけを評価軸にし、来店数を追うのはその後にすると、無駄な落胆を避けられます。

運用の工数と属人化

撮影、文面、投稿、コメント対応と、意外に手間がかかります。担当者1人に任せきりにすると、その人が辞めた瞬間に止まるのもよくあるパターンです。

対策としては、投稿のテンプレートと年間カレンダーを先に作ること。月初の定番、季節メニュー、地域行事といった枠を埋めておけば、毎回ゼロから考える必要がなくなり、引き継ぎもしやすくなります。

炎上とアカウント依存のリスク

不用意な投稿が批判を集めるリスクは常にあります。投稿前に第三者が1回目を通すルールを設けるだけで、大半は防げます。

あわせて意識したいのがアカウント依存のリスクです。SNSは運営側の仕様変更ひとつで表示のされ方が変わり、最悪の場合はアカウントが使えなくなることもあります。フォロワーは借りている資産だと考えておきましょう。

やめる前に見直したいこと

成果が出ないと感じたときは、やめる前に目的とターゲットが定まっているかを確認してください。「とりあえず投稿している」状態では、何を改善すべきかも分かりません。

そのうえで、SNSだけで完結させようとしていないかを見直しましょう。SNSは出会いの場であり、関係を続ける場所は別に用意する必要があります。この点が次章の内容につながります。

参考:アプリマーケティングのKPIとは?ダウンロード数など主要指標の見方と設定のコツを解説

SNSとアプリの運用で集客力はアップする!その相乗効果とは?

ここからはSNSとアプリの関係性をご紹介します。

両者の違いを整理すると、次のようになります。

比較項目

SNS

アプリ

得意なこと

新規の認知と拡散

リピート来店の促進

情報の届き方

表示されるかは運営側の仕様次第

通知で確実に届く

顧客データ

詳細は取得しにくい

来店・購買履歴が残る

導入コスト

無料から始められる

初期・月額の費用が発生

資産の所有

プラットフォーム側にある

自社に蓄積される

SNSは新規集客に強い販促手法

SNSはWebサイトといった販促手法と同じく、新規顧客の集客に強いサービスです。

フォローをしていない顧客にもハッシュタグや広告経由で情報を届けられるので、それをきっかけとしてファンを増加させることができるからです。

また投稿方法が多いので、いろいろレイアウトを試しながら自店舗にとって最もよい投稿方法を検討することも可能になっています。

たとえば1枚だけ画像を掲載したテキスト付き投稿と、カード形式で複数画像を掲載したテキスト付き投稿を比較・より効果の出る投稿はどちらかを検証可能です。

さらに拡散効果が発生すると、一気に新規顧客の集客が実現するのも強みとなっています。

一方で、SNSで集めたフォロワーは自社の資産ではありません。仕様変更でリーチが落ちれば、それまで届いていた人に届かなくなります。この不安定さがSNS単独運用の弱点です。

アプリはリピート来店に強い販促手法

SNSは新規集客を得意としますが、アプリは新規集客は得意ではありません。

代わりに新規集客後、その顧客をリピート化して売上増加へつなげることは得意です。

アプリは一度インストールしてもらうまでに時間が必要です。インストールを成功させてから宣伝を開始して情報を届ける必要があるので、最初のタッチポイントには向いていません。

ただしスマートフォン経由で目立つ方法を使い宣伝ができるので、リピーターを効率よく集客することが可能です。

さらにプッシュ通知であらかじめ調整したユーザー設定通りに情報を区分けして送る、といった工夫もすることができます。

アプリの強みは、誰がいつ来て何を買ったかが記録として残る点にもあります。来店頻度や購入履歴に応じて配信内容を変えられるため、SNSでは難しい個別のアプローチが可能になります。

参考:アプリのセグメントプッシュ通知で開封率を上げる!来店間隔に応じた配信のコツ

SNSとアプリを併用することで相乗効果を得られる

SNSとアプリはマーケティング手法として特性が異なります。

そのため、相乗効果が発揮されることも考えながらどの方法で宣伝を行うか検討してみてください。

たとえばアプリのインストール促進や機能説明、使い方の解説動画などをSNSへ投稿することで、インストール者数を増やすことが可能です。またアプリ内で最新のSNS投稿を表示させて、閲覧者を増加させるといったこともできます。

相乗効果を得る際は、事前に利用するSNSとアプリ機能を決めておき、どうやって連携させることができるのかを確認しておいてください。アプリの機能によってはSNS投稿を表示させたりできない可能性もあるので注意しましょう。

流れを言葉にすると、「SNSで見つけてもらう→来店してもらう→アプリに登録してもらう→通知で再来店を促す」という設計になります。この4段階のどこが切れているかを確認すると、次に手を入れる場所が見えてきます。

アプリへの誘導は、店頭で声をかけるのが最も確実です。SNS経由で来てくれた新規のお客様に、会計時にインストール特典を案内する。この一手間があるかないかで、翌月以降の来店数が変わります。

参考:アプリクーポンの集客効果と仕組み|導入のメリットや運用テクニック

関連記事:自社アプリを活用した飲食店の集客術5選!従来の集客方法とは違う新たなアプローチ

関連記事:店舗アプリのメリット・デメリット|集客力アップだけでないその魅力

自社アプリ内にSNSを表示できる?そのメリットとは

SNSリンクを貼って誘導ができれば、アプリ経由でSNSの投稿閲覧者やフォロワーを増やすことは可能です。しかしリンクを見せるだけよりも、やはり直接WebサイトのようにAPIといった技術を活用してSNS投稿をその場で表示できたほうがより効果が大きいです。

SNS投稿を直接表示できるかどうかは、アプリプラットフォームの仕様によっても変わってきます。従来「店舗アプリDX版 raiten」には、SNS投稿を表示させて販促に使う機能が存在していませんでした。

しかし2023年をめどに、制作したアプリ内でInstagramといったSNSの投稿を表示できる機能を搭載することが決まりました。

SNS投稿をアプリ内で表示することで、よりビジュアル面を強化してロイヤルティを醸成・リピーター獲得へつなげることが可能です。

運用面での利点は、更新の手間が二重にならない点です。SNSに投稿すればアプリ側にも反映されるため、担当者の作業を増やさずにアプリの中身を新鮮に保てます。

参考:アプリ会員とは?会員証アプリおすすめ15選と導入メリット・注意点を解説

まとめ

今回は店舗のSNS活用についてメリットやアプリとの連携効果などを解説しました。

SNSは新規集客、アプリはロイヤル顧客の育成に強いです。相互補完を検討することで最大限のマーケティング効果を挙げられるように工夫するのも重要となってきます。

ぜひSNS・アプリの機能や仕様をよく確認して、連携できるように準備をしてみてください。

あらためて整理すると、SNSは出会う場所、アプリは関係を続ける場所です。どちらか一方に絞ると、集めた人が流れていくか、そもそも人が集まらないかのどちらかになります。

まず着手するなら、SNSは1〜2媒体に絞って型を作り、来店してくれた人をアプリに登録してもらう導線を店頭に用意する。この2つから始めれば、少ない工数でも集客の循環をつくれます。

参考:店舗アプリ作成サービスおすすめ比較8選!選び方や費用を解説

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