飲食店向けアプリ作成サービスおすすめ10選!デメリット・メリットもご紹介
飲食店としてアプリを活用して販促を行うためには、実店舗向けのアプリ作成サービスを提供しているところへ依頼を行うとよいでしょう。アプリ作成サービスへ登録すると内製でアプリを作れるだけでなく、多彩な機能を直感的に調整・搭載して運用まで簡単にできるメリットがあります。
ただし現在さまざまな業者が飲食店向けアプリ作成サービスを提供しているので、違いを理解しておくのが重要です。
今回は飲食店向けアプリ作成サービスのメリット・デメリットやおすすめサービスなどをご紹介していきます。
飲食店がアプリを導入するメリット
まず飲食店がアプリを導入するメリットを知っておきましょう。
販促強化になる
飲食店が実店舗向けのアプリを導入すると、販促強化につながります。
たとえばクーポン配信機能を使うことでリアルタイムに時限式の限定クーポンを配信できますし、お気に入り店舗登録機能を使えばユーザーの好きな店舗の情報を絞って配信できるのがメリットです。さらに各機能はプッシュ通知と連携させることで、さらに高い販促効果を見込めるようになります。
このように飲食店が上手くアプリを使うと、集客が加速したりといった効果をアプリによって得ることができるのでおすすめです。
ペーパーレスなどのDX化につながる
アプリを使うと、今まで紙で行ってきた施策をペーパーレス化できます。これは単にコストを削減するという目標を達成できるだけでなく、DX化にもつながる重要な要素です。
たとえばチラシをデジタルチラシ化して配信するだけでかなりのコスト削減になりますし、チラシの内容訂正や更新も簡単になります。また会員証もデジタル化することで来店した時点でポイントを付与したりといった施策までできるようになり紙を使わない販促が多様化します。
このようにペーパーレスとDX化を両立できるのが、飲食店がアプリを使うメリットだと言えるでしょう。
最新機能の提供ができる
飲食店がアプリを使うと、従来できなかった最新ITを使った施策提供が可能となります。
たとえばビーコンを使って付近のお客様を認知して、必要なイベント・クーポン情報を発信するといったことが可能です。またそれだけでなく、最近あらゆる業種で使われるようになっているサブスクリプションサービスの会員証発行や料金決済までもアプリ1つでできるようになります。
こういった最新ITを使ったサービスを提供できるようになることで、販促力の強化はもちろんのこと将来的にもさまざまなITをアプリへ取り込んでリアルタイムに提供できる足掛かりをつかむことが可能です。
飲食店のアプリ導入は飲食店向けアプリ作成サービスがおすすめ
飲食店のアプリ導入には、飲食店向けのアプリ作成サービスがおすすめです。
こういった飲食店向けアプリ作成サービスは店舗アプリと総称されることもあり、実店舗のDXに関係するさまざまな機能が搭載されています。
飲食店向けアプリ作成サービスは次のような点でおすすめです。
制作が簡単
飲食店向けアプリ作成サービスはアプリ作成に慣れていない初心者が使うことを想定しています。そのためプログラミングの難しい知識・スキルを必要とせずにアプリを作成することが可能です。
たとえば用意された画面からテンプレートを選択して、そこへ必要なメニューや機能をドラッグ&ドロップといった操作で追加するだけでアプリができあがってしまいます。
こういったノーコード・ローコードでのアプリ制作は現在アプリ分野でトレンドとなっており、飲食店でもこういったノーコード・ローコードの飲食店向けアプリ作成サービスを使うことで短期間でアプリを制作することが可能になっています。
販促コストが抑えられる
飲食店向けアプリ作成サービスを使うと、従来のチラシ・会員証といった各宣伝手法がデジタルで一元化されます。これによって販促のスピードが向上するだけでなく、デジタル上で用意すればよいだけになるためコンテンツを制作するときのスタッフ人件費以外は特にコストを考える必要性がありません。
またデジタルで集約されることによってどのコンテンツにどれくらい費用が掛かっており、どのくらい調整したいかなどの管理も簡単になります。
このように飲食店向けアプリ作成サービスを使うことで、簡単にアプリを制作しながら効率よく宣伝費等のコストを削減することが可能です。
自店舗でアプリ運用の全工程を実行できる
飲食店がアプリを用意する際に外注をしてしまうと、まずアプリ制作工程を自店舗で管理できないという問題が発生します。ノウハウがなければそもそも管理以前に制作ができませんが、万が一追加したい機能・デザインが出てきた場合などに調整ができないといったデメリットがあります。
また制作後の運用・保守まで考えると、アプリ制作を単純に外部の企業へ任せるのはリスクが伴います。
飲食店向けアプリ作成サービスを使って内製をすることで、アプリの詳しい仕組みを理解した上で運用・保守まで安心して実行できるようになります。また細かい調整が必要になっても、社内にアプリ環境があるためいつでも調整ができる点もメリットです。
飲食店向けアプリ作成サービスの選び方
ここでは飲食店向けアプリ作成サービスの選び方を解説していきます。
提供している機能が自社の目的に適しているか
飲食店向けアプリ作成サービスと言っても、実際に提供されている機能はサービスごとに異なります。たとえばサービスによっては最新のWebアプリであるPWAを、ネイティブなアプリストアで配布するアプリといっしょに開発できるサービスがあります。
また分析ダッシュボードが充実していることをアピールしたり、デザインテンプレートの豊富さを売りにしているサービスがあるのもポイントです。
こういった違いを理解しながら、提供されている機能やアピールポイントが自社の目標達成に適しているのかを考える必要性があるでしょう。
初期費用や月額費用が予算に合っているか
飲食店向けアプリ作成サービスはアプリプラットフォームとして基本的には提供されているため、予算的には外注して1から作ってもらうよりも圧倒的に安いです。ただしコストが0になるわけではなく、初期費用や月額費用の問題は解決しないといけません。
たとえば予算が月額12万円までしかないのに、月額13万円のサービスを契約することはしないでしょう。
このように全体の予算から月額上限等の指標を設定した上で、その予算を超えない範囲で上手に利用できる飲食店向けアプリ作成サービスを選ぶ必要性があります。
サポート体制が充実しているか
飲食店向けアプリ作成サービスを使う際は、初心者としてサポートが受けられる環境が提供されているかも確認する必要があります。
- 連絡する方法
- スタッフの対応方法
- 実際に提供されているサポート内容
といった点で確認をすると安心です。
飲食店向けアプリ作成サービスおすすめ10選
ここからは実際におすすめできる、飲食店向けアプリ作成サービスを10個ご紹介していきます。
店舗アプリDX版raiten
中小規模の店舗様向けのアプリ作成サービスを提供しております。
飲食店様の場合はデジタル会員証やクーポンを利用できるだけでなく、ランク制度で効率よくリピーターを集客したり、メニューの注文数でランキングを付けて公開するといった施策が取れるようになります。
またサブスクリプションサービスを提供して、固定の利益を稼げるように調整することも簡単です。
API連携でポイントシステムとデータベースをつなげるといったサポートも行っております。
- 特徴:株式会社トランスメディアGPが提供、ゲーム性も活用したアプリを短期間で簡単に制作できる
- 初期費用:問い合わせ
- 月額費用:問い合わせ
- 利用できる機能:プッシュ通知、クーポン、会員証、API連携など
- 事例:ラーメン、カフェなど多数
UPLINK
通信・動画配信サービス大手のUSENが提供しています。
あらかじめ用意された複数の機能から選択を行うだけで、手軽にアプリが完成します。
それだけでなく、オンライン決済やテイクアウトなど、現在飲食店において重要性が増しつつある機能もすぐに搭載可能です。
- ・特徴:USENが提供、フォトギャラリーなど飲食店向けの機能多数
- 初期費用:問い合わせ
- 月額費用:6,000円~・利用できる機能:プッシュ通知、オンライン決済、チケット発行など
- 事例:すかいらーくグループ
みせプリ
合計4つのプランから構築されている当サービスは、業界最安値をアピールしているエントリープランから派生して3つのプランを選択可能です。
最初はお試しでエントリープランを利用してから他のプランへアップグレードできるので、安心して導入ができます。
またおしゃれ・ポップなどをテーマに複数のテンプレートを用意しているのも魅力です。
- 特徴:株式会社フォルクスウェアが提供、エントリープランから派生してプランを選択可能
- 初期費用:3万円~
- 月額費用:4,980円~
- 利用できる機能:ニュース配信、ECサイト連携、顧客管理
- 事例:レストラン・弁当販売店などでのアプリ提供
GMOおみせアプリ
大手IT企業GMOのサービスである当アプリプラットフォームは、セミオーダーでアプリを開発できる点を強みにしています。
顧客の希望に合わせて環境をカスタマイズして提供しているので、ノーコード・ローコードツールながらもある程度のカスタマイズ性が確保されているのが特徴となっています。また蓄積されたデータをCRM化して、顧客とのタッチポイント施策の立案などに使うことも可能です。
- 特徴:GMOインターネットグループが提供、セミオーダーで提供されるアプリ構築システム
- 初期費用:問い合わせ
- 月額費用:問い合わせ
- 利用できる機能:会員証、SNS連携、顧客管理、各システムとのデータ連携など
- 事例:大手、小規模を問わず居酒屋や料亭など複数の飲食店関連の実績あり
アプスタ
顧客管理に力を入れたアプリサービスです。
アプリ内で顧客が情報登録をするとともに即時情報が分析画面へ反映され、そこから情報配信の準備をすることも可能です。いわゆるCRMとMAを合わせた機能が提供されているため、マーケティングの負担が削減されるのがメリットになっています。
- 特徴:株式会社ドリームネッツが提供、顧客管理に焦点を当てた機能
- 初期費用:問い合わせ
- 月額費用:1万5,400円〜
- 利用できる機能:プッシュ通知、フォトギャラリー、クーポン
- 事例:ラーメン、居酒屋などで情報管理アプリの提供実績
アプリメンバーズ
導入がしやすく顧客管理が充実している、サポートの質も高いという評価を得ているアプリ作成サービスです。
アプリのアイコンから独自性を出したデザインが作成可能であり、スクラッチくじといったゲーミフィケーション要素も簡単に取り込めます。またPCだけでなくスマートフォンからもデザイン編集ができるので、外出先で気軽にデザイン調整をするといった操作も可能です。
- 特徴:アイユー株式会社が提供、デザイン作成が得意で編集も簡単
- 初期費用:3万円
- 月額費用:1万9,800円~
- 利用できる機能:クーポン、スクラッチ、予約
- 事例:中小規模のカフェ・居酒屋などとの取引多数
AppGoose
フリーミアムタイプで無料プランが提供されています。
初期費用・月額費用両方が0円なので、とりあえずアプリ作成をお試しでしてみたいという方におすすめです。ただし本格的に扱うには制限が多いので、お試し後に導入したいと思った場合は上位の有料プランを選択することになります。
- 特徴:クラウドサーカス株式会社が提供、無料で利用できるお試し機能
- 初期費用:0円~
- 月額費用:0円~
- 利用できる機能: プッシュ通知、メディア作成、地図連携
- 事例:コーヒー販売といった飲食店関連業種との取引あり
すまっぽん!
アプリライクに使えるWebサイトサービスです。厳密にはアプリと少し違うものの、電話番号やメール、Webサイトといった宣伝したいメディアのリンクをスマホ画面のアイコンのように貼って集客することで効果を得ることができます。
何より300円で月額利用できる低コスト性が魅力です。
また最近ではWebプッシュ通知も使えるようになったのでさらに便利となっています。
- 特徴: 株式会社イーハイブが提供、低コストで使えるアプリライクツール
- 初期費用:0円
- 月額費用:300円~
- 利用できる機能:各メディアリンクの配置、Webプッシュ通知送信
- 事例:飲食店の他美容業種等でも実績多数
サクプリ
クーポン発行といった基本機能は抑えつつ、AIチャットボットまで利用して販促が可能なアプリ作成サービスです。
チャットボット機能では自然に予約といったコンバージョンへ結びつくよう、AIが自動でメッセージにて内容を提案してくれます。また外部予約サービスとリンクして情報を表示することも可能であり、自社の集客方法に合わせてカスタマイズも可能になっています。
- 特徴:オールインワンソリューション株式会社が提供
- 初期費用:問い合わせ
- 月額費用:9,800円~
- 利用できる機能:クーポン、SNS連携、AIチャットボットなど
- 事例:カラオケバーや中華料理店といった業種で取引実績あり
クロスポイント
ポイント管理に焦点を当てたアプリ作成サービスです。
ポイント管理機能では会員証ステータス表示やポイントの照会、利用履歴の確認といったさまざまな機能を搭載可能です。またクーポンといった施策の効果を配信実績としてアプリ画面に表示して出力ができるため、分析作業もはかどります。
- 特徴:株式会社アイルが提供、ポイントや分析に関する機能が充実
- 初期費用:問い合わせ
- 月額費用:3万3,000円~
- 利用できる機能:会員管理、在庫共有、POS
- 事例:アパレルなど複数の店舗導入実績
まとめ
今回は飲食店向けアプリ作成サービスのおすすめなどをご紹介してきました。
飲食店の作業負担を削減したり、作業効率化を狙ったりするのにアプリは役立ちます。それだけでなく販促・分析力の強化によってさらなる利益を稼ぐことも可能です。
ただし利用する際は各サービスの特徴を比較しながら、料金だけでなく機能面や実績などを確認して適切な契約先を見つけてみてください。