2019.03.08

スマホ決済が当たり前の時代に!キャッシュレス化していない店舗は損をする?

世の中でどんどんIT化が進み、キャッシュレス(現金を必要としない)の決済方法も主流になってきました。「うちの店舗はそこまで大きくないし、まだキャッシュレス化しなくても大丈夫・・・」。そう思っていませんか?

中小規模でも導入しやすい決済サービスの登場、政府の後押しなどにより、キャッシュレスの波はどんどん広がっています。「現金しか使えないのは不便だな・・・」とお客様から思われて客足が遠のくなど、今から手を打たないと売り上げの面からも致命的になりかねません。

今回は経営規模に関わらずキャッシュレス化が急務なことについてご紹介。

またキャッシュレス化がもたらすメリットとして『ペーパーレス』について説明します。

キャッシュレス化の必要性を感じていないオーナーの方にこそぜひ読んで欲しい内容になっています。

1.キャッシュレス化の現状と今後

日本では信頼性の点などから、現金が信用され続けています。

一昔前のキャッシュレス手段というとクレジットカードやデビッドカードなどのキャッシュカード、それに交通系ICカードなどでの決済が主でした。こういったカードベースの決済は店舗側にも専用のカードリーダーなどが必要で、コストも高額。どこでも用意できる、という状況ではありませんでした。

しかし現在は違います。スマホの普及に伴い、スマホ決済用アプリが幅を利かせるように。特にQRコード経由での決済は店舗側で用意する機器は通常のタブレットと決済用のアプリと、カードリーダーを用意するよりコストがかなり抑えられます。

しかも支払いに使うのはユーザーのスマホ。いつも手にしているスマホで他のことをしながらサッと決済を済ませるなど、現金はもとよりカード系の決済よりも簡単に支払いができてしまいます。

このように店舗側にも、ユーザー側にもメリットがあるスマホ決済の登場で日本国内でもキャッシュレス化が普及しました。実際2008年には12%ほどだったキャッシュレス化率が、2015年には18.4%ほどと1.5倍近くに増えています。外国に比べるとまだまだですが、これからも日本国内でキャッシュレス化が進むのは間違いありません。

では外国でのキャッシュレス化普及率はどうなっているのでしょうか。

お近くのアジアを例に挙げると中国では2015年にキャッシュレス率が60%をすでに突破し、キャッシュレス化がどんどん普及しています。また韓国ではキャッシュレス率が2016年には何と96%以上で、キャッシュレスで支払いを済ませている国民がほとんどという計算になります。

その他にもアメリカでは46%、ヨーロッパでいうとイギリスでは68%、フランスでは40%、スウェーデンでは51%ほどと(いずれも2017年時点)、最低でも日本の2倍ほどはキャッシュレス化が進んでいる計算。

各国のキャッシュレス決済比率2015年

※データは、経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」(2018年4月)より

「日本国外のことだから関係がない」と思う方もいるかもしれません。

しかし東京オリンピックといったビッグイベントを控えていることや、昨今のインバウンドの増加をふまえても、外国でのキャッシュレス化普及は他人事ではありません。今のうちにキャッシュレス化に手を打っておかないと、国内だけではなく、外国から来店してくれたお客様まで逃してしまうことに。

日本では政府がキャッシュレス化に向けて強く動き出しており、2018年3月には経済産業省が「キャッシュレス・ビジョン」を策定。2025年までにはキャッシュレス決済率を40%にするように政策を推進していることも要注目ポイントです。また外国でもキャッシュレス化計画を打ち出しているところが多くあり、キャッシュレス決済の普及は今までよりも確実に進んでいきます。

2.キャッシュレス化は絶対条件に

前述しましたが日本政府もキャッシュレス化を推進しており、またキャッシュレスの決済サービスも続々登場しています。これから日本以上にキャッシュレス化が普及している外国人が見込み客になることを考えても、キャッシュレス化システムを導入しないで足踏みするのは得策ではありません。

スマホ決済はシステム導入にさほどコストを掛けずに済む点からも、小さい規模の店舗でもすぐ取り入れられるはず。ユーザーがサッと会計を終わらせられるキャッシュレス化を進めることが、これから業界で生き残っていくために必要なことです。

3.キャッシュレス化がもたらすメリット

キャッシュレス化がもたらすメリットはたくさんあります。

店舗メリットとして、

  • お会計でのレジの混雑の軽減。オペレーション教育の軽減
  • 金庫やレジがなくなるとその分のスペースを有効活用できる。
  • レジ締がいらなくなる。その分の人件費の軽減ができる。
  • お店にお金がないので強盗被害がなくなる。
  • スマホ決済でペーパーレスに。

ここからは代表的なメリットとして『ペーパーレス』について説明します。

ひとことでペーパーレスと言ってもその対象は多くあります。

そこで今回はお店側とお客様側の双方にメリットがある「4:電子レシート」、「5:デジタルポイントカード」、「6:デジタルクーポン」、「7:プッシュ通知」について詳しく紹介します。

ペーパーレス

4.管理が楽になる!電子レシート

電子レシートは、ペーパーレスなので紙やインクといったレシートに必要な材料が一切必要ありません。レジで決済を済ませるだけでレシート発行も完了。これはコスト削減や資源の無駄遣いがないエコな点でメリットがあります。また毎回レシートが発行されるのを待ち、店員がレシートを切って、お客様へ手渡しする作業が必要なくなるので作業効率の向上、ムダな時間の削減に繋がります。

またお客様にとってもレシートの管理は面倒なもの。スマホ決済だと電子レシートで支払い履歴がまとめて確認でき、レシートよりも簡単に家計管理が可能です。アプリ一つでレシートを手軽に管理できるのでお客様は、1枚1枚レシートを見てどのくらいお金を使ったかなどを時間を掛けて確認する必要がありません。

さらに電子レシートに関しましては経済産業省も推進しており、2018年2月中旬から2週間ほど、電子レシートの標準仕様を策定するためのテスト実験を行いました。実験の結果、電子レシートが便利なのでこれからも使いたいとの参加者の声が多く上がりました。また実験でサンプリングしたデータをもとに、複数のお店の購買履歴データを電子レシートとして管理し、さまざまなアプリと連携して電子レシートを利用できるような共通の枠組み策定も進んでいます。

お店もお客様も電子レシートを利用した方が便利です。

5.お財布の中がスッキリ!デジタルポイントカード

ペーパーレスによるメリットがあるのはレシートだけではありません。お店のアプリを制作するとさまざまなペーパーレスのメリットを受けられます。ここではデジタルポイントカードについて解説します。

紙のポイントカードが必要なくなる

今までポイントカードというと紙で発行を行っていましたよね。しかし紙のポイントカードだとただでさえ他のカードでいっぱいの財布にわざわざ入れておかなければならないなど、お客様側でも管理が面倒。また紙のポイントカードをいちいち取り出すのも意外と煩わしいものです。

お店のアプリでポイントカードをデジタル化すると、紙のポイントカードも必要なくなり、デジタル化ならではのメリットも受けられます。

デジタルポイントカードのメリット

デジタルポイントカードも、電子レシートと同じようにポイントカードを発行する必要がないのでコストを削減できます。また必要に応じてデジタルポイントカードのデザインの変更など、ビジュアル的にもお客さまを惹くような仕掛けをたくさん作ることができます。

お客様の方でも、ポイントカードをサッとスマホから出すだけで良い簡単さや、いつでもポイントカードでどれくらいポイントが貯まったかの履歴を確かめられるなど、メリットがいっぱいあります。

6.お客様が喜ぶのはこれ!デジタルクーポン

ここではデジタルクーポンについて解説します。

デジタルポイントカードのメリット

今までは集客のために、店舗や雑誌で紙のクーポンを配布していたオーナー様もいらっしゃると思います。

しかし紙のクーポンはお店での発行費や地方雑誌にクーポンを掲載する場合は掲載費など、コストが意外とかかりがち。またリアルタイムでお客様に割引を訴えることは難しいです。お客様がクーポン管理するときにバラついて煩わしいのもデメリット。

デジタルクーポンのメリット

デジタルクーポンならば時限式など、コストを掛けずに販促につなげたいタイミングで効率よくクーポンを発行可能。また誰が使用したかをデータとして取得できるので、利用頻度や利用されやすい内容などを分析しお客様ひとりひとりに合ったクーポンを発行することができます。

お客様にとってもデジタルクーポンをアプリで簡単に管理できるので、デジタルクーポンの方が好まれます。

7.DMやチラシより効果抜群!プッシュ通知

お店のアプリではプッシュ通知機能も利用可能。プッシュ通知ならではのメリットで既存の方法よりも効果的な集客が見込めます。

チラシやハガキDMが必要なくなる

従来は集客にチラシやハガキDMなどを利用していました。相手が自宅に投函されたチラシやハガキDMを見てくれれば、コンバージョン(商品購入やサービス利用)につながる可能性もあるでしょう。しかし残念ながら、そう簡単にはいきません。

近ごろはかさばって迷惑に思い、自宅に投函されたチラシやハガキDMといった紙媒体の情報をまとめて捨てる方も多くいらっしゃいます。また仮に家にまでチラシやハガキDMを持って行ってくれたとしても、読まないまま放置、ということも。情報も相手に配布されるまで時間がかかるので、古くなりがち。

このように従来のチラシやハガキDMは、販促方法としては古く、相手に必要な情報が届きにくいというデメリットがあるのが実情です。

当然コストの面からも、チラシやハガキDMは印刷代などがかかり不利。

プッシュ通知のメリット

プッシュ通知機能はアプリをインストールしてくれたユーザーのスマホにポップアップ形式で店舗の最新情報やクーポンを表示します。スマホを持っているユーザーは、プッシュ通知があるとほぼ必ず目を通します。つまり絶対に相手がお店の情報を見てくれるという点で、プッシュ通知の方が既存のチラシやハガキDMといった集客方法よりも注意喚起力が抜群。

常に最新の情報を作ってすぐ発信できるという点でも、プッシュ通知はチラシやハガキDMよりも圧倒的に有利です。

当然印刷費代などのコストも一切かからないので、手軽にクーポンを発行可能なのもメリット。

8.まとめ

今回はキャッシュレス化の波が進んでいることを、キャッシュレス化のメリットといっしょに説明。お店のアプリを制作するとペーパーレスの点でさらにお店にメリットがあることも紹介しました。

ここでは紹介できなかったキャッシュレス化の恩恵はペーパーレスにとどまらずお会計の簡素化によるレジ混雑の回避やレジスタッフのオペレーション軽減、大きなレジや金庫が不要になりその分のスペースを有効活用できることや、お金が盗まれたり紛失することのリスクを回避できるなど数多くあります。

日本でも外国でもキャッシュレスが普及している今、自分のお店でキャッシュレス化システムを導入しないと後々売り上げにも影響することは避けられません。キャッシュレス化の代表であるスマホ決済は導入費もそんなにかかりませんし、導入すればすぐに決済に利用可能と使い勝手も抜群。この記事を機にぜひお店にキャッシュレスシステムを導入して、ペーパーレスを実現してみませんか?

弊社ではアプリ制作サービス「店舗アプリ」を提供中。ここで紹介したデジタルクーポンやプッシュ通知などもコストを掛けずに導入可能です。ペーパーレスが気になった方はぜひ下記URLからお問い合わせをお願い致します。

店舗アプリお問い合わせURL:https://tenpoapp.com/inquiry-apps/

活用事例検索
業種カテゴリー
集客事例カテゴリー
関連活用事例
新着活用事例
一覧へ戻る

まずはお気軽にご相談から