2024.07.09

アプリ集客で成果を出す方法8選!口コミやイベント通知などすべてを解説

アプリを制作して配布を開始した後は、利用者が増えるように集客を行う必要性があります。認知されないとそもそも使う人が増えませんし、利用者が増加したとしても継続的に使ってくれるとは限りません。そこで認知に限らず継続的な利用にまでつながるよう、複数の施策を組み合わせて提供する観点が重要です。

アプリは無形のためオンラインでの宣伝が自然と多くなりがちですが、実際にはオフラインの宣伝が有効なこともあるので連携させてみてください。

今回はアプリ集客で成果を出すための方法で代表的なものを、すべて解説して特徴を比較していきます。

 

アプリのプロモーションが大切な理由

 

残念ながらアプリは作っただけでは認知されるのは難しいです。そもそもが無形であり、どこかで宣伝をしないとたまたま検索に引っ掛かって調査する人が出る程度で終わってしまいます。また単に認知されたとしてもアプリ自体が収益になるわけではなく、実際にはそこからさらに利用者が定着したり店舗で会員証機能を提示してくれる人が増加したりすることで利益が発生します。

ですから販売商品のプロモーションとは違い、アプリを宣伝する場合は単に利用者を増やすだけでなく、そこから店舗利用やEC利用などが増えるようにして利益が成長するようなプロモーションまで総合的に行う必要性があるでしょう。

また事前にブランドが伝わるアプリプロモーションを各媒体で行うことで、ターゲット層は自分に合っているか、またどんな機能が搭載されており何を目指して開発されたアプリなのかといった点を理解できるようになります。これによってアプリのブランドをユーザーが理解をした上で確実に定期的に使ってもらえるような仕組みを構築しやすくなるのがポイントです。

 

 

 

アプリの集客方法

 

アプリの集客方法としては、次のような手法が存在しています。

 

Webサイト・SEO

 

自社Webサイトがすでにある場合は、そこで宣伝をすると効果があります。というのはすでに検索エンジンへ掲載されておりある程度の認知度・読者がいるコンテンツだと、宣伝が広がる可能性が大きいからです。

ただしまだ自社Webサイトの成長度合いが大きくない場合は、SEO対策まで含めてアプリのプロモーションをする必要があります。

SEO対策とは自社Webサイトおよびページがターゲット層に適切な内容を提示できるクオリティが確保されたコンテンツ化を判断する検索エンジンへ対策を行う手法です。普通にユーザーニーズに合わせたキーワード設定をしたり文章を考えることが対策方法として挙げられますが、すぐに成果が出るわけではないのでSEO対策がまだできていない状況でアプリ宣伝をしても効果が上がりません。またそこから宣伝効果が確保できるまでWebサイトが成長するにも時間が掛かるので、プロモーションに利用する場合は注意しないといけません。

 

 

SNSでの発信

 

SNSで情報を発信する方法も考えられます。SNSを利用する際はアプリのターゲット層に合わせてどの媒体で宣伝をするか決めてみてください。

たとえば若年層の利用がメインの場合は、TikTokでショート動画を投稿して宣伝する方法も考えられます。TikTokではチャンネル登録されていなくても配信が表示される仕組みを採用しており、また広告も出稿できるので連携させながら宣伝をすると効率よく若年層へアプリのプロモーションが可能です。

また中年層まで利用が考えられる場合は、X(旧Twitter)の利用がおすすめです。Xは日本において割と幅広い年齢層で使われているので、主婦層やサラリーマン層にもアプリプロモーションが表示される可能性があります。

上記は事例の一部ですが、他にもさまざまなSNSの利用を想定して対策を行ってみましょう。ちなみにフィードの表示といったアプリ機能と連携することを前提にSNSを選定すると、相乗効果が得られるのでさらにプロモーションがしやすくなります。

 

 

デジタル広告

 

すでに少し説明しましたが、各媒体では有料で利用できるデジタル広告というのがあります。各デジタルメディアで通常の投稿などに合わせて出稿すると、アプリ利用者を短期間で増加させることも可能です。

 

Web広告

検索エンジンを中心に広告を出稿する方法です。Web広告には

リスティング
・ディスプレイ

といった種類があります。

リスティング広告では検索エンジンの検索結果上部などに広告と小さく表示された状態で広告が表示されるのが特徴です。以前は文字だけでしたが、現在では画像がいっしょに表示されたりとより目立ちやすい仕組みが採用されつつあります。

またディスプレイ広告は画像を提携先のメディアにて表示してプロモーションを行います。現在では画像だけでなく動画まで掲載することができるようになっており、広告サービス側も動画広告をかなりプッシュしている状況です。気になる場合は動画広告について学習を行い、アプリプロモーションへ活用できるようになっておくと便利です。

 

SNS広告

SNS広告は通常のフィードなどに自然な形で広告を表示することが得意です。

基本的に大手のSNSでは必ず提供されています。

掲載タイプは、

・通常の投稿に並べて表示
・おすすめアカウント欄に表示
・動画コンテンツ内にバナーとして表示
・動画再生中に挿入して表示

といった事例があります。

課金形式はダウンロードが発生した場合に課金されるCPIといった形式が採用されていますが、広告が表示されたら課金するCPVなど他の形式も選択可能です。課金形式によっても露出具合や予算設定が変わってくるので、違いを理解して使い分けるのが重要となってきます。

 

アプリストア広告

アプリストア広告では、主に検索中に広告をいっしょに表示する形式が採用されています。

たとえばApp Storeの場合、Ad Search広告というのがあります。これは登録しておくと指定キーワードで検索された際に、自社アプリが優先的に広告として結果表示されるようにできる形式です。検索ベースなのでそもそも指定キーワード・ジャンルに興味がないユーザーには表示されることがなく、リスティング広告のようにある程度顕在的なユーザーにだけ表示されるのがメリットになっています。

ただし認知優先の場合はこういったリスティング広告系の広告は不利になりがちなので、結局はアプリの普及段階等で使い分ける必要性があります。

 

 

ASO対策

 

アプリストアにおける検索機能を対策する場合は、SEO対策ではなくASO対策を行います。

具体的には、指定キーワードで自社プロダクトアプリ紹介ページが優先的に表示されるよう、プロダクトページを工夫して調整するのが基本となってきます。

たとえば、

・自社アプリに関するキーワードを追加する
・画像・動画を使ってスクリーンショットを充実させる
・概要文や特徴文の調整を行う

といった対策が基本です。

こういった対策はすぐ成果が出るわけではありませんが、定期的に改善することで余計なコストを発生させずに認知やアプリ利用率の向上が達成できます。予算調整の際は広告もうまく組み合わせるとよいでしょう。

 

 

インフルエンサーの起用

 

インフルエンサーとは、主にSNS界隈で人気のある情報発信者です。こういったインフルエンサーに自社アプリを紹介してもらう形式も広まりつつあります。

大手情報発信者にアプリ紹介を依頼したりする事例が目立ちがちですが、実際には地域限定や特定の業種限定のような規模の小さいインフルエンサーもプロモーションで役に立ってくれます。重要なのはアプリの種類やアピールポイント、およびブランドと合っているインフルエンサーを起用することです。

インフルエンサーを使ってアプリプロモーションを行う際は、恐らくノウハウが不足していると思うのでインフルエンサー紹介サービスを使ってみてください。そこでプロモーションのサポートなども受けられる事例があります。

 

 

口コミキャンペーン

 

UGCとして、店舗以外の利用ユーザーが記載した口コミがマーケティングで重要視されつつあります。

UGCは店舗側で意図的に操作できるものではありませんが、それだけにユーザーの生の声を聞いてアプリを利用してよいか検討したいという層には受けています。

口コミを増加させたい際は、たとえば口コミを行うと特別なノベルティがもらえるといったキャンペーンを行うのがおすすめです。ただしその際は評価5中4以上付けた方限定、といった項目を付けないでください。それは意図的に口コミをよい方向へ誘導していると思われて、問題が起こる可能性が大きくなります。

基本的にはアプリの問い合わせ対応や修正対応などでよい評判を獲得するしか、口コミの方向性をよくする方法はないと考えましょう。

 

 

オフライン宣伝

 

従来から行われてきたポスターやチラシなどを使ったオフラインの宣伝もアプリプロモーションでは行われています。

ただし宣伝する際は、媒体を見たらすぐインストールができるように工夫する必要があります。

一番代表的なのはインストール用のQRコードを作成して、ポスターやチラシなどへ貼り付けることです。こうすることでポスターやチラシをもらった方はQRコードをスキャンするだけで、すぐアプリをインストールすることができます。QRコード作成自体は無料でできるので、オフライン宣伝をする場合は必ず各媒体へ印刷して準備をしておいてください。

 

 

イベントやセミナーの開催

 

もし提供したいアプリがITといったサービス関連の業種にかかわるモノである際は、イベントやセミナー経由でアプリの紹介をする方法も取れます。

たとえば自社でDX化の課題や解消方法を提示するセミナーを開催する場合、自社でDX化を実現する社内業務改善アプリを提供している場合は紹介がしやすくなります。アプリ宣伝をイベント・セミナーで行う際は、その内容と提供したいアプリが同じ内容でないと宣伝しても効果が小さくなるので注意してみてください。

またイベント・セミナーで紹介できるほど画期的で使いやすいようなアピールポイントがあるアプリでないと宣伝効果が小さくなる可能性がある点も注意しておいてください。

 

 

 

アプリ集客のポイント

 

ここからはアプリ集客に関してポイントを解説していきます。

 

プロモーションのタイミング

 

アプリリリース直後にプロモーションを行う際は、規模が大きくなり過ぎないように注意しましょう。

たとえば初期にユーザーとして定着させたい人の割合を指標で10と想定して、100規模のレベルで人が集まるようなプロモーションをするのは無理があります。そもそもその規模のユーザーを処理できるほどのアプリではありませんし、定着率も大きく下がるので定期利用者が10に達するかも分かりません。

かといって10集めたいのに5までしか認知されないプロモーションをするのも違います。

ということで10ユーザーを集めたい場合は20や30程度の潜在層へ認知ができるプロモーションを用意するなど、ある程度規模には余裕を持ちつつ管理できるレベルを越さないように事前調整を行うことが重要です。

また認知が済めば次は定着ができるプロモーションに予算割合を増やすといった調整まで必要です。

このようにプロモーションの規模や予算調整は定期的に発生するので、十分なノウハウやスタッフを確保して臨む必要性があります。

 

 

アプリダウンロード数の目安

 

アプリダウンロード数を計測する際は、業界の平均値に達しているかを確認してみてください。

たとえば目安の1つでは、小売・ECジャンルのアプリでは1年後に1〜3万DL未満累計ダウンロードを獲得している場合、初月に3,500ダウンロードを達成してそれをベースにダウンロード数が安定期に入ります。またさらに規模が大きい累計ダウンロード数のアプリでも、初月のダウンロード数の成長がその後の安定期に影響することが分かりました。

よって初月になるべくダウンロード数を稼いでそこから定着できるように施策をスケジューリングするだけで、効果が得やすくなるでしょう。

 

 

 

アプリ制作なら店舗アプリDXraiten

 

宣伝を積極的にしたいほどクオリティがある店舗アプリを用意したい方には、店舗アプリDX版 raitenがおすすめします。

集客に関してもダッシュボードで数値・グラフを使った分析が可能です。

また他にもデジタルポイントカードやクーポン配布、プッシュ通知などに関する機能が総合的に搭載できるので便利です。気になる方はぜひ弊社へご連絡ください。

 

 

 

まとめ

 

今回はアプリ集客で成果を出すための方法で代表的なものを、すべて解説して特徴を比較してきました。

アプリを作った後になるべく利用者を増加させて定着させるには、プロモーションの規模や予算感だけでなく定着段階に合わせた施策の組み合わせが重要となってきます。最初は有料広告を使って後でSEOやASOでのコンテンツ集客へ力を入れるというのは基本的な工夫の1つです。

ぜひ施策を連携させて、初月ダウンロード数確保といったその後もインストールにかかわってくるような指標を達成できるようにしておきましょう。

  

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