ポイント管理アプリとは?費用相場・ポータル型と自店舗専用の違い・選び方を解説
業種全般
顧客の再来店を促し優良顧客を育成するために、多くの店舗でポイントカードが活用されています。しかし紙のポイントカードは紛失や持参忘れが起こりやすく、店舗側にとっても顧客情報の活用が難しいという課題があります。そこで注目されているのが、ポイントカードをスマホで管理できる「ポイント管理アプリ」です。本記事ではポイント管理アプリの基本やアプリ化が求められる背景、開発費用の相場、ポータル型と自店舗専用型の違い、自店舗に合った選び方のポイントまでわかりやすく解説します。
ポイント管理アプリとは
ポイントカードをデジタル化してスマホで管理できるアプリ
ポイント管理アプリとは、紙やプラスチックのポイントカードをデジタル化し、スマートフォン上でポイントの貯蓄や利用、残高確認ができるアプリのことです。店舗側はアプリを通じてポイントの付与・管理を一元化でき、顧客側もカードを持ち歩く手間がなくなります。さらにプッシュ通知やクーポン配信などの販促機能と組み合わせることで、紙のポイントカードでは実現できなかった効果的なマーケティングが可能になります。近年は中小規模の店舗でも導入しやすいサービスが増えており、業種を問わずポイント管理アプリの活用が広がっています。
ポイントカードのアプリ化が求められる背景
消費者のポイントカード保有枚数は平均20枚に達している
「Tポイント」などのサービスを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の子会社CCCマーケティング株式会社では、全国の10代から60代の方にかけてポイントカードに関する調査を行っています。その結果、1人当たりのポイントカード保有枚数が平均20枚、そのうち財布に入れているものだけでも10枚あたりになるという状況が判明しました。そしてポイントカードの不満で一番多かったのは、「色々なお店のポイントカードが増えてかさばる」という回答でした。
またアンケート調査サービスを展開する株式会社NEXERでも、ポイントカードに関するアンケート調査を実施しており、不満点で1位の「有効期限があり消滅する」の次に「複数のポイント管理が大変」という意見が2位になりました。このようにポイントカードを複数所有しなければならず管理も大変という不便さを抱えている消費者は非常に多く、店舗側がデジタル化に踏み切る大きな背景となっています。
紙のポイントカードはかさばり管理が大変
消費者にとって紙のポイントカードは複数枚持ち歩くと財布がパンパンになり、お札の出し入れすら難しくなります。レジ支払いでポイントカードを探すのに手間取れば、ポイントカードを使うまでに無駄な時間がかかってしまいます。ポイントカードを探すのに時間がかかるお客様は最悪の場合「出すのが面倒だからこのお店のポイントカードを使わない」と判断してしまい、自店舗へのロイヤリティも下がりかねません。さらにポイント数の把握もしづらく、残高が分からないことで起きる無駄なポイント失効も発生しがちです。
持参忘れや紛失で店舗側もポイント付与の機会を逃している
ポイントカードはお客様が使おうと思っても、持ち運ぶのを忘れて使えない場面が多くあります。せっかく自店舗へ来店してもらってもポイントカードを忘れていてはポイントの付与ができず、お得感を得られなかったお客様の自店舗へのロイヤリティも上がりにくくなります。さらに店舗側でも紙やプラスチックのポイントカードを発行する場合は材料費や印刷費、管理用システムの構築費といったコストがかかり、発行枚数が増えるたびに経営を圧迫する要因にもなります。こうした問題を解消するために、最近ではポイントカードをアプリで発行・管理する動きが広がっているのです。
関連記事:ポイントカードをデジタル化すべき理由|アプリ化するメリットとは?
ポイント管理アプリ開発の費用相場
シンプルなアプリは50万〜150万円
ポイント付与や会員証表示など基本機能のみを備えたシンプルなポイント管理アプリの場合、費用相場は約50万円〜150万円程度が目安です。機能を限定することで開発期間を短縮でき、コストを抑えながら導入できます。ただしクーポン配信や顧客分析機能などを追加する場合は費用が増加する可能性があります。まずは必要最低限の機能から導入し、運用状況に応じて機能を拡張していく方法も有効です。初期投資を抑えたい中小規模の店舗には、シンプルな構成からスタートするのがおすすめです。
高機能なアプリは200万〜500万円以上
プッシュ通知やクーポン配信、顧客管理、分析機能などを備えた高機能なアプリを開発する場合、費用は200万円〜500万円以上になることもあります。またiOSとAndroidの両方に対応する場合はそれぞれの開発が必要となり、さらに費用が増加する傾向があります。独自性の高いデザインや機能を追加するほどコストは高くなるため、導入目的と予算のバランスを考慮しながら適切な機能を選定することが重要です。大手チェーンや独自ブランドの世界観を強く打ち出したい店舗向けの選択肢といえるでしょう。
月額制サービスなら初期費用を大幅に抑えられる
近年ではアプリを1から開発するのではなく、月額制のアプリプラットフォームサービスを利用する方法も増えています。この場合、初期費用は数万円〜数十万円程度、月額費用は5,000円〜50,000円程度が一般的です。開発費用を大幅に抑えながらポイントカードやクーポン配信などの機能を利用でき、保守やアップデートもサービス提供側が対応するため運用負担を軽減できる点もメリットです。中小規模の店舗であれば月額制サービスの活用が現実的な選択肢となるでしょう。
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ポータル型と自店舗専用ポイントカードアプリの違い
ポータル型は新規顧客への認知拡大に強い
ポータル型ポイントアプリは、複数のポイントカードを1つのアプリでまとめられるサービスで、代表例としてはCCCマーケティング株式会社が提供する「スマホサイフ」などがあります。最大の特徴は複数のポイントカードをアプリ内で1つにまとめられる点で、紙やプラスチックのカードを登録すれば持ち歩く必要がなくなります。また購入代金20%オフなどのデジタルクーポン発行や、クリアランスセールなどの最新情報発信も可能です。
店舗側にとっては大手企業のアプリはインストール数が多いため、自分の店舗を知らない新規顧客に幅広くアピールできるメリットがあります。リピート集客に重きを置いている自店舗専用ポイントカードアプリよりも、新規顧客獲得という面では有利です。またポータル型ではユーザーの性別や年齢、来店回数などをデータとして取得でき、データ分析により販促改善などに活用することも可能です。
自店舗専用型はリピーター育成と販促に強い
自店舗専用ポイントカードアプリは、アプリ制作会社に制作を依頼して作成する自店舗アプリの機能の1つとして利用できます。最大のメリットは店舗アプリのプッシュ通知などの情報発信と組み合わせてポイントカードの利用促進ができる点です。たとえば毎月5日・15日・25日を特別ポイント還元セールとして商品購入時のポイント還元率を通常の1%から3%に上げる場合、その情報をプッシュ通知でお客様に通知できます。還元率が高くなる日をプッシュ通知でいち早く伝えることで、お得な情報を見逃さずに来店してもらえるようになります。
またしばらく来店しなくなったお客様にリテンションマーケティングとして「しばらく来店していないお客様に購入時のポイント還元率を10%に引き上げる」などのキャンペーンを開催してプッシュ通知で告知すれば、より効果的に再来店を促せます。さらにポイントカードのデザインも自由に変更でき、季節やイベントに合わせた着せ替えが可能です。データ分析の面でも自店舗専用アプリならビーコン(備え付けの情報発信機)などを使った位置情報ベースのデータ取得まで可能で、ポータル型より細かい分析ができます。
中小規模の店舗には自店舗専用型がおすすめ
総合的に見ると、複数のポイントカードをまとめられる・新規顧客にアピールしやすいという点ではポータル型に、プッシュ通知を含めた効果的な販促や多角的なデータ分析・デザインの自由度については自店舗専用型にそれぞれアドバンテージがあります。特に中小規模の店舗はポータル型に出店している大手企業よりも認知度が低いため、加盟しても自店舗の情報が他競合企業に埋もれてしまう危険性があります。中小規模の店舗でデジタルポイントカードを導入するなら、自店舗アプリを制作したほうがポータル型を導入するより効果的な販促が可能でしょう。
関連記事:アプリにポイント機能を導入するメリット|再来店や利用促進を狙ったリピート率増加のコツとは?
自店舗に合ったポイント管理アプリを選ぶポイント
必要な機能を明確にしてから選ぶ
ポイント管理アプリを選ぶ際は、まず自店舗が必要とする機能を明確にすることが大切です。ポイント付与や会員証表示といった基本機能だけで十分な店舗もあれば、プッシュ通知・クーポン配信・スタンプカード・顧客分析機能まで必要な店舗もあります。すべての機能を盛り込むとコストが高くなるため、優先順位を付けて段階的に導入する考え方が現実的です。導入前に自店舗の業態や顧客層、運用したい施策を整理してから選定を進めましょう。
運用しやすい管理画面かを確認する
ポイント管理アプリは導入して終わりではなく、日常的に運用していくものです。管理画面が分かりやすく、専門知識のないスタッフでも操作できるかどうかは導入後の活用度を大きく左右します。クーポンの発行やプッシュ通知の配信、ポイントの調整などをスムーズに行えるかどうかを、事前にデモやトライアルで確認しておくと安心です。運用負担が大きいシステムは結局使われなくなってしまうため、シンプルで直感的な管理画面を持つサービスを選ぶのがおすすめです。
導入後のサポート体制をチェックする
アプリの導入後はトラブル対応や機能の使い方に関する問い合わせが発生します。サポート体制が手厚く、電話やメール、チャットなどで気軽に相談できるサービスを選ぶと安心して運用できます。導入時の初期設定サポートや、運用開始後の活用アドバイスがあるかどうかも重要なチェックポイントです。特にアプリ運用に慣れていない店舗であれば、伴走型のサポートを提供してくれるサービスを選ぶことで失敗のリスクを大幅に減らせるでしょう。
関連記事:ポイントカードをアプリ化するメリット|紙からの移行でリピート率を上げる秘訣
ポイント管理アプリを導入するなら「店舗アプリDX版 raiten」
デジタルポイントカードとプッシュ通知を組み合わせて販促できる
弊社のアプリ制作サービス「店舗アプリDX版 raiten」では、お客様の来店を促すデジタルポイントカードやスタンプカード機能を、セール情報やクーポンなどのプッシュ通知と組み合わせて効果的なポイントカード運用をサポートしています。低コストでデジタルポイントカードを介した販促を行うことが可能で、累計1,000社以上の導入実績があります。気になる方はぜひお問い合わせくださいませ。
関連記事:集客アプリとは?店舗の来店数を増やす機能や活用のコツを解説
まとめ
本記事ではポイント管理アプリの基本やアプリ化が求められる背景、開発費用の相場、ポータル型と自店舗専用型の違い、選び方のポイントなどを解説しました。ポイント管理アプリは紙のポイントカードに比べて運用コストが抑えられ、データ活用や販促施策の幅も広がる便利なツールです。一昔前と比べると中小規模の店舗でも導入の敷居が下がっており、月額制のサービスを活用すれば初期費用を大幅に抑えながら導入できます。まずは自店舗が必要とする機能と予算を整理して、適切なサービスを選ぶことから始めてみてください。気になることがあればお問い合わせください。
この記事を監修した人
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