POSレジとポイントカード・デジタル会員証を連携するメリット|手順と成功事例を解説

業種全般
公開日:2019.08.29 更新日:2026.04.15
POSレジ連携会員カードアプリ

お買い物の際に使われるPOSレジは、売上管理だけでなく、顧客情報と組み合わせてマーケティングに活用できる仕組みです。POSレジとポイントカード・会員証を連携させることで、「誰が・いつ・何を購入したか」といったデータを一元管理でき、リピート促進や販促施策に役立てることができます。一方、紙やプラスチックの会員カードには、持ち運びの手間や利用されにくいといった課題もあります。こうした課題は、会員証をアプリでデジタル化し、POSレジと連携させることで解消可能です。本記事ではPOSレジとポイントカード・デジタル会員証を連携する5つのメリット、5つの機能、3つの手順、4つの成功事例、連携できるPOSレジメーカー5選まで詳しく解説していきます。

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POSレジを連携させたポイントカード・デジタル会員証とは

会計データと顧客情報を一元管理できる仕組み

POSレジとは、商品が決済された際に、商品名や売上金額、販売日時などの情報を取得・管理するシステムです。このPOSレジにポイントカードやデジタル会員証を連携させることで、「誰が・いつ・何を購入したか」といった購買データを会員情報と紐づけて管理できます。

従来の紙やプラスチックの会員証では、発行コストや管理の手間がかかるうえ、利用者側もポイント残高や履歴を把握しにくいという課題がありました。一方、デジタル会員証をPOSレジと連携させれば、会計と同時にポイント管理ができ、顧客情報の一元管理や効率的な販促施策につなげやすくなります。店舗・利用者双方にとって利便性の高い仕組みとして注目されています。

関連記事:POS連携とは?アプリと連動させるメリットや導入手順を解説

POSレジのポイントカードを公式アプリと連携する5つのメリット

会員証を新規発行しなくてよい

物理的なポイントカードには、財布でかさばったり取り出しにくかったりといったデメリットがあります。しかしポイントカードのバーコードを自店舗で制作したアプリに表示できるようにして、会員証をデジタル化すると、まず会員証を物理的に新規発行しなくてもよいというメリットがあります。

自店舗アプリの中でデジタル会員証を発行すれば、会員証素材やプリントする代金などがかかりません。このように会員証を新規発行しないでよいという点だけでも、デジタルの会員証のメリットが理解できます。

関連記事:スタンプカードをアプリ化するメリット|紙廃止でリピート率を最大化する秘訣

パーソナライズのターゲティング告知が可能

プラスチックなどで作った会員証だと、リアルタイムで通知したい情報を提示したくてもできません。場合によってはセール終了後に情報が届くなどのケースも想定されるので、効果的な告知ができないのがネックです。

自店舗アプリで会員証を発行すると、アプリ内でターゲティング(自店舗のターゲットユーザーに合わせた)告知がリアルタイムで可能になります。たとえばセグメント(自店舗のユーザーを属性ごとに分割する)に合わせて、それぞれのセグメントごとに適したデータを送ったりできます。セグメント自体もポイント保有数や購入額別、来店度別、性別など多数の属性で区別ができます。

ユーザーによっては来店したばかりのユーザーだったり、すでに来店履歴が数えきれないほどのリピーターもいるでしょう。その場合は来店したばかりのユーザーには「次回購入20%OFFクーポン」を配って再来店促進、リピーターには「次回購入でノベルティプレゼント」などの通知を送って特別扱いすれば効果的に集客できます。しかもこれを自店舗アプリ内で、通知したいタイミングですぐ送れます。最適なタイミングで最適な情報をリアルタイムでお客様に発信できるのもデジタル会員証のメリットです。

関連記事:プッシュ通知マーケティングの効果とメリット|「うざくない」活用術

各情報のデジタル化により可視化が簡単になる

会員証をデジタル化すると、お客様はアプリ経由でさまざまなデータを閲覧可能になります。たとえば「現在のポイント数を確認したい」という場合もホーム画面などから簡単に現在貯まっているポイントを確認できますし、いつの日にどれくらいポイントを貯めたかまで確認できます。

また店舗側でポイント有効期限を履歴に記載すれば、「もう少しでポイントが切れそうだから、来店しよう」というように、お客様の来店タイミングを逃さずに済みます。これは当然ポイントを失効させたくないお客様にも嬉しいところです。

さらにレシートもデジタル化できるので、「この日はこれくらい買い物した」など、家計簿づけにも会員証つき自店舗アプリを利用できます。紙のレシートでは集めて整理する手間がかかりますが、デジタルレシートでは最初から日付などで内容が整理されているのでその心配はありません。

関連記事:店舗のデジタル集客を成功させる!施策の種類とデジタル広告のコツ

会員証を持ち歩かなくてよい

自店舗アプリから会員証を出せるようにすると、お客様はわざわざ会員証を持ち歩く必要はありません。そしてスマホから簡単に会員証を提示できるので、利用率向上にもつながります。

「物理的な会員証では利用頻度が少なくて困っている」という店舗でも、デジタル会員証を使えば簡単にお客様の会員証利用率を上げられます。何よりお客様の方では、カードの貯まっているお財布から会員証を提示する必要がなくなるので、快適に会員証を使えます。結果財布に入れられることで発生する、取り出しにくさや忘れ去られて使われなくなるなどのデメリットが解消されます。

欲しい情報だけをタイムリーに閲覧できる

デジタル会員証つき自店舗アプリでは、店舗側がそれぞれのユーザーに合わせた有益な情報をピンポイントに、そしてリアルタイムで発信できます。これはユーザー側にもメリットです。現代の広告では、ユーザーに関係のないものは著しく嫌われ、逆に発信元企業の信頼性低下にもつながってしまいます。

しかし店舗側でデジタル会員証でデータを取得した上で分析を行った結果を情報発信すれば、初来店者にはリピーターになってもらうための、リピーターにはロイヤルユーザーになってもらうための情報を分けて発信できます。そしてそれを見たユーザーは「自分にピッタリの情報だ」として、積極的に見てくれるようになります。こういったパーソナライズ配信を自店舗アプリではリアルタイムに発信できるので、物理的な会員証に比べて大きなアドバンテージがあります。

関連記事:プッシュ通知のパーソナライズ成功法則!売上を上げる5つの鉄則

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POSレジと連携させたポイントカード・デジタル会員証アプリの5つの機能

バーコード表示

自店舗アプリでは、会員証をバーコードで表示できます。物理的な会員証とまったくそん色なく利用できる上に、使い勝手では自店舗アプリの方が上です。スマートフォンを取り出してアプリを開くだけでバーコード提示ができるため、紛失や持ち忘れの心配もありません。

クーポン配布やイベント・フェアの告知

自店舗アプリでは、セグメントに合わせたクーポンをプッシュ通知として発信可能です。プッシュ通知なので物理的な広告よりも注意喚起力に長け、お客様が気づいてくれやすいです。そしてお客様に合わせた特別なクーポンが配布できるので、店頭でランダムに配布しているクーポンより集客効果がアップします。

またイベント・フェアの告知なども簡単に、そしてリアルタイムで可能です。これはチラシを印刷してイベント・フェア告知するよりも効果的です。チラシなど紙媒体の告知はリアルタイムが難しく、効果が薄れてしまう危険性もあるからです。

関連記事:アプリクーポンの集客効果と仕組み|導入のメリットや運用テクニック

来店スタンプ

来店スタンプは、その名の通り来店したときにお客様にスタンプを付与する機能です。GPS(位置情報システム)やビーコン(備え付けの情報発信機器)と店舗アプリを連携させれば、お客様が自店舗に来店した時点でリアルタイムにスタンプを付与できます。お客様は来店するだけでスタンプが貯まるので、気軽に来店してくれるようになります。スタンプラリーなどのマーケティング戦略と組み合わせると効果的な機能です。

関連記事:位置情報で集客を最大化!マーケティングの手法と導入メリット

ポイント

デジタルの会員証でも、ポイントを付与できます。しかも付与されたポイントはすぐに自店舗アプリ内で確認できるので、「たくさん貯めたい」というお客様のモチベーションも上がりやすくなります。集めたポイントの履歴を細かくお客様が確認できるだけでも、自店舗アプリ経由でデジタル会員証を発行するメリットは十分にあります。

会員制度

自店舗アプリでは会員証の購入履歴などをもとに、会員制度を提供できます。たとえば「総計30,000円購入でシルバーランク」「総計70,000円以上購入でゴールドランク」などとすれば、お客様がたくさん自店舗でお買い物してくれやすくなります。会員ランクには上がれば上がるほどお得な特典をつけるようにしましょう。

関連記事:集客アプリとは?店舗の来店数を増やす機能や活用のコツを解説

POSレジとポイントカード・会員証を連携させる3つの手順

ポイントシステムに対応したPOSレジを導入する

まずは、ポイントカードや会員証と連携可能なPOSレジを導入する必要があります。すべてのPOSレジがポイント管理に対応しているわけではないため、事前に連携可能な機能や外部サービスとの接続可否を確認しましょう。

特に、会計時に会員情報を読み取れるか、売上データとポイント付与を自動で処理できるかが重要なポイントです。既存POSを利用している場合は、アップデートや外部サービス連携で対応できるケースもあるため、買い替え前に確認しておくと安心です。

ポイントカード・会員証を発行する(店舗アプリも可)

次に、顧客が利用するポイントカードや会員証を用意します。紙やプラスチックカードだけでなく、店舗アプリやデジタル会員証を活用する方法も一般的です。

デジタル化することで、発行コストを抑えられるほか、紛失リスクの軽減やポイント残高の可視化といったメリットがあります。POSレジと連携する際は、会計時に会員情報をスムーズに読み取れる仕組みを整えることが、運用負荷を減らすポイントになります。

関連記事:ポイントカードの作り方ガイド!デザインのコツやアプリ化を解説

顧客に会員登録を案内する

POS連携の効果を高めるには、顧客に無理なく会員登録してもらうことが欠かせません。レジ前での声かけや店内POP、QRコード案内などを活用し、登録手順を分かりやすく伝えましょう。

特に、登録時の入力項目を最小限に抑えることで、離脱を防ぎやすくなります。登録後すぐにポイント付与や特典を用意するなど、メリットを明確に示すことで、会員登録率の向上につながります。

POSレジ連携のポイントカード・会員証アプリの成功事例4選

カラオケ サウンドパーク

カラオケ サウンドパーク

株式会社トーニンが運営するエンタメ業態「カラオケサウンドパーク」では、既存アプリのサービス終了をきっかけに、機能面やデザインへの不満、さらに来店を直接促す販促施策が不足しているという課題を抱えていました。特に、タイムリーなイベント情報の周知が不十分で、アプリを販促に活かしきれていない点が大きな問題でした。

そこで新アプリでは、管理画面からいつでも送信可能なプッシュ通知を活用し、最新情報をリアルタイムで配信できる体制を構築しました。加えて、再来店の強力なきっかけとなるデジタルスタンプカードやお得なクーポン、ポイントが貯まる会員証機能、ステータスUPスタンプ・スコア・ステージ機能を実装し、来店回数に応じた特典設計や継続利用を促すCRM施策を強化しました。

さらに、アプリ内からいつでも簡単に予約できる仕組みを整えることで、ユーザーの利便性と再訪意欲を同時に高める施策を強化しました。その結果、アプリの利用率が大幅に向上し、効果的なイベント告知から実際の来店へとつなげるスムーズな導線を確立。エンタメ業界特有の「来店動機を継続的に作る」という課題に対し、店舗アプリが有効な解決策として機能しています。

ヤオコーアプリ

ヤオコーアプリ

関東地方でスーパー事業を展開している「ヤオコー」では、「ヤオコーアプリ」を提供しています。ヤオコーアプリでは、ポイントカードをアプリ内でバーコードとして提示できます。そして「ネットクラブID」でログインすると、ポイント残高も簡単に確認できます。

またアプリをインストールするだけで、ヤオコーからお得な商品やイベント・キャンペーンに関するニュースが届きます。お気に入り店舗をマイ店舗登録しておけば、いつでもどこでもアプリでその店舗のチラシを閲覧できます。さらにヤオコーでは、毎月の購入金額に合わせてお客様にポイントを付与する「買うほどプラス」という制度があります。「あとどのくらい購入すればポイントがもらえるのか」が一目で分かる仕組みです。

Right-on ライトオン公式アプリ

Right-on ライトオン公式アプリ

アパレル大手「ライトオン」では、「Right-on ライトオン公式アプリ」を提供しています。Right-on ライトオン公式アプリでは、デジタル会員証や最新情報発信などの基本的機能はもちろんのこと、オンラインショップとの連携やコーディネートに関する機能も搭載されています。

まずオンラインショップのセール情報などを受信することができ、その上気になった商品はそのままオンラインショップへ移動して購入できます。また全国のショップスタッフが、ライトオン内のアパレルの着こなし方を教えてくれるので、コーディネートにも役立ちます。

マツモトキヨシ公式アプリ

マツモトキヨシ公式アプリ

ドラッグストアチェーン「マツモトキヨシ」では、「マツモトキヨシ公式アプリ」を提供しています。マツモトキヨシ公式アプリは、他アプリと同じようにデジタル会員証やプッシュ通知の機能を標準装備しながら、ドラッグストアならではの機能を搭載しています。

たとえば「アクティブリワード」機能では悩みに応じた目標を設定すると、運動状況などを記録して体重・体脂肪などの管理ができます。目標をクリアすると報酬がもらえるとあってモチベーションも持続しやすいです。またカメラで処方せんをマツモトキヨシに送信して、待ち時間を短縮する機能もあります。他にもオンラインストアのお気に入り商品の確認や、店舗検索などもできて便利なアプリです。

ポイントカード・会員証と連携できるPOSレジメーカー5選

POS+

POS+

POSTAS(ポスタス)は、小売・飲食・美容など業種別に最適化されたクラウド型POSシステムです。売上・在庫・顧客管理を一元化でき、セルフオーダーやキャッシュレス決済にも対応しています。導入時の設定支援や365日サポート体制も整っており、初めてPOSを導入する店舗でも安心して運用できます。店舗運営の効率化とDX推進を支援するサービスです。

BCPOS

BCPOS

BCPOS(ビーシーポス)は、小売店や飲食店向けに提供されているクラウド連動型POSシステムです。売上・在庫・顧客・ポイント管理を一元化でき、複数店舗の管理にも対応しています。スマホ会員証やLINE連携、免税販売、キャッシュレス決済など機能も充実しています。無料プランや買い切り型も選べ、コストを抑えて導入しやすい点が特長です。

スマレジ

スマレジ

スマレジは、クラウド型POSとして多くの業種に対応する直感的で使いやすいPOSシステムです。売上・在庫・顧客管理を一元化し、iPadやタブレットで簡単に操作できます。各種キャッシュレス決済や免税対応、複数店舗のリアルタイム管理にも対応しており、業務効率化と販売機会の最大化を実現します。さまざまな連携サービスも豊富で、店舗運営のDX化を強力にサポートします。

Square POSレジ

Square POSレジ

Square(スクエア)は、中小店舗・個人事業主向けのシンプルで使いやすいPOS&決済プラットフォームです。スマホやタブレットで利用でき、カード・QR・電子マネーなど多様な決済方法に対応しています。売上・顧客・在庫管理もでき、初期費用ゼロで導入しやすいのが大きな魅力です。

またオンラインストア・請求書発行・レシート分析など店舗運営に必要な機能が揃っており、店舗のデジタル化をスムーズに進められる点でも評価されています。幅広い業種・規模で導入しやすいPOSとして人気です。

STORESレジ

STORESレジ

STORES レジは、オンライン決済サービス「STORES」と連携できる無料で使えるクラウドPOSシステムです。タブレットやスマホで簡単に操作でき、売上管理・在庫管理・顧客管理を一括で行えます。

バーコード読み取り・レシート印刷・キャッシュレス決済対応など、基本的なPOS機能が揃っており、初めてPOSを導入する小規模店舗にも最適です。STORESのネットショップとデータ連携できるため、オンラインとオフラインの売上を統合した管理が簡単にできます。シンプル設計で導入コストを抑えたい店舗に人気のPOSです。

POSレジと連携させてポイントカード・会員証アプリを開発するなら「店舗アプリDX版raiten」

店舗アプリDX版raiten

POSレジとポイントカード・会員証を連携させることで、売上データと顧客情報を一元管理でき、リピート促進や販促施策を効率的に実行できます。店舗アプリDX版raitenなら、POS連携を前提とした会員証・ポイントカード・デジタルスタンプ・クーポン配信などの機能をまとめて実装可能です。

さらに、プッシュ通知や顧客管理、マーケティング機能も搭載しており、来店後のフォローや再来店施策まで一貫して対応できます。専任スタッフによる導入・運用サポートも用意されているため、初めてPOS連携アプリを導入する店舗でも安心です。気になる方はぜひお問い合わせください。

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まとめ

今回はPOSレジと連携した会員カードを自店舗アプリで実現するメリット5つ、機能5つ、手順3つ、成功事例4選、連携できるPOSレジメーカー5選などをご紹介してきました。自店舗アプリで会員証をデジタル化すれば、コスト面だけでなく集客面でも大きなメリットがあります。特に自店舗アプリにはさまざまな機能を搭載できるので、会員証と組み合わせていろいろな戦略が取れます。気になる方はデジタル会員証含め、自店舗アプリ導入を検討してみてください。弊社では、デジタル会員証はもちろんプッシュ通知や来店スタンプ機能など、複数の機能をコストを抑えて実装できる店舗向けアプリ作成サービス「店舗アプリ」を提供しています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

この記事を監修した人

店舗アプリ アプリ開発・集客コンサルティング
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店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。

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