2019.06.13

アプリもオウンドメディアだった?最新オウンドメディアの集客方法とは?


どのようなサービスを提供する店舗であっても、「集客」という悩みは共通であり、継続して事業を続けるためには避けて通れない問題です。特に最近は個人に対して情報過多な環境が当たり前となっているため、自社の魅力をピンポイントで伝えることが難しくなってきていると感じませんか?

そこで今注目を集めているのが、オウンドメディアによる自社サービスのアピールです。インターネット環境とユーザーの心理を巧みに活用したオウンドメディアは、新規出店時や新たな顧客開拓の際に、さまざまな恩恵を与えてくれます。ライバル店に後れを取らないための準備として、オウンドメディアの本格的な利用は今後推奨されることになるでしょう。

オウンドメディアのなかでも、特に現在のスタイルに合っているのが「アプリ」だといえます。スマホやタブレットに直接アプローチが行えるアプリは、オウンドメディアに新しい風を吹き込むきっかけになり得えます。集客手段に悩んでいるのなら、こちらでアプリによる新しいスタイルをチェックして、これまでのアピール方法をガラリと変えてみてはいかがでしょうか。

 

 

オウンドメディアとは?

 

オウンドメディアとは、「会社が自ら運営し、コンテンツを展開していくインターネットメディア」を意味します。直訳すると「所有媒体(Owned Media)」と呼べるこのスタイルは、その名の通り会社自身の手によって動かされるメディアです。外部のブログやキュレーションサイトに頼らないため、自由な運営が可能で、直接ユーザーと自社を結びつけることができます。より効率的な集客方法を模索しているお店にとっては、魅力が詰め込まれた内容になり得えます。

自社のコーポレーションサイトなど、Web上のメディアが一般的なオウンドメディアとされますが、広い枠組みではチラシやメルマガなどもその一部として捉えられます。とはいえ個々人が気軽にネットにアクセスできる昨今では、オウンドメディア=Web上のコンテンツと考えて差し支えはないです。オウンドメディアにはいくつかのメリットがあり、それらは店舗への集客をサポートしてくれます。例えば以下のような点が、オウンドメディアを利用するにあたって考えられる利点です。

  • コンテンツの内容をコントロールできる(自社のスケジュールに合わせやすい)
  • 継続がしやすい(広告費などはかからない)
  • 顧客情報から快適なサービスへの改善が実行できる(メディアを利用してくれるユーザー情報が取得可能)
  • リピーターが獲得しやすい
  • ユーザーとの距離が近づく

上記のようなメリットはあらゆる業種にプラスとなるので、オウンドメディアの汎用性の高さがうかがえます。提供しているサービスや商品のことを一番わかっている会社が宣伝を行う形になるので、正確にコンテンツの魅力を伝えられます。インターネットを使ったアピールといっても、調べてみるといくつもの方法があることがわかります。その種類を把握し、どういった方法が店舗に有益な結果をもたらすのかを考えることが、現代の経営には欠かせません。

オウンドメディアを知ることは、将来の店舗経営を変える、ひとつのきっかけになり得えます。

 

 

オウンドメディアに必要な形は変化し始めている

 

サービスや商品へのファンを作り出すコンテンツマーケティングにおいて、オウンドメディアは優秀なシステムとして働きます。しかし一方で課題やデメリットもあり、スムーズに自社の魅力を伝えるのには一歩物足りないと感じることもあります。

  • 開発費や運営費が嵩む
  • ユーザーのニーズに合わせた運営の難しさ
  • 閲覧数の伸び悩み

特に「せっかく内容を充実させたのに見てもらえない」といった状況に陥ることはよくあり、オウンドメディアの運用が困難になることもあります。これはユーザーが日常的に利用する端末が、パソコンからスマホにシフトしていることと関係しています。同じインターネットでも、パソコン向けのWebサイトを見るのではなく、独自のアプリケーションを経由することが増えているため、オウンドメディアへの誘導が難しくなっているのです。

総務省が発表している「インターネット利用の広がり」を見るに、個人でインターネットを利用する割合は、10~50代で90%を超えています。60代以上の年齢でもインターネットの利用率は大幅に増加しているため、個人Web上のコンテンツを閲覧する機会は多くなっています。そして同調査の接続端末の種類を確認すると、20~30代のスマホ利用率が90%を超えていて、パソコンの70%を大きく引き離しています。10代と40代でも80%以上となっていて、パソコンの利用率よりも高い数字を記録しているのです。

 

個人のインターネット利用者の割合の推移

(参考:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd142110.html)

 

またマーケティング調査とデータ分析を専門とする会社ニールセンの調べによると、スマホの利用時間の85%はアプリに関連しているとされています。Webプラウザの利用はその1/5にも満たない15%となっていることから、圧倒的にアプリへのアクセスが優勢だと判断可能です。

 

スマートフォン利用時間

(参考:https://www.netratings.co.jp/news_release/2017/11/Newsrelease20171108.html)

 

これらのデータから、多くのユーザーはスマホを利用して、専用のアプリケーションを活用すると推測できます。つまりはWeb向けのメディアを充実させても、それが顧客となり得る誰かの目に留まる確率は低くなっているのです。そのためこれからは、ただオウンドメディアの利便性に寄りかかるのではなく、利用するユーザーに合わせた環境の構築が必要になります。

 

 

これからのオウンドメディアは「アプリ化」が進む

 

このような時代を考慮すると、これからのオウンドメディアは「アプリ化」を進めるべきだといえます。

アプリを入り口にして情報を発信していければ、ユーザーひとりひとりに、重厚なコンテンツを提供できます。作業を簡略化した効率的な運営、情報のスピードにこだわったリアルタイム更新、スマホサイズに合わせたデザインによる使いやすさの提供、パソコンのブラウザ変更による影響を受けない、など、アプリ化によって新たに生まれるメリットは豊富です。さらに上記で紹介したオウンドメディアならではのメリットも加わるため、集客効果は最大限に高められます。ユーザーのニーズに合わせて発展していくのなら、メディアのアプリ化は今後外せないものになっています。

オウンドメディアのアプリ化を目指す際には、自社の目的をはっきりさせておくことが必要です。集客というひとつの目標の先には、最新の企業情報を届けたい、サービスの認知度を高めたい、新規顧客を増やしたい、ユーザーの生の声が欲しいといった「目的」があるはずです。そういった目的を理解し、それに合わせたコンテンツの充実を図っていくことが、オウンドメディアのアプリ化を成功させる秘訣です。もちろん目的をひとつに絞る必要はなく、複数個を同時に追い求めても問題ありません。ただアプリ化しただけで満足してはいけないので、オウンドメディアのメリットを活かしてどのような目的を達成すべきなのか、今一度考えておくことをおすすめします。

またオウンドメディアのアプリ化を行っても、すぐにユーザーにとって適切な環境を作り上げられるとは限らないので、細かな修正や改善を行っていくことも必要となります。実際のアプリ運営のなかでノウハウを学び、少しずつ最適な状態に近づけていくのが、オウンドメディアのアプリ化における基本です。特にアプリの場合はそれぞれの端末にインストールしてもらう必要があるため、積極的なアピールによって自社のメディアを認知してもらわなければなりません。アプリの存在が認められ、浸透していくまでにはある程度の時間がかかるので、リリース後に発生するタイムラグは事前に把握しておくといいでしょう。

既にWebサイトのオウンドメディアを展開している企業も、アプリ化とそれに伴ったユーザーの誘導がおすすめされます。スマホが普及している現代では、今現在Webサイトをメインで利用している人にも、気軽にアプリ版を紹介することが可能です。むしろ既に顧客として定着しつつあるユーザーなら、専用のアプリを便利に利用してくれるはずです。リピートしやすい環境をアプリ化によって提供できれば、将来なヘビーユーザーをたくさん獲得できるかもしれません。そういった事情があるため、アプリだけでなくWebサイトもある程度は更新を行い、新規ユーザーへの窓口を開いておくのがおすすめです。

 

 

店舗集客のための自社アプリとは

 

スマホ向けの自社アプリを開発し、店舗集客のために利用することができれば、過去には実現できなかった形で顧客とつながることができます。例えばスマホに直接情報を発信できるアプリであれば、以下のような技術を取り入れることが可能です。

  • プッシュ通知による速報のお知らせ
  • デジタルクーポンでお得なキャンペーンを実施
  • デジタル来店スタンプでリピートする理由をプラス
  • 位置情報を活用してピンポイントでユーザーに告知
  • 紙の会員カードをアプリに移してより便利で使いやすく
  • キャッシュレス決済で会計をスマートに

常にユーザーの手元にあるスマホという媒体を利用できるからこそ、こういった内容を実現することができます。これらは特定の条件を満たさなければ使いづらいパソコンでは不可能な要素であるため、アプリ化するメリットが一目瞭然です。それぞれのサービスを個別に展開するのではなく、アプリですべてまとめて運用できるのもポイントです。

自社の専用アプリをひとつインストールしてもらえれば、それだけですべてのメリットを体験してもらえるので、多くの人に気に入ってもらえる可能性が高くなります。あらゆる生活スタイルに合わせられる柔軟な機能を持つアプリは、企業の発展と飛躍に貢献してくれます。特にリアル店舗を経営し、集客という課題を重要視するのであれば、アプリ化による利点は随所に感じられるでしょう。

インターネットを介した通販やサービスの提供が活発だった昨今は、実店舗の勢いが押されがちになることもありました。しかしオウンドメディアによって情報発信が可能となっている今、リアルに展開している店舗ならではのメリットを、多くのユーザーに届けやすくなっています。高いスマホ所有率と「アプリを生活に役立てる」といった流れが出来上がっていることも追い風となっているため、ユーザー側も新たにアプリケーションをインストールすることに抵抗がありません。店舗専用のアプリを開発・リリースすることは、今後のコンテンツマーケティングの基本となり、事業において欠かせない準備になる可能性があります。

 

 

まとめ

 

アプリという形式も、ひとつのオウンドメディアだと考えることができます。

既存のオウンドメディアを持つ企業も、これから自社で専用のメディアを作っていく予定の企業も、アプリの充実は欠かさずに行っていくことがおすすめです。

弊社ではオリジナルのアプリ開発と、リリースまでをサポートする「店舗アプリ」のサービスを提供しています。今回ご紹介した機能を搭載するアプリを作成し、商品やサービスの魅力を的確にアピールできるため、オウンドメディアの理想的なスタートをご準備可能です。オウンドメディアの開発にお困りの際には、弊社の店舗アプリによるサポートがきっとお役に立ちます。

この機会にご利用をご検討いただき、新しいメディアによる集客を体感してみてはいかがでしょうか。

気になるオーナー様は、下記URLからお問い合わせをお願い致します。

店舗アプリお問い合わせURL:https://tenpoapp.com/inquiry-apps/

 

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