Googleマイビジネスとは?メリットや活用方法・MEO対策と店舗アプリとの違いを解説

業種全般
公開日:2023.05.30 更新日:2026.08.17
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の登録は必須。初来店に強い理由を解説

Googleで店舗を探すとき、多くのユーザーがGoogleマップや検索結果に表示される店舗情報を参考にしています。この店舗情報を管理・発信できるのが「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」です。本記事ではGoogleマイビジネスとは何かという基本から、店舗が活用するメリット、MEO対策の実践ポイント、さらに店舗アプリとの違いや併用による集客効果まで詳しく解説します。

あわせて、プロフィールでできることの一覧、登録から公開までの手順、運用で気をつけたい4つの注意点も取り上げます。

これから登録する方にも、すでに登録済みで成果が出ていない方にも使える内容にまとめています。無料で始められる施策なので、まずは何ができるかを押さえるところから確認していきましょう。

目次

Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)とは

Googleが提供する無料の店舗情報管理サービスのこと

Googleビジネスプロフィールとは、実店舗を持っている企業がGoogleマップやGoogle検索エンジン上に自店舗の情報を表示させて集客に活用できる無料サービスです。Googleアカウントへ所有店舗をあらかじめ登録して基本情報を入力すると、Googleマップには店舗の位置情報や電話番号、メニュー・イベント情報などが掲載され、来店したい店舗を検索しているユーザーをピンポイントに集客できます。

Google検索エンジンにおいても店舗関連のキーワードが入力された場合、検索状況に応じて地域の店舗情報が「ローカルパック」というGoogleマップから情報を引用した形で表示されます。ローカルパックは検索結果画面の中でも目立つ位置に出るため、WebサイトのSEO対策だけで情報発信するよりも高い効果が得られることがあります。

なおGoogleビジネスプロフィールはかつて「Googleマイビジネス」という名称でしたが、コンセプトをわかりやすくするために現在の名称に変更されました。名称変更にあわせてアクセス方法も変わり、GoogleマップやGoogle検索から自店舗情報を閲覧するとGoogleアカウントと店舗情報が紐づいている場合にそのまま情報管理画面へアクセスできるようになっています。

押さえておきたいのが、登録していなくても店舗情報が表示されている場合があるという点です。Googleは公開情報や利用者の投稿をもとに、事業者が登録していない店舗の情報も自動で作成することがあります。

この状態では、営業時間が古いまま放置されたり、誤った情報が表示されたりしても修正できません。まず自店の情報がすでに存在していないかを確認するところから始めましょう。

Googleマイビジネスから変わった3つのポイント

名称変更にともなって、実務上も変わった点が3つあります。以前の情報のままだと操作方法が見つからないことがあるため、整理しておきます。

1つ目が、管理画面の場所です。以前は専用の管理画面から操作していましたが、現在はGoogle検索やGoogleマップから直接編集できます。自店舗名で検索すると、オーナーであれば編集メニューが表示されます。

2つ目が、専用アプリの終了です。Googleマイビジネスアプリは提供が終了しており、スマートフォンからの操作もGoogleマップアプリまたは検索から行います。

3つ目が、複数店舗の管理方法です。多店舗を運営している場合は「ビジネスプロフィールマネージャ」から一括で管理します。1店舗なら検索・マップから、複数店舗ならマネージャからと使い分けると覚えやすくなります。

SEO・MEO・ローカルパックの関係を整理する

混同されやすい3つの言葉を整理しておきます。ここが曖昧だと、施策の優先順位も決まりません。

SEOは、Google検索の自然検索結果でWebサイトを上位表示させる施策です。対象は自社サイトになります。

MEOは、Googleマップの検索結果で自店舗を上位表示させる施策です。対象はGoogleビジネスプロフィールになります。

ローカルパックは、「地域名+業種」で検索したときに検索結果の上部へ地図とともに表示される枠を指します。ここに載る情報はGoogleビジネスプロフィールから引用されるため、MEO対策の成果が現れる場所にあたります。

つまり、Googleビジネスプロフィールを整えることが、MEOであり、ローカルパック掲載への近道という関係です。自社サイトのSEOとは別の施策として並行して進めます。

関連記事:店舗アプリの導入効果とは?メリット・デメリットと成功事例を解説

Googleビジネスプロフィールでできること

無料で使えるにもかかわらず、機能は多岐にわたります。何ができるかを把握しておくと、埋めるべき項目が見えてきます。

基本情報の掲載

まず土台になるのが、店舗名、住所、電話番号、営業時間、カテゴリ、Webサイトのリンクです。ここが正確でないと、他の施策をいくら行っても成果につながりません。

とくに重要なのがカテゴリ設定です。メインカテゴリ1つとサブカテゴリを選べますが、メインカテゴリはGoogleが検索語句との関連性を判断する材料になるため、自店の主力事業にもっとも近いものを選びます。

あわせて、属性も設定しておきましょう。「Wi-Fiあり」「テイクアウト可」「バリアフリー対応」といった項目は、条件で絞り込む利用者にとって判断材料になります。

投稿・写真・商品/サービス

投稿機能では、最新情報、イベント、特典を発信できます。掲載は一定期間で表示が薄れるため、溜めて一度に出すより定期的に分けて出すほうが効果的です。

写真は、外観、内装、商品、スタッフの4種類をそろえておくと、利用者が来店後のイメージを持ちやすくなります。明るく撮影することを意識しましょう。

商品・サービスの登録では、提供内容を個別に掲載できます。名前、説明文、価格帯、写真を設定できるため、細分化して登録するほど検索語句と一致する機会が増えます。「カット」だけでなく「メンズカット」「キッズカット」まで分けるといった形です。

口コミの管理とメッセージ

口コミは投稿されたものを確認し、返信できます。返信の有無は他の閲覧者にも見えるため、対応の姿勢がそのまま印象になります。

メッセージ機能を有効にすると、利用者からプロフィール経由で直接問い合わせを受けられます。ただし返信が遅いと表示に影響する場合があるため、対応できる体制が整ってから有効にするほうが安全です。

パフォーマンス(インサイト)の確認

見落とされがちですが、効果測定の機能も無料で使えます。パフォーマンスの画面では、次のようなデータを確認できます。

検索語句では、どんなキーワードで自店が表示されたかが分かります。想定していなかった語句で表示されている場合、そこに需要がある可能性があります。

表示回数は検索とマップそれぞれで確認でき、ユーザーの操作では電話発信、ルート検索、Webサイトへのアクセス数が分かります。表示回数は増えているのに操作が伸びていない場合は、写真や情報の中身に改善余地があると判断できます。

関連記事:集客アプリとは?店舗の来店数を増やす機能や活用のコツを解説

登録から公開までの手順

まだ登録していない場合の流れを整理しておきます。費用はかからず、必要なのはGoogleアカウントだけです。

登録前に確認しておくこと

最初に確認したいのが、すでに自店の情報が存在していないかです。Googleマップで店舗名を検索し、表示される場合は新規作成ではなくオーナー権限の申請に進みます。

すでに他の人がオーナーとして登録している場合もあります。その際はオーナー権限のリクエストを送り、現オーナーの承認を待つ流れになります。

あわせて、登録に使うGoogleアカウントも決めておきましょう。個人アカウントではなく、店舗や法人で管理するアカウントにしておくと、担当者が変わったときに引き継ぎやすくなります。

登録の4ステップ

1つ目が、ビジネス名とカテゴリの入力です。ビジネス名は実際の店舗名と完全に一致させます。キーワードを追加するとポリシー違反になるため注意しましょう。

2つ目が、所在地とサービス提供地域の設定です。実店舗があるなら住所を登録し、地図上のピンの位置も確認しておきます。ピンがずれていると、来店時に迷わせる原因になります。

3つ目が、連絡先の入力です。電話番号とWebサイトのURLを登録します。4つ目が、オーナー確認です。Googleが本人確認を行う工程で、はがき、電話、メール、動画などの方法が案内されます。

確認が完了するまで一部の機能は使えません。登録直後に成果が出ないのは正常なので、まずは確認を終えることを優先しましょう。

オーナー確認でつまずいたときは

よくあるのが、はがきが届かないというケースです。届くまでに時間がかかるほか、住所の表記が実際と異なると配達されないことがあります。

その場合は、住所の表記を郵便物が届く形に修正したうえで再申請します。建物名や部屋番号の抜けが原因になっていることが少なくありません。

動画による確認を求められる場合もあります。店舗の外観、看板、内部、設備、本人がその場にいることが分かる映像を求められるため、事前に撮影の準備をしておくとスムーズです。

関連記事:お店の知名度を上げる方法8選|認知度向上で集客につなげるデジタル・リアル施策を解説

Googleビジネスプロフィールを活用するメリット

リアルタイムで営業状況や混雑具合を発信できる

Googleビジネスプロフィールではあらかじめ登録しておいた情報をもとに、営業状況や混み具合がグラフ付きで配信されます。来店を検討しているユーザーが今日は店舗が営業しているか、混んでいない時間帯はいつかといったことを確認しながら来店を決められるため、ユーザーの利便性が大きく向上します。

またユーザーが口コミを書き込める機能も備わっており、第三者目線からの店舗評価である「ユーザー発信コンテンツ(UGC)」として集客に活用できるのも大きな特徴です。

営業状況で見落とされがちなのが、臨時休業と特別営業日の設定です。年末年始やお盆、臨時休業を反映しないままにしておくと、来店した人が閉まっている店の前に立つことになります。

この体験は低評価の口コミに直結します。カレンダーに反映する習慣をつけておきましょう。

来店を検討しているユーザーにピンポイントで知ってもらえる

Googleビジネスプロフィールは主に自店舗のある地域に関する調べ物をしているユーザーへリーチできるサービスです。検索エンジンやGoogleマップで情報を表示することで、継続的に集客を行えます。たとえば福岡圏内で焼肉関連のキーワードを調べているユーザーや、これから福岡に行きたいと考えて「焼肉 福岡」で検索しているユーザーに店舗情報が表示される可能性があります。

さらに集客したい店舗の周辺にいる方にはGPSなどで自動的に判断して地域キーワードを入れなくても周辺の店舗情報が表示されるため、今すぐ来店してくれそうな顧客を逃さない仕組みになっています。

ここで届く利用者は、すでに来店を検討している段階にいます。認知を広げるSNSや広告と違い、比較検討の最終段階にいる人が見る場所です。

そのぶん、掲載内容がそのまま来店の判断材料になります。写真、口コミ、営業時間、価格帯といった情報を整えるだけで、同じ表示回数でも来店数は変わります。

口コミや評価によって第三者からの信頼性を獲得できる

口コミの重要性は年々高まっており、口コミの獲得や拡大に力を入れる店舗は集客に成功する確率が高い傾向にあります。口コミの獲得に成功しているお店では、事前に来客者へ口コミを依頼したり、口コミ投稿で特典がもらえるようにしたり、口コミをなるべく全て確認して返信を行ったりといった施策を実施しています。

ただし「よい評価をしたら特典を贈呈します」とすると規約違反になる恐れがあるため、評価の星数などを条件に入れてはいけません。不満に関する口コミには問題点と解決策を提示して対応し、よい口コミにはお礼のコメントを返すことが重要です。風評被害が見受けられる場合はGoogle側に問い合わせて削除依頼を行いましょう。

口コミの依頼については、Googleのポリシーを正確に把握しておく必要があります。実際のポリシーでは、評価の内容にかかわらず口コミの投稿と引き換えにインセンティブを提供する行為そのものが禁止されています。

出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「禁止または制限されているコンテンツ」 

つまり、「星の数を条件にしなければよい」ということではありません。割引券、無料の商品、ポイントなどと引き換えに投稿を求めること自体が対象になります。

同じポリシーでは、否定的な口コミの投稿を妨げたり、肯定的な口コミだけを選んで依頼したりする行為も禁止されています。依頼する場合は「感想を聞かせてほしい」という形にとどめ、内容には関与しないようにしましょう。

SEO対策より競合が少なく成果が出やすい

Googleビジネスプロフィールに関する検索対策はWebサイトに対して行う「SEO対策」よりも実行しやすく、成果が出やすい点もメリットです。SEO対策ではキーワードの選定や競合調査、コンテンツの精査などに多くの時間がかかり、大きなボリュームのキーワードは大企業がほとんど独占しているため選定を誤ると成果が出ないことも少なくありません。

対してGoogleビジネスプロフィールでの対策は似たような工程を踏みますが、競合がSEOと比べて少ないため手間を抑えながら短期間で効果を得られます。地域に特化した情報を発信する分、狙ったキーワードに対して効率よく上位表示を目指せるのが強みです。

費用面でも差があります。プロフィールの登録と運用は無料で、必要になるのは写真の撮影費や、有料の順位計測ツールを使う場合の費用程度です。

効果が出るまでの期間も比較的短く、基本情報を整えてから2週間ほどで順位に変化が見られることもあります。ただし安定した上位表示には3〜6か月の継続が必要になるため、短期で判断しないようにしましょう。

関連記事:来店促進キャンペーン事例とアイデア10選|アプリで集客を最大化

MEO対策の基本と実践ポイント

MEO対策とはGoogleマップでの検索順位を高める施策のこと

Googleビジネスプロフィールで行う検索対策は主に「MEO(マップエンジン最適化)対策」と呼ばれます。マップエンジンとは地図アプリのことですが、MEOでは主にGoogleマップでの検索対策が中心となります。Googleマップでの検索結果に自店舗が上位表示されることで、来店を検討しているユーザーの目に留まりやすくなり、集客効果が高まります。

順位を測る際に注意したいのが、検索する場所によって結果が変わるという点です。店舗の目の前で確認すると上位に出ますが、それは距離の要素が働いているためです。

実際に知りたいのは、商圏の端にいる人から見て何位かです。駅前、住宅街、幹線道路沿いなど、来店客が実際にいる場所を3〜5地点決めて計測すると、実態に近い順位が把握できます。

キーワードとの関連性・ユーザーとの距離・知名度の3つが評価基準になる

MEO対策ではGoogleがキーワードとの関連性、ユーザーからの距離、自店舗の知名度の3つの観点で検索順位を決定しています。キーワードとの関連性については、たとえば「福岡 焼肉 豚」というキーワードに対してどれだけ関連度が高いかを判断しています。福岡で豚を主力にした焼肉店を経営している場合は、そのキーワードに関する文章や画像を充実させることで上位表示される可能性が高まります。

ユーザーからの距離はGPSなどの情報で判断されるため、特にスマートフォンからの検索を想定して自店舗の位置をずれなく正確に設定しておくことが重要です。知名度についてはSNSでの紹介や外部ポータルサイトでの評判掲載といったアクションで獲得でき、多くのアクションがあるほど検索上位に表示される可能性が高まります。

地理情報は変えられないため、MEO対策では情報の充実によるキーワード関連性の向上と、評判獲得による知名度の向上を重点的に行うのが効果的です。

この3要素は、Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプで公開されています。順位に関する一次情報はここだけなので、施策を判断する際は原文を確認しておきましょう。

出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」

3要素は並列に説明されがちですが、店舗側でできることの量は大きく違います。距離は所在地で決まるため動かせません。関連性は入力内容で短期に改善でき、知名度は積み上げに時間がかかります。

優先順位としては、まず関連性を短期で埋め、並行して知名度を長期で積むという進め方が効率的です。

今日からできる5つの実践項目

具体的に何をすればよいかを、着手しやすい順に整理しておきます。

1つ目が、カテゴリとサービスの登録です。メインカテゴリを見直し、提供内容を細かく登録します。関連性にもっとも効く領域で、作業も1回で済みます。

2つ目が、営業時間の正確な反映です。臨時休業や特別営業日まで設定しておきます。3つ目が、写真の追加です。月に2〜3枚を目安に、外観・内装・商品を更新します。

4つ目が、週1回の投稿です。新商品、季節の案内、イベント情報などを定期的に発信します。5つ目が、口コミへの返信です。良い内容にも悪い内容にも、48時間以内を目安に返します。

特別な施策は必要ありません。この5つを継続できているかどうかで、多くの店舗は差がついています。

関連記事:MEO順位が決まる仕組みと上げ方|今すぐ実践できる施策と計測法

関連記事:MEO対策の費用相場は?料金体系と賢い選び方

運用で気をつけたい4つの注意点

無料で使える一方、Googleビジネスプロフィールには特有の注意点があります。事前に把握しておきましょう。

情報を勝手に編集されることがある

Googleビジネスプロフィールは、利用者からの提案によって情報が変更されることがあります。営業時間や住所が、店舗側の操作なしに書き換わるケースがあるということです。

定期的に自店の表示を確認し、誤りがあれば修正しましょう。月1回は全項目を見直す習慣をつけておくと安心です。

また、実在しない店舗や住所での登録、なりすましといった問題も報告されています。自店の情報が二重に登録されていないかも、あわせて確認しておきましょう。

低評価の口コミへの対応

口コミは店舗側で選べません。低評価が投稿されることも前提として、対応の方針を決めておく必要があります。

基本は、事実関係を公開の場で争わないことです。返信は簡潔にし、個別の対応は電話や窓口で行います。返信は他の閲覧者も読んでいる前提で書きましょう。

同じ指摘が複数寄せられている場合は、個人の感想ではなく店舗の課題です。清掃、待ち時間、接客といった項目は指摘が重なりやすいため、改善の材料として扱うほうが建設的です。

なお、削除を依頼できるのはGoogleのポリシーに違反している口コミに限られます。単に評価が低いというだけでは削除されません。

更新を止めると効果が落ちる

登録して終わりにすると、時間の経過とともに順位が下がっていきます。写真や投稿が数か月更新されていない状態は、活動が停滞していると判断される可能性があります。

あわせて、競合が対策を強化すれば相対的に順位は下がります。MEOの順位は競合との相対評価で決まるため、自店が何もしていなくても順位は変動します。

月1回は競合店のプロフィールを確認し、口コミ数や投稿頻度、写真の更新状況を把握しておきましょう。

表示回数だけで判断しない

パフォーマンスの画面では表示回数が目立ちますが、表示されただけでは成果になりません

あわせて確認したいのが、電話発信、ルート検索、Webサイトへのアクセスの3つです。表示回数が伸びているのにこれらが増えていない場合、プロフィールの中身に改善余地があります。

写真が少ない、価格帯が分からない、口コミへの返信がないといった要素が、判断を止める原因になっていることが多くあります。

Googleビジネスプロフィールと店舗アプリの違い

Googleビジネスプロフィールは新規来店の獲得に強い

Googleビジネスプロフィールがリーチできるのは来店を検討しているユーザーであり、新規顧客の獲得に特に強みがあります。Googleマップや検索エンジンからの情報閲覧が来店のきっかけになることが多く、そのタッチポイントを創出できるのが大きなメリットです。

さらにサービスの利用は完全無料であり、無料だから機能が制限されるということもありません。ユーザー側もアプリをダウンロードする必要がなく、GoogleマップやGoogle検索からそのまま情報を確認できるため導入のハードルが非常に低い点もポイントです。ただし来店後にどうやって継続的に来店してもらうかについてはGoogleビジネスプロフィールだけでは対応が難しく、何度もGoogleマップや検索エンジンで既存顧客が自店舗の情報を調べるとは限りません。

もう1つ押さえておきたいのが、顧客情報が自店に残らないという点です。誰が見て、誰が来店したかは分からないため、個別に連絡する手段を持てません。

あわせて、Googleの仕様変更に左右されるという前提もあります。表示形式やアルゴリズムが変われば、これまで届いていた層に届かなくなる可能性があります。

店舗アプリはリピーター育成とパーソナライズ施策に強い

Googleビジネスプロフィールから新規顧客を獲得できた後、リピートを促進するためには店舗アプリが有効です。店舗アプリであればスマートフォンのホーム画面にアイコンを常駐させながらアピールができ、プッシュ通知やクーポン配信といった施策で継続的な来店を促せます。

さらにGoogleビジネスプロフィールでは情報の出し分けができませんが、店舗アプリでは蓄積されたデータをもとにユーザーごとに配信内容や頻度、日時を調整できます。プッシュ通知にはその場で作成して送信する「リモートプッシュ通知」と条件に応じて自動配信する「ローカル通知」の2種類があり、メッセージ内容に応じて使い分けることで効率よく情報を届けられます。

このほかポイントカードの提示や会員ランクの確認、WebサイトやSNSとの連携、サブスクリプションサービスの契約、モバイルオーダーの提供といった多彩な機能を活用でき、広範囲な施策を実行できる汎用性の高さも強みです。

一方で、アプリにはインストールしてもらう必要があるという前提があります。存在を知られなければ使われないため、新規の認知には向きません

この点が、Googleビジネスプロフィールと役割が分かれる理由になります。新規はGoogle、再来店はアプリという分担で考えると整理しやすくなります。

関連記事:アプリのセグメントプッシュ通知で開封率を上げる!来店間隔に応じた配信のコツ

両方を併用して新規獲得からリピーター化までカバーするのが理想

Googleビジネスプロフィールと店舗アプリではリーチできる顧客層や使える機能、得意な領域が異なります。そのため両方を活用して相乗効果を生み出すことが重要です。Googleビジネスプロフィールで獲得した新規顧客をアプリでリピーター化できれば、より安定した経営を実現できるでしょう。アプリ制作もアプリプラットフォームを使えば低コストで実現できるため、コストを抑えながらGoogleビジネスプロフィールとアプリの両方を用意することをおすすめします。

併用する際のポイントが、Googleから来た人をアプリへつなぐ導線です。プロフィールの投稿でアプリの特典を案内する、Webサイトのリンク先にダウンロードページへの導線を置くといった形が考えられます。

店頭での案内も有効です。会計時にアプリの初回特典を伝えるだけで、登録率は大きく変わります。「Googleで見つけて来店した人を、アプリの会員にする」という流れを設計しておきましょう。

関連記事:デジタルクーポンとは?アプリでの導入メリットと集客効果を高めるコツを解説

Googleビジネスプロフィールと店舗アプリを連携させる方法

raitenではGoogleビジネスプロフィールの口コミや評価をアプリ内に表示できる

「店舗アプリDX版 raiten」では、Googleビジネスプロフィールにストックされた口コミや星評価といった情報をアプリ内に表示できる機能を搭載しています。この機能を活用することでGoogleビジネスプロフィールに蓄積された評判をアプリユーザーにも共有でき、信頼性の向上やリピート促進に役立てることが可能です。

Googleビジネスプロフィールとアプリの情報を連動させることで運用の手間も軽減されるため、効率的なマーケティングを実現できます。最新情報は店舗アプリDX版 raiten公式サイトでもチェックしてみてください。

連携によるもう1つの利点が、口コミ投稿の導線をつくれることです。来店後にアプリからお礼のメッセージを送り、そのなかで感想を尋ねる形にすれば、自然な流れで口コミにつながります。

ただし前述のとおり、特典と引き換えに投稿を求めるのはポリシー違反です。依頼するのは投稿そのものではなく「感想を聞かせてほしい」という姿勢にとどめましょう。

関連記事:小売店の再来店施策|アプリ活用で効率よくリピーターを増やす

関連記事:会員ランクの成功事例5選|リピート率を高める特典設計とランクアップの仕組み

まとめ

今回はGoogleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)の概要やメリット、MEO対策の基本、店舗アプリとの違いについて解説しました。Googleビジネスプロフィールは無料で登録でき、Googleマップや検索エンジンで情報を調べている来店見込み客へリーチできるため、店舗集客の第一歩として非常におすすめです。

ただし新規顧客の獲得後はリピーター化が課題となるため、店舗アプリと併用して新規獲得からリピーター育成までをカバーする運用体制を整えましょう。弊社では店舗アプリDX版 raitenというアプリ制作プラットフォームを提供しており、Googleビジネスプロフィールとの連携機能も搭載しています。アプリ施策を検討されている方はぜひお問い合わせください。

あわせて、プロフィールでできることの一覧、登録から公開までの手順、運用で気をつけたい4つの注意点も取り上げました。

登録するだけでは成果につながらず、更新を続けられるかで差がつきます。カテゴリの見直し、営業時間の正確な反映、写真の追加、週1回の投稿、口コミへの返信という5つを、まず習慣にするところから始めてみてください。

そのうえで、表示回数だけでなく電話やルート検索といった行動まで確認しながら、改善点を見つけていきましょう。

関連記事:継続率(リテンションレート)とは?計算方法とアプリの継続率を上げる施策を解説

参考記事:MEOとは?店舗集客を加速させる基本と7つの実践ポイント|QUERYY

参考記事:グーグルマップ登録の手順と店舗ビジネスプロフィール活用法を徹底解説|WEBNOTE

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