予約システムの連携方法とメリット|API連携・外部連携を徹底解説

業種全般
公開日:2021.10.07 更新日:2026.08.21
予約ツールは自店舗アプリと連携しよう!予約ツールを導入するだけじゃダメ

「DX(組織レベルでの抜本的なデジタル改革)」を成功させて競合へ差を付けるには、各デジタルツールの導入および連携が必要不可欠です。単にツールを導入しただけではその真価は発揮されず、返って経営が非効率になってしまう原因になるかもしれません。

予約システムに関しても同様です。予約システムは活用できれば作業負担削減や予約数アップなどを狙えますが、使えないとデジタルデータ管理の手間が増えるといったリスクを抱えることになります。事前にメリットや活用方法を知り、スムーズに活用できる土壌を整えておくと安心です。

本記事では、予約システムの導入メリット4つ、おすすめの予約ツール7選、ホットペッパーやAirRESERVEなどとアプリを外部連携するメリット、URL設置・パラメーター・API連携の3つの連携方法までを徹底解説します。予約システムの連携を検討中の店舗担当者の方はぜひ最後までご覧ください。

あわせて、予約ツールを選ぶときに見るべき観点、3つの連携方法をどう選び分けるか、API連携を始める前に確認しておくべき仕様、そして連携でつまずきやすい点と対策まで整理しています。

連携は「つなげば便利になる」ものではなく、どの情報をどちらに流すかを決めてから着手しないと、開発費だけがかさむことになります。自店舗の規模と目的に合わせて方法を選ぶための材料としてご活用ください。

目次

予約ツール(予約システム)とは

来店日時を入力して予約を取れる総合ツール

予約ツール(予約システム)とは「お客様が来店日時など必要な情報を簡易的に入力して予約を取れるツールの総称」です。

店舗側としては情報管理の一元化が可能であり、24時間システムが対応してくれる、リアルタイムに予約状況の確認が可能といったメリットを得られます。予約システムは宿泊業や美容室・サロン業などで積極的に活用されており、成功事例も多いです。

予約システムを用意するには、自店舗でオリジナルの予約システムを用意する方法と、ツールを提供しているサービスへ登録する方法があります。

オリジナルの予約システムを用意するにはコストが掛かりますし、予約システムにはデザイン性よりも予約のしやすさや分かりやすさが求められるケースが多いです。そこで出来合いのツールを導入してアプリといったコンテンツへ連携させると、手間なくスムーズに予約システムを準備して集客が可能になります。

予約システムには、予約の受付や管理、集客やリピーターの獲得、各種POSシステムとの連携といった機能が備わっています。機能はツールによって違うので、費用も含めて適切なツールを導入できるかがポイントです。

関連記事:飲食店・美容室・クリニック必見!アプリ予約システムのメリットと導入のコツ

関連記事:POS連携とは?アプリと連動させるメリットや導入手順を解説

予約システムは店舗業務のどこを置き換えるのか

導入効果を判断するには、いま人が担っている工程を洗い出すのが近道です。電話予約の店舗では、着信への応答、空き状況の確認、台帳への記入、確認の連絡、変更やキャンセルへの対応、当日のリマインドという工程が予約1件ごとに発生しています。

予約システムはこのうち、応答から台帳記入、確認連絡、リマインドまでを自動で処理します。残るのは例外的な相談への対応だけになるため、スタッフが接客に使える時間が増えます。

特に効果が出やすいのが、営業中に電話が鳴る業種です。施術や調理の途中で手を止める回数が減るだけでも、現場の負担感は大きく変わります。予約が1日に何件あり、1件あたり何分かかっているかを掛け合わせれば、削減できる時間はすぐ試算できます。

一方で、電話でしか予約しない層が一定数いる業種では、電話の受付をなくすと機会損失につながります。オンライン予約に完全移行するのではなく、両方を受け付けながら台帳を一本化する形から始めるのが現実的です。

クラウドサービスの利用は企業の8割超まで広がっている

予約システムの多くはクラウド型で提供されています。総務省の令和7年版情報通信白書によると、2024年時点で80.6%の企業が何らかのクラウドサービスを利用しており、その割合は約10年で倍増しました。

用途としては「ファイル保管・データ共有」「社内情報共有・ポータル」「電子メール」「給与、財務会計、人事」などが上位に挙げられています。すでに複数のクラウドツールが社内に入っている状態が一般的だということです。

出典:総務省「令和7年版 情報通信白書|クラウドサービス」

ツールが増えるほど、それぞれが別々にデータを抱える状態になりやすくなります。予約システムを導入する際に連携を前提として考えるべき理由は、ここにあります。単体で便利かどうかより、既存のツールとつながるかどうかが選定の分かれ目になっていきます。

予約システム導入の4つのメリット

無料で利用できるケースもある

予約システムを導入すると聞くと多額のコストが掛かるように思えるかもしれません。しかしツールを提供している企業は導入しやすいように、費用面でも工夫を凝らしています。場合によっては初期費用・月額費用0円でお試しができるツールもあります。

複数のツールをトライアルして選定したい場合はぜひ無料トライアルや無料プランなどを活用してみましょう。

顧客の取りこぼしが減る

電話や店内で予約を受け付けると、店舗の営業時間外は対応できない、繁忙期には上手く受付ができないリスクがあるといったデメリットがあります。予約システムには上記のようなデメリットがありません。

システムが停止さえしなければ営業時間外含めて24時間365日受付代行してくれますし、繁忙期でも閑散期でも確実にお客様が予約を実行できるので離脱も減るでしょう。

予約システムは言わばデジタルレイバー(RPAといった分野で使われる、従業員の代わりに働いてくれるツール)と呼べるでしょう。

業務ミスが減り人件費削減にもつながる

電話や店内で予約を受け付けていると、人的ミスも心配です。お客様の話を聞き間違える、キャンセル対応に時間が掛かり適切な予約可能時間を提示できない、Excelの記載ミスでダブルブッキングが発生するといったケースが起こりえます。

人的ミスは顧客の離脱やブランド力低下にもつながるので解決すべき課題です。

予約システムは人的ミス削減にも寄与します。お客様が自分で情報入力するのでヒアリングの必要がない、キャンセルといった状況がリアルタイムで反映されるので予約時間が常に最新、記載ミスでダブルブッキングが発生するリスクを減らせるといった点でメリットがあり、顧客の離脱防止やブランド力向上などにもつながるのがポイントです。

データの収集・分析でより予約環境を構築可能

予約システム導入によってお客様の情報管理が一元化されます。既存顧客か新規顧客か、過去の提供内容、レコメンドした商品やサービスといった情報も一元化されてユーザーデータへ紐づけられるので、データ分析を基にした施策立案も簡単です。

予約によってせっかくデータが収集できるのですから、単に予約サービスをオンラインで提供するだけではもったいありません。ぜひマーケティングツールとして予約システムを活用して、粒度の高いマーケティング施策を実行してみましょう。

関連記事:アプリ予約×プッシュ通知で予約忘れ防止!リマインド活用法

関連記事:店舗アプリの導入効果とは?メリット・デメリットと成功事例を解説

無断キャンセルと直前キャンセルを減らせる

5つ目のメリットとして挙げたいのが、無断キャンセル(ノーショー)と直前キャンセルの抑制です。予約時に自動で確認メールが届き、前日にリマインドが送られる仕組みがあるだけで、予約したこと自体を忘れる層はかなり減ります。

さらに、予約画面からワンタップでキャンセルできるようにしておくと、来られないと分かった時点で連絡が入るようになります。電話でしかキャンセルできない状態は、連絡すること自体のハードルが高く、結果として無断キャンセルを生みやすくなります。

高単価のコースや施術では、事前決済やクレジットカードの事前登録に対応しているツールを選ぶ方法もあります。支払いが先に確定していれば来店率が上がり、仕込みや人員配置のロスも減らせます。

空いた枠をキャンセル待ちの顧客に自動で案内できる機能があれば、キャンセルが出ても稼働を落とさずに済みます。予約システムは受付を代行するだけでなく、当日の稼働率を守る仕組みとしても機能します。

関連記事:再来店の施策とアイデア|リピーターを増やす店舗集客の秘策

スムーズな予約システム構築におすすめの予約ツール7選

AirRESERVE(エアリザーブ)

「リクルート」の予約ツールです。金融業界での採用実績もあり信頼性は高くなっています。お客様が日時設定をする自由受付と、あらかじめ用意した予約枠をお客様へ提示する事前設定の2タイプから好きな予約方法を選べます。

またメールアドレスを用いた非会員予約が可能、キャンセル待ちでの予約受付に対応、仮予約機能を提供可能といったように、細かいところまで手が届く機能が搭載されているのも強みです。

項目

内容

初期費用

無料

月額固定費

・フリー:0円

・ベーシック:5,500円

・プレミアム:お問い合わせ

RESERVA Reservation

「ずっと0円で使える」というコンセプトの通り、月額0円のフリープランが提供されています。最短3分で設定完了できる、Facebookログインといった他ツールとの連携も容易、外国語対応で日本人以外にも対応できるといった特徴があり、多方面のジャンルで活躍できるツールとなっています。

月間予約可能件数などは少ないですが、基本的な機能だけで事足りるならばフリープランのままで使えるでしょう。

項目

内容

初期費用

無料

月額費用

・フリー:0円

・シルバー:5,500円

・ゴールド:1万1,000円

・エンタープライズ:2万2,000円

formrun(フォームラン)

Webサイトの「EFO(エントリーフォーム最適化)」にも使われているツールです。テンプレートを選んでから制作に入れるので、予約ツール導入初心者でも簡単に制作へ入れます。制作に関する操作も直感的に実行できるようにUIが工夫されています。

またフォームで送信されたデータを「Googleスプレッドシート」といった外部ツールに出力できるようになっており、データ分析や顧客管理などへ活用しやすいのもメリットです。

項目

内容

初期費用

無料

月額費用

・フリー:0円

・ビギナー:5,980円

・スターター:1万2,980円

・プロフェッショナル:2万5,800円

STORES 予約

ECサイト制作サービスで有名な「STORES」の姉妹サービスです。メルマガ・DMの配信、レビュー表示・広告配信のサポートといった機能を備えており、単なる予約ツールにとどまらない活躍を見せてくれます。

また予約管理に関しては、予約確認メールやリマインドメールの送信、顧客管理、予約時の料金徴収といったさまざまな業務が自動化されて効率的になるよう工夫されています。

項目

内容

初期費用

無料

月額費用

・フリー:0円

・ライト:6,480円

・スタンダード:2万2,980円

・プラチナ:6万円

トレタ

POSとの連携が可能であり、予約・顧客情報や会計・来店情報をつなげて精度の高い分析を実現できます。店舗の繁盛をサポートするためUIもシンプルで使いやすくなっています。

予約台帳・顧客台帳・集計分析・Web予約といった4つの機能をベースにして、手書きでメモを残せるといったあると便利な機能が複数搭載されている点がポイントです。利用にはiPadの用意が必要になります。

項目

内容

初期費用

お問い合わせ

月額費用

お問い合わせ

ぐるなび

楽天との提携を強めている飲食店予約ツール(予約サイト)です。店舗ページ内での情報発信、SNSやGoogleマイビジネスでの情報発信、求人媒体の運用といった、予約にとどまらないサービスを代行形式で提供してくれています。人手が根本的に不足している場合は活用の幅が広がるでしょう。

また年間販促計画といったマーケティング施策サポートも行ってくれるので、マーケティングに自信がない方へもおすすめできるツールです。

項目

内容

初期費用

無料

月額費用

・スタートプラン:0円

・ライトプラン:1万1,000円

・ベーシックプラン:3万3,000円

その他

ネット予約手数料などが発生

ホットペッパービューティー

日本でもっとも有名な美容室・サロン予約サービスです。単に予約機能を提供するだけでなく、使い方や活用方法を専任スタッフがアドバイスしてくれたり、年中無休のヘルプデスクを用意しているといった特徴があるので、バックアップを受けながら安心して予約サービスをお客様へ提供可能になっています。

また運営状況に合わせて、パソコン・タブレット(iPad)・スマートフォンといったようにさまざまな端末で利用できるのも強みです。

項目

内容

初期費用

お問い合わせ

月額費用

お問い合わせ

関連記事:予約システムおすすめ10選!無料ツール比較や店舗アプリの利点

予約ツールを選ぶときに見るべき4つの観点

紹介したツールはいずれも機能が充実していますが、自店舗に合うかどうかは別の話です。比較する際は次の4つの観点で見ていくと判断しやすくなります。

確認する観点

見るべき内容

費用の構造

初期費用、月額固定費、予約1件ごとの手数料の内訳と、無料プランの上限

外部連携の可否

外部向けAPIを公開しているか、参照だけか登録・更新まで可能か

業種への適合

席・スタッフ・設備・時間枠のどれを予約単位として管理できるか

運用のしやすさ

管理画面の操作性、必要な端末、サポート窓口の対応時間

特に見落としやすいのが予約1件ごとの手数料です。月額が安くても送客手数料が上乗せされる契約では、予約が増えるほど利益が削られます。月間の予約件数を想定して、固定費と変動費の合計で比べましょう。

もう1つ重要なのが業種への適合です。美容室のようにスタッフ単位で枠を管理する業種と、飲食店のように席数で管理する業種、クリニックのように診療メニューごとに所要時間が変わる業種では、必要な予約枠の考え方がまったく異なります。

デモ画面を触るときは、自店舗でもっとも複雑な予約パターンを実際に登録してみるのが確実です。標準的な予約が組めることより、例外的なパターンを処理できるかどうかで運用の負担が決まります。

関連記事:入れた方がいいお店アプリは?店舗アプリの成功事例と人気機能ランキングを解説

予約システムをアプリと外部連携するメリット

業種別にスムーズな予約導線を作れる

アプリと予約システムを外部連携することで、業種ごとにスムーズな予約導線を作れます。宿泊業の場合、予約ポータルサイトからの検索・予約が不要になり、アプリから直接遷移可能です。ホテル直接の予約サイトの場合、最安値で予約できることも多いというメリットもあります。

飲食・美容業界では、ポータルサイトから予約しなくても、公式アプリで直接予約が可能になります。予約・利用回数からセグメントしてクーポンなどインセンティブの付与もできるのが強みです。

クリニック系では、電話や検索エンジン経由の予約など手間が多く発生するところを、アプリから直接予約できるようにすることで導線をスムーズにできます。クリニック側も簡単に予約の確認・管理ができるのもメリットです。

キーワードは「Webサイトよりも予約がスムーズになる」という部分です。Webサイト単体だと検索エンジンから探してもらったりと多少予約に手間が掛かりますが、あらかじめアプリを入れてもらえると後はアプリを起動させるだけで予約が完了します。

またアプリ経由でタッチポイントを持てることで、予約に関するプッシュ通知が簡単に配信できる点もメリットです。

アプリ側のIDやニックネームを連携できる

アプリ側で発行したIDやニックネームなどは、予約システムと連携が可能です。情報を反映させてデータを収集することでより精度の高い分析が可能になります。事前に連携ができるか確認してからアプリプラットフォームなどを導入してみましょう。

予約データを分析に活用できる

アプリと予約システムを連携させて得たさまざまなデータは、分析に活用できます。予約のリピート数、予約システムからの売上獲得率、予約のキャンセル率といった情報をアプリから得た回遊状況やアクティブ率などと組み合わせることで施策立案へ役立てられるでしょう。

アプリから上手く予約システムへ誘導できる導線を施策で作ってみましょう。

ポータルサイト経由の送客手数料を抑えられる

経営面で見逃せないのが、送客手数料の構造を変えられる点です。ポータルサイト経由の予約では、掲載料に加えて予約1件ごとの手数料が発生する契約が一般的で、リピーターの予約にも同じ手数料がかかり続けます。

新規顧客をポータルサイトで獲得するのは有効な手段です。問題は、その顧客が2回目以降もポータルサイト経由で予約し続ける状態にあります。ここを自社アプリからの予約に切り替えられれば、同じ売上でも手元に残る利益が変わります。

切り替えの導線としては、初回来店時にアプリのダウンロードを案内し、アプリ経由の予約だけに特典を付ける方法が使いやすくなります。次回予約のクーポンや会員限定メニューなど、アプリを使う理由を用意しておくことが要点です。

ポータルサイトを完全にやめる必要はありません。新規獲得はポータル、再来店は自社アプリという役割分担にすることで、集客力を落とさずに手数料の総額を抑えられます。

関連記事:集客アプリとは?店舗の来店数を増やす機能や活用のコツを解説

関連記事:なぜアプリを導入するとリピーターが増えるのか?その仕組みを解説

raitenアプリと予約システムを連携する3つの方法

アプリメニューに予約のURLを設置して遷移

最も手軽な連携方法が、アプリメニューに予約のURLを設置してそのまま遷移させる方法です。遷移先のURLをアプリメニューに設置するだけで運用を開始でき、個人情報は予約ツール側で取得可能です。

項目

内容

メリット

遷移先のURLをアプリメニューに設置するだけで運用可能。個人情報は予約ツール側で取得可能

デメリット

アプリ側の情報は予約ツール側に反映されない。個人情報は予約ツールシステム側で取得することになる

パラメーターを設置して予約ツールと連携

パラメーターを設置することで、追加開発なしでアプリのユーザーID・会員証番号・ニックネームを予約ツールと紐づけられる方法です。設置方法もヘルプページに詳細な説明があるため、開発リソースが限られている店舗でも導入しやすい連携方法といえます。

項目

内容

メリット

追加開発が必要なく、設置方法もヘルプページに詳細説明がある。アプリのユーザーID・会員証番号・ニックネームの紐づけが可能

デメリット

連携される内容は、ユーザーID・会員証番号・ニックネームのみ

API開発で連携したいデータを選ぶ

最も柔軟で高機能な連携が、API開発による方法です。API開発によって連携させたいデータをアプリ側に表示できます。

ただし開発コストや作業工数が掛かるため、アプリリリースが遅延する可能性がある点はデメリットといえます。連携したいデータの優先順位を整理した上で、必要な範囲でAPI開発を進めるのがおすすめです。

項目

内容

メリット

API開発によって連携させたいデータをアプリ側に表示可能

デメリット

開発コストや作業工数が掛かるのでアプリリリースが遅延する可能性がある

3つの連携方法をどう選び分けるか

3つの方法は上位互換の関係ではなく、何を実現したいかで選ぶものです。判断の軸になるのは「アプリ側の情報を予約側に渡す必要があるか」と「予約側の情報をアプリに表示する必要があるか」の2点です。

連携方法

特徴

向いているケース

URLを設置

追加開発なしですぐ始められるが、アプリ側の情報は予約ツールに渡らない

まず予約への導線だけ用意したい店舗

パラメーターを設置

開発なしでユーザーID・会員証番号・ニックネームを紐づけられる

アプリ会員と予約を結びつけたい店舗

API開発

連携する項目を自由に選べるが、開発費と期間が必要になる

予約履歴まで含めて分析したい店舗

どちらも不要で、予約への入口を作るだけでよければURL設置で十分です。誰が予約したかをアプリ会員と結びつけたいならパラメーター設置、予約履歴や次回予約日をアプリ内に表示したいならAPI開発が必要になります。

進め方としては、まずURL設置で公開し、アプリ経由の予約がどれだけ発生するかを確かめてから連携を深めるのが無駄がありません。利用実績が見えないまま高額な開発に踏み切ると、投資に見合わない結果になりかねません。

パラメーター設置は、開発費をかけずに会員と予約を紐づけられるため、費用対効果の面でもっとも扱いやすい選択肢です。まずはここまでを標準とし、分析の必要が出た段階でAPIを検討する流れが現実的でしょう。

API連携を進める前に確認しておく仕様

API開発に進む場合、着手前に確認しておくべき点があります。まずその予約システムが外部向けのAPIを公開しているかです。知名度の高いサービスでも、自社サービス間の連携に限定していて外部公開していないケースがあります。

次に、公開されていたとしても参照だけなのか、登録・更新まで可能なのかを確認します。予約データを取得して分析するだけなら参照で足りますが、アプリの画面から予約を登録したい場合は書き込みに対応したAPIが必要です。ここを取り違えると、開発の途中で方針転換を迫られます。

あわせて、APIの利用に追加のオプション契約が必要か、1日あたりの呼び出し回数に上限があるか、仕様変更時の告知がどう行われるかも確認しておきましょう。上限が低いと、リアルタイムでの空き状況表示ができないこともあります。

なお、大手のポータル型予約サービスについては、外部向けのAPIが一般に公開されていない場合があります。その際はCSVでの書き出しや予約台帳側での取り込みといった別の手段になるため、契約前に公式のドキュメントや担当者へ連携可否を確認しておくことが欠かせません。

関連記事:店舗アプリの主要機能と導入事例|集客・売上アップにつながる活用術を解説

予約システムの連携でつまずきやすい点と対策

データの重複と表記ゆれで顧客が二重に登録される

連携を始めて最初に起きやすいのが、同じ人が別の顧客として登録される問題です。アプリ会員として登録した情報と、予約時に入力された情報が別物として扱われると、来店回数も購入履歴も分断されてしまいます。

原因の多くは、名寄せの基準を決めていないことにあります。電話番号で紐づけるのか、メールアドレスなのか、アプリの会員IDなのかを先に決め、その項目を予約時の必須入力にしておけば防げます。

すでに重複が発生している場合は、統合の作業が必要になります。件数が増えるほど手間がかかるため、連携を始める前に基準を決めておくことが結果的にもっとも安く済みます。

個人情報の取り扱いと権限設定を整理しておく

予約情報には氏名や連絡先が含まれ、業種によっては施術内容や来院理由といった情報も伴います。システムをまたいでデータを流す以上、取得する目的の明示と、社内での閲覧権限の整理は連携の前提条件になります。

具体的には、どのスタッフがどこまでの情報を見られるかを役割ごとに設定できるか、退職時にアカウントを速やかに停止できるか、操作の履歴が残るかといった点を確認しておきましょう。

あわせて、連携するデータの範囲は必要最小限にとどめるのが原則です。「取れるから全部つなぐ」ではなく、施策に使う項目だけを渡すと決めておけば、管理の負担も漏洩時の影響も抑えられます。

外部の開発会社に依頼する場合は、テスト環境で本番の顧客データを使わない取り決めも必要です。契約書に管理の範囲を明記しておくと、後の認識のずれを防げます。

関連記事:アプリマーケティングのデータ活用術|モバイルユーザー獲得の基本

予約システムとアプリの連携なら「店舗アプリDX版raiten」

予約システムとアプリを連携させることで、Webサイトよりもスムーズな予約導線を作り、データの統合も可能になります。自店舗の目的やどれだけデータを連携させたいかによっても取るべき方法が変わるため、適切な連携方法を選ぶことが重要です。

弊社ではアプリプラットフォーム「店舗アプリDX版raiten」を提供しています。気になる方はぜひお問い合わせください。

URL設置・パラメーター設置・API開発のいずれにも対応しており、まずは開発費のかからない方法から始めて、運用しながら段階的に連携を深めていくことも可能です。既存の予約ツールを使い続けたまま、アプリ側だけを追加する形でも導入いただけます。

どの方法が適しているか判断が難しい場合は、現在お使いの予約ツールと、アプリで実現したいことを伺ったうえで一緒に整理していきます。

まとめ

今回は予約システムの導入メリット4つ、おすすめの予約ツール7選(AirRESERVE・RESERVA・formrun・STORES・トレタ・ぐるなび・ホットペッパービューティー)、アプリと予約システムを外部連携するメリット、URL設置・パラメーター・API連携の3つの方法をご紹介してきました。

予約システムは予約に関する店舗業務を削減して、確実に予約経由での成約を達成できる便利なツールです。ただし導線を間違えると効果が薄くなるので、ぜひアプリと連携させながら導線を増やすといった施策を行いましょう。

予約システムとアプリの連携を検討している方はぜひお問い合わせください。

検討を進めるときは、①費用・外部連携の可否・業種への適合・運用のしやすさの4点でツールを比べる、②アプリ側と予約側のどちらの情報を渡したいかで連携方法を決める、③名寄せの基準と閲覧権限を先に整理する、という順番で進めると手戻りが減ります。

連携は一度で完成させるものではありません。URL設置から始めてアプリ経由の予約数を確認し、必要になった段階でパラメーターやAPIへ広げていく進め方であれば、投資を無駄にせず効果を確かめながら進められます。

関連記事:来店ポイントとは?仕組み・アプリ導入のメリット・専用型と自社型の違いを解説

関連記事:リピーターを増やす!美容室のアプリに入れるべきおすすめ機能とは?

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