予約システムの連携方法とメリット|API連携・外部連携を徹底解説
業種全般
「DX(組織レベルでの抜本的なデジタル改革)」を成功させて競合へ差を付けるには、各デジタルツールの導入および連携が必要不可欠です。単にツールを導入しただけではその真価は発揮されず、返って経営が非効率になってしまう原因になるかもしれません。
予約システムに関しても同様です。予約システムは活用できれば作業負担削減や予約数アップなどを狙えますが、使えないとデジタルデータ管理の手間が増えるといったリスクを抱えることになります。事前にメリットや活用方法を知り、スムーズに活用できる土壌を整えておくと安心です。
本記事では、予約システムの導入メリット4つ、おすすめの予約ツール7選、ホットペッパーやAirRESERVEなどとアプリを外部連携するメリット、URL設置・パラメーター・API連携の3つの連携方法までを徹底解説します。予約システムの連携を検討中の店舗担当者の方はぜひ最後までご覧ください。
予約ツール(予約システム)とは
来店日時を入力して予約を取れる総合ツール
予約ツール(予約システム)とは「お客様が来店日時など必要な情報を簡易的に入力して予約を取れるツールの総称」です。店舗側としては情報管理の一元化が可能であり、24時間システムが対応してくれる、リアルタイムに予約状況の確認が可能といったメリットを得られます。予約システムは宿泊業や美容室・サロン業などで積極的に活用されており、成功事例も多いです。
予約システムを用意するには、自店舗でオリジナルの予約システムを用意する方法と、ツールを提供しているサービスへ登録する方法があります。オリジナルの予約システムを用意するにはコストが掛かりますし、予約システムにはデザイン性よりも予約のしやすさや分かりやすさが求められるケースが多いです。そこで出来合いのツールを導入してアプリといったコンテンツへ連携させると、手間なくスムーズに予約システムを準備して集客が可能になります。
予約システムには、予約の受付や管理、集客やリピーターの獲得、各種POSシステムとの連携といった機能が備わっています。機能はツールによって違うので、費用も含めて適切なツールを導入できるかがポイントです。
関連記事:飲食店・美容室・クリニック必見!アプリ予約システムのメリットと導入のコツ
予約システム導入の4つのメリット
無料で利用できるケースもある
予約システムを導入すると聞くと多額のコストが掛かるように思えるかもしれません。しかしツールを提供している企業は導入しやすいように、費用面でも工夫を凝らしています。場合によっては初期費用・月額費用0円でお試しができるツールもあります。
複数のツールをトライアルして選定したい場合はぜひ無料トライアルや無料プランなどを活用してみましょう。
顧客の取りこぼしが減る
電話や店内で予約を受け付けると、店舗の営業時間外は対応できない、繁忙期には上手く受付ができないリスクがあるといったデメリットがあります。予約システムには上記のようなデメリットがありません。
システムが停止さえしなければ営業時間外含めて24時間365日受付代行してくれますし、繁忙期でも閑散期でも確実にお客様が予約を実行できるので離脱も減るでしょう。予約システムは言わばデジタルレイバー(RPAといった分野で使われる、従業員の代わりに働いてくれるツール)と呼べるでしょう。
業務ミスが減り人件費削減にもつながる
電話や店内で予約を受け付けていると、人的ミスも心配です。お客様の話を聞き間違える、キャンセル対応に時間が掛かり適切な予約可能時間を提示できない、Excelの記載ミスでダブルブッキングが発生するといったケースが起こりえます。人的ミスは顧客の離脱やブランド力低下にもつながるので解決すべき課題です。
予約システムは人的ミス削減にも寄与します。お客様が自分で情報入力するのでヒアリングの必要がない、キャンセルといった状況がリアルタイムで反映されるので予約時間が常に最新、記載ミスでダブルブッキングが発生するリスクを減らせるといった点でメリットがあり、顧客の離脱防止やブランド力向上などにもつながるのがポイントです。
データの収集・分析でより予約環境を構築可能
予約システム導入によってお客様の情報管理が一元化されます。既存顧客か新規顧客か、過去の提供内容、レコメンドした商品やサービスといった情報も一元化されてユーザーデータへ紐づけられるので、データ分析を基にした施策立案も簡単です。
予約によってせっかくデータが収集できるのですから、単に予約サービスをオンラインで提供するだけではもったいありません。ぜひマーケティングツールとして予約システムを活用して、粒度の高いマーケティング施策を実行してみましょう。
関連記事:アプリ予約×プッシュ通知で予約忘れ防止!リマインド活用法
スムーズな予約システム構築におすすめの予約ツール7選
AirRESERVE(エアリザーブ)
「リクルート」の予約ツールです。金融業界での採用実績もあり信頼性は高くなっています。お客様が日時設定をする自由受付と、あらかじめ用意した予約枠をお客様へ提示する事前設定の2タイプから好きな予約方法を選べます。
またメールアドレスを用いた非会員予約が可能、キャンセル待ちでの予約受付に対応、仮予約機能を提供可能といったように、細かいところまで手が届く機能が搭載されているのも強みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 月額固定費 | ・フリー:0円 ・ベーシック:5,500円 ・プレミアム:お問い合わせ |
RESERVA Reservation
「ずっと0円で使える」というコンセプトの通り、月額0円のフリープランが提供されています。最短3分で設定完了できる、Facebookログインといった他ツールとの連携も容易、外国語対応で日本人以外にも対応できるといった特徴があり、多方面のジャンルで活躍できるツールとなっています。
月間予約可能件数などは少ないですが、基本的な機能だけで事足りるならばフリープランのままで使えるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | ・フリー:0円 ・シルバー:5,500円 ・ゴールド:1万1,000円 ・エンタープライズ:2万2,000円 |
formrun(フォームラン)
Webサイトの「EFO(エントリーフォーム最適化)」にも使われているツールです。テンプレートを選んでから制作に入れるので、予約ツール導入初心者でも簡単に制作へ入れます。制作に関する操作も直感的に実行できるようにUIが工夫されています。
またフォームで送信されたデータを「Googleスプレッドシート」といった外部ツールに出力できるようになっており、データ分析や顧客管理などへ活用しやすいのもメリットです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | ・フリー:0円 ・ビギナー:5,980円 ・スターター:1万2,980円 ・プロフェッショナル:2万5,800円 |
STORES 予約
ECサイト制作サービスで有名な「STORES」の姉妹サービスです。メルマガ・DMの配信、レビュー表示・広告配信のサポートといった機能を備えており、単なる予約ツールにとどまらない活躍を見せてくれます。
また予約管理に関しては、予約確認メールやリマインドメールの送信、顧客管理、予約時の料金徴収といったさまざまな業務が自動化されて効率的になるよう工夫されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | ・フリー:0円 ・ライト:6,480円 ・スタンダード:2万2,980円 ・プラチナ:6万円 |
トレタ
POSとの連携が可能であり、予約・顧客情報や会計・来店情報をつなげて精度の高い分析を実現できます。店舗の繁盛をサポートするためUIもシンプルで使いやすくなっています。
予約台帳・顧客台帳・集計分析・Web予約といった4つの機能をベースにして、手書きでメモを残せるといったあると便利な機能が複数搭載されている点がポイントです。利用にはiPadの用意が必要になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | お問い合わせ |
| 月額費用 | お問い合わせ |
ぐるなび
楽天との提携を強めている飲食店予約ツール(予約サイト)です。店舗ページ内での情報発信、SNSやGoogleマイビジネスでの情報発信、求人媒体の運用といった、予約にとどまらないサービスを代行形式で提供してくれています。人手が根本的に不足している場合は活用の幅が広がるでしょう。
また年間販促計画といったマーケティング施策サポートも行ってくれるので、マーケティングに自信がない方へもおすすめできるツールです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料 |
| 月額費用 | ・スタートプラン:0円 ・ライトプラン:1万1,000円 ・ベーシックプラン:3万3,000円 |
| その他 | ネット予約手数料などが発生 |
ホットペッパービューティー
日本でもっとも有名な美容室・サロン予約サービスです。単に予約機能を提供するだけでなく、使い方や活用方法を専任スタッフがアドバイスしてくれたり、年中無休のヘルプデスクを用意しているといった特徴があるので、バックアップを受けながら安心して予約サービスをお客様へ提供可能になっています。
また運営状況に合わせて、パソコン・タブレット(iPad)・スマートフォンといったようにさまざまな端末で利用できるのも強みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | お問い合わせ |
| 月額費用 | お問い合わせ |
関連記事:予約システムおすすめ10選!無料ツール比較や店舗アプリの利点
予約システムをアプリと外部連携するメリット
業種別にスムーズな予約導線を作れる
アプリと予約システムを外部連携することで、業種ごとにスムーズな予約導線を作れます。宿泊業の場合、予約ポータルサイトからの検索・予約が不要になり、アプリから直接遷移可能です。ホテル直接の予約サイトの場合、最安値で予約できることも多いというメリットもあります。
飲食・美容業界では、ポータルサイトから予約しなくても、公式アプリで直接予約が可能になります。予約・利用回数からセグメントしてクーポンなどインセンティブの付与もできるのが強みです。クリニック系では、電話や検索エンジン経由の予約など手間が多く発生するところを、アプリから直接予約できるようにすることで導線をスムーズにできます。クリニック側も簡単に予約の確認・管理ができるのもメリットです。
キーワードは「Webサイトよりも予約がスムーズになる」という部分です。Webサイト単体だと検索エンジンから探してもらったりと多少予約に手間が掛かりますが、あらかじめアプリを入れてもらえると後はアプリを起動させるだけで予約が完了します。またアプリ経由でタッチポイントを持てることで、予約に関するプッシュ通知が簡単に配信できる点もメリットです。
アプリ側のIDやニックネームを連携できる
アプリ側で発行したIDやニックネームなどは、予約システムと連携が可能です。情報を反映させてデータを収集することでより精度の高い分析が可能になります。事前に連携ができるか確認してからアプリプラットフォームなどを導入してみましょう。
予約データを分析に活用できる
アプリと予約システムを連携させて得たさまざまなデータは、分析に活用できます。予約のリピート数、予約システムからの売上獲得率、予約のキャンセル率といった情報をアプリから得た回遊状況やアクティブ率などと組み合わせることで施策立案へ役立てられるでしょう。
アプリから上手く予約システムへ誘導できる導線を施策で作ってみましょう。
raitenアプリと予約システムを連携する3つの方法
アプリメニューに予約のURLを設置して遷移
最も手軽な連携方法が、アプリメニューに予約のURLを設置してそのまま遷移させる方法です。遷移先のURLをアプリメニューに設置するだけで運用を開始でき、個人情報は予約ツール側で取得可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | 遷移先のURLをアプリメニューに設置するだけで運用可能。個人情報は予約ツール側で取得可能 |
| デメリット | アプリ側の情報は予約ツール側に反映されない。個人情報は予約ツールシステム側で取得することになる |
パラメーターを設置して予約ツールと連携
パラメーターを設置することで、追加開発なしでアプリのユーザーID・会員証番号・ニックネームを予約ツールと紐づけられる方法です。設置方法もヘルプページに詳細な説明があるため、開発リソースが限られている店舗でも導入しやすい連携方法といえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | 追加開発が必要なく、設置方法もヘルプページに詳細説明がある。アプリのユーザーID・会員証番号・ニックネームの紐づけが可能 |
| デメリット | 連携される内容は、ユーザーID・会員証番号・ニックネームのみ |
API開発で連携したいデータを選ぶ
最も柔軟で高機能な連携が、API開発による方法です。API開発によって連携させたいデータをアプリ側に表示できます。
ただし開発コストや作業工数が掛かるため、アプリリリースが遅延する可能性がある点はデメリットといえます。連携したいデータの優先順位を整理した上で、必要な範囲でAPI開発を進めるのがおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | API開発によって連携させたいデータをアプリ側に表示可能 |
| デメリット | 開発コストや作業工数が掛かるのでアプリリリースが遅延する可能性がある |
予約システムとアプリの連携なら「店舗アプリDX版raiten」
予約システムとアプリを連携させることで、Webサイトよりもスムーズな予約導線を作り、データの統合も可能になります。自店舗の目的やどれだけデータを連携させたいかによっても取るべき方法が変わるため、適切な連携方法を選ぶことが重要です。
弊社ではアプリプラットフォーム「店舗アプリDX版raiten」を提供しています。気になる方はぜひお問い合わせください。
まとめ
今回は予約システムの導入メリット4つ、おすすめの予約ツール7選(AirRESERVE・RESERVA・formrun・STORES・トレタ・ぐるなび・ホットペッパービューティー)、アプリと予約システムを外部連携するメリット、URL設置・パラメーター・API連携の3つの方法をご紹介してきました。
予約システムは予約に関する店舗業務を削減して、確実に予約経由での成約を達成できる便利なツールです。ただし導線を間違えると効果が薄くなるので、ぜひアプリと連携させながら導線を増やすといった施策を行いましょう。
予約システムとアプリの連携を検討している方はぜひお問い合わせください。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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