オンラインストアとは?メリット・主要サービス7社比較とネットショップアプリ連携のコツ
業種全般
EC市場の拡大が続く中、自店舗の商品をオンラインストアで販売して新たな販路を開拓する事業者が増えています。オンラインストアは配送環境さえ整っていれば遠方からの注文にも対応できるため、地域に縛られず広範囲に商品を届けることが可能です。
経済産業省の「令和6年度 電子商取引に関する市場調査報告書」によると、2024年の日本国内のBtoC-EC市場規模は26兆1,225億円に達し、前年比5.1%増と堅調に拡大を続けています。物販系分野のEC化率も9.78%と過去最高を更新しており、オンラインでの商品購入はもはや消費者にとって当たり前の行動となっています。オンラインストア(オンラインショップ・ネットショップ)の開設は、Shopify・BASE・STORESなどのASPサービスの普及により技術的なハードルが大きく下がっており、プログラミング知識がなくても無料から始められる環境が整っています。さらに自社アプリと連携させたオムニチャネル戦略を取り入れることで、実店舗とオンラインストアの相互送客が実現し、集客効果を最大化できます。ネットショップの開設を検討しているが「どのサービスを選べばよいか」「アプリとどう連携すればよいか」と迷っている方に向けて、本記事では実践的な情報をまとめています。
本記事ではオンラインストアの基本やメリット、楽天市場やShopify、BASEなど主要な制作サービス7社の特徴・料金比較、店舗アプリと連携してオムニチャネル化を実現する方法までわかりやすく解説します。
オンラインストアとは
インターネット上で商品を販売するWebサイトやアプリ
オンラインストアとは、インターネット上で商品を販売するためのWebサイトやアプリのことです。「オンラインショップ」や「ネットショップ」とほぼ同じ意味で使われ、Webサイトとして構築したりアプリベースで制作したりといくつかの構築方法があります。
経済産業省の調査によると、日本のBtoC-EC市場規模は年々拡大を続けており、物販系分野の伸びが特に顕著です。多くの企業がすでに自社のオンラインストアを所有しており、単にオンライン集客のツールとして機能するだけでなく、実店舗と連携させてオムニチャネルで総合的な集客を図る手法でも活用されています。制作ハードルも下がっており、無料から導入可能なサービスが増えたことや高度な技術スキルを必要としなくなった点もポイントです。
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オンラインストアを導入するメリット
地域や時間に縛られず販路を広げられる
オンラインストアはインターネット環境とスマホやパソコンがあればどこからでも閲覧・購入が可能です。24時間365日対応できるため、時間面でも制約を設けなくてよいのがメリットです。配送サービスを用意すれば全国どこへでも商品を届けられ、近年では越境ECの需要も高まっています。
越境ECの需要は年々高まっており、経済産業省の調査では日本から中国・アメリカへの越境EC市場規模も着実に成長しています。付加価値の高い日本製品は海外消費者からの需要が大きく、配送手数料が高くなっても購入されるケースが増えています。海外配送に対応しているオンラインストア制作サービス(ShopifyやAmazonのFBAなど)を活用すれば、販路を世界に広げることも現実的な選択肢です。
無料から導入できる
近年では店舗用にCMS(EC-CUBEなど)やASP(Shopifyなど)といったオンラインストア制作サービスを提供する企業が増えました。ASPであればサーバー環境すら用意する必要がなく、アカウントを作成するだけですぐに構築へ移行できます。本当にオンラインストア制作の経験がない場合は、初期準備の手間が最低限で直感的に操作しやすいASPの方が使いやすいでしょう。
ネットショップの開設にかかる初期費用は、ASPサービスの普及により大幅に下がっています。BASEやSTORESのフリープランであれば初期費用・月額費用ともに0円でオンラインストアを開設でき、売上が発生した際の決済手数料のみで運用できます。「まずは小さく始めてみたい」という店舗にとって、金銭的なリスクをほぼゼロに抑えてオンライン販売をスタートできる環境が整っている点は、EC参入のハードルを大きく下げる要因となっています。
成長してもコストを抑えられる
実店舗ベースでビジネスを拡大しようとすると、スタッフの増員や店舗用の土地・建物の確保といった大きなコストが必要です。対してオンラインストアの場合は少ないスタッフで効率よく販売が可能で、取扱商品数や在庫数を増やすだけで成長に対応できるため、少ない投資で大きな効果を見込めるのがメリットです。
オンラインストアの運営コストは実店舗と比較して格段に低いですが、注文数が増えた場合は配送・梱包作業の効率化が課題になります。Amazon FBAのような配送代行サービスを活用したり、受注管理システムを導入して在庫と注文を自動連携させたりすることで、スタッフの負荷を増やさずにスケーラブルな運営が実現します。特に繁忙期のセール時に注文が集中しても対応できる体制を事前に構築しておくことが、顧客満足度の維持にとって重要です。
DtoCでブランド力を高められる
自店舗専用のオンラインストアを構築して集客・接客を行う販売手法を「DtoC(仲介を挟まない店舗対顧客の取引)」と呼びます。楽天市場のような総合ECモールを使うと集客力をモールから借りられるメリットはありますが、自店舗ブランドが醸成しにくい側面もあります。認知がある程度増えてからDtoCとして新たにダイレクトショップを構築し、そちらへ流すという手法が有効です。さらにDtoCでは総合ECモールのような各種手数料が発生しないため、純利益化しやすいのも魅力です。
DtoCのメリットを最大化するには、オンラインストアと店舗アプリを連携させた「顧客データの一元管理」が鍵となります。オンラインストアでの購買履歴と、店舗アプリの来店履歴・ポイント情報を統合することで、「オンラインでは○○を購入し、実店舗では△△をよく利用する」といった顧客の全体像が見えるようになります。このデータを基にパーソナライズした商品レコメンドやクーポン配信を行えば、オンラインと実店舗の両方で購買を促進するCRM施策が実現します。
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おすすめのオンラインストア制作サービス7選
主要なオンラインストア制作サービスを7社紹介します。楽天市場(初期費用6万円〜)、Yahoo!ショッピング(初期費用・月額無料)、Amazon(世界最大級のECモール)といった総合ECモールに加え、Square(決済サービス+EC機能)、Shopify(カナダ発ASP、月額33米ドル〜)、BASE(初期費用無料のASP)、STORES(国産ASP、フリープラン0円〜)といった自社EC構築型サービスがあります。総合ECモールは集客力が強み、自社EC型はブランディングと利益率が強みという違いがあるため、自店の目的に合わせて選びましょう。
オンラインストア制作サービスを選ぶ際は、初期費用・月額費用・決済手数料のトータルコストに加えて、「店舗アプリとの連携のしやすさ」も重要な判断基準です。Shopifyのようにアプリストアから機能を追加できるサービスや、STORESのように実店舗向けの決済端末も提供しているサービスであれば、オンラインと実店舗の両方を一体的に運営しやすくなります。将来的にオムニチャネル化を見据えるなら、連携機能の充実度も含めてサービスを比較検討することをおすすめします。
オンラインストア制作サービスの選定では、決済手段の対応幅も重要な判断基準です。クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込に加え、近年ではPayPayやLINE Payなどのキャッシュレス決済への対応もユーザーの利便性を高めるポイントになっています。Squareのように実店舗向けの決済端末とオンラインストアを一括管理できるサービスは、実店舗とオンラインの売上を統合して分析できるため、データドリブンな経営に移行したい店舗に特に適しています。
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オンラインストアと店舗アプリを連携するメリット
オンラインストアと店舗アプリの連携は、単なる「ECサイトへのリンク設置」にとどまらず、顧客データの統合とオムニチャネル体験の構築という2つの観点で捉えることが重要です。アプリから直接オンラインストアにアクセスできる導線を設けるだけでも利便性は向上しますが、さらにアプリIDを活用して実店舗とオンラインの購買データを紐づけることで、顧客一人ひとりの購買パターンを可視化し、精度の高いマーケティング施策を打てるようになります。
アプリから導線を作りオムニチャネル化できる
アプリにオンラインストアのURLを設置すれば、気になるときにすぐアプリを立ち上げてオンラインストアへアクセス可能です。実店舗とオンラインストアで在庫を共有するといった施策も組み合わせれば、オムニチャネル化に一歩近づけるでしょう。
アプリIDで購買データを蓄積できる
自店舗アプリとオンラインストアのデータを紐づけるにはアプリIDの利用がおすすめです。アプリIDはアプリのインストール時に自動で設定されるため、面倒な連携作業なしにオンラインストアでの購買データを蓄積できます。
セグメント分析で精度の高い施策ができる
自店舗アプリで取得したデータとオンラインストアで取得したデータを連携させれば、さまざまな施策を検討できます。たとえば昔は来店が多かったが最近は少ない遠方のお客様にオンラインストアを提案したり、オンラインストアを頻繁に利用しているお客様に実店舗クーポンを配布して来店を促したりといった手法で実店舗とオンラインの集客を連携させられます。
ポイント共通化で相互送客できる
オンラインストアの購入ポイントをアプリ側に表示する方法も有効です。実店舗とオンラインストアでポイントを共通化することで、顧客を実店舗とオンラインの両方で循環させやすくなるでしょう。
ポイントの共通化は、顧客にとって「どちらで買っても同じようにポイントが貯まる・使える」という安心感を提供します。実店舗では現金やカードで購入した際にアプリのバーコードを提示してポイントを取得し、オンラインストアではログインIDに紐づいて自動でポイントが加算される仕組みにすれば、顧客はチャネルを意識することなくシームレスにポイントを貯められます。
店舗アプリとオンラインストアの連携で最も効果が大きいのは、「実店舗で体験→オンラインストアで購入」「オンラインストアで発見→実店舗で試着・試食」という双方向の送客フローを構築することです。アプリのプッシュ通知でオンラインストアの新商品を案内し、オンラインストアの購入画面から「近くの店舗で受け取る」オプションを提供するなど、顧客がオンラインと実店舗を自由に行き来できる設計にすることで、購買体験の質が向上し、LTV(顧客生涯価値)の最大化につながります。
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「店舗アプリDX版 raiten」ならオンラインストアとの連携が簡単
3つの連携方法から目的に合わせて選べる
弊社が提供する「店舗アプリDX版 raiten」では、オンラインストアとの連携方法を3つから選べます。最も手軽な方法はアプリメニューにオンラインストアのURLを設置する方法です。次にアプリにパラメーターを設置してデータ連携する方法があり、さらに高度な連携を求める場合はAPI連携開発を選択できます。気になる方はぜひお問い合わせくださいませ。
まとめ
今回はオンラインストアの基本やメリット、おすすめの制作サービス7社、店舗アプリとの連携メリットなどを解説しました。オンラインストアは販路を地域や時間に縛られず展開できるため、実店舗のビジネスを補完する強力なツールとなります。
2024年のBtoC-EC市場規模が26.1兆円に達し、EC化率も9.78%と過去最高を更新している現在、オンラインストアの開設はもはや「選択肢」ではなく「必須」のフェーズに入りつつあります。BASEやSTORESなどのASPサービスを活用すれば初期費用ゼロからネットショップを開設でき、店舗アプリとの連携によってオムニチャネル化やデータ活用まで実現できます。まずは自店舗に合ったサービスでオンラインストアを立ち上げ、実店舗との相互送客で集客効果を最大化していきましょう。オンラインストアの開設を「ゴール」ではなく「スタート」と捉え、店舗アプリとの連携によるデータ活用やオムニチャネル化まで見据えた導入計画を立てることが、長期的な成功につながります。EC市場の成長が続く今、オンラインストアの開設と店舗アプリの連携は、実店舗の売上を補完するだけでなく、新たな顧客層の開拓にもつながる戦略的な投資です。
気になることがあればお問い合わせください。
この記事を監修した人
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