アパレル店舗の集客方法とアプリ活用術|新作・コーデ提案で来店を促す施策と成功事例
小売店・アパレル
アパレルショップに今、EC(電子商取引)の波が来ています。
「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」、「Amazon」など、大手ネットショッピングサイト規模がどんどん拡大し、また中小規模のサイトも独自のECサイトを持つようになりました。これにより実際の店舗での販売が落ち込み、売上が伸び悩んでいるアパレルショップ様も多数いらっしゃいます。
元々競合他社が多い業界であるアパレルショップでは、新規顧客よりも「ロイヤルカスタマー」(優良顧客)の獲得に力を入れたほうが安定した売り上げを図れます。しかし既存の集客方法だと、販売員の接客スキルなどによりロイヤルカスタマーができるかどうか決まってしまうのが難点。ネットショッピングに押されないようにも、確実にロイヤルカスタマーを作れるリピート集客の方法を考える必要があります。
自店舗のスマホアプリを作れば、確実な方法でロイヤルカスタマーを形成することが可能。
今回はスマホアプリを使ってお客様のオンラインとオフライン情報、両方をリンクさせるなどしてロイヤルカスタマーを確実に作っていく方法を解説。
既存の集客方法でロイヤルカスタマー作成が上手くいかず、売り上げが伸び悩んでいる店舗オーナー様はぜひ見てください。
アパレルショップに今、EC(電子商取引)の波が来ています。
「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」、「Amazon」など、大手ネットショッピングサイト規模がどんどん拡大し、また中小規模のサイトも独自のECサイトを持つようになりました。これにより実際の店舗での販売が落ち込み、売上が伸び悩んでいるアパレルショップ様も多数いらっしゃいます。
元々競合他社が多い業界であるアパレルショップでは、新規顧客よりも「ロイヤルカスタマー」(優良顧客)の獲得に力を入れたほうが安定した売り上げを図れます。
しかし既存の集客方法だと、販売員の接客スキルなどによりロイヤルカスタマーができるかどうか決まってしまうのが難点。ネットショッピングに押されないようにも、確実にロイヤルカスタマーを作れるリピート集客の方法を考える必要があります。
自店舗のスマホアプリを作れば、確実な方法でロイヤルカスタマーを形成することが可能。
今回はスマホアプリを使ってお客様のオンラインとオフライン情報、両方をリンクさせるなどしてロイヤルカスタマーを確実に作っていく方法を解説。
既存の集客方法でロイヤルカスタマー作成が上手くいかず、売り上げが伸び悩んでいる店舗オーナー様はぜひ見てください。
あわせて、アパレル店舗の集客でつまずきやすい課題を整理し、新規顧客獲得とリピーター育成の両面から取れる施策も紹介します。新作入荷やスタッフコーデの配信など、店舗のブランドアプリだからできる来店促進策も具体的にまとめました。
1.アパレル業界の課題
現在のアパレル業界には、以下のような課題があります。
- ショールーミング
- 接客スキル
- 顧客フォロー
- ロイヤルカスタマーの育成
- 新規顧客獲得の難しさとEC化の進行
ショールーミング
現在のお客様は、実際に来店してもその場で商品を買わない方が多いです。
ではどうしているかというと、いったん自分の欲しい商品を店舗で見つけた後、自宅に帰ってから同じ商品をネットショッピングなどで探して購入。実際の店舗から値段が安いネットショッピングの方にお客様が流れてしまうのです。
こういった店舗で商品を見てネットで購入するような行為を、「ショールーミング」と呼称。店舗の商品がショールーム(展示室)のように商品を見るだけのものになっている状態を指します。
そもそも来店しても、お客様がリピーターになる前にすべての商品をネットで購入してしまう恐れがあるのが現在のアパレル業界の課題の一つです。
接客スキル
自分のお店に来てくれたお客様にロイヤルカスタマーになってもらうためには、スタッフの接客スキルも必須。しかしこの場合、おしゃべりが上手で洞察力(インサイト)の高いスタッフでないとお客様からお悩みや好きなアパレルなど、リピート集客に必要な情報を聞き出せません。
ロイヤルカスタマー形成が接客スキルのあるスタッフ頼みになってしまう点でも、既存の集客方法の限界があるといえます。
顧客フォロー
リピーターを増やすには、来店後の顧客のフォローもポイント。今までのアプローチ方法だと、DM(ダイレクトメール)発送などが主でした。しかしDMをはじめとした紙媒体での再集客にはデメリットがたくさんあります。
例えばDMを作るには、まず印刷代などのコストがかかります。そして発送時にも郵送代など、別途経費が必要。さらにコスト面だけでなく、情報がリアルタイムでリピーターに届かないのも困りもの。
DMは発送からお客様に届くのに時間がかかるので、どうしてもホットな最新情報を伝えにくいのが難点です。
このように印刷代や発送費、そして情報にタイムラグが起きてしまいお客様に有益な情報を有効発信できないところは他の紙媒体にも言えること。
ロイヤルカスタマーの育成(通常顧客とロイヤルカスタマーの区別や管理)
アパレル業界には競合店舗が多く、新規顧客獲得が難しいのが現状。そこで自分の店舗に何度も足を運んで商品を購入してくれるお客様、つまりリピート集客によるロイヤルカスタマーの形成ができるかどうかがアパレル業界で生き残れるかの鍵になってきます。
ロイヤルカスタマー形成にはお客様の購入回数や利用料金に応じて特別な特典を設けることが重要。しかしスタンプカードなど、既存のロイヤルカスタマー判別方法だと店舗スタッフが購入状況をお客様ごとにいちいち管理して紙にかき出したりと、手間がかかります。
このように通常顧客とロイヤルカスタマーの区別や管理は、意外と大変なものです。
関連記事:成功するアパレルブランドの秘訣!アプリを使ったブランド力強化テクニック
関連記事:小売業のアプリであると便利な機能7選|独自アプリの活用例とメリットを解説
新規顧客獲得の難しさとEC化の進行
アパレル店舗の集客を難しくしている背景には、お客様の買い方そのものの変化があります。経済産業省の調査では、2024年の「衣類・服装雑貨等」のBtoC-EC市場規模は2兆7,980億円、EC化率は23.38%。金額ベースで衣類のおよそ4分の1がネット経由で買われている計算です。
参考:経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」
EC化が進むほど、通りがかりの来店だけに頼った新規顧客獲得は難しくなります。お客様はSNSや検索で下調べを済ませてからお店を選ぶため、来店前に知ってもらう接点づくりと、来店後に関係をつなぎとめる仕組みの両方が必要です。
関連記事:新規顧客獲得の方法10選|店舗の集客施策と成功事例・費用対効果を高めるコツ
課題から考えるアパレル店舗の集客方法
アパレルの集客方法は、大きくオンライン施策とオフライン施策に分かれます。やみくもに手を広げるのではなく、新規顧客獲得とリピーター育成のどちらを狙う施策なのかを整理してから組み合わせると、費用と手間の無駄を抑えられます。
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施策 |
主な目的 |
特徴と注意点 |
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Instagram・TikTokなどのSNS |
新規顧客獲得 |
コーデ写真や動画でブランドの世界観を伝えやすい |
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Googleマップ(MEO対策) |
新規顧客獲得 |
「地域名+アパレル」で探す近隣のお客様に届く |
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店頭ディスプレイ・POP |
新規顧客獲得 |
通行客の足を止め、入店のきっかけを作る |
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イベント・受注会 |
新規・リピーター両方 |
体験を通じてファンを増やせるが、告知手段が必要 |
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DM・ハガキ |
リピーター育成 |
特別感は出せるが、印刷費・郵送費と時間がかかる |
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店舗のブランドアプリ |
リピーター育成 |
プッシュ通知・クーポン・ポイントを一つにまとめられる |
SNSやGoogleマップは「まだお店を知らない人」に届けるのが得意な一方、フォローや閲覧だけで関係が終わってしまうことも少なくありません。そこで来店したお客様をアプリ会員として迎え入れ、次の来店につなげる流れを作っておくと、集客にかけた費用が無駄になりにくくなります。
オフライン施策も同じです。イベントやセールで一度集まったお客様に、次回の案内を届ける手段がなければ効果はその場限り。イベントの企画や告知の進め方は「イベント集客を成功させる方法|企画のコツと効果的な告知施策を解説」で紹介しています。
関連記事:販促アイデア20選|店舗の集客・売上を伸ばす販促施策と成功事例を解説
2.アプリを活用した接客や集客術
既存のリピート集客方法では、ロイヤルカスタマー形成に限界がありました。お店のアプリを業者に依頼して作成すると、既存のリピート集客ではできない様々な接客や集客が可能になります。
- オンラインとオフラインのデータ連携
- プッシュ通知でリアルタイムに配信
- 顧客に合った情報・クーポンを配信
- デジタルポイントカード(購入ポイント、来店ポイント)
- 新作入荷・スタッフコーデの配信
- SNS・Googleマップと組み合わせた新規顧客獲得
- 店頭でのアプリユーザー獲得
オンラインとオフラインのデータ連携
お店のアプリを利用すれば、ユーザーデータをアプリで簡単に管理・分析が可能。これにより性別や年齢、プッシュ通知の開封率など、ユーザーの行動を細かく分析したり、店舗への来店回数やクーポンの使用率など、オフラインの情報も丸分かりです。
結果この人は1度しか来店していないから通常顧客、この人は何度もお店に足を運んで購入金額も平均して高いからロイヤルカスタマーと、簡単に顧客の性質も把握できます。
アパレルでは、サイズや好みのテイスト、よく買うカテゴリといった情報も接客の質を左右します。担当スタッフの記憶に頼っていた顧客情報をアプリ側に蓄積しておけば、スタッフの異動や退職があっても接客の質を保てます。
プッシュ通知でリアルタイムに配信
お店のアプリにはインストールしたユーザーにリアルタイムで情報を発信するプッシュ通知機能があります。プッシュ通知機能はDMなどと違い画面にポップアップ表示されて注意喚起率も高いので、最新情報やお得情報など、リピート集客に必要な情報を効果的に配信できます。
アパレルの場合、配信のタイミングも反応を左右します。給料日後の週末前や、気温が変わって衣替えを意識する時期など、お客様が服を買いたくなる場面に合わせて送ると開封されやすくなります。
関連記事:プッシュ通知のパーソナライズ成功法則!売上を上げる5つの鉄則
顧客に合った情報やクーポンを配信
お店のアプリならば例えば1回だけ来店したお客様には次も来てもらえるように最新のセール情報や1点のみ20%割引クーポンを配布。
いつも来て下さるロイヤルカスタマーにはロイヤルカスタマー限定セールのお知らせや購入金額の30%割引クーポンを配布するなど、顧客情報に応じて最適な情報やクーポンを配信することができます。
顧客の購入情報やクーポン使用状況などはお店のアプリの操作画面から条件検索して簡単に割り出せるので、通常顧客やロイヤルカスタマーをすぐ判別して適したクーポンを配布できます。
デジタルポイントカード(購入ポイント、来店ポイント)
購入や来店に対してポイントをつけるなど、ポイントカードの作成もお店のアプリならば簡単にできます。お店のアプリのデジタルポイントカード機能を使うとスマホで簡単にお客様が自分のポイントカードを表示でき、通常のポイントカードのようにケースから出す手間もかかりません。
印刷代もかからないでコストも削減。また会員ランクに応じてポイント付与率を簡単に変更可能で、ロイヤルカスタマー形成も簡単にできます。
紙のカードは「家に忘れた」「財布がかさばる」といった理由で使われなくなりがちです。スマホの中にあれば持ち歩きの負担がなく、前回の来店から一定期間が空いたお客様へ自動でお知らせを送るといった再来店の後押しもできます。
関連記事:ポイントカードのアプリ化で再来店を促す|ポイント機能を導入するメリットとリピート率向上のコツ
関連記事:先進的なアパレル店舗のアプリ活用事例 3選!再来店を促すスマホ集客術!
関連記事:店舗アプリの導入効果とは?メリット・デメリットと成功事例を解説
新作入荷・スタッフコーデの配信で来店のきっかけを作る
アパレル店舗のアプリで特に反応を得やすいのが、新作入荷のお知らせとスタッフによるコーデ提案です。セールや割引と違って利益を削らずに配信でき、「実物を見てみたい」「試着したい」という来店動機を自然に生み出せます。
配信内容を難しく考える必要はありません。たとえば次のような投稿を週1〜2回続けるだけでも、お客様がアプリを開く習慣が生まれます。
- 今週入荷した新作アイテムと、店頭に並ぶ日
- 身長別・体型別のスタッフ着用コーデ
- 手持ちの定番アイテムと合わせる着回し例
- 再入荷や残りわずかのお知らせ
コーデ投稿には着用スタッフの身長やサイズを添えておくと、お客様が自分に置き換えて想像しやすくなります。気になった商品を店舗で取り置き・試着できる導線まで用意できれば、ショールーミングとは逆に「アプリで見て店舗で買う」流れを作れます。
配信の計画は、シーズンの立ち上がりやセール時期から逆算して立てるのがおすすめです。年間の予定づくりは「販促カレンダーとは?作り方3ステップと月別イベント一覧|年間の販促計画と店舗での活用法」を参考にしてみてください。
関連記事:アパレル店経営のアプリおすすめ機能!EC・実店舗の連携と活用事例
SNS・Googleマップと店舗のブランドアプリを組み合わせた新規顧客獲得
アプリはリピーター向けの道具と思われがちですが、入口となる施策と組み合わせれば新規顧客獲得にも役立ちます。考え方は、SNSやGoogleマップで見つけてもらい、来店時にアプリへ登録してもらうという役割分担です。
Instagramではコーデ写真やリール動画でブランドの雰囲気を伝え、プロフィールに店舗情報とアプリの案内を記載。Googleマップでは営業時間や店内写真、口コミへの返信を整え、近隣で服を探している人に見つけてもらいやすくします。
SNSのフォロワーは、投稿が流れてしまえば情報に気づかないこともあります。その点、自店舗のブランドアプリならプッシュ通知でお知らせを直接届けられるため、新作やイベントの案内を見逃されにくいのが強み。SNSで興味を持った人をアプリ会員へつなげる流れを意識してみてください。
関連記事:MEO順位が決まる仕組みと上げ方|今すぐ実践できる施策と計測法
店頭の声かけで進めるファッションアプリのユーザー獲得
アプリは作っただけではダウンロードされません。ファッション系アプリのユーザー獲得で取り組みやすく、効果も出やすいのがレジや試着室前でのスタッフの声かけです。会計のタイミングで「今日から使えるクーポンがあります」と一言添えるだけで、登録のハードルはぐっと下がります。
声かけとあわせて、次のような仕掛けを店内に用意しておくと登録がスムーズです。
- レジ横・試着室・ショッパーにQRコードを掲示する
- 初回ダウンロード特典(割引クーポンやノベルティ)を用意する
- 紙のポイントカードからの移行特典を付ける
- 店舗ごとに登録件数の目標を決め、朝礼で共有する
初回特典は、その日の会計で使えるものにすると「今入れる理由」が生まれます。ABCマートの初回500円クーポンのように、金額がひと目で分かる特典のほうがお客様にも伝わりやすいでしょう。クーポンの作り方は「電子クーポンの作成方法とは?作り方・配布手段・効果を高めるコツまで解説」にまとめています。
アプリ集客の効果測定で見ておきたい数値
施策を続けるうえでは、感覚ではなく数値で振り返ることも欠かせません。アパレル店舗のアプリ運用で、まず確認したいのは次の4つです。
- アプリ会員数(月ごとの新規登録数)
- プッシュ通知の開封率
- クーポンの利用率
- 会員の再来店率と購入単価
たとえば新作入荷の通知は開封されているのにクーポンが使われていないなら、特典の内容や有効期限に見直しの余地があります。会員数・開封率・利用率・再来店率を順番に追うと、どこでお客様が離れているのかが見えてきます。
関連記事:CRM分析とは?代表的な8つの手法と店舗での活用法・実践ステップを解説
3.活用事例:ユニクロ
ここからは実際のアパレル業界でのアプリ導入事例を紹介。中小規模の店舗でも参考になるエッセンスがいっぱい詰まっているので、ぜひ読んでください。
まずはユニクロから。ユニクロは2011年9月から他アパレルショップに先駆けて「ユニクロアプリ」をリリース。「App Ape Award 」というアプリの祭典で何度もベストアプリとして選出されており、その人気ぶりがうかがえます。既存の販促方法のデジタル化によって集客率を一気に伸ばしました。
例えばデジタルチラシ。特にユニクロのターゲットユーザーである若年層は紙のチラシに触れる機会が少ないです。そこでチラシをデジタル化してアプリで閲覧できるように。
デジタルチラシは若年層にお得な情報をアプリで簡単に知ってもらえるほか、印刷代のコスト削減にもつながって一石二鳥の販促方法です。
またユニクロアプリの人気を後押ししたのがクーポン機能。ユニクロアプリでは例えば「木曜日の18時まで指定フリース半額」など、時間を区切った時限式のクーポンを配布。週末セールなどに頼らず、平日にもお客様にしっかりユニクロに足を運んでもらえるような仕組みを作りました。
リアルタイムでのクーポン配布が顧客獲得に効果的なのが、ユニクロのアプリ施策からも見て取れます。
さらに2018年7月には最新機能を「UNIQLO IQ」を導入。UNIQLO IQではチャット形式でAIがユーザーの質問に回答してくれます。
商品の人気ランキングでは48時間以内の売り上げランキングを検索可能。またおすすめコーデでは「イベント名」や「雰囲気」など、キーワードに応じたコーデをUNIQLO IQが自動検索して教えてくれたりと便利。
他にも今日のラッキーカラーでは自分の星座の運勢に応じてラッキーアイテムを表示してくれたり、SNSでトレンドになっているワードからコーデを選べたりと、面白い機能も充実。今後の進化にも要注目です。
さすがにAI機能は中小店舗では厳しいかもしれませんが、チラシのデジタル化によるコスト削減やターゲットユーザーの最適化、クーポンを時限配布してのピンポイントの集客などは、誰でも真似ができる好例だと思います。
中小のアパレル店舗が取り入れるなら、まずは紙のチラシやDMをアプリ配信に置き換えるところから始めるとよいでしょう。浮いた印刷費を初回ダウンロード特典に回せば、コストを増やさずにアプリ会員を増やせます。平日限定・時間限定のクーポンも、客足が落ちる曜日や時間帯を狙って配信すれば、来店の波をならすのに役立ちます。
関連記事:アパレル業界のアプリ成功事例。実店舗とオンライン繋ぐ架け橋はアプリだった
4.活用事例:ABCマート
靴小売り大手の「ABCマート」でも公式アプリ「ABCマートアプリ」をリリースしています。初回ダウンロードだけで500円割引クーポンがプレゼントされるなど、お得がいっぱいです。
2018年3月からはアプリのリニューアルが行われ、店舗とオンラインストア利用で貯まるポイントを会員証で一括管理が可能に。店舗で貯めたポイントを簡単にオンラインで使うなど、オンラインとオフラインのさらなる連携が図られました。
また店頭で商品バーコードをアプリで読み取って商品の詳しい情報を確認したり、店舗や商品をネットショッピングアプリのようにお気に入りに登録したりと、ユーザーがABCマートで販売しているアイテムの情報を入手しやすくなりました。
ABCマートではアプリの他でも通販サイトの予約商品を店頭で試着したり、ECの在庫を融通して在庫のない店舗に即時で送ったりと、オンラインとオフラインでの連携向上を狙って動いています。今後もアプリなど、オンライン面の販促充実がなされていくことでしょう。
初回ダウンロードだけで500円オフなど、インストールするだけで割引ができればアプリユーザーも増えるでしょうし、商品のお気に入り登録機能でお客様の商品買い逃し防止をおこなったりと、ABCマートの施策も中小規模でも真似できるところがいっぱいあります。
ポイントを店舗とECで共通にする発想は、ショールーミング対策としても有効です。店舗で見てネットで買われても、自社ECであればポイントが貯まり、次は店舗へ戻ってきてもらえるからです。自社ECを持つアパレル店舗なら、会員証とポイントの一本化を優先して検討したいところです。
5.活用事例:ナノ・ユニバース
セレクトショップを運営している「ナノ・ユニバース」もアプリでの集客に力を入れている企業の一つ。2017年11月にはアプリをリニューアルし、アプリを完全にネイティブ化。一部コンテンツのブラウザ自動遷移による読み込み遅延などを改善し、さらに使い勝手の良いアプリになっています。
特徴としてはO2O(オンライン・トゥ・オフライン)を意識したアプリになっていること。アプリ経由で店舗に来店してもらえるように、さまざまな機能が実装されています。
例えば来店ポイント。ナノユニバース各店舗にビーコン(発信用の備え付け機器)を設置。アプリを入れたスマホを持ったお客様が来店すると、自動的にポイントが付与される仕組みで来店率アップを狙っています。
ビーコンはカフェなど協力店舗にも置いてあるというのが驚き。提携店舗でもビーコンで情報発信することでナノユニバースの情報への注意喚起をお客様に行いやすくしているのが特徴です。
また店舗の近くに来たお客様にもビーコン経由で商品情報を発信。在庫があるときだけ発信するなど、適切なタイミングでお客様に情報発信するように工夫がされています。
アプリの起動履歴などオンラインでの行動と来店履歴などのオフライン履歴を組み合わせた分析を行い、アプリから店舗、店舗からアプリへの往復を考えて施策を打つ部分も、アプリ集客のメリットをフルに活かしているといえるでしょう。
店舗スタッフのコーディネートチェックや他コンテンツも充実。チャットサポートでスタッフにコーデに関する相談をおこなったりとナノユニバースのアプリは多機能で便利です。
中小規模の店舗でもビーコンを使った周辺お客様への適切な情報発信やオンラインとオフラインを組み合わせた施策はぜひ真似したいところです。
スタッフのコーデ投稿やチャットでの相談受付は、接客を店頭の外にも広げる取り組みです。人気スタッフのコーデをアプリで見て、そのスタッフに会いに店舗へ行く。そんな来店動機を作れるのは、アパレルならではの強みといえます。
ビーコンを使った来店チェックインやスタンプ付与は、店舗アプリのようなアプリ作成サービスにも用意されており、中小規模の店舗でも取り入れられます。他業種を含めた店舗集客の事例は、下記の記事も参考にしてください。
関連記事:店舗集客の成功事例10選|業種別の施策と売上を伸ばすコツを解説
6.まとめ
今回はアパレルショップで再来店してもらうためにはアプリ集客が効果的であること、そして実際にアプリ集客に成功した事例3社も紹介していきました。
アパレルショップは生き残りが激しく、ネットショッピングの盛り上がりでその流れが一気に加速しています。お店のアプリを持てば生き残りに重要なロイヤルカスタマーへのリピート集客も簡単に行えます。
アパレル店舗の集客は、SNSやGoogleマップ、店頭施策で新しいお客様と出会い、店舗のブランドアプリで関係を深めていく流れを作れるかどうかで差がつきます。新作入荷やコーデ提案の配信、店頭でのアプリユーザー獲得、数値での振り返りなど、できるところから一つずつ取り入れてみてください。
弊社提供のお店のアプリ制作サービス「店舗アプリ」では、デジタルスタンプカードの実装やリアルタイムでの情報発信など、ロイヤルカスタマー作りに有効な各種集客方法を利用可能。オンラインとオフラインを繋げたデータ分析などでアプリ集客を徹底的にサポートします。安定した売り上げをアプリで実現してみませんか?
搭載できる機能の詳細は機能一覧のページでご確認いただけます。
気になる方はぜひこちらからお問い合わせをお願い致します。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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