ロイヤリティプログラムとは?成功事例と効果を徹底解説
業種全般
ロイヤリティプログラムとは、顧客のリピーター化やブランド定着を促すための施策です。クーポン配布やスタンプカード、会員ランク制度など種類はさまざまですが、アプリを通せば情報を集約しながら施策を実行でき、マーケティング効率も向上します。
本記事ではロイヤリティプログラムの概要や重要な理由、アプリでできる7つの施策、そして成功事例までをわかりやすく解説します。ロイヤリティプログラムの種類を事前に知っておくことで、施策を検討する際に役立てていただけるでしょう。
ロイヤリティプログラムとは
顧客の「好き」を施策で集めてリピーター化を目指す取り組みのこと
ロイヤリティプログラムとは簡単に言い換えると、「自社に関して好きだと思ってもらえるように投下する施策」のことです。店舗全体が好き、特定の商品・サービスが好き、店舗が展開しているブランドが好きなど「好き」の対象はさまざまですが、ロイヤリティプログラムではこうした「好き」を施策を通じて集めることでお客様のリピーター化を目指します。クーポンを配布したりスタンプカードを発行したりするのも、継続的にお客様をフォローしてロイヤリティを高めるための施策です。
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ロイヤリティプログラムが重要な理由
顧客のリピート率が上がる
ロイヤリティプログラムは自社や自社の商品・サービスを好きな優良顧客へ向けた施策です。優良顧客を重要視する姿勢を明確に見せることで、「継続利用によって自分はメリットを得られる」という気持ちを促進させることができます。結果的に積極的にリピートを行う方が増え、お客様の優良具合も高まっていきます。また一定レベルで優良顧客化すると、そこからよい口コミが発信されてインターネットや現実世界で広まります。よい口コミは売上促進に加えて店舗の信頼度向上にも影響するため、企業にとって大きなメリットです。
施策にかかわるコストを削減できる
新規顧客獲得コストは、優良顧客の継続利用にかかるコストよりも高くなると言われています。有名な法則ではその割合は「5対1」とまで言われており、優良顧客に継続的に利用してもらえる施策へかじを切ったほうがコストが削減されて予算上は有利です。もちろん新規顧客が優良顧客化するため新規顧客獲得の施策も継続的に行いながら、離脱しないようにロイヤリティプログラムを実施するとよいでしょう。新規顧客の数が安定してきたら、少しずつロイヤリティプログラムへの予算投入を増やしてみることをおすすめします。
定期的な売上確保・増加へつながる
優良顧客が顧客全体の2割であっても、8割の全体売上を占めるという法則があります。これが成り立つのは優良顧客が自店舗へ落とす費用がそうでない顧客よりも圧倒的に大きいからです。つまり優良顧客をいかに離脱させずに維持・増やせるかが売上成長に直結します。買い物の回数が増える、1回当たりの利用単価が高くなる、既存購入品の関連品やグレードアップ品を購入するようになるといった行動を顧客がとってくれれば売上は必ず成長します。また「このブランドはあそこの店舗が販売しているから安心だ」という感情が定着すれば、新しいブランドを立ち上げた際もすぐ軌道に乗るようになるでしょう。似たような商品が複数出回る現代では、ロイヤリティプログラムによってブランド力を強化して売上へつなげられるかがマーケティング成功のカギとなります。
アプリでできるロイヤリティプログラム
会員ステージ・ランクアップ
会員ステージやランクアップに関する制度は、業種にかかわらず複数の店舗アプリで導入されています。たとえばブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナといった段階に分けてブロンズをスタート地点とし、アプリ起動回数が一定を超える、指定クーポンを利用する、購入金額が一定を超えるといった店舗側でマーケティング指標となるアクションを起点としてステージランクアップを達成できるような仕組みです。店舗の目的達成に大きく関係するアクションに対してレベルを大きく振り分けておき、早めにランクアップが可能な体制を取ることで効率よくリピーター化促進を狙えます。またリピーターとして購入を継続してもらうために1年ごとに会員ランクをリセットする方法がとられることもあります。ただし購入頻度が多くならない商品・サービスを扱う業種では導入が難しい場合もあるでしょう。
デジタルスタンプカード
既存の紙スタンプカード等をデジタル化して提供できるのも、店舗アプリのメリットです。指定アクションに応じてスタンプを都度付与し景品と引き換えられるシステムは多くの店舗で導入されています。スタンプカードは集めるという性質があることでユーザーの購買意欲を引き立ててくれます。集める意欲が増すように、スタンプカードのランクが上がるごとにデザインを変えたり、スタンプが付与されるアクションを複数設定しておいたり、スタンプ数に応じて景品の豪華さを変えておくといった工夫を行うとよいでしょう。なおスタンプ付与のベースを購入回数と購入金額のどちらにするかは企業によって異なります。コンビニ・スーパー系は購入回数を基準にすると気軽に来店しやすくなり、高級アパレルブランド店などは購入金額に重きを置いた方がスタンプが貯まりやすいです。
デジタルクーポン
クーポン配布も代表的なロイヤリティプログラムの施策です。来店後に自動でクーポンを配布したり、購入金額が一定以上になったタイミングでクーポンを配布するといった方法で利用意欲を高めることができます。クーポンを配布する際は単にアプリ起動後に確認できるようにするだけでなく、配布完了時にプッシュ通知を発信するのも有効です。期限が短いクーポンでもプッシュ通知で知らせて確実に使ってもらえるようにでき、期限が近づいたタイミングで再度通知を行うのも効果的です。またいつも購入されているジャンルの商品だけでなく別ジャンルの関連商品のクーポンを配布し、購入ハードルを低くすることで新しい販路を開拓するケースもあります。
ゲーミング
アプリからミニゲームをプレイできる施策を導入する店舗が増えてきました。人気キャラクターとタイアップして集客を目指す施策もありますが、ミニゲーム等のゲーミング要素をアプリ内へ用意するだけでアクティブ率が上がります。ゲーミング要素を上手くリピート施策へつなげるには、ゲーム自体が簡単で面白いこと、そしてクリア等の条件でインセンティブがもらえることが重要です。くじ引きやガチャといった要素があるミニゲームは人気が高く、結果によってレア度の違うクーポンがプレゼントされる方法を取ることで購買意欲促進にもつなげられます。ただしゲームがスムーズにプレイできるようにアプリ内での配置や動作速度向上の方法を考えておきましょう。
交流用コミュニティ
現在複数の企業でプラットフォームを使うなどの方法で、専用のコミュニティを作る動きが増えています。お客様と従業員が会話することで問題点やよい点を収集したり、会話の中で新商品・サービスの糸口を見つけたり、お客様同士の交流でロイヤリティを促進するといった目的を達成できるからです。またお客様同士の会話によって自社ブランドがさらに理解されたり、問い合わせするほどでもないような課題が解決できたりといった効果も得られます。結果的にブランド定着や従業員の業務負担削減にもつながるでしょう。ただしコミュニティページが荒れないよう管理する担当者が必要です。
友達紹介制度
友達といった関係者へ口コミを広めてもらいたい場合は、友達紹介制度を提供するとよいでしょう。アプリ内で共有コードを配布してそこから他ユーザーのアプリ新規ダウンロードへつなげたり、来店時に付き添いで関係者がいっしょにお買い物をしたのを確認したりといった方法でリピーターが他の方を紹介したことを確認し、紹介に応じたインセンティブをお客様へ配布する施策です。友達紹介制度はポイントサイトなどでよく見られますが、実店舗の集客でも十分活用できます。ロイヤリティユーザー経由で関係者を新規顧客として取り込める点やよい口コミが広まりやすい点など、メリットが大きいです。
サブスクリプションサービス
レストランやアパレルなどでは食べ放題やレンタルサービスなどの提供を行うためにサブスクリプションサービスを用意する企業も増えました。月額・年額で料金を払うことで指定のサービスが使い放題になる制度で、提示から購入完了までをアプリ内ですべてサポートできます。サブスクリプションサービスは定期的なお客様の来店につながります。定期購入という性質によって積極的に来店しないとお得にならないという考えを定着させられるためです。結果的にさらなる購入へつなげられる効果も見込めますし、売上の計算も簡単なので施策のパフォーマンスを見通しやすいのもメリットです。成功させるためにはコストが掛かりにくい商品・メニューを対象にするなどの工夫が必要で、そこからアップセル・クロスセルにつながるよう連携して施策を行うとより効果を実感できるでしょう。
関連記事:アプリのスタンプ機能で顧客のロイヤリティをあげる!店舗アプリの活用法とは
アプリを使ったロイヤリティプログラム成功事例
Coke ON
コカ・コーラのCoke ONアプリは、さまざまなマーケティング事例で取り上げられるほど有名なアプリになりました。Coke ONの画期的なところは、スマートフォン経由で自販機のロイヤリティプログラムを実現したことです。従来の自販機では現金を入れて購入しても目立った特典はありませんでしたが、アプリ経由の購入を促すことで、購入ごとのスタンプ付与、指定商品購入での付与スタンプ数増加、購入に応じた抽選ゲームといったロイヤリティプログラムを提供することに成功しています。またスタンプデザインを商品ごとに変えたり、スタンプが一定数貯まるとデザインの違うチケットがプレゼントされたりと、自販機の定期利用を促進する工夫も施されています。最近では専用のサブスクリプションサービス「CokeON Pass」も注目を集めています。
チョップドサラダ専門店NYC
チョップドサラダ専門店NYCはサラダ関連のメニューを複数提供しており、自店舗アプリ経由で営業時間やスタンプカードなどの情報を送信しています。スタンプカードは再来店のフックとなっており、またダウンロードインセンティブなどを通じてテイクアウトやデリバリーのリピート数増加も達成しました。Webサイト・モバイルサイトを同時運営することでさらなる収益増加につなげています。
美容室 Matthew
美容室Matthewは来店してくれたお客様のほとんど全員に自店舗アプリをインストールしてもらっています。アプリIDとカルテを連携することで来店タイミングフォローといった施策を行っており、クーポンのプッシュ通知配信等もリピーター呼び込みに直結しています。アプリ制作に関してはプラットフォームを利用することで負担削減にも成功しています。
関連記事:アプリにポイント機能を導入するメリット|再来店や利用促進を狙ったリピート率増加のコツとは?
ロイヤリティプログラムを簡単に導入するなら「店舗アプリ」
「店舗アプリDX版 raiten」では、プッシュ通知やスタンプカード、クーポン配布などを実行できる店舗アプリを制作できます。また今回ご紹介したCoke ON以外の事例の企業さまは、店舗アプリDX版 raitenを利用しています。事例のような集客を成功させたい方はぜひお問い合わせください。
まとめ
今回はアプリでできるロイヤリティプログラムをご紹介しました。ロイヤリティプログラムは既存顧客のリピート化を通じて、ブランド力向上や売上成長などへつなげるための施策です。アプリを通せばさまざまなロイヤリティプログラムが一括で実行できます。ぜひアプリプラットフォームを活用しながら、自店舗アプリにロイヤリティプログラム機能を搭載して集客に役立ててください。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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