2022.11.10

個人情報の管理が不要に!来店履歴を軸に自動でプッシュ通知を配信できるのは店舗アプリだけだった

リテール推進部 清原 功貴(きよはら こうき)さん

導入店舗

日本の老舗シューズメーカー 株式会社ムーンスター

「店舗アプリDX raiten」アプリを導入したきっかけ

紙のスタンプカードに代わる存在を探していた

アプリを紹介するリテール推進部 清原 功貴(きよはら こうき)さん

Genki-Kidsではもともと紙のスタンプカードを使っていました。購入金額に応じてスタンプが貯まり、20ポイント貯まると値引きクーポンになるというものです。お客様からも好評で集客ツールとしてもそれなりに優秀だったのですが、大きく3つの課題があったんですよね。

1:(いつなぜ値引きしたのかのデータ蓄積が難しく)正確な収益管理ができない
2:個人情報が書かれているので廃棄処分に手間がかかる
3:発行コストがかかる

これらを解決するために、スタンプカードをデジタル化しようと考えました。多くの企業から様々な提案をいただき、某大手ポイントカード会社のシステムを取り入れてみようかと思ったのですが、費用面で断念。

そんな時にアプリの存在を知り、「アプリなら導入費用は抑えつつスタンプカードのデジタル化を実現できるのではないか…?」と思ったんです。

実際に調べていくと、紙のスタンプカードの代わりになるだけでなく、他にもいろいろな機能があってお客様とのタッチポイントも増えそうだと。

これまでは実店舗とメルマガでしかお客様とのタッチポイントを持てていなかったので、まさに当社に必要なものだと感じました。

どうして「店舗アプリDX raiten」を選んだのか

システムが複雑でなく、実現したいことが簡単に実行できそうだったから

アプリの導入を考え始めてから、いろいろなアプリ制作会社について費用面や機能面などを調査し検討した結果「店舗アプリDX raiten」に決めました。

他社と比較すると費用もかなりリーズナブルで、基本の機能が充実していたんです。他社だとオプションになってしまう機能なども、基本プランに入っていたので誠実さを感じました。

なによりも惹かれたポイントは、管理システムが複雑じゃなくてとても使いやすかったこと。自分たちが思い描いているものを簡単に作ることができました。

いくら高機能でも使いこなせなかったら意味がないと思うんですよね。ましてや私たちは、アプリ運用や開発のプロではありません。

機能が多いことよりも、現場で実際に運用する私たちが使いやすいことが一番重要だと考えたんです。そういった点で、当社には一番「店舗アプリDX raiten」が合っていましたね。

導入して実感できたこと

イベント来客数が大幅アップ!プッシュ通知の開封率は30%越え

店内 お客様と店員

本格的に導入したのは今年の7月からなので、まだ目に見える実績というものはあまりありません。

ただ、今までメルマガしか発信できていなかったのですが、プッシュ通知を導入したことでイベントの参加者が明らかに増えたと感じています。

Genki-Kidsでは定期的に「足型の計測会」を実施しています。当社独自の足型計測機「フッ撮る」を使って、お子さまの足のサイズを無料で計測するというイベントです。

お子さまの足にぴったり合う靴を探すのってなかなか難しいんですよね。ちゃんとフィットしているのかお子さまご自身で判断するのも難しいですし…。

当社の計測機を使うことで、現在の足のサイズを知ることができ、何センチの靴を買えばいいのかわかるようになります。

靴を買わないお子さまも無料で計測できるのでかなり人気があるイベントです。

アプリ導入前は告知の手段がメルマガや店頭でのポスターなど限定的ではありましたが、計測会を実施すると大体300~400名程度のお客様に来ていただけていました。その時はそれでも十分に盛況だと思っていました。

ところがアプリを導入した後、あるお店でプッシュ通知でもイベント告知を行ったところ600名以上ものお客様が来てくれました!その日は台風も近づいていたので、本来であれば客足も遠のくはずだったのに、です!

アプリを導入してまだ間もないですが、今後更なる集客に繋がるだろうとすごく期待しています。

また、実際にプッシュ通知を配信してみて実感しているのですが、開封率が確認できる機能があるのはありがたいですね。以前メルマガを配信している時は開封率などもわかりにくかったのですが、今はプッシュ通知ごとに開封率が明確にわかります。配信する内容やタイミングについては試行錯誤しながら配信し、高い時は開封率が30%を超えました。

管理画面でデータを一目で確認できるので、検証や分析もしやすいです。今後もより精度を高めたマーケティングを行いたいと思っています。

一番使っている機能

スタンプカードのデジタル化で収益管理も正確に!個人情報の管理も不要

主に利用している機能は、スタンプカード機能です。お買い上げ金額1,000円で1スタンプ、20スタンプ集めると値引きクーポンが発行されます。

値引きクーポンを利用したタイミングや回数も全て管理画面で管理できるようになったため、本部での収益管理がより正確にそして楽になりました。

現状でもプッシュ通知は積極的に活用していますが、今後は自動配信機能をもっと活用していきたいと考えています。子ども靴専門店ならではだと思うのですが、子どもの成長は早いので定期的に靴を買い換えないといけないんですよね。そのためお客様が来店された日を起点として3か月後くらいに「そろそろ買い替えの時期ですね」と自動でプッシュ通知を送るという感じです。

お客様の個人情報を取得しなくても、ユーザーの属性(性別・年齢・居住エリア)、来店履歴やクーポンの利用履歴等はデータとしてしっかりと蓄積されますので、そのお客様にあったアプローチができるのはとてもいいですね。アプリを導入しなければ、ぜったいに実現できなかったと思います。

今はまだイベント案内のプッシュ通知を送ることしかできていないのですが、今後は一緒にクーポンを配信するなど、もっとお客様にお喜びいただける施策を考えていきたいです。

今後の展開

アプリにデータを集約し、より高度なマーケティングを行いたい

今はまだメルマガとアプリどちらも使っていますが、いずれはアプリに一本化したいと思っています。そうすれば個人情報の管理の必要も無くなりますし。

将来的には機能が更に拡張されて、ECサイトのようにアプリでも購入履歴がわかるようになってくれるとありがたいですね。前回の購入サイズや商品なども一目でわかれば、お客様にとっても便利になると思っています。

また、今後はもっとお客様へブランドメッセージ、当社の想いを届けたいです。当社の運営する「Genki-Kids」では、子どもの足の健康や成長への影響を考えて、こだわりの技術、製法で作られたムーンスターブランド商品を中心に販売しています。

実際に売り場で働くスタッフもしっかりとした子どもの足についての研修を受けているので、足や靴に関する知識も豊富です。商品の良さやその背景にあるブランドメッセージを届けることは、メーカーの直販店だからこそできることだと考えています。

もっとアプリをフルに活用しながら、お客様とのタッチポイントを増やし、Genki-Kidsとムーンスターのファンを増やしていきたいと思っています。

アプリ導入を迷っている人に一言

使ってみれば良さがわかります!

店舗アプリは運用もしやすいので、悩んでいるくらいなら導入してみることをおすすめします!

また導入して終わりではなく、店舗アプリの担当者さんが色々とアドバイスをくれるので、とてもありがたいです。

不安に思うことはなにもないと思います。

Genki-Kids/株式会社ムーンスターについて

Genki-Kids店内

Genki-Kidsは、創業140年以上の歴史をもつ総合シューズメーカーの「ムーンスター」が運営する“子ども靴専門店”です。

子どもの足の成長にとっての靴選びの重要性を考え、足型計測機“フッ撮る”による足のサイズ計測や、ムーンスター独自の研修(キッズシューズアドバイザー資格)を受けたスタッフによる商品のご提案など、お子様の大切な足を守るための靴選びをサポート。

全国で60店舗展開しています。(2022年9月現在)

インタビュー回答者

リテール推進部 清原 功貴(きよはら こうき)さん

リテール推進部 清原 功貴(きよはら こうき)さん

もともと靴が好きで、メイドインジャパンの靴、特に、日本におけるスニーカー発祥の地であるムーンスターの久留米工場で生産される「MADE IN KURUME」シリーズに憧れがあったことから新入社員として入社し、現在4年目。リテール事業を取り仕切る部門で勤務し、今年からアプリ担当者としても業務を開始。

Genki-Kids/ムーンスターが大切にしている思い

ゲンキ・キッズは、お子様の靴選びについて様々な質問・悩みが当社へ寄せられているという背景の中、フィッティングを重視した接客を⾏う子ども靴専門店として、2006年横浜に1号店を出店しました。

オリジナルの足型計測機「フッ撮る」を全店に常設し、常時無料で⾜型計測を行っています。子どもの足への専門知識を身に付けたスタッフが、お子様の足に合った靴選びを親身になってサポート。

”子ども達の⼩さな⾜の健やかな成⻑を願い、フィッティングを重視した接客を⾏うショップ”として子ども靴選びに関するサービスを提供しています。

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