アプリのプロモーション方法8選|宣伝・集客でダウンロード数を増やすコツを解説
業種全般
アプリを制作して配布を開始した後は、利用者が増えるように集客を行う必要性があります。認知されないとそもそも使う人が増えませんし、利用者が増加したとしても継続的に使ってくれるとは限りません。そこで認知に限らず継続的な利用にまでつながるよう、複数の施策を組み合わせて提供する観点が重要です。
総務省の情報通信白書によると、スマートフォン経由のインターネット利用率は74.4%に達しており、アプリ市場は年々拡大しています。一方で、App Storeには約190万本、Google Playには約160万本ものアプリが登録されているとされ、この激しい競争環境の中で自社アプリを見つけてもらうには、戦略的なプロモーションが不可欠です。アプリの集客は「ダウンロードしてもらう段階」と「継続的に使ってもらう段階」の2つに分けて施策を設計し、それぞれに最適なプロモーション手法を組み合わせることが成果を出すためのポイントです。店舗アプリの場合は特に、オンラインのプロモーション(SNS・Web広告・ASO)とオフラインのプロモーション(店頭POP・レシートQRコード・スタッフの声かけ)を連携させることで、デジタルに慣れた顧客層とそうでない顧客層の両方にリーチできるようになります。
アプリは無形のためオンラインでの宣伝が自然と多くなりがちですが、実際にはオフラインの宣伝が有効なこともあるので連携させてみてください。本記事ではアプリのプロモーションで成果を出すための代表的な方法8選を解説し、それぞれの特徴を比較していきます。
参考:総務省「令和7年版 情報通信白書」インターネット利用率
アプリのプロモーションが大切な理由
利用者の定着と利益成長まで見据える
残念ながらアプリは作っただけでは認知されるのは難しいです。そもそもが無形であり、どこかで宣伝をしないとたまたま検索に引っ掛かって調査する人が出る程度で終わってしまいます。また単に認知されたとしてもアプリ自体が収益になるわけではなく、実際にはそこからさらに利用者が定着したり店舗で会員証機能を提示してくれる人が増加したりすることで利益が発生します。
ですから販売商品のプロモーションとは違い、アプリを宣伝する場合は単に利用者を増やすだけでなく、そこから店舗利用やEC利用などが増えるようにして利益が成長するようなプロモーションまで総合的に行う必要性があるでしょう。
また事前にブランドが伝わるアプリプロモーションを各媒体で行うことで、ターゲット層は自分に合っているか、どんな機能が搭載されており何を目指して開発されたアプリなのかといった点を理解できるようになります。これによってアプリのブランドをユーザーが理解した上で、確実に定期的に使ってもらえるような仕組みを構築しやすくなるのがポイントです。
アプリのプロモーションで見落としがちなのが「ダウンロード後の定着施策」です。ダウンロード数だけを追いかけると、インストールしたものの一度も使わずに放置される「休眠ユーザー」が大量に発生してしまいます。初回起動時のオンボーディング(使い方の案内)や、ダウンロード特典としてのクーポン配布、初回利用後のプッシュ通知によるフォローアップなど、ダウンロードから定着までの導線を一貫して設計しておくことが、プロモーションの投資対効果を最大化するポイントです。
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アプリのプロモーション方法8選
Webサイト・SEO
自社Webサイトがすでにある場合は、そこで宣伝をすると効果があります。すでに検索エンジンへ掲載されておりある程度の認知度・読者がいるコンテンツだと、宣伝が広がる可能性が大きいからです。ただしまだ自社Webサイトの成長度合いが大きくない場合は、SEO対策まで含めてアプリのプロモーションをする必要があります。SEO対策がまだできていない状況でアプリ宣伝をしても効果が上がりません。宣伝効果が確保できるまでWebサイトが成長するにも時間が掛かるので、プロモーションに利用する場合は注意しないといけません。
Webサイトをアプリのプロモーションに活用する際は、アプリの専用ランディングページ(LP)を制作し、そこにアプリの特徴・画面イメージ・ダウンロードリンク・ユーザーの声をまとめて掲載するのが効果的です。このLPをSEO対策されたブログ記事やSNS投稿からの誘導先として設定することで、複数チャネルからの流入をアプリダウンロードへ一本化できます。
SNSでの発信
SNSで情報を発信する方法も考えられます。SNSを利用する際はアプリのターゲット層に合わせてどの媒体で宣伝をするか決めてみてください。たとえば若年層の利用がメインの場合はTikTokでショート動画を投稿して宣伝する方法、中年層まで利用が考えられる場合はX(旧Twitter)の利用がおすすめです。フィードの表示といったアプリ機能と連携することを前提にSNSを選定すると、相乗効果が得られてさらにプロモーションがしやすくなります。
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デジタル広告
各媒体では有料で利用できるデジタル広告があり、通常の投稿などに合わせて出稿するとアプリ利用者を短期間で増加させることも可能です。デジタル広告は大きくWeb広告・SNS広告・アプリストア広告の3種類に分けられます。
Web広告にはリスティング広告とディスプレイ広告があり、SNS広告は通常のフィードに自然な形で広告を表示することが得意です。アプリストア広告はApp StoreのAd Search広告のように、検索キーワードに興味があるユーザーにだけ表示されるメリットがあります。課金形式にはCPI(ダウンロード課金)やCPV(表示課金)などがあり、目的に応じて使い分けることが重要です。
デジタル広告の予算配分では、リリース初期はCPI(インストール課金)型の広告で確実にダウンロード数を獲得し、一定数のユーザー基盤が築けたらCPV(表示課金)型の認知広告に切り替えてブランド認知を広げるという段階的なアプローチが効果的です。広告経由でダウンロードしたユーザーの継続率をKPIとして設定し、継続率の高いチャネルに予算を集中させることで、広告費の無駄を最小化できます。
ASO対策
アプリストアにおける検索機能を対策する場合は、SEO対策ではなくASO対策を行います。具体的には指定キーワードで自社アプリ紹介ページが優先的に表示されるよう、プロダクトページを工夫して調整するのが基本です。自社アプリに関するキーワードを追加する、画像・動画を使ってスクリーンショットを充実させる、概要文や特徴文の調整を行うといった対策が基本となります。
ASOはアプリプロモーションの中でも費用対効果が高い施策です。App Storeではダウンロードの約65%が検索経由で発生しているとされており、アプリストア内での検索順位を高めることが、広告費をかけずに継続的にダウンロード数を伸ばすための最も重要な施策の一つです。ASO対策はすぐに成果が出るものではありませんが、定期的にキーワードやスクリーンショットを見直し、競合アプリとの差別化ポイントを明確に打ち出すことで、じわじわとダウンロード数を底上げできます。
インフルエンサーの起用
インフルエンサーとは主にSNS界隈で人気のある情報発信者のことで、こういったインフルエンサーに自社アプリを紹介してもらう形式も広まりつつあります。重要なのはアプリの種類やアピールポイント、ブランドと合っているインフルエンサーを起用することです。大手だけでなく、地域限定や特定業種のマイクロインフルエンサーもプロモーションで役に立ちます。
店舗アプリのプロモーションでインフルエンサーを活用する場合は、地域密着型のマイクロインフルエンサー(フォロワー数1,000〜10,000人程度)が費用対効果に優れています。大手インフルエンサーと比べて起用コストが低く、フォロワーとの関係性が密接なため、投稿に対するエンゲージメント率が高い傾向にあります。「地元で人気のグルメアカウント」「地域の美容情報を発信するアカウント」など、自店の業種と地域に合ったインフルエンサーを選ぶことで、ターゲット層に効率よくリーチできます。
口コミキャンペーン
UGCとして、利用ユーザーが記載した口コミがマーケティングで重要視されつつあります。口コミを増加させたい際は、口コミを行うと特別なノベルティがもらえるキャンペーンを行うのがおすすめです。ただし評価を意図的に誘導する条件は付けないでください。基本的にはアプリの問い合わせ対応や修正対応などでよい評判を獲得するしか、口コミの方向性をよくする方法はないと考えましょう。
口コミの効果を最大化するためには、アプリストアのレビューだけでなく、SNS上での言及も重要視しましょう。Instagramのストーリーズやリールでアプリの使用感を投稿してもらうキャンペーンを実施すれば、口コミの到達範囲をフォロワーのネットワーク全体に広げることができます。その際、キャンペーン専用のハッシュタグを用意しておくと、投稿の追跡と効果測定がしやすくなります。
オフライン宣伝
従来から行われてきたポスターやチラシなどを使ったオフラインの宣伝も、アプリプロモーションでは行われています。宣伝する際は、インストール用のQRコードを作成してポスターやチラシへ貼り付けることが最も代表的です。QRコード作成自体は無料でできるので、オフライン宣伝をする場合は必ず各媒体へ印刷して準備をしておいてください。
店舗アプリの場合、オフライン宣伝が最も効果的なダウンロード促進手法となるケースが多いです。レジ横のPOP、テーブルテント、レシートへのQRコード印刷、店頭のデジタルサイネージなど、来店した顧客に直接アプリの存在と特典を案内できるタッチポイントを複数用意することが重要です。特に「今ダウンロードすると○○円OFFクーポンがもらえます」というように、その場で得られるメリットを具体的に伝えると、ダウンロード率が大きく向上します。
イベントやセミナーの開催
もし提供したいアプリがITといったサービス関連の業種にかかわるものである場合は、イベントやセミナー経由でアプリの紹介をする方法も取れます。アプリ宣伝をイベント・セミナーで行う際は、その内容と提供したいアプリが同じテーマでないと宣伝しても効果が小さくなるので注意してみてください。
イベントやセミナーに限らず、店舗アプリのプロモーションでは「体験型の告知」が効果的です。たとえば店頭でアプリのデモ操作を体験してもらう「アプリ体験ブース」を設けたり、アプリの初回起動と同時にその場でクーポンが使えるようにしたりすることで、「アプリを入れるとこんなに便利」という実感をその場で得てもらえます。体験を通じた理解はチラシやWeb広告よりも記憶に残りやすく、ダウンロード後の継続利用率も高くなる傾向があります。
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アプリ集客を成功させるポイント
プロモーションのタイミングを調整する
アプリリリース直後にプロモーションを行う際は、規模が大きくなり過ぎないように注意しましょう。ある程度規模には余裕を持ちつつ管理できるレベルを越さないように事前調整を行うことが重要です。また認知が済めば次は定着ができるプロモーションに予算割合を増やすといった調整まで必要です。このようにプロモーションの規模や予算調整は定期的に発生するので、十分なノウハウやスタッフを確保して臨む必要性があります。
プロモーションの予算配分は、アプリの成長段階によって変えていくのが効果的です。リリース初期は認知獲得のためにデジタル広告やSNS広告に予算を重点配分し、ダウンロード数が安定してきたらASO対策やオフライン宣伝、口コミキャンペーンといったオーガニック集客にシフトしていくアプローチが、中長期的なコスト効率の面で優れています。広告に依存し続けると費用が膨らみ続けるため、広告からオーガニック集客への移行計画をあらかじめ設計しておくことが重要です。
アプリダウンロード数の目安を把握する
アプリダウンロード数を計測する際は、業界の平均値に達しているかを確認してみてください。たとえば目安の1つでは、小売・ECジャンルのアプリで1年後に累計1〜3万ダウンロード未満を獲得している場合、初月に3,500ダウンロードを達成してそれをベースにダウンロード数が安定期に入るとされています。さらに規模が大きい累計ダウンロード数のアプリでも、初月のダウンロード数の成長がその後の安定期に影響することが分かっています。
初月になるべくダウンロード数を稼いで、そこから定着できるように施策をスケジューリングするだけで効果が得やすくなるでしょう。
ダウンロード数だけでなく、DAU(デイリーアクティブユーザー数)やMAU(マンスリーアクティブユーザー数)も合わせて追跡することで、プロモーション施策の質をより正確に評価できます。ダウンロード数が多くてもDAU/MAUが低い場合は、集客の質に問題がある可能性があるため、ターゲティングや特典内容の見直しが必要です。
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気になる方はぜひお問い合わせください。
まとめ
今回はアプリのプロモーションで成果を出すための代表的な方法8選を解説し、それぞれの特徴を比較してきました。
アプリを作った後になるべく利用者を増加させて定着させるには、プロモーションの規模や予算感だけでなく、定着段階に合わせた施策の組み合わせが重要となってきます。最初は有料広告を使って後でSEOやASOでのコンテンツ集客へ力を入れるというのは基本的な工夫の1つです。
アプリ集客の成功は、8つの手法のうちどれか1つに頼るのではなく、オンラインとオフラインを組み合わせた複合的なプロモーション設計にかかっています。リリース初期はデジタル広告で認知を広げ、並行してASO対策で検索流入を整え、店頭のQRコードでオフラインからのダウンロードを促し、定着段階に入ったらプッシュ通知やクーポンで継続利用を促進するという段階的な設計が、コストを抑えながらダウンロード数と利用率の両方を高めるための王道です。アプリの集客は一度の施策で完結するものではなく、データを見ながら継続的に改善を繰り返すことで、じわじわと成果が積み上がっていく性質のものです。ダッシュボードで配信結果やダウンロード数の推移を定期的に確認し、効果の出ている施策を強化・効果の薄い施策を見直すPDCAサイクルを回し続けることが、アプリ集客の成功を持続させる基本です。
ぜひ施策を連携させて、初月ダウンロード数の確保といったその後のインストールにもかかわってくる指標を達成できるようにしておきましょう。アプリのプロモーションや集客について詳しく知りたい方はぜひお問い合わせください。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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