アパレルアプリ制作の成功事例4選|店舗・ECを繋ぐブランドアプリの活用メリットを解説
小売店・アパレル
アパレル業界では従来の実店舗での接客だけでは経営を続けるのが難しくなっており、先駆的な企業はすでにアプリを活用したDX施策を実行しています。アプリは情報発信やリピーター獲得、ECとの連携など多くの場面で力を発揮するため、アパレル企業にとって欠かせないツールとなっています。本記事ではアパレル業界でアプリ制作が必須になっている背景やアプリ活用のメリット、ユニクロ・しまむら・PAL CLOSET・BAYCREW’Sなどアパレルアプリ制作の成功事例4選、実店舗とECを繋ぐ活用方法まで詳しく解説します。
アパレル業界でアプリ制作が必須になっている背景
ECの普及で実店舗の利用者離れが進んでいる
「店舗でアパレル製品だけを試着・確認して、実際の製品を後日ECで購入する」という「ショールーミング」行為が増えています。ショールーミング自体は店舗が止められるような行為ではありませんが、増加した状態で放置していると競合へ顧客が移動して離脱してしまうリスクがあるため危険です。残念ながら実店舗だけで、来店せずに簡単にアパレル製品を購入可能で特典もついてくるECサービスへ対抗するのは不可能でしょう。
実店舗の顧客をフォローしながらECの利用も促せるようにECの提供が必要となっていますが、導入に時間がかかり施策を実行できていない店舗も多いのが現状です。最近は「SHEIN」といった格安アパレルサービスも増えてきているので、さまざまなアピールポイントを創出して差別化しながらECを提供することが重要です。
ロイヤルカスタマーの確保が難しくなっている
現代ではアパレル製品も多種多様化しており、似通った製品が複数の店舗で回るようになりました。そのような状況下で自店舗のアパレル商品を差別化して効率よく売り出すのは難しくなっています。価格面だけで薄利多売を狙っても限界は見えていますし、差別化ポイントとしては他の箇所を探ったほうがよいでしょう。
またアパレル業界における人材不足も慢性化してきており、きちんと接客できるスタッフは減少しています。接客スキルに問題がありフォローができないと、顧客はすぐに離脱して来店してくれなくなってしまうでしょう。このためデジタル化によってタッチポイントを増やしながら、ECとの境目をなくしてスムーズな接客を行い、安定してリピーター創出を実現することがアパレル業界の課題となっています。
アナログ販促ツールでは効果が出にくい
アパレルで昔から取られている販促手法としては、チラシを配布する、お得意様にDMを配布する、店内でおすすめ商品の広告を出すといった方法があります。しかし実店舗への来店数が減少し、デジタルでの情報接触頻度が高まっている現代では、こうしたアナログな販促ツールを使った手法は受け入れられにくくなってきました。特に若年層や中年層に向けてアパレルを販売している店舗では、コストに対して収益が増えないケースも多くなっています。
アプリで各アナログ販促ツールをデジタル化することで、コストを削減しながら効率よく顧客へ情報を届けられるようになります。すぐ情報を発信できるので鮮度も保証されますし、DMといった方法だとありがちな情報が見られないまま終わってしまうリスクもプッシュ通知などを活用することで改善可能です。
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アパレル小売業がアプリを活用するメリット
鮮度の高い情報を確実に発信できる
アパレル業界ではシーズンやトレンドといった内容によって、そのとき販促すべき製品が変わってきます。コーディネート情報も併せておすすめの情報を発信する際には、その情報が届くまでの鮮度が重要です。アプリを活用すれば、プッシュ通知やオートプッシュなどを使って必要な情報を必要なタイミングで届けることが可能です。たとえば「本日限定キャンペーン」としてポイント2倍といった情報をプッシュ通知で開催直前に送信することもでき、情報はバイブレーションや新着通知欄でわかりやすく表示されるので見落としの心配がありません。また位置情報に応じて店舗付近にいる顧客へ最新情報を送信したりと、さまざまな状況に基づいて見込み度の高い顧客へ絞って情報を送信することまで可能です。チラシやDMといった従来手段では実現できなかったタイムリーな情報発信が、アプリでは簡単にできるようになります。
ECと実店舗を連携させた購買誘導ができる
ECサービスを提供できるのもアプリのメリットです。アパレルの場合、おすすめのコーディネートや新製品情報などの情報に製品リンクを掲載してECへ誘導することができます。EC機能を導入する際は、1からアプリで制作する方法と、既存のECサイトをアプリで読み込めるようにする方法があります。まだECサービスを提供していない場合は、よりスムーズに使えるようアプリにEC機能を取り入れることをおすすめします。一方スムーズさは少々劣るかもしれませんが、既存のECサイトがあるならわざわざ開発せずにアプリへEC機能を連携させて提供するとよいでしょう。アプリ内でECと実店舗の在庫管理を一元化しながら販促することで、ショールーミングによる利益損失を減らしながらEC・実店舗を連携させた購買誘導が可能になります。試着は実店舗で、購入はアプリで完結させるといった現代の顧客ニーズに合った購買体験を提供できる点も、アパレルアプリ制作の大きな魅力です。
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既存販促ツールのデジタル化でコストを削減できる
アプリ内ではアナログな販促ツールをデジタルチラシやクーポンの配布、新着情報のプッシュ通知送信といった方法で代用できます。アナログ施策をデジタル化することで、柔軟に情報を出し分けられるようになるだけでなくコストまで削減可能です。またスタンプカード・ポイントカードもデジタル化できるので、今までのリピーター施策で紙代や印刷代、ユーザーのカード更新や紛失への対応コストといった課題も解決できるでしょう。必要なときにだけ販促を行えるようになることで、無駄なく販促ツールの機能を活用できるようになります。発行枚数や配布量を気にせず必要な顧客に必要な分だけ情報を届けられるので、長期的に見ると販促コストを大きく圧縮できるでしょう。
スタンプカード・クーポンで顧客の利便性が向上する
通常、紙やプラスチックのスタンプカード・ポイントカードでは、紛失して使えなくなったり、財布の中に隠れてすぐに出せなかったりといったトラブルが発生することもありました。またクーポンといった特典も、紛失するリスクがあり使われるかは不透明です。アプリでデジタルのスタンプカード・ポイントカードやクーポンなどを発行して使えるようにすることで、顧客はスマートフォンのみで特典を受けられるようになります。紙やプラスチックを提示するよりもスムーズで簡単なので、利用率向上や施策の効果アップなどが実現できるでしょう。ただし顧客層があまりにも高齢でスマートフォンを持っていないユーザーが多い場合はデジタル化のリスクがあるため、事前に自店舗のメインユーザー層を確認してから施策を実行してください。
パーソナライズした情報発信ができる
アプリを活用するとインストール時に年齢・性別・居住区域・趣味・お気に入り店舗といった情報を登録してもらうことができます。登録した情報はランクや購入履歴、来店回数、ECの利用頻度といった行動に関するデータと紐付けて活用可能です。データを紐付けることで「30代の週2回来店している女性へ、特別ポイントアップキャンペーンの情報を送信しよう」といった施策などを実行できます。立案したらすぐに通知を送信できるため、分析から立案、施策実行までの工程がスピーディーに進められるのも大きなメリットです。オフライン・オンラインのデータを一元化して収集・セグメントなどへ活用できれば、マーケティング効率が一気に上昇するでしょう。
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アパレルブランドアプリ制作の成功事例4選
ユニクロ「UNIQLOアプリ」

世界的にトップの売上を誇るアパレルブランド「ユニクロ」では、「UNIQLOアプリ」を他アパレル企業へ先駆けてリリースしています。このUNIQLOアプリは中小企業にとってもお手本となるような機能が複数搭載されているのが特徴です。時限式の限定クーポンを配布する、デジタルチラシを搭載してコストを削減する、最新のトレンドコーディネート情報を提示するといった施策をうまく回してアプリを軌道に乗せています。デジタルチラシによる大幅なコスト削減などは、さまざまなメディアで事例として紹介されました。
中小企業が真似するのは難しいかもしれませんが、AIを搭載した「IQ」というサービスも提供しています。IQでは商品の検索方法から製品サイズの選定方法、購入トラブルへの対応方法などを提示してくれる便利なAIサービスです。これからもどんどん進化していくことが予想されるので、UNIQLOアプリを参考にしてみるのもよいでしょう。中小規模のアパレル店舗でも、限定クーポンやデジタルチラシといった基本機能を取り入れるだけでも十分な効果が期待できます。
しまむら「しまむら」

幅広い年齢層がアパレルを購入している格安ブランド「しまむら」では、すでにGoogle Playで100万ダウンロードなどを達成しているブランドと同名の人気アプリを提供しています。最新のチラシをプッシュ通知でデジタル送信する機能、ECサービスにおいて自宅・店舗受取を両方選択可能な機能、欲しいアパレル製品を店頭で在庫検索可能な機能などで利便性を確保しています。
またリピート施策として独自のポイント制度「ワクワク」を提供しており、製品購入やアプリログインなどで貯まるワクワクは会員特典を受ける際に使うことができます。しまむらでは2022年2月21日から8月20日におけるEC売上が前年比で約1.5倍となり躍進を続けており、アプリといったコンテンツからのEC誘導が成功している点も成功要因の1つだといえるでしょう。
チャオパニック等「PAL CLOSET」

「チャオパニック」といったアパレルブランドを提供している「PALグループ」では、自社グループブランドを統合した「PAL CLOSET」アプリを出しています。EC・実店舗共用のポイントを貯められる機能、PALグループ全ブランドの最新情報を確認できる機能、スタッフがコーディネートや最新アイテムの紹介をしてくれる機能などが特徴です。
2022年7月時点で600万人以上の会員がいるこのアプリでは、2018年6月にEC機能を強化する大幅なアップデートを行いました。それによりECの売上高が増加するなど目に見えてわかるくらいの成果が出ています。チェックインといったインセンティブ施策も実施しており、総合的にリピーター獲得やEC売上上昇といった効果が狙える利便性の高いアプリとして好評を得ています。
ジャーナルスタンダード等「BAYCREW’S」

「ジャーナルスタンダード」といったブランドを提供している「BAYCREW’S」では、同名アプリをリリースしておりGoogle Play調べで平均評価4を超える高評価を得ています。店舗・アプリ両方でポイントを貯められる機能、お気に入りのブランドや商品などをカスタマイズして表示できる機能、入荷商品や最新キャンペーンのお知らせが届く機能などが搭載されており、アプリで得たデータをマーケティングで活用できるように工夫されています。店舗や外部のデータにECアプリの行動履歴などを組み合わせて「リアルタイムパーソナライゼーション」という一人ひとりに最適化された施策を実行しており、MAといったツールを利用して工数を削減しながらアプリを有効活用できるように体制を整備しているのが特徴です。データドリブンなマーケティング体制を構築することで、限られた人員でも顧客に合わせた接客を実現できる好例といえるでしょう。
関連記事:アパレルブランドのアプリ活用術!ブランド力を高める成功事例
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弊社のアプリプラットフォーム「店舗アプリDX版 raiten」では、アパレル業界でも活用できる集客アプリを簡単に制作できます。アパレルにおいて重要なプッシュ通知やクーポンの配信、スタンプカード・ポイントカードのデジタル提示や顧客のパーソナライズ分析まで可能です。また最短20日でアプリ開発からリリースまでを完了させることができます。必要な工程に関して全てサポートいたしますので、ぜひこの機会にアプリ制作を内製して低コストの集客アプリ制作を目指してみてください。気になる方はぜひお問い合わせくださいませ。
まとめ
本記事ではアパレル業界でアプリ制作が必須になってきた背景や活用メリット、ユニクロ・しまむら・PAL CLOSET・BAYCREW’Sのアパレルアプリ制作の成功事例4選を解説しました。アパレルの実店舗収益が減少傾向にある中、ECへのシェア移動が加速しており今までの施策が通用しなくなっています。対応するにはECサービス経営だけでなく、総合的な情報発信や管理の仕組みが必要です。総合的な情報の作成や送信、管理・分析にアプリは活用できます。気になる方はぜひアプリプラットフォームを使って制作をスタートしてみてください。気になることがあればお問い合わせください。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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