アプリのインストール数を増加させる方法|ダウンロード促進の準備・事例・ASO対策まで解説
業種全般
アプリマーケティングは、実店舗がリピーターを増やし、継続的に顧客と接点を持つための有効な手段です。近年では、アプリ制作や運用を効率化できるアプリプラットフォームが登場し、コストや手間の面からも中小規模の店舗が導入しやすい環境が整ってきました。
一方で、基本的な考え方や設計を理解しないまま導入すると、思うようにインストール数が伸びず、施策が形骸化してしまうケースも少なくありません。アプリマーケティングを成功させるためには、ユーザー視点での設計や、インストールを促す仕組みづくりが欠かせません。
本記事では初心者の方にも分かりやすく、アプリのインストール数を伸ばすための準備、メリットコンテンツ4種、成功事例3選、ASO対策5要素、リリース時の告知方法、目標設定までを徹底解説します。アプリのダウンロード促進やインストール数を増加させたい方はぜひ最後までご覧ください。
アプリのインストール数を増やす方法
インストールする明確な理由を用意する
アプリのインストール数を増やすためには、単に「アプリがあります」と告知するだけでは不十分です。重要なのは、ユーザーがインストールする明確な理由を用意することです。たとえば、アプリ限定クーポンやポイント付与、会員証のデジタル化など、ダウンロードすることで得られるメリットを分かりやすく伝える必要があります。
また、店舗やWebサイト、SNSなど複数の接点で継続的に告知を行い、インストール導線を整えることも重要です。さらに、インストール後すぐに使えるコンテンツを用意することで、離脱を防ぎ、継続利用につなげることができます。
アプリのインストール数を伸ばすために必要なコンテンツの洗い出し
店舗側で必要なコンテンツ
アプリ制作で必要なコンテンツは、店舗側で必要なコンテンツとユーザー側で必要なコンテンツの2つに分かれます。2つが重なり合うケースもありますが、2視点でそれぞれどういったコンテンツが必要なのか整理しながらバランスをとってアプリ制作を行っていきましょう。
店舗側で必要なコンテンツとしては、プッシュ通知を使ってのセグメント配信機能、アンケートの配布機能、各指標の分析機能などが挙げられます。これらは店舗側がアプリを通じて顧客と効率的にコミュニケーションを取り、データを収集・分析するための基盤となる機能です。
ユーザー側で必要なコンテンツ
ユーザー側で必要なコンテンツとしては、ポイントカード提示機能や会員証機能、クーポン入手機能、店舗検索機能などが考えられます。ここで注意したいのが、ユーザーが便利・お得と思ってくれないとアプリマーケティングは成功しない点です。
既存のお客様の声を聞きながら必要な機能を選定して、それをベースにアプリを設計していく作業が必要不可欠になります。
アプリメニューの設置場所を工夫する
ホットポイントにメインメニューを固定する
アプリを制作する際は、ホーム・クーポン・会員証・最新のお知らせといった特にアクセスが想定される内容をメニューとして設置すると思います。その際アプリの「ホットポイント(一番確認しやすくて押しやすい個所)」を確認する必要が出てきます。
ホットポイントはアプリの構成によっても変わってくるので、実際にテスト運用しながら複数のパターンを出し分け、好評なパターンを見つけられると安心です。ホットポイントへメニューを固定表示することで、ユーザー満足度向上といった効果を見込めます。
アプリのインストール数を伸ばすメリットコンテンツ4種
4種のメリットコンテンツで来店動機を作る
ここからは、ユーザーがアプリをインストールしたくなる「メリットコンテンツ」の代表的な4種類を、それぞれの活用ポイントとあわせて解説していきます。クーポン・スタンプ・プッシュ通知・ポイントカード/会員証の4つを組み合わせることで、インストールから継続利用までの動機を一貫して作れます。
クーポン
「200円OFF、無料」といった内容ですぐお得度が分かるクーポンの配布は、インセンティブ施策として有効です。アプリをダウンロードして使う理由として、やはり直接的なお得を求める方は多いからです。
ただし無差別にユーザーへクーポンを配布するのは賢明ではありません。コストを最適化するためにはターゲットユーザーごとにクーポン内容を変えましょう。たとえば30代女性で初回来店から間もないユーザーにはレディースランチ200円OFFクーポンを配布、40代男性で何度も来店してくれているリピーターには限定ノベルティプレゼントクーポンを配布といった工夫が求められます。
スタンプ
人は何かをコレクションするのが好きですが、店舗の場合その心理を活かしてスタンプ施策を行うと効果が出る可能性があります。たとえば商業施設ではスタンプラリーを開催して店舗の来店数や回遊率を高める施策が取られます。
スタンプについては、QRコードを使ってチェックインでスタンプ付与する施策も実行可能です。そしてスタンプ10個でお菓子プレゼントなど、ユーザーが好むインセンティブを予算内で上手く用意しましょう。
プッシュ通知
アプリの武器はプッシュ通知です。ユーザーの属性に応じて適切なタイミングでプッシュ通知を行うことで、スムーズに最新情報やクーポンなどを届けられます。プッシュ通知にはテンプレートをユーザーへ自動配信する「ローカルプッシュ通知」と、その都度制作したメッセージを送信する「リモートプッシュ通知」の2種類があるので使い分けていきましょう。
ポイントカードや会員証
ポイントカードや会員証は財布の中で埋もれがちですが、アプリへ統一することでユーザーの利便性を高めて使用率向上へつなげられます。全国展開でない地場チェーンでもデジタルのポイントカードや会員証に切り替える事例が見られます。
デジタルのポイントカードや会員証であればその場でポイント残高や特典内容などを確認できるため、ユーザーにとって大きなメリットとなります。
アプリのインストール数を増加させた成功事例3選
店舗限定特典でインストールを促進した事例
ある飲食店では、「アプリをインストールするとその場で使えるクーポンを配布」する施策を実施しました。来店中のお客様にスタッフが直接声掛けを行い、レジ横のQRコードから案内することで、インストールのハードルを下げています。
結果として、来店客の多くがその場でアプリを導入し、短期間でインストール数を大きく伸ばすことに成功しました。スタッフによる声かけとQRコードの組み合わせは、店舗ならではの強力なインストール促進手法です。
会員証・ポイントカードをアプリ集約した事例
小売店やサービス業では、紙の会員証やポイントカードをアプリに一本化することで、インストール数を増やした事例も見られます。「アプリが会員証代わりになる」と明確に伝えることで、既存顧客が自然とアプリを導入し、利便性向上と同時に利用率アップにもつながりました。
店舗とWeb・SNSを連動させた事例
実店舗での告知に加え、公式WebサイトやSNSでアプリのメリットを継続的に発信した事例も効果的です。キャンペーン情報やアプリ限定情報をSNSで告知し、リンクやQRコードからストアへ誘導することで、来店前のユーザーにもアプリの存在を認知させ、インストール数増加を実現しています。
関連記事:アプリダウンロード促進の事例7選|DL数を増やす方法と成功のコツを解説
アプリのインストール数を増やすASO対策の5要素
キーワード
アプリの設計が完了したら、Apple StoreやGoogle Playへアプリを掲載しますが、ストアに公開しただけではインストール数は伸びません。特に立ち上げ初期のアプリは埋もれやすく、意識的に認知を広げる工夫が必要です。そこで重要になるのが、アプリストア内で見つけてもらいやすくするASO(アプリストア最適化)対策です。
まずはタイトルや説明文などへ盛り込むキーワードを選定する必要があります。キーワードについては自店舗アプリに関連するワードを基に探し出していく必要があります。たとえば自店舗アプリが「博多で運営している自店舗チェーンで使える、ポイントやクーポン制度が充実しているアプリ」であれば、博多・ポイント・クーポンといったキーワードが考えられます。
キーワードが思いついたら次は「キーワードプランナー」といったツールで関連ワードを探していきます。組み合わせによって上手くキーワードが出てくる場合と出てこない場合があるので、キーワードの組み合わせを変えながら選定を行ってみてください。重要キーワードはボリュームが限られるアプリタイトル、関連ワードについては余裕のある説明文へ盛り込めるようにしておきましょう。
アプリタイトル
アプリタイトルはアプリがどんなジャンルなのか、そしてどんな目的で作られたのかをアピールする一番重要な要素です。簡潔でありながら魅力的なタイトルを作るには、一番伝えたいことに絞ってタイトルを付ける、キーワードを適切に入れ込む、タイトルが途中で切れるパターンも考えて左に伝えたい内容を入れるといった工夫が必要です。
アプリ市場は飽和状態にあり大企業からそうでない企業、また個人開発者までさまざまな開発元がアプリをリリースしています。その中で生き残るには競合アプリのタイトルについても確認しながら、差別化するにはどうやってタイトル付けすればよいか考えてみましょう。
説明文
説明文はタイトルだけでは分からない情報を補足してくれる要素です。いわばSEO対策で言うところのディスクリプションに該当します。説明文には選定したキーワードに関連したワードも入れ込みましょう。
また重要なワードについては最初当たりに盛り込めるようにしておくと、自然と一番伝えたいことが伝わりやすくなります。ただしキーワードをとりあえず盛り込んだ、文章として成立していない説明文を作ることは避けてください。文章ボリュームについて正解はありませんが、ユーザーが疲れないように適度な量、そしてスムーズな文章運びを意識するとよいでしょう。ABテストを実施しながら評判のよい説明文を探し出してみるのも有効です。
アイコン画像やスクリーンショット、動画
アプリタイトルや説明文で伝えられる内容には限りがあります。文字が切れて表示されることも考えるとすべての魅力をタイトルや説明文といった文字で表現するのは難しいです。そこでビジュアルでアピールできるアイコン画像やスクリーンショット、および動画といったコンテンツが重要になります。
アイコン画像については要素を入れ過ぎずに、アプリジャンルに関するアイコンを入れる、アプリのマスコットがいればイラストで挿入する、配色をターゲットユーザーやアプリ雰囲気に合わせて最適化するといった工夫でシンプルにアプリの魅力が伝わるように作り込んでいきましょう。
スクリーンショットについてはアプリがどうやって使われるのを想定しているか、またどんな機能を持っているのかをユーザーが理解できるコンテンツにするべきです。最初に表示される数枚についてはコンセプトが分かる重要な画像を選ぶ、小さい表示になっていても何となく意味が分かる画像内容にする、実際の利用画面を挿入して機能を説明できるようにするといった工夫を行いましょう。
動画については必ずしも必要ではありませんが、「自店舗アプリの機能が豊富でスクリーンショットだけでは説明できそうにない」といったケースでは使えます。動画だと短時間でアプリの実際の利用画面を表示しながら、どう使われるのかを動きで解説できるのがメリットです。長過ぎると離脱するかもしれないので、10秒といったように気軽に視聴できる時間を設定して動画を作ってみましょう。
レビュー
アプリに限らずあらゆるコンテンツで「UGC(ユーザーが作り出したコンテンツ)」としての口コミレビューが重要視されています。企業は都合のよい情報しか開示しないという考えもある中、レビュー情報は同じユーザー目線でコンテンツの善し悪しが書かれているものとして参考になるからです。
仮に自店舗のアプリについて「クーポン機能が分かりにくい」「エラーが多くて使いにくい」といった批評レビューが多い場合は、即座に改善を行いよいレビューを増やさないといけません。アプリによい感情を持っているユーザーへレビュー依頼を行う、低評価したコメントについても改善方法などを返信する、細かい改善要望があるユーザーは公式問い合わせなどへ誘導するといった方法も有効です。
よいレビューを増やしながら悪いレビューにも返信してレスポンスを取ることで、運営側がこまめにアプリをチェックしているという本気度が伝わり好感度上昇にもつながりやすくなります。
アプリリリース時の告知・販促方法4種
ホームページ(HP)へのアプリリリース告知
HPへアプリリリースに関する告知を出すのはよく見られる事例です。すでにあなたの店舗のHPがそれなりのPVや訪問者を獲得しているのであれば、アプリのリリース告知効果も大きくなります。
ただし実店舗市場については個別の店舗サイトよりもポータルサイト(ぐるなびやホットペッパーなど)が上位掲載されやすい傾向にあるので、自店舗を知らないユーザーとタッチポイントを持つのは難しいかもしれません。HPでアプリのリリース告知を行う際は、トップページのスライド画像でリリース告知を大々的に行う、LPを別に設けて誘導する、追従バナーで目立つようにするといった手法が取れます。
しかし宣伝できてもインストールされなければ意味がないので、アプリストアリンクやQRコードなどを貼ってすぐにその場でインストールできる環境を構築しておくのも重要です。
SNSでのプロモーション
SNSマーケティングとして、店舗でX(旧Twitter)やInstagramを活用した情報宣伝をしているパターンもあるでしょう。SNSでのプロモーションは面白い投稿ができれば、拡散効果で二次、あるいは三次の情報宣伝効果が見込める点が魅力です。
またSNSではそれぞれのサービスで広告機能も提供しているので、利用すると自店舗アカウントをフォローしていないユーザーともタッチポイントを持てます。ただし自店舗圏外のユーザーにも誤って広告が表示されないように地域設定を絞って公開するのを忘れないようにしましょう。
動画を作成して公開できるスキルがあれば、「YouTube」といった動画プラットフォームでショート動画などを公開して宣伝する方法も取れます。「アプリを使えばどんなお得があるのかを、登場人物が出てくるストーリー仕立てでスムーズに理解できる動画にする」といったように、コンセプトに沿って面白い動画を作ってみてください。
実店舗でのプロモーション(声かけ・POP)
実店舗でのプロモーションもアプリ販促として有効です。すでに自店舗へ来店して好意を持ってくれたお客様へ効率よくアプローチができます。卓上POPや店頭ポスター、のぼりなどで宣伝を行う、名刺サイズのチラシなどをレジへ設置しておく、直接来店前後のお客様へ声かけしてインストールしてもらうといったプロモーション方法があります。
店頭にお客様がいる間しか宣伝ができないので、さりげなく宣伝を行えるようにする、その場でインストールできるようにしておくといった工夫が必要です。
関連記事:公式アプリを浸透させるマーケティング戦略の施策とは?
折込チラシやDM
折込チラシやDMなどを使えばインターネット以外にもアプリインストールの接点を持てます。チラシの一部にQRコードを貼り、「今すぐインストール!」といったフレーズでアプリをインストールしてもらえるように準備しているケースもあります。
ただし折込チラシやDMでの販促は補助だと思っておきましょう。チラシやDMを配布するのはコストが掛かりますし、Web上で販促したほうがターゲットを絞れて効率がよいからです。
アプリインストール数の目標設定
KGI・KPIを数値化して効果測定する
アプリマーケティングにおいては数値に基づいた目標設定も重要です。後で分析をスムーズに行えるよう、大きな目標(KGI)や小さな複数の目標(KPI)を設定して目標を数値化しておきましょう。
たとえばKGIを「アプリを使って前年度比から売上30%アップ」、KPIを「ダウンロード数1万突破、クーポン利用率を50%にする」といったモデルケースが考えられます。またチェーン展開している場合は店舗ごとにダウンロード施策を評価して、特にダウンロード数が多い店舗では表彰を行いボーナスを付けるといった工夫をすると店舗内での販促モチベーションも高まるでしょう。
関連記事:アプリマーケティングの主要KPIとは?指標の設定方法やコツを解説
アプリのインストール促進なら「店舗アプリDX版raiten」

アプリのインストール数を増加させるためには、ユーザー視点でのコンテンツ設計、メリットの明確化、ASO対策、店舗での声かけや告知、目標設定までを総合的に実行することが重要です。これらをワンストップで実現できるアプリプラットフォームを利用すれば、初心者でも効率よくアプリマーケティングを始められます。
弊社サービス「店舗アプリDX版raiten」では、プッシュ通知・クーポン配信・デジタルポイントカード・データ分析など、インストール促進と継続利用に必要な機能を一通り提供しています。低コスト・短期間でアプリを制作して自店舗で使えるので、アプリ活用を検討している方はぜひお問い合わせください。
まとめ
今回はアプリのインストール数を増加させる方法として、コンテンツの洗い出しやアプリメニューの設置場所、メリットのあるコンテンツ4種、成功事例3選、ASO対策の5要素、アプリリリース時の告知・販促方法4種、目標設定について解説しました。
アプリマーケティングにおいてはまず必要なコンテンツを選定するといった基礎設計の構築、またリリース後のASO対策の継続や販促活動の工夫などが必要です。各施策に正解はないので、実際にテストで施策を運用しながら分析を行い改善を行っていけると安心なのを覚えておきましょう。
弊社トランスメディアでは、会員証・ポイント・クーポン機能を一体化できる店舗向けアプリ作成サービス「店舗アプリ」を提供しています。アプリ内に会員証やクーポンを集約することで、アプリのインストール促進と同時に顧客管理やリピート施策を効率化できます。アプリを活用した集客やインストール数の向上を検討している方は、ぜひお問い合わせください。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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