美容室でアプリを導入するメリット

 

コロナウイルスの影響で、美容室の来店数などにも影響が出ています。コロナ対策も含めて美容室が長期的に生き残るためには、デジタル技術を利活用して経営を行っていく必要があります。

デジタル技術を利活用して「DX(組織がデジタルベースで動けるように体制を整えること)」を実現するには、アプリを活用してみましょう。複数の施策を1つにまとめて提供できるアプリは、スマホをタッチポイントとできる点でもメリットがあり現代に即した集客コンテンツです。

今回は自店舗の集客手法に悩んでいる美容室の方へ向けて、アプリを導入するメリットや活用方法、導入の際に注意すべき点などを解説していきます。

 

 

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美容室でのアプリ導入メリットト


美容室がアプリを導入してマーケティングを始めると、次のようなメリットが得られます。

・広告費をはじめとしたコスト削減が可能
・プッシュ通知配信でリピーター創出などにつなげられる
・会員証提示が簡単になり利用率が増加する
・便利な予約システムを提供できる
・ECサイトと連携が可能
・ポータルサイトに頼らない集客ができる


広告費をはじめとしたコスト削減が可能

美容室の宣伝を行って利用してもらうには、

・ポスターやチラシなどの物理的なモノに掛かる広告費
・バナー広告やリスティング広告などに掛かるネットの広告費

などが発生します。しかし上記の広告費に頼り過ぎるとコストが増えてしまう危険があります。

・紙でクーポンを配布する
・紙やプラスチックカードでスタンプカード、ポイントカードを配布している

また上記といった場合も定期的に印刷や発行においてコストが発生してしまうのがネックです。

アプリから情報の発信ができれば、主にリピーターの育成につながります。一度インストールしてもらえば、アンインストールされるまで定期的にユーザーへ情報発信ができるのがポイントです。

一般的にリピーターの獲得に掛かるコストは新規顧客獲得に掛かるコストの5分の1と言われており(1:5の法則)、また2割のリピーターが8割の利益を占めているという考え(パレートの法則)があります。アプリを使えば効率よくリピーターを増やして、低コストで集客を行い最大の利益拡大へつなげられるようになるのがメリットです。

アプリ単独でプロモーションを行うのは難しいかもしれませんが、他手法と組み合わせてリピーターを獲得できれば宣伝費が下がる可能性があります。

またアプリ上でデジタルのスタンプカード・ポイントカードなどを提示できるようにすれば、カードの印刷・発行コストも削減されて費用が浮くでしょう。アプリでデジタルのスタンプカードやポイントカードを発行できるようになったら、データをまとめるという意味でもアプリのほうでカードを使ってもらえるように上手く誘導を行ってみてください。

運用コストについては、1から開発を行うのではなくアプリプラットフォームを使って運用を行うことで簡単にコンテンツを作成できるようになり、低コストでアプリから情報を発信できるようになります。 


プッシュ通知配信でリピーター創出などにつなげられる

チラシやDMなどだと最新情報発信が難しいです。お客様へ情報が届いたときには、もうイベントやキャンペーンが終わっている可能性もあります。

アプリではプッシュ通知も使いながら、リアルタイムにお得な情報を発信可能です。

必要になったらすぐ情報を送信できるため、

・1日限定のクーポンを配布する
・3日限定でイベントを開催する旨の情報を発信する

といった柔軟な施策も取りやすくなります。

マーケティングではタイミングを逃さないのが命です。アプリを使えばいつでもタイミングを逃さずに情報を発信して、最大限のマーケティング効果へとつなげられます。

また新商品の紹介といった情報発信にもプッシュ通知の効果が出てくるでしょう。性別や年齢などに沿ってセグメントを行った上で配信すれば、相手から余計な情報だと受け取られる可能性を減らして効率よく情報発信が可能です。


会員証提示が簡単になり利用率が増加する

アプリでスタンプカードやポイントカードなどの会員証を提示できれば、利用率は上がります。

紙やプラスチックで会員証を提示するスタイルだと、ケースや財布からカードを取り出して提示するのが手間です。他のカードに埋もれて存在が忘れ去られてしまうケースもあるので、店舗としては解決する必要があります。

アプリとしてスマホへ常駐すれば、カードの存在を忘れられてしまう心配が減少するのがメリットです。

キャンペーンなどのプッシュ通知を行いながらカードの利用を促すことで、高い利用率を維持できるようにもなるでしょう。


便利な予約システムを提供できる

美容室において予約作業は重要です。施術に時間の掛かる美容室では、事前に予約して施術してほしい方が多くなります。

電話予約のみで予約を受け付けているとお客様の情報共有が難しくなりますし、予約忘れといった顧客満足度を低下させてしまうトラブルが発生してしまう可能性が増えます。またWebサイト上に予約システムを設けるとインターネットから気軽に予約が可能ですが、こちらから最新情報を伝えにくいといったデメリットがあるので注意です。

スマホアプリに予約システムを搭載すると、隙間時間にスマホからアプリを立ち上げて予約をする、といったことができるので利便性が上がります。さらに

・店舗の予約空き情報
・予約時間が近づいた際のアラート

などをプッシュ通知で知らせられるのもメリットです。

予約システムをアプリ上から提供する場合は、なるべくタップなどスマホ上から簡単な操作のみで予約ができる状況を作ってみてください。


自由度はスクラッチ開発と比較して低い

アプリプラットフォームでは決められたメニューから要素を選び、アプリを開発していくスタイルになります。ですから自由度はアプリプラットフォーム提供先が提供している内容に依存してしまうのがネックです。

アプリプラットフォームごとに提供している機能は異なります。事前に自社の業種に合ったプラットフォームか、そして搭載したい機能が簡単に実装できるようになっているかなどを確認した上で導入する必要があるでしょう。


ECサイトと連携が可能

現在コロナウイルスの影響で減少した収益を、ECサイトで賄おうという機運が高まっています。美容業界においても複数の店舗がECサイトへ出店して、シャンプーやギフト券などを出品して収益を得ているのがポイントです。

ECサイトの導線は多いほうがよいです。複数のチャネルで宣伝を行えば集客数を増やして、来店へ結びつかなくても遠方のお客様へ商品を購入してもらうといったことも可能でしょう。

アプリにはECサイトのリンクを貼り付けられます。スムーズにアプリからECサイトへ移動できれば、決済までをECサイト上で済ませてその場でコンバージョンすることも可能です。

またアプリ内へECシステムを直接組み込んで購買へつなげる方法もあります。

近頃はSNSで紹介された美容関連製品を、ECサイトで購入する動きも増えています。SNS上で美容室のおすすめ!として商品を紹介しながら、アプリへの導線を作る方法も検討してみましょう。


ポータルサイトに頼らない集客ができる

美容室において「ホットペッパービューティー」といったポータルサイトを使っている店舗は多い状況でした。しかしコロナ禍で状況は変化しています。各種手数料が掛かるのに集客効率が悪くなり、離脱を考えている店舗様も多いのではないでしょうか。

自店舗アプリは資産の1つです。資産として上手く運用して情報発信ができれば、自由度の面でも縛りのあるポータルサイトに頼らない集客が可能です。

つまりポータルサイトを使うよりもコストを削減して運用できる可能性も高まります。「予約ごとに〇%手数料が掛かる」といったデメリットもありません。

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アプリ機能を利用して来店促進を施策

 

美容室でできるアプリを使った来店促進施策には、次のような種類があります。

・インストール後に自動で初回クーポンを配布したり、誕生日クーポンを配布したりする
・カルテ番号を会員証に登録し、ご来店タイミングで来店についてプッシュ配信する
・アプリに予約メニューを設置し、ご来店までのシームレス化
・自動プッシュ通知で効率よく情報を発信する


インストール後に自動で初回クーポンを配布したり、誕生日クーポンを配布したりする

インストール後の初回クーポン配信は、アプリマーケティングにおいて常道と言える手法です。美容室に限らず複数の業種で一般的に活用されています。

「施術メニュー1つ無料」などのインセンティブが高めのクーポンを配信するのがポイントです。サービスとして施術を利用するハードルを下げ、体験してもらうことで2回目以降の来店へつなげるためです。

また誕生日クーポンの配布も有効です。特別感を出して来店を促し、その後の施策へ生かせるようになります。

予算に合わせて上手く額面を調整しながら、お得なクーポンを配信していく姿勢も重要です。


カルテ番号を会員証に登録し、ご来店タイミングで来店についてプッシュ配信する

カルテ番号とアプリ内会員証は簡単に連携できます。

連携できればお客様の来店忘れを防止可能です。

たとえば施術時間が近づいたり過ぎたりしていたらその旨をプッシュ通知で配信して気づいてもらう方法が考えられます。施術忘れはもったいない顧客機会損失タイミングですから、減らせるのには大きな意味があります。

 

アプリに予約メニューを設置し、ご来店までのシームレス化

すでに伝えていますが、アプリに予約メニューを設置して来店までの導線をシームレスにするのも有効です。

Webサイト上で予約システムを提供する方法もありますが、プッシュ通知を配信できる、常にお客様とタッチポイントを持ちやすいといった点でアプリのほうが予約面では分があります。

1.アプリを立ち上げる
2.空き状況を確認して予約完了
3.施術後クーポンや最新情報などを発信して再来店へつなげる

といった一連の流れを定着化させてリピーターを増やしていきましょう。

 

自動プッシュ通知で効率よく情報を発信する

アプリにおいてはその場で通知内容を作らなくても、決まったタイミングですでに用意した情報をプッシュ配信可能です。

たとえば

・来店の翌日にお礼のメッセージを自動でプッシュ通知する
・利用状況に応じて次回利用できるクーポンを付与する

といった使い方ができます。

自動プッシュ通知は休眠顧客へのリテンションにも最適です。たとえば「前回の来店から3か月経過している」といった条件でプッシュ配信設定を行い、再来店クーポンを配布して休眠状態から復活してもらう、といった活用方法が考えられます。

何かあるたびにプッシュ通知をその場で作って配信するのは骨が折れます。自動プッシュ通知もうまく利用しながら楽をしてみましょう。ただし使い過ぎると「機械的に返信しているな」と思われてしまう場面が増える危険があるので注意しましょう。

 

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導入後の留意点

 

美容室においてアプリを導入した後は、次のような点に注意しながら運用を行いましょう。

・各種施策の継続の必要性
・お客様をロイヤリティに応じて差別化する

 

各種施策の継続の必要性

マーケティング全般で同じことが言えますが、各種施策は途中で止めてはいけません。

短期間で大きな成果が出るのはまれであり、通常はある程度長期の運用サイクルを想定して施策を実行し、改善点を洗い出して施策改良を行う必要があるからです。

アプリの認知度向上プロモーションにしろプッシュ通知配信にしろ、すべてのアプリにかかわる施策にまずは目標を設定します。目標値として数値を設定するのも忘れないでください。

そして定めた期間後にパフォーマンスを確認して、施策がどのくらい目標達成できたのかを計測していきます。

何度も続けていれば効率よくサイクルを回せるようになります。「自店舗ではリソースが不足している」という場合は、外部の協力も得ながらサイクルを回していきましょう。

 

お客様をロイヤリティに応じて差別化する

すでにご紹介しましたが、ロイヤリティの高いリピーターは新規顧客より5分の1しか集客コストが掛かりませんし、売上の8割を占める重要な存在です。

つまりアプリを介して上手くロイヤリティを向上させながら、売上を獲得していく工夫が求められます。

具体的にはロイヤリティに応じて待遇を差別化する方法が有効です。ここで言う差別化とは

・限定のイベントへ招待する
・たくさん購入すると割引できるクーポンを配布する

といったリピーター向けの情報を発信して、集客を行う手法を指します。リピーターは何をしてくれるかをデータから考えながら、ニーズに合った情報やクーポンを発信できるかがポイントです。

ロイヤリティの高いお客様は、口コミやSNSなどで自社にとってよい評判(UGC)を広めてくれる可能性があります。評判を広めてくれそう、またはすでに広めてくれているのであれば

・口コミ投稿で後で使えるポイントプレゼント
・UGCの利用許可を取り付けて自社のアプリなどで使う

といった施策も打つことが可能です。

 

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まとめ

 

今回は美容室がアプリを導入するメリットや活用方法、導入の際に注意すべき点などを解説してきました。

美容室がアプリを導入すると、宣伝費やカードの印刷・発行費などを下げながらリピーターを効率よく獲得できるようになります。

美容室は特にリピーターの獲得および長期の来店が重要になる業種ですから、アプリと相性がよいと言えます。

アプリを起点に自店舗の業務プロセスをデジタル化して、DX化することも可能です。長期的に生き残っていける企業体制を構築できるよう、ぜひアプリ導入を検討してみてください。

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