予約ツールおすすめ11選|業種別の選び方とアプリ連携のメリットを解説
業種全般
店舗経営において予約業務の効率化は集客や売上に直結する重要な課題です。電話やメールでの受付には取りこぼしや対応ミスのリスクがあり、スタッフの負担も大きくなりがちです。そこで注目されているのが、Web上で予約受付を自動化できる予約ツールの活用です。本記事では予約ツールの概要やメリット、おすすめの11サービス比較、業種別の選び方、さらに店舗アプリとの連携による集客効果まで詳しく解説します。
あわせて、導入前に知っておきたいデメリットと注意点、予約システム連携でできること、予約フォームの離脱を防ぐ工夫、そして導入を進める手順までを取り上げます。サービス比較の前に決めておきたい観点から順に整理しているので、これから検討する方も読み進めやすい構成です。
予約ツールとは
Webサイトやアプリに設置して予約受付を自動化するシステムのこと
予約ツールとは、受付業務を効率よくスムーズに行うためのシステムです。予約フォームの作成や業種に合わせたテンプレートの選択、予約内容のアラートやリアルタイム反映といった機能を利用できます。
Webサイトやアプリなどへ作成済みのフォームをリンクなどの方法で設置することにより、ユーザーは電話やメールよりも簡単に予約できるようになります。
カレンダータイプや日付入力といったさまざまなフォーム形式を設置でき、プルダウンや簡単な文字入力だけで予約が完了して完了メールが送信されるサービスもあります。管理画面からは予約枠の数字設定や時間設定といった操作をすぐに行え、自店舗に合った形で予約フォームを運用できます。飲食店や美容院、スクールといったさまざまな分野で活用されており、運用側の人手不足解消やコストダウン、業務効率化を実現するツールとして定着しつつあります。小規模であれば無料で試せるプランもあるので、まだ導入していない方はぜひ無料トライアルや無料プランから検討してみてください。
こうしたクラウド型のツールは、すでに企業活動の標準的な選択肢になっています。総務省「令和7年版 情報通信白書」によると、2024年時点でクラウドサービスを利用している企業は80.6%にのぼり、約10年で倍増しました(参考:クラウドサービス|令和7年版 情報通信白書(総務省))。
また令和6年通信利用動向調査では、クラウドサービスの利用について「効果があった」と回答した企業が88.2%と報告されています(参考:令和6年通信利用動向調査の結果(総務省))。予約業務のように毎日発生する定型作業ほど、ツール化の効果を実感しやすい領域だといえるでしょう。
予約ツールに搭載されている主な機能
サービスによって差はありますが、予約ツールにはおおむね次の機能が備わっています。まずは自店に必要なものを見極めるところから始めましょう。
中心となるのが、予約受付フォーム・予約枠の管理・自動確認メール・リマインド配信・顧客管理の5つです。ここに加えて、事前決済、スタッフ指名、多店舗管理、アンケート、外部システム連携などが用意されています。
特にリマインド配信は、予約忘れによる無断キャンセルを減らす効果が期待できる機能です。前日や当日にメールやSMS、プッシュ通知で自動的に知らせる仕組みがあるかどうかは、必ず確認しておきたいポイントになります。
ホリゾンタル型とバーティカル型の違い
予約ツールは大きく2つのタイプに分けられます。1つが業種を問わず使えるホリゾンタル型(汎用型)、もう1つが特定業種に特化したバーティカル型(業種特化型)です。
ホリゾンタル型は対応業種が広く、テンプレートやカスタマイズの自由度が高いのが特徴です。複数業態を運営している場合や、独自の予約フローがある場合に向いています。
一方バーティカル型は、その業種で必要になる機能が最初から揃っています。美容室であればカルテや指名予約、飲食店であればグルメサイト連携や席管理といった具合で、設定の手間が少なく現場に馴染みやすいのが利点です。
自店の予約フローが一般的であればバーティカル型、独自の運用が多いならホリゾンタル型、という切り分けで候補を絞ると比較がしやすくなります。
関連記事:アプリ予約×プッシュ通知で予約忘れ防止!リマインド活用法
予約ツールを導入するメリット
予約作業のミスがなくなり正確性が向上する
予約フォームのデータベースは統一されており、システムツール内で同じ方のデータが重複することはありません。紙やExcelなどで管理していると、電話やメールで来た予約内容を反映し忘れたり、別のスタッフが別の管理方法でそれぞれ同じデータを入力してしまったりといったトラブルが起きる可能性があります。予約ツールによってユーザーが情報を入力することで確実に予約が反映され、重複といったトラブルもなくなり効率よく顧客管理ができるようになります。
ダブルブッキングは、その場での謝罪だけでなく口コミ評価にも影響します。予約枠を1つのシステムで管理し、電話予約もその場で同じ画面に入力する運用に統一すれば、こうしたトラブルは大きく減らせます。
24時間365日の予約受付で機会損失を防げる
予約ツールは24時間365日インターネット上で公開されています。メンテナンスなどで一時的に使えなくなるケースはありますが、基本的にいつでも予約が可能です。営業時間外に予約できないことは意外と大きな機会損失ですが、事前に予約フォームの存在を知らせてユーザーへ共有することで取りこぼしを防ぐことにつながります。また電話やメールだと繁忙時間帯に情報を見逃すといったトラブルも起きますが、予約ツールなら通知機能があるため見逃しにくい点もポイントです。予約受付業務を軽減することでメイン業務に集中できる効果もあります。
実際、予約を検討するタイミングは仕事終わりや就寝前など、店舗の営業時間外に集中しやすいものです。その時間帯に受け皿がないと、検討していたお客様がそのまま他店へ流れてしまいます。
オンライン受付で問い合わせハードルが下がる
近年はオンライン受付が一般的になっており、電話での予約にストレスを感じるお客様が増えています。メールでの問い合わせもオンライン受付ではありますが、メッセージをいちいち打って送信するのは面倒と感じる方もいらっしゃいます。予約ツールでは予約完了までの操作が比較的簡単なため、手軽に予約したいお客様を呼び込むことが可能です。事前の周知は必要ですが、予約ツールでの予約がメインになればお客様の問い合わせハードルは大きく下がるでしょう。
予約データを蓄積してマーケティングに活用できる
予約ツールの中には住所や性別、年齢といったお客様情報の収集が可能なサービスがあります。データは運営側が保有しているため全てが開示されるわけではありませんが、マーケティングに必要な項目は基本的に抜き出せるはずです。予約情報をもとに再来店を促す施策を実行したり、お得情報のプッシュ通知を発信したりすることで売上向上が望めるでしょう。
蓄積したデータは、予約が入る曜日や時間帯の傾向を把握するのにも役立ちます。空きが出やすい時間帯が分かれば、その枠に限定した特典を用意するといった打ち手も取れるようになります。
無断キャンセルの抑止につながる
予約ツールを導入すると、無断キャンセル(ノーショー)への対策も打ちやすくなります。前日と当日のリマインド配信で予約を思い出してもらえるうえ、キャンセルの手続きもオンラインで完結するためです。
連絡しづらさから無断キャンセルに至るケースは少なくありません。画面上で数タップでキャンセルできる状態にしておくだけでも、連絡のないキャンセルは減らせます。
単価の高い業態やコース予約が中心の店舗では、事前決済やクレジットカード登録に対応したツールを選ぶ方法もあります。導入前に、自店で許容できるキャンセル料の運用方針を決めておきましょう。
予約ツールを導入する前に知っておきたい注意点
月額費用や手数料が継続的に発生する
多くの予約ツールは月額課金制で、機能を追加するほど費用は上がります。事前決済を使う場合は決済手数料も発生するため、月あたりのトータルコストを先に試算しておくことが大切です。
判断の目安になるのが、削減できる人件費との比較です。予約対応に1日30分かかっているなら月あたり約10時間分にあたり、その工数と月額費用を比べれば導入の妥当性が見えてきます。
関連記事:アプリ開発の費用相場はいくら?内訳・人月の計算方法とコストを抑える方法を解説
電話予約はゼロにはならない
ツールを入れても、電話での予約はある程度残ります。年齢層や急ぎの用件、細かい相談を伴う予約は電話のほうが早いためです。
重要なのは、電話で受けた予約も必ずシステムに入力する運用を徹底することです。ここが崩れると二重管理に戻り、ダブルブッキングの原因になります。
顧客情報の管理体制を整える必要がある
予約ツールには氏名や連絡先といった個人情報が蓄積されます。管理画面へのアクセス権限をスタッフごとに設定し、退職時には速やかに権限を外すといった運用ルールを決めておきましょう。
サービス選定時には、セキュリティ認証の取得状況やデータの保管場所も確認しておくと安心です。とくに複数店舗で共有する場合は、店舗ごとに閲覧できる範囲を制限できるかを見ておきましょう。
おすすめ予約ツール11選
ここからは代表的な予約ツールを紹介します。比較する際は、料金だけでなく対応業種・連携できる外部サービス・サポート体制の3点をあわせて見ておくと、導入後のギャップが起きにくくなります。
AirRESERVE(リクルート)
フリープランは月額0円、ベーシックプランは月額5,500円で利用でき、プレミアムプランは問い合わせが必要です。お客様が好きな時間から申し込む自由受付タイプと、店舗側が事前に設定した予約枠から申し込む事前設定タイプの2種類から選べます。導入事例として三菱UFJ銀行、元町マリン眼科、玉田レディースクリニック、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートなどがあります。予約と連携して顧客データを作成し履歴をトラッキングできるほか、予約ステータスに合わせた自動メール配信や利用者ごとの受付店舗選択も可能です。小売業や医療機関など幅広い業種で活用できるホリゾンタルタイプの予約ツールです。
SELECTTYPE(セレクトタイプ)
無料プランから月額1万円のプレミアムプランまで4段階の料金体系が用意されています。テンプレートが170種類以上用意されており、自店舗の業種に合ったデザインで素早く予約フォーム作成をスタートできます。背景やボタンなどもカスタマイズできるので、オリジナルデザインを予約フォームに反映したい方にもおすすめです。スタッフごとの権限調整も簡単に行えます。イベント管理や顧客管理、Web決済といった多様な機能を備えており、充実した予約システムを運用できるのもポイントです。Googleカレンダーとの連携にも対応しており、美容業から小売業、レジャー施設まで幅広い業種で導入されています。
TORETA(トレタ)
料金プランは非公開で問い合わせが必要です。飲食店に特化した台帳管理ツールであり、iPadから利用する仕様になっています。機能の1つとして予約フォームのWeb設置が可能で、データは台帳と連携できます。導入事例として華味鳥、リーガロイヤルホテル、サガミレストラン、すしざんまい、ファイブグループなどがあります。POSシステムとの連携も可能であり、予約情報・会計情報・来店情報といったデータを集約して分析に活用できます。使いやすいシンプルなデザインとUIが特徴で、複数のグルメサイトとの連携にも対応しているため飲食業では特に人気の高い予約ツールです。
RESERVA(コントロールテクノロジー)
フリープランは月額0円から、最上位のスイートプランは月額55,500円まで5段階の料金体系です。20万社以上の団体が登録しており、経済産業省や厚生労働省、SoftBankといった幅広い組織で導入されています。無料で最短3分から設定が完了するシンプルさが特徴で、予約受付・決済・顧客管理・集客というサイクルを全自動化して回せる仕組みが整っています。Zoom連携やキャンセル待ち受付、多言語対応といった機能も搭載されており、レジャー施設やスクール、宿泊施設、病院、デイサービスなど350以上の業種に対応できる汎用性の高い予約ツールです。
リザエン(インタークエスト)
ビジネスプランは月額1万円から利用でき、エンタープライズ版は問い合わせが必要です。導入事例としてアサヒビール、namco、同志社大学、CAINZ、JAL、三井不動産、快活CLUBなどがあり、200以上の業種へ対応できる汎用性の高い予約ツールです。ISMSを取得した高いセキュリティ体制と幅広いカスタマイズ性、予約成立に合わせた従量課金という低価格体系がアピールポイントとなっています。デザイン性の高い予約フォームを簡単に設置でき、コンバージョンタグ埋め込みによるトラッキングにも対応しています。導入前後で手厚いサポートが受けられるのもメリットです。
ChoiceRESERVE(リザーブリンク)
Liteプランは月額11,000円、Proプランは月額22,000円で利用できます。YAMAHA、Benesse、星野リゾート、SHISEIDO、SUUMOなど大手企業での導入実績が豊富です。ISMS認証やISMSクラウドセキュリティ認証を取得しており、セキュリティ性に信頼のある予約ツールとなっています。課題のヒアリングや専用デモサイトの作成、検証中の設定を反映した本番環境構築、運用面での問い合わせ対応といった総合的なサポート体制が整っているのが特徴です。既存の会員データとの連携もスムーズに行えます。
yoyakul.jp(ネットウェイ)
無料プランは月額0円、有料プランは月額4,950円というシンプルな料金体系です。美容室やサロンの利用に特化した予約ツールであり、制限なしの無料プランが用意されているので気軽に試せます。予約ツールとしてだけでなくWebサイト作成機能も備えており、予約フォームを含めた公式サイトをまとめて作りたいというニーズにも対応できます。POSレジ機能も搭載されており予約システムと連携したスピーディーな会計を実現できるほか、メール配信機能や顧客カルテの自動作成機能も利用可能です。美容業では特に人気の高いツールとなっています。
TableCheck
初期費用30,000円、月額15,000円から利用できます。星付きレストランやホテルレストランでの導入実績が豊富な予約管理システムです。導入事例としておすしと和食 はた中、respiracion、磯ぎよしなどがあります。予約時のクレジットカード情報入力によって確実なキャンセル対策や会計レスを実現する機能が特徴です。クレジットカードベースの決済により、ドタキャンなどのトラブルでも店舗の損失を最小限に抑えられます。予約の通知機能によってお客様の忘れも防止でき、着信時に紐づけられた顧客情報が自動表示される仕組みも便利です。18か国語の多言語対応でインバウンド集客にも強い予約ツールです。
エビカ
初期費用50,000円、月額20,000円から利用できます。クラウド型の予約ツールであり、AIを活用した「AIレセプション」機能が大きな特徴です。通常の予約ツールではフォームによる自動化が中心ですが、AIレセプションでは電話対応もAIスタッフが行ってくれます。24時間365日いつでも音声対応できるので、電話対応がどうしても必要な業種でも業務効率化を実現できるでしょう。導入事例として株式会社RYコーポレーション、株式会社肉屋の台所、俺の株式会社などがあります。空席情報は在庫管理先として設定されているグルメポータルサイトへ自動反映されるため、複数サイトを利用している場合も管理の手間が削減されます。
reservia
初期費用100,000円、月額21,000円から利用できます。4,500店舗以上のサロンで利用されている美容業特化の予約ツールです。導入事例としてTAYA、imiu(イミュウ)、1001mille(ミル)、CUT & goなどがあります。LINE公式アカウントとの連携によりLINE上で顧客管理が可能になるほか、Instagramとの連携にも対応しています。メニューオプションの自由な設定によりお客様はチェックしながら最適なメニューをオンラインで選択でき、口コミ投稿による集客サポートも用意されています。電話やメール、オンラインミーティング、セミナーといった各種サポートも充実しています。
EDISONE
初期費用0円、月額0円から9,800円で利用できます。導入事例としてマルコメ株式会社、株式会社MTG、ネットカフェ DiCE、株式会社日向観光フーズなどがあります。簡易的なWebサイト作成機能を備えており、予約フォーム搭載のWebサイトを手軽に立ち上げたいときに活用できます。サロン向け・飲食店向け・イベント向けといったテーマごとに適したセットが提供され、最小限の設定ですぐに予約フォームを用意することが可能です。スタッフのシフトや勤務を管理できる機能も搭載されており、予約管理にとどまらないバックオフィス全般のサポートが受けられます。Googleカレンダーとの連携にも対応しています。
STORES予約
フリープランは月額0円から、プラチナプランは月額60,000円まで4段階の料金体系が用意されています。ECサイト制作サービスで有名なSTORESの姉妹サービスであり、予約管理だけでなくPOS連携や顧客管理、アンケート機能など多彩な機能を備えています。POSとの連携により予約・顧客情報や会計・来店情報をつなげた精度の高い分析が可能です。SalesforceやGoogleカレンダーとの外部連携にも対応しており、社内基幹システムと組み合わせた運用もできます。スタッフ指名予約にも対応しているため、美容業やスクール、レジャー施設など幅広い業種に適しています。
関連記事:予約システムと自店舗アプリの外部連携術|API活用のメリットを解説
業種別に見る予約ツールの選び方
飲食業はグルメサイト連携とキャンセル対策を重視する
飲食業では複数のグルメポータルサイトからの予約を一元管理できるかどうかが重要な選定基準になります。TORETAやエビカのようにグルメサイトとの連携に強いツールを選ぶことで、ダブルブッキングや空席情報の反映漏れといったトラブルを防げます。また飲食業ではドタキャンが経営に直結するため、TableCheckのようにクレジットカード情報の事前入力によるキャンセル対策機能を備えたツールも有力な選択肢です。インバウンド需要を取り込みたい場合は多言語対応の有無もチェックしておくとよいでしょう。
あわせて確認しておきたいのが、席のレイアウト管理に対応しているかどうかです。カウンターと個室で受け入れ可能な人数が異なる店舗では、席種ごとに枠を設定できないと運用が回りません。
関連記事:レストラン集客はアプリで変わる!”もう一度来たくなる”仕組みのつくり方
美容業は顧客カルテやスタッフ指名予約に対応したツールが適している
美容室やサロンでは施術履歴や好みといった顧客カルテの管理が欠かせません。yoyakul.jpやreserviaのように美容業に特化したツールは、カルテの自動作成やスタッフごとの指名予約設定といった業界固有のニーズに対応しています。LINE公式アカウントやInstagramとの連携が可能なツールを選べば、SNS経由での予約導線も確保できます。POSレジ機能との連携により会計まで一気通貫で管理できるツールを選ぶと、さらに業務効率が高まるでしょう。
メニューごとに所要時間が異なる点も、美容業ならではの条件です。カットとカラーで枠の長さを変えられるか、同時施術に対応できるかを確認しておくと、導入後の枠設定でつまずきにくくなります。
関連記事:リピーターを増やす!美容室のアプリに入れるべきおすすめ機能とは?
小売業やレジャー施設はテンプレートの豊富さと多言語対応がポイントになる
小売業やレジャー施設、スクール、宿泊施設、クリニック、デイサービスといった幅広い業種では、自社の業態に合ったテンプレートやフォーム形式が用意されているかがポイントです。SELECTTYPEのようにテンプレートが豊富でデザインの自由度が高いツールは、業種を問わず活用しやすいといえます。RESERVAは350以上の業種に対応しておりZoom連携も可能なため、オンライン予約やリモート対応が必要な施設にも適しています。STORES予約もSalesforce連携やスタッフ指名予約に対応しており、複合的なニーズに応えられるツールです。
選定時に必ず確認したい5つのチェック項目
業種を問わず共通して見ておきたいのが、次の5点です。候補を3つ程度に絞ったうえで、同じ項目で比較すると判断がぶれません。
1つ目はスマートフォンでの操作性です。予約の大半はスマホから行われるため、入力欄の大きさや画面の見やすさは利用率に直結します。2つ目は連携できる外部サービスで、すでに使っているPOSレジやカレンダーとつながるかを確認します。
3つ目は多店舗管理の可否です。将来的に店舗を増やす予定があるなら、あとから店舗を追加できる仕様かどうかを見ておきましょう。4つ目は料金体系で、予約件数に上限があるプランでは超過時の追加費用も確認が必要です。
5つ目はサポート体制です。導入初期は設定の相談が発生しやすいため、電話やチャットで質問できるかどうかで立ち上がりの速さが変わります。
予約システム連携でできること
予約ツールの価値は、単体で使うよりも他システムとつなげたときに大きくなります。ここでは代表的な連携パターンを4つ紹介します。
POSレジ・会計システムとの連携
予約情報と会計情報がつながると、誰が・いつ来店し・いくら使ったのかを1つのデータとして扱えるようになります。来店1回あたりの単価や、メニューごとのリピート状況まで把握できるのが利点です。
会計時に予約情報を呼び出せるため、レジでの入力作業も短縮されます。ピークタイムの混雑を緩和したい店舗ほど効果を感じやすい連携です。
Googleカレンダーなど外部カレンダーとの連携
予約が入るとカレンダーに自動で反映される仕組みにしておくと、スタッフはいつも見ている画面で予定を確認できます。管理画面をわざわざ開かずに済むため、現場に定着しやすくなります。
反対に、カレンダー側で入力した予定を予約枠に反映できるツールもあります。研修や設備メンテナンスなど、予約を受け付けたくない時間の管理にも使えるでしょう。
グルメサイト・SNSとの連携
複数のグルメサイトを併用している場合、空席情報を自動で同期できるかは重要です。手動更新のままだと、反映漏れによるダブルブッキングが起こります。
SNS側では、InstagramのプロフィールやLINE公式アカウントのリッチメニューに予約導線を置くのが一般的です。投稿を見て興味を持った瞬間に予約まで進めるため、離脱を減らせます。
店舗アプリとのAPI連携
店舗アプリと予約ツールをAPIでつなぐと、アプリ内から予約状況を確認したり、予約完了後にプッシュ通知を送ったりできるようになります。メールより開封されやすいため、リマインドの到達率も上がります。
会員情報を共有できれば、予約履歴に応じたクーポン配信も可能です。前回の来店から一定期間が過ぎた方に次回予約を促すといった施策を、自動で回せるようになります。
関連記事:アプリ連携すると便利なシステムツール
予約ツールをより効果的に活用する方法
Googleマイビジネスに予約リンクを設定してMEO効果を高める
Googleマイビジネスは実店舗の集客手段として広く活用されています。予約リンク機能を使うと電話番号などの基本連絡情報とともに予約という項目とツールのURLリンクを追加でき、Googleマイビジネスから素早く予約問い合わせを受け付けられるようになります。予約リンク機能を設定するとMEO(Googleマップでの検索対策)にも効果があります。スムーズな導線を作ることで予約数アップや情報の充実度アップにもつながるので、ぜひ活用してみましょう。
地図アプリで店舗を探しているお客様は、来店意欲がすでに高い状態です。その画面から数タップで予約まで進める導線を用意しておくと、比較検討中に他店へ移られる前に予約を確定できます。
関連記事:MEO順位が決まる仕組みと上げ方|今すぐ実践できる施策と計測法
公式アプリに予約ツールを連携してアプリから直接予約できるようにする
公式アプリを制作して予約ツールと連携させるのも有効な方法です。具体的にはURLリンクやボタンなどで導線を追加し、アクションがあると予約ツール側の画面へ遷移するように設定します。アプリ経由ですぐ予約できるようになると手間がかからず、お客様の利便性が大きく向上します。連携させるツールについてはスマートフォンでスムーズに入力できるデザインを搭載できるものを選ぶとよりよいでしょう。リンクについては目立つ位置でありながら、アプリ内で情報を見ている際に不自然と感じられない箇所へ設置することがポイントです。
設置場所としては、ホーム画面の上部か、画面下部に固定表示されるボタンが分かりやすい選択肢です。どのページからでも1タップで予約に進める状態を目指しましょう。
関連記事:店舗アプリの主要機能と導入事例|集客・売上アップにつながる活用術を解説
API連携でプッシュ通知やサンクスメッセージを自動化する
APIを使って機能を拡張するとさらに便利になります。API連携を行うと予約後にプッシュ通知で知らせたり、来店後から一定期間が経過したタイミングで自動的にプッシュ通知のサンクスメッセージを送ったりといった施策が使えるようになり、マーケティングの幅が大きく広がります。APIの利用は初心者にとって難しい部分もあるので、業者からサポートを受けられるとスムーズに施策へ活用できます。弊社でもアプリ制作やAPI連携のサポートを行っているのでぜひお問い合わせください。
通知は送りすぎると解除される点に注意が必要です。予約確認、前日リマインド、来店後のお礼という3回を基本にして、それ以上の配信は内容を吟味してから追加しましょう。
関連記事:プッシュ通知の効果とデメリット|開封率・許諾率を上げるコツとNG例を解説
予約フォームの入力項目を減らして離脱を防ぐ
ツールを入れても予約が伸びない場合、原因はフォームの設計にあることが少なくありません。入力項目が多いほど途中離脱は増えるため、最初に聞くのは氏名・連絡先・希望日時の3点までに絞るのが基本です。
住所や年齢といった情報は、来店後にアンケートやアプリ登録で取得する方法もあります。予約の段階では、完了までの手数を減らすことを優先しましょう。
入力の負担を下げる工夫としては、選択式への置き換えが有効です。人数や時間帯はプルダウンやボタンで選べるようにし、キーボード入力が必要な箇所を最小限にとどめます。
公開前には、必ずスマートフォンの実機で最初から最後まで入力してみてください。文字が小さい、ボタンが押しにくいといった問題は、実際に触らないと気づきにくいものです。
予約ツール導入の進め方4ステップ
1.現状の予約経路と工数を洗い出す
最初に、いま予約がどこから何件入っているかを整理します。電話・グルメサイト・SNS・Webフォームなど、経路ごとの件数と対応にかかっている時間を書き出しましょう。
この作業をしておくと、導入後に何がどれだけ改善したかを比較できます。目安として2週間分でも記録があれば、判断材料としては十分です。
2.必要な機能を絞って候補を3つにする
機能が多いツールほど費用は上がります。洗い出した課題に直結する機能だけを必須条件にして、候補を3つ程度まで絞り込みましょう。
「あると便利」な機能は、この段階では条件に含めないことがポイントです。必須と希望を分けておくと、比較の軸がぶれずに済みます。
3.無料プランやトライアルで実際に試す
多くのサービスに無料プランや試用期間が用意されています。管理画面の使いやすさは資料では分からないため、実際に予約枠を設定して自分で予約してみるのが確実です。
確認したいのは、スタッフが迷わず操作できるかどうかです。現場の担当者にも触ってもらい、疑問が出た箇所をメモしておくと選定の判断に役立ちます。
4.運用ルールと効果測定の方法を決める
導入後は、電話予約の入力担当、キャンセル時の対応、予約枠の変更手順といったルールを決めておきます。ここを曖昧にすると、結局二重管理に戻ってしまいます。
効果測定は、Web予約の比率、無断キャンセル率、予約対応にかかる時間の3つを月次で確認する形が扱いやすいでしょう。数値が改善しない場合は、フォームの項目や告知導線を見直します。
関連記事:アプリ開発を依頼するには?依頼の流れや開発費用、事前に決めておくべきこと
まとめ
今回は予約ツールについて概要やメリットをご紹介しながら、おすすめの11サービスを解説してきました。現在では多くの予約ツールが提供されていますが、各業種ごとにおすすめは変わってきます。複数業種に対応できるホリゾンタルタイプと美容業や飲食業に特化したバーティカルタイプのどちらが自社に合っているかを見極めることが重要です。テンプレートの豊富さやデザインの自由度、連携ツールの対応状況など多角的に比較しながら、本記事を参考に最適な予約ツールを選んでみてください。
弊社では店舗アプリDX版 raitenというアプリ制作プラットフォームを提供しております。予約ツールとも簡単に連携可能なので、アプリ施策を考えている方はぜひお問い合わせください。
あらためて要点を整理すると、予約ツール選びで見るべきなのは「対応業種」「連携できる外部サービス」「スマホでの使いやすさ」の3点です。この3つが自店の条件と合っていれば、料金の差はあとから判断できます。
また、ツールは入れて終わりではありません。予約フォームの項目を減らす、告知導線を増やす、アプリと連携して通知を届けるといった運用の改善を重ねることで、はじめて予約数として成果に表れます。
まずは無料プランで1つ試し、現場が問題なく回せるかを確かめるところから始めてみてください。小さく導入して運用を固めていくほうが、結果的に定着しやすくなります。
この記事を監修した人
店舗アプリ公式。累計1,000社以上の導入実績を誇る店舗アプリ構築プラットフォーム。 単なる集客に留まらず、リピーター創出による売上最大化を得意としている。
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