紙のスタンプカードをアプリへ移行する方法|引き継ぎ手順と注意点を解説

業種全般
公開日:2022.01.28 更新日:2026.04.08
紙のスタンプカードをアプリにする際の注意点!計画の立て方や移引き継ぎ方を解説

スタンプカードを紙で見る機会が少なくなりました。代わりにアプリを制作して、その中へ機能としてデジタルスタンプカードを組み込むケースが増えています。アプリを使うとスタンプカードやクーポンなどをデジタル化して統合できるため、コスト削減や業務効率化、ユーザビリティ向上などへつなげられるのがポイントです。ただし紙のスタンプカードからアプリへ移行する際は、事前計画や引き継ぎ手順、お客様への告知方法など押さえておくべき注意点があります。本記事ではスタンプカードのアプリ移行を検討している方へ向けて、計画立ての方法や実際の移行・引き継ぎ手順、注意点を詳しく解説していきます。

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紙からアプリスタンプカードへ移行する際の事前計画ポイント

アプリスタンプカードの詳細設定を決める

いきなり紙からアプリスタンプカードへ移行しようとしても、お客様がスムーズに移行できないと失敗してしまいます。アプリを導入後に有効に活用してもらうには、詳細設定を事前に固めておく必要があります。スタンプコンプリート枠数・コンプリート特典・有効期限・スタンプ画像・スタンプカードの表示方法など、移行前に決めておくべき項目を順番に確認していきましょう。

スタンプコンプリート枠数の決定

スタンプコンプリート枠とは、何個集めれば特典が入手できるかという枠のことです。3個で粗品プレゼント、5個で100円OFFクーポンプレゼント、20個で1,000円OFFクーポンプレゼントというように、段階的な枠を設けている店舗も多いでしょう。既存スタンプカードと同じ枠でも通用する可能性はありますが、アプリへの移行を前提に計画を立てる場合は差別化を意識する必要があります。アプリを優遇することで移行を自然に促すのが有効な手段になります。

コンプリート特典の決定

特典の決定も重要です。段階的に内容を豪華にしてリピーターを増加させるのは基本的な施策になります。アプリへ機能を移行する場合は、特典をデジタル化できるのが特徴です。たとえばクーポンは紙で配布せずにアプリから自動発券できると利便性が増しますし、コスト削減につながります。大手店舗ではデジタルクーポンにバーコードやQRコードを結び付け、商品提示のタイミングですぐクーポン内容を読み取れるようにしているケースもあります。

有効期限の決定

有効期限も重要です。有効期限が長いとユーザー側のメリットは大きいですが、その分お客様の再来店が促進しないというデメリットが出てきます。たとえば期限が付与後1年と3年では、3年のほうが余裕がある分再来店のスパンが空いてしまうかもしれません。有効期限が短いと再来店を促しやすい分店舗側にはメリットがありますが、短過ぎるとすぐ失効してしまうため「ここのスタンプは集めたくない」というユーザーの店舗離れを加速させることにつながります。有効期限を上手く調整して、店舗とお客様双方のメリットを減らさないようにしておく必要があります。アプリへ移行する場合は紙よりもどうやってメリットを期限で提示するかがポイントになり、単に長くすればよいわけではなく、期限を短くする代わりにインセンティブを提示するといった工夫が必要です。

スタンプ画像の決定

スタンプ画像は細かいですがブランディングにもかかわってきます。某コーヒーチェーンではプリペイドカードのデザインを地域によって変えています。これと同じように店舗ごとにスタンプ画像内容を変更するといった工夫でコレクション性を向上させて、リピーターの気を引く施策を考えられるでしょう。既存スタンプカードとアプリスタンプカードでは求められる画像が異なる場合があり、紙での印字とディスプレイでのデジタル印字では素材や解像度が違うため適している・適していないスタンプ内容が変わります。紙での印字に発色のよいスタンプを使っていてもアプリでは上手く色を出せないかもしれず、その場合は代替のカラー配色を考えるといった工夫が必要です。紙よりアプリのほうが制約がないためデザインの自由度が高い点もポイントですが、ブランディングに影響があるため自店舗のイメージを崩さない工夫を行ってデザイン制作を行いましょう。

スタンプカードの表示方法

スタンプカードがすぐ確認できないと利便性低下につながります。気づいてもらえない位置に設置してもそもそも認知されない可能性があります。固定メニューで「スタンプ」の欄を設けてすぐ表示できるようにする方法が考えられるでしょう。スタンプ機能説明や更新内容などを確認してほしいときは、アプリのお知らせメニューやプッシュ通知などで伝達をすれば伝わりやすくなります。特にプッシュ通知は配信頻度を調整すれば、効率よくユーザーの注意をスタンプへ向けることができる優秀な機能です。

紙スタンプカードの終了告知方法を決める

アプリスタンプカードへ移行するためには、ユーザーへ事前に既存のスタンプカードを終了する旨の告知を実施しなければなりません。告知の時期と内容を計画的に決めていきましょう。

終了告知の時期について

アプリをリリースしてからすぐに移行を実行するのはやめておきましょう。急にアプリをリリースしてすぐにスタンプの移行を行おうとすると、対応できない方が出てくるためです。そこからクレームにつながったりすると問い合わせ対応に時間を取られたりして、アプリのコスト削減メリットが薄れてしまうリスクがあります。たとえばアプリリリースが1月初旬で、そこからアプリスタンプカードへスタンプを統合したい場合、1か月や2か月は移行の猶予期間が必要です。周知を行ったうえでアプリへの移行シェアを都度確認して、紙スタンプカードの保有率が基準を下回ったときに完全終了のタイミングを見計らうのが望ましいでしょう。事例としてはまず半年以上のスパンを置いて紙スタンプカード終了を告知し、新規発行を終了、半年後に捺印を終了することを告知、捺印終了後も紙スタンプカードの引換期間猶予を半年程度設けるといったように段階的に終了を実行していくケースもあります。自店舗のスタンプカード利用状況やカード利用率に応じて終了方法を考えるのも有効です。

告知内容について

告知内容についても利用者の混乱が起きないように工夫する必要があります。盛り込むべき内容は、紙スタンプカードの完全終了時期・期間が来たら全面終了するのか段階的に終了するのか・既存スタンプカードとアプリスタンプカードの違い・アプリにする背景やメリット・引き継ぎの際の操作方法などです。スタンプカードの内容が複雑な場合は段階的に機能を終了させて移行したほうが混乱が少なくて済みます。アプリにすることでスマートフォンからすぐ表示できる、スタンプカード以外の情報確認も簡単、アプリ限定のデザインが追加される、アプリだとスタンプが多く付与されるといった移行メリットがあることを説明し、シェアを伸ばせるように工夫することも重要です。初期導入においてシェアを一気に伸ばしたい場合は、インストール&スタンプカード設定終了でスタンプ5個付与といったインセンティブを付けておくとよいでしょう。操作方法についてはアカウントをどうやって発行するのか、スタンプカードをどこから表示するのか、履歴はどこから確認できるのかといった必要な項目を網羅しておきましょう。実際のアプリ画面を介して説明する、動画でスタッフが操作方法をレクチャーするといった方法も有効です。

関連記事:飲食店の売上アップアイデア10選|客単価・客数を増やす具体的な施策を徹底解説

紙スタンプカードをアプリへ引き継ぐ手順

来店時にアプリのインストールと操作レクチャーを行う

実際に引き継ぐ前に、いくつか準備しておきたいことがあります。来店してくれたお客様がアプリをインストールしていない場合は、その場でインストールしてもらう必要があります。店舗内でのインストールではWi-Fi環境がないとインストールにデータが消費されてしまうため、快く思わない方もいらっしゃいます。今後DXを実現したい場合はインターネット環境が必須になっていくため、補助金活用なども検討しながらWi-Fi環境を整備すると安心できるでしょう。アプリの用意ができている場合はスタンプカードの利用方法や付与方法などをその場でレクチャーしていきます。スムーズにレクチャーできるよう各スタッフに研修を行い、違和感のない接客に努めていきましょう。1人でもスタンプ付与に戸惑うスタッフがいると、接客がなっていない・研修がきちんとできていないと思われて評判が悪くなるリスクもあるので注意が必要です。

スタンプを移行する2つの方法から選ぶ

ここからは紙からアプリへのスタンプ移行方法を2種類ご紹介していきます。QRコードを読み取って付与する方法と、管理画面でユーザーIDを検索して付与する方法から、店舗の運用に合わせて選択しましょう。

QRコードを読み取って付与する方法

QRコードを作成する方法は簡単です。管理画面から「5個はこのQRコード」というように必要なQRコードを作成してお客様へ提示するだけだからです。あとはお客様にコードをカメラで読み取ってもらうだけになります。ただしこの方法だとスタンプ個数によってQRコードを分ける必要があります。なるべく発行コード数を減らしたい場合は1個・5個・10個と段階的にQRコードを用意して、個数によって都度読み取ってもらい付与できる仕組みを構築する必要があるでしょう。読み取り回数が多いと不服を覚える方もいらっしゃるため、数回で読み取りが済むと安心です。中途半端な付与が面倒な場合は、移行時にスタンプを調整して切りのよい数を付与できるように準備しておいてください。

管理画面でユーザーIDを検索して付与する方法

細かい調整が必要なときは管理画面からの付与が適しています。会計時にお客様のアプリIDをメモしておき、後ほど管理画面から検索を掛けて見つけます。そして必要なスタンプを付与して移行を完了させることが可能です。この方法だとお客様がカメラを起動させてQRコードを読み取る必要がありません。手間を掛けずにお客様が移行を完了させたいと思っている場合はこちらの方法が適しています。ただし店舗側での作業量が増加してしまうリスクはあります。スタンプ付与を管理画面操作時に間違わないよう、付与前後でダブルチェックなどを行ってみてください。

関連記事:ポイントカードをデジタル化すべき理由|アプリ化するメリットとは?

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紙とアプリスタンプカードを同時提供する場合の注意点

紙スタンプカードとアプリスタンプカードを差別化する

移行期間中は紙もアプリスタンプカードも両方提供できるようにしたほうがユーザビリティが高いです。紙スタンプカードからアプリスタンプカードへの切り替えを促進するためには、アプリのほうがメリットがあると思わせる必要があります。スタンプコンプリート枠・コンプリート特典・有効期限などの項目を差別化して、アプリのほうが有利になるよう調整する必要があるでしょう。スタンプコンプリート枠についてはアプリのほうがハードルが低くなるよう設定することで移行を促せます。移行時にキャンペーンスタンプなどを付与してみてもよいでしょう。コンプリート特典についてはアプリでデジタル化する分豪華にする方針が考えられ、たとえば紙では500円OFFのところアプリでは700円OFFとすることで、アプリでゲットしたほうがお得だと訴求できます。割引額が増えた分は紙代や人件費削減などで吸収できるでしょう。有効期限については下手に手を加えるとクレームが来る可能性が高まるので、変更する場合は周知を徹底しておく必要があります。紙よりアプリのほうを長めに設定するといった方法で差別化を行いながら適切な期限を決めましょう。

アプリへ移行するメリットをお客様に周知する

機能面で紙とアプリスタンプカードを差別化した後は、内容を周知しないといけません。機能が周知されないとメリットが伝わらず、移行が遅れてしまうリスクがあります。店舗側ではなくお客様目線からのメリットを謳わないと、店舗側の負担を減らしたいだけかと思われて印象が悪くなるかもしれません。なぜ移行する必要があるのか、そしてどういったメリットがあるのかをお客様目線でまとめてスムーズに伝えておきましょう。

関連記事:ポイントカードをアプリ化するメリット|紙からの移行でリピート率を上げる秘訣

スタンプカードのアプリ化なら店舗アプリDX版raiten

紙のスタンプカードからアプリへの移行を検討するなら「店舗アプリDX版raiten」がおすすめです。スタンプカード機能を搭載したオリジナル店舗アプリをスピーディーに制作可能で、初心者でもオリジナルのデザインアプリを作成できる点が強みです。プッシュ通知やクーポン配信、デジタルポイントカード、データ分析といった機能と組み合わせて運用でき、紙からアプリへの段階的な移行をサポートします。気になる方はぜひお問い合わせください。

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まとめ

今回はスタンプカードのアプリ移行を検討している方へ向けて、計画立ての方法や実際の移行・引き継ぎ手順、紙とアプリを併用する際の注意点などを解説しました。数年経過するとキャリアの3Gプランが終了するためスマートフォン利用者が増える可能性が高く、今のうちにスタンプカードのアプリ化や啓蒙にかじを切ることで将来的なDX実現にもつながります。事前の計画決めや移行方法設計などをしっかりしておき、スムーズな移行に備えましょう。スタンプカードのアプリ化について詳しく知りたい方はぜひお問い合わせください。

この記事を監修した人

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