2023.05.30

Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の登録は必須。初来店に強い理由を解説

店舗情報を登録して集客する「Googleマイビジネス」は、コンセプトを分かりやすくするために「Googleビジネスプロフィール」という名称に変更となりました。大きな変更は今のところありませんが、事前に何が変更になったのか、またこれから何が変更になるのか理解しておくと店舗マーケティングで役立ちます。

また自店舗専用のアプリをGoogleビジネスプロフィールと連携させることで、シナジーを発生させることもできます。

この記事では、Googleビジネスプロフィールとは何か、店舗アプリについても説明しながら分かりやすく解説します。

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Googleビジネスプロフィールとは?メリットやMEO対策を解説

 

ここではGoogleビジネスプロフィールの概要やメリットなどをご紹介していきます。

 

Googleビジネスプロフィールとは

 

Googleビジネスプロフィールとは、実店舗を持っている企業が集客に活用できるサービスです。

Googleアカウントへ所有店舗をあらかじめ登録して基本情報を入力することで、

  • Googleマップ
  • Google検索エンジン

といった場所に自店舗の情報が表示されるようになります。自店舗の地理情報は地図イラストや写真といった情報で閲覧してもらうことが可能です。

Googleマップには、

  • 店舗位置
  • 電話番号
  • メニュー・イベント情報

などを掲載できますが、来店したい店舗を検索しているユーザーをピンポイントに集客できるので効率性が高いのがポイントです。

またGoogle検索エンジンにおいても店舗関連の情報が入力された場合、検索状況に応じて地域の店舗情報が「ローカルパック」というGoogleマップから情報を引用した状態で表示されます。

ローカルパックは目立つので、ただWebサイトで情報発信するよりも効果が得られることがあります。

ちなみにGoogleビジネスプロフィールはGoogleマイビジネスから変更になる際、アクセス方法が変更されました。

Googleマップや検索エンジンから自店舗情報を閲覧すると、Googleアカウントと店舗情報が紐づいている場合にそのまま情報管理画面へアクセスできるようになったので、より利便性も上がっています。

 

 

店舗がGoogleビジネスプロフィールを使うメリット

 

店舗がGoogleビジネスプロフィールを利用すると、次のようなメリットがあります。

 

リアルタイムで情報発信できる

Googleビジネスプロフィールではあらかじめ登録しておいた情報を基に、

  • 営業状況
  • 混み具合

などがグラフ付きで配信されます。

来店を検討しているユーザーが、

  • 今日は店舗独自の休日で閉まっていないか
  • 混んでいない時間を選びたいがいつが来店に最適なのか

といったことを調べながら来店を決めることが可能です。

また、ユーザーが口コミを書き込めるの、大きな特徴です。現在口コミは第三者的な目線から店舗情報を調査できる「ユーザー発信コンテンツ(UGC)」として注目されています。UGCとして口コミを上手く活用しながら集客を行うことで、集客力をアップさせることができるでしょう。

 

探している人に知ってもらえる

Googleビジネスプロフィールは、主に自店舗のある地域に関する調べ物をしているユーザーへリーチできるサービスです。

Googleビジネスプロフィールを通して検索エンジンやGoogleマップで情報を表示することで、継続的に集客を行えます。

たとえば、

  • 福岡圏内で焼肉関連のキーワードを調べている
  • 今から福岡に行きたいと考えており、「焼肉 福岡」で検索をしている

といったユーザーに店舗情報が表示される可能性があります。

ちなみに集客したい店舗の周辺にいる方には、地域に関するキーワードを入れなくても自動的にGPS等で判断して周辺の店舗情報が表示されるので利便性も高いです。

こういった今すぐ来店してくれそうな顧客を逃さないためにも、ぜひGoogleビジネスプロフィールを導入してみてください。

 

口コミや評価で信頼性を得られる

先ほども説明しましたが、口コミはUGCとして実際の来客者からの評判を調べる際に使われています。

口コミの重要性は年々増えており、口コミの獲得や拡大に力を入れる店舗は集客に成功する確率も高いです。

ただ待っているだけで良い評価をたくさん得ることは難しいので、さまざまな施策を講じてみてください。口コミの獲得や増加へ成功しているお店では、下記のような施策を行っています。

  • 事前に来客者へ口コミしてもらうように依頼する
  • 口コミで特典がもらえるように用意を行う
  • 口コミをなるべくすべて確認して返信を行う

来客者の中でもとりわけ自店舗に対してよい評価を言ってくれた、あるいはすでに何度もお店に通ってくれているような方には重点的に声をかけてみると良いでしょう。

ただし、特典を用意する際は「よい評価をしたら特典を贈呈します」とすると規約違反になる恐れがあるため、評価の星数等は条件に入れてはいけません。

また、に口コミを確認して返信を行う際は、不満に関する口コミに関しては問題や解決策を提示して対応することを明記、よい口コミに関してはお礼のコメントをすることが重要です。万が一風評被害が見受けられる場合は、Google側に問い合わせて削除依頼をしましょう。

 

SEO対策より競合性が低く対策しやすい

Googleビジネスプロフィールに関する検索対策は、Webサイトに対して行う施策である「SEO対策」よりも実行しやすく、成果が出やすい点もメリットです。

SEO対策ではWebサイトに対して、

  • キーワードの選定
  • 競合の調査
  • 内容の精査

などが必要ですが、この工程で多くの時間が掛かってしまいます。また競合は年々増えており、大きいボリュームのキーワードは大企業がほとんど独占しているのでキーワードを選び間違えると失敗することも少なくありません。

対してGoogleビジネスプロフィールでの対策の場合はキーワード調査など似たような工程を挟みますが、何よりも競合が少ないのでSEO対策の工程と比較すると手間が少ないです。

]競合が少なく地域に特化した情報を発信する分、狙ったキーワードに関して短期間で効果が出ます。

ただし意図的に競合の店舗に悪い口コミをさせる、といった悪徳な手法も出てきているので、施策を行う際は注意点を事前に確認しておきましょう。

 

 

マップエンジンの最適化「MEO対策」

 

Googleビジネスプロフィールで行う検索対策は、主に「MEO(マップエンジン)対策」と呼ばれます。

マップエンジンとは地図アプリのことですが、MEOでは主にGoogleマップでの検索対策へメインが置かれています。

MEO対策においては、Googleが下記のような観点でキーワードでの検索順位を決めているため、対応を行いましょう。

  • キーワードとの関連性
  • ユーザーからの距離
  • 自店舗の知名度

まずキーワードの関連性とは、たとえば「福岡 焼肉 豚」といったキーワードに対して関連度合いがどれだけあるのかを判断しているということです。福岡において豚を筆頭にした焼肉店舗を経営している場合は、上記キーワードに関する文章や画像等を充実させることで上位表示される可能性が高まるでしょう。

またユーザーからの距離はGPSといった情報で判断されます。特にスマートフォンからGPS機能を使って検索を掛けているケースを想定して、自店舗の位置をずれなくしっかり設定しておくのが重要です。

さらに自店舗の知名度は、Twitterで自店舗が紹介される、外部ポータルサイトで自店舗の評判が掲載されるといったアクションによって獲得できます。アクションがたくさん獲得できているほど、有名なお店としてキーワード検索でも上位表示される可能性が高いです。

地理情報は移動できないので、MEO対策に関して主に対応を行う場合は情報の充実といったキーワード関連性の向上、および評判獲得による知名度向上などを重点的に行ってみてください。

 

 

Googleビジネスプロフィールと店舗アプリとの違いとは?

 

ここではGoogleビジネスプロフィールと店舗アプリ、それぞれの違いを解説します。

 

Googleビジネスプロフィールの強み

 

Googleビジネスプロフィールにはコストや利便性の面で強みがあります。

 

新規来店に強い

Googleビジネスプロフィールがリーチできるのは、店舗に来店することを考えているユーザーです。

新規来店を考える場合Googleマップや検索エンジンからの情報閲覧を閲覧することも多く、その工程においてタッチポイントが創出できるGoogleビジネスプロフィールにはメリットがあります。

ただし、来店後はどうやって継続して来店を行ってもらうかを考えましょう。

何度もGoogleマップや検索エンジンで、既存顧客が自店舗の調べ物をするとは限らないためです。

 

コストが発生しない

サービスの導入費だけを考えると、Googleビジネスプロフィールは無料で機能が利用できるので圧倒的なメリットがあります。

無料だから機能が制限されて使いにくいということもありません。

店舗集客の強化を考えている場合は、施策を前もって考えた上でコストが掛からないGoogleビジネスプロフィールを導入してみると良いでしょう。他の集客施策でコストが掛かっていても試験的に導入しやすいです。

ただし、Googleビジネスプロフィールの決まったデザイン・機能上で設定を行う必要があるためカスタマイズ性はありません。

 

アプリをダウンロードしてもらう必要がない

今まではGoogleマイビジネス専用アプリがありましたが、今では廃止されました。

Googleマップアプリや検索エンジンなどから、情報を編集できるようになったからです。

スマートフォンにアプリを入れなくても情報変更や管理ができることから、どのスマートフォン・PC環境からでも気軽にGoogleビジネスプロフィールを活用できるようになりました。ただし店舗情報が複数存在している場合は、どのGoogleアカウントへ紐づけるか考えておきましょう。

 

 

店舗アプリの強み

 

自店舗専用のアプリを作ると、次のような強みが得られます。

 

リピートに強い

仮にGoogleビジネスプロフィールから新規顧客を獲得できた場合、リピートを促進するためには店舗アプリが有効です。

店舗アプリであればスマートフォンのホーム画面へアイコンを常駐させながらアピールができます。プッシュ通知やクーポンの配信といった施策を活用することで、継続的に来店してもらえる状況を作りやすいです。

検索工程が発生するGoogleビジネスプロフィールでの集客と比較すると、手間が少ない状態ですぐ情報を閲覧できるのでアプリのほうがリピーター化を行いやすいです。

 

その人だけに情報を届けられる

Googleビジネスプロフィールでは情報の出し分けができませんが、店舗アプリであればそれが可能です。

蓄積された情報をもとに配信頻度や日時等を調整までできます。

パーソナライズされた情報の配信にはプッシュ通知を使うのが最も効果的です。プッシュ通知にはその場で情報を作って送信する「リモートプッシュ通知」とあらかじめ設定した条件によって自動配信を行う「ローカル通知」の2種類があります。メッセージ内容等で通知方法を使い分けることで効率よく通知を送ることが可能です。

 

広範囲の施策を実行できる

店舗アプリにはプッシュ通知やクーポン配信の他にも、下記のような機能を付けられます。

  • ポイントカードの提示
  • 会員ランクの確認
  • WebサイトやSNSとの連携
  • サブスクリプションサービスの契約
  • モバイルオーダーの提供

各機能を活用することで多様な施策が実行可能であり、店舗成長へよい影響を及ぼします。

地図情報での集客に特化したGoogleビジネスプロフィールと比較すると、汎用性の点で強みがあると言えるでしょう。

 

 

MEO対策と店舗アプリ集客はどちらも行った方が良い

 

Googleビジネスプロフィールと店舗アプリでの集客は、リーチできる顧客や使える機能、強みなどが違います。そのため両方を活用することで相乗効果を得ることが重要です。

Googleビジネスプロフィールで得た顧客をアプリでリピーター化できれば、より安定した経営を実現できるでしょう。

アプリ制作もアプリプラットフォームを使えば低コストで実現できます。ぜひ上手くコストを削減してGoogleビジネスプロフィールとアプリを両方用意してみてください。

 

 

Googleビジネスプロフィールの内容がアプリにも活用できる?店舗アプリDX版 raitenの新機能とは

 

「店舗アプリDX版 raiten」では、2023年中にGoogleビジネスプロフィールの情報を制作アプリ内で表示することができる機能を追加します。

Googleビジネスプロフィールにストックされた情報(主にレビュー、星評価)を有効活用するために必要な機能です。

ちなみに業界初の機能となっており、よりアプリ運用が楽になることが想定されます。

最新情報は店舗アプリDX版 raiten公式サイトでもチェックしてみてください。

 

 

まとめ

 

今回はGoogleビジネスプロフィールの概要やメリット、自店舗アプリとの比較などの内容をご紹介しました。

Googleビジネスプロフィールは無料で登録できますし、Googleマップや検索エンジンで調査をしている来店見込み客へリーチができるのでおすすめです。

ただし新規顧客獲得以降は店舗アプリで行うといった工夫を行い、継続して集客を効率化できるようにしておきましょう。

ぜひGoogleビジネスプロフィールとアプリを併用できる運用体制を用意してみてください。

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