2023.01.10

【2022年版】アプリ開発プラットフォーム国内大手5つを比較!機能や費用・サポート体制など選定ポイントを解説

アプリ開発を行う際は、アプリ開発プラットフォームを使うと初心者でも簡単に制作することができます。コスト削減や保守・運用の負担減少といった効果もあるため、アプリプラットフォームでの開発がおすすめです。

アプリ開発プラットフォームを提供する企業はさまざまあり、各企業ごとに特徴や強みが異なります。

今回は比較しやすいように、おすすめのアプリ開発プラットフォームを5つご紹介します。

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アプリ開発ならプラットフォームがおすすめ!フルスクラッチと比較したメリットとは

アプリ開発ならば、最初から制作する環境が整備されているプラットフォームの活用がおすすめです。

現在国内外でノーコード・ローコード系のアプリプラットフォームが複数提供されており、特に国内のツールは最初から文献が日本語のため使いやすいです。サポートも国内に完備されているので、国外にしか拠点がないサービスよりは活用しやすいのもメリットといえるでしょう。

大手企業・店舗ではいまだにフルスクラッチでアプリ開発を行う、あるいは外注するケースがありますが、スモールスタートなどが目的の中小企業・店舗にはフルスクラッチするようなデザイン・機能は必要ありません。そのためアプリプラットフォームの利用だけで充分事足ります。

フルスクラッチとアプリプラットフォームのメリット・デメリットを比較してみました。

フルスクラッチ開発

フルスクラッチとは1からプログラミングを行いアプリを開発する手法です。アプリプラットフォームが主流となる前はこの方法しか開発手段がなく、それゆえにさまざまな弊害が発生していました。

当然メリットもありますが、それ以前のコスト面で中小企業・店舗には導入ハードルが高いです。

メリット

フルスクラッチには、次のようなメリットがあります。

  • 自由にカスタマイズできる
  • 保守・運用をすべて自社で行える
  • 斬新な市場開拓用のアプリを提供できる

まず好きな開発環境およびプログラミング言語を使えるので、プログラミングのルールさえわかっていれば自在にカスタマイズが可能です。

  • テンプレートコードをカスタマイズして組み込む
  • 独自で考えた機能を埋め込む

といった方法で独自の機能を次々と取り入れて、他社にはない機能のアプリを提供可能です。

また保守・運用面でも自社で内製が可能なので、環境整備ができれば好きなタイミングで点検等の作業ができます。これによってトラブルがあっても自社ですぐ対応ができるといったメリットが得られます。

さらに斬新なアプリを提供できる点を活用すれば、新しいアプリ市場を開拓することも可能です。リスクも高いですが、それ以上にアイデアが多くてアプリで再現したいと思うなら、フルスクラッチ開発をした方がよいでしょう。

デメリット

フルスクラッチには次のようなデメリットもあります。

  • 内製する場合の人的リソースの必要量が多い
  • 外注するとコストが高い

内製する場合は、プログラミングの担当者などが必要です。規模が大きいアプリだと自社内だけではリソースを確保できない可能性もあるでしょう。また保守・運用を継続するのは簡単ではないので、フルスクラッチできても担当者が不足していると運用面で失敗する可能性があります。さらに外注すると、数百万といったコストが掛かるリスクも・・・。

定型的な機能を搭載した、従来の施策をデジタル化するためだけのアプリを制作する際はフルスクラッチは向いていません。

アプリプラットフォーム

アプリプラットフォームとは、アプリをプログラミングなし、あるいはちょっとしたプログラミングだけで完成させられるツール全般を指します。広い定義で説明するとWebサイト制作等にも使われているノーコード・ローコードツールの1種です。

アプリプラットフォーム登場によって、小規模のアプリ制作も簡単になりました。Webサイト業界で言うとWordPressのような役割を果たしたのが、アプリプラットフォームです。

アプリ制作が簡単になったため、中小規模の企業・店舗も続々とアプリ業界へと参入しています。

メリット

アプリプラットフォームには、

  • 誰でもアプリ開発を実現できる
  • 会員証といった各ロイヤリティ制度の搭載も簡単
  • フルスクラッチよりも低コストでアプリ導入ができる

といった点にメリットがあります。

まずプログラミングが必要ないので、誰でも簡単にアプリを開発できます。プログラミングが不要なのは、テンプレートや要素などを選択して適用することでバックグラウンドでプログラミングが行われ、すぐにアプリとして使えるようにプラットフォームが自動調整をしてくれるからです。

また一部プログラミングを行うことで、プラットフォームルール内でのカスタマイズも自在にできます。

さらに会員証やスタンプカードといったロイヤリティにかかわる制度も、簡単に搭載できます。既存のシステムと連携したい際は、API等を使って機能を呼び出すことで流用が可能です。

フルスクラッチよりも低額なのは、プログラミングに必要な人件費が抑えられるからです。初心者でも気軽にアプリを内製できるので、月額費用等が掛かってもフルスクラッチより1ケタも2ケタも費用が低くなります。

デメリット

アプリプラットフォームを使うと次のようなデメリットが出てきます。

  • フルスクラッチより自在なカスタマイズができない
  • 保守・運用面でベンダーの影響を受ける

まずフルスクラッチより自在なカスタマイズができません。

たとえば、

  • 指定のAPIは連携できない
  • 指定のプログラミング言語は組み込めない

といった制限で、アプリが窮屈になるリスクがあります。

ただし中小企業・店舗が制作するアプリでそういった窮屈さを感じる場面は少なく、この点ではあまりデメリットはないとも言えます。

また保守・運用面で自社の負担がないのはメリットでもあるのですが、これはベンダー側に保守・運用体制を依存するというデメリットの裏返しです。

  • 急なトラブルでアプリプラットフォームへアクセスできなくなった
  • サービス終了によってアプリ自体のコンテンツを移動させる必要が出てきた

といったトラブルが起こる可能性はあります。

実績が多く、まずサービス終了等が考えられないような信頼度の高いアプリプラットフォームを選ぶと安心です。

アプリ開発プラットフォーム国内大手5社を比較

まずはおすすめのアプリ開発プラットフォーム、国内大手5社を比較表にまとめてみました。

 

店舗アプリ

Yappli

モジュールアップス

Be trend

Mgre

初期費用

10万円〜

無料~

80万円~

50万円~

提案が前提

月額費用

2万円〜

3万9,800円~

  △

20万円~

6万円~

提案が前提

デザインの自由度

フルデザイン制作

フルデザイン制作

フルデザイン制作

フルデザイン制作

標準機能の多さ

60機能以上

50機能以上

  20機能以上

20機能以上

20機能以上

外部システム連携実績

40社以上

対応

対応

対応

対応

カスタマイズ開発対応


カスタマーサクセス対応

MA機能あり

サポート体制

専任サポート1名

専任コンサルタント付

制作開始から運用まで対応

プロフェッショナルチーム

導入までの日数

最短20日

1ヶ月~

 1ヶ月~

導入社数

900社8,000店舗〜

600社~

※累計8,000万ダウンロード

※2022年12月時点の弊社で調査した内容を掲載しています

詳しいサービス内容を解説します。

店舗アプリDX raiten

弊社が運用しているアプリプラットフォームです。店舗アプリDX版 raitenは、大手企業さまだけでなく中小企業・店舗さまにも選ばれており、「900社、8,000店舗〜」の実績を獲得できました。

初期費用は10万円、月額費用は2万円からと、他社と比較してもかなり安価でアプリを導入・運用できます。

また複数店舗で利用する場合は、月額費用も割安になるため、複数の店舗を経営している企業さまにもおすすめです。

  • ディレクション
  • 企画提案
  • 情報登録
  • アプリストア申請サポート
  • 集客サポート
  • 新機能、OS対応のアップデート
  • 各種保守

上記すべてが基本料金に含まれているため、基本的には高額なオプション費用等もかかりません。

直感的に操作できるUIのため、誰でも簡単にアプリの運用が可能です。分析ダッシュボードも見やすく、アプリに全て情報を集約することでより高度なマーケティングができるようになるでしょう。

お問い合わせから最短20日で導入ができるため、気になる方はぜひこちらからお問い合わせくださいませ。

Yappli

広告に有名タレントを起用しており、世間的にも認知度が高いアプリプラットフォームです。

導入実績は600社以上で、金融機関や大学など幅広い業界へサービスを展開しています。

  • 年間200回以上機能を改善
  • 専門チームがアプリ運用をサポート
  • ストア申請管理といった工程が管理画面で一括して行える

といった点が強みです。

事例や資料も豊富で、実際導入した企業の事例などは参考になるかもしれません。

また中小企業・店舗向けに料金を抑えて明確にした「Yappli Lite」というプランも新設され、サポートなどが一部省かれているものの低コストで利用できるようになりました。

モジュールアップス

聞きなれないかもしれませんが、「モジュールアップス」を提供している「Dear one」はドコモのマーケティング関連を取りしきるグループ会社です。大手通信企業のグループ会社であるため、信頼性は高いといえるでしょう。最新バージョンは「モジュールアップス2.0」です。

企業や自治体を対象としてテンプレートからデザインを選択・アプリ制作ができるプラットフォームを提供しています。

  • 独自希望にも対応
  • NTTドコモ基準のセキュリティサーバー利用
  • 専任カスタマーサクセスがアプリ成長をサポート

といった特徴で大手企業にもサービスを提供しながら成長しています。

ただし初期導入費や月額費用が高めであり、150万円といった予算範囲での利用が多いようです。

中小企業・店舗が利用するのは難しいかもしれません。

Be trend

「スマートCRMプラットフォーム」を謳っているアプリプラットフォームです。

中小企業・店舗での利用実績が多くなっています。

  • 顧客情報を一元化して活用
  • 来店回数や購買金額などでのセグメント
  • メールやSNSといった情報配信ツールとの連携

などが特徴で、ISMSやプライバシーマークなどを取得しているのでセキュリティ管理も安心して任せられます。

アプリ構築だけでなく情報管理機能なども一括提供されるので、初期導入費等は高いかもしれませんがCRM施策などを強化したい方にはおすすめしたいです。

POSレジ等と連携するには、「betrendカスタマイズプラン」への登録が必要です。

Mgre

既存アプリのカスタマイズや新規導入まで実績が豊富なアプリプラットフォームです。

大手企業からの依頼実績も多数あります。

  • ニュース
  • クーポン
  • 店舗の地図情報

など各用途に適したテンプレートを標準装備しています。

また店内でのアプリ起動を感知して、自動で会員証を開くといった機能も搭載可能です。

  • 関連ツールからのニュース自動情報収集・掲載
  • 住所、利用店舗に応じたセグメント配信
  • CRM、MAといったツールとの連携

といった機能もあり、さまざまな業種に対応できます。

掲載している情報は弊社で調査したものなので、詳しいプラン内容や料金については各企業さまへ直接お問い合わせくださいませ。

アプリプラットフォームの選定ポイント

ここからはアプリプラットフォームの選定ポイントをご紹介していきます。

料金が適正価格であるか

料金が適正価格であるかどうかは、複数企業から相見積もり等をもらって比較しないと判断できません。プラン内容に料金が書いてあることはありますが、自社の開発内容やオプションによって料金は上下します。

相見積もりを前提として、予算とサービス内容のバランスが取れているところを選ぶと確実です。

企業が強みとしている点などでも作業内容や料金が変わってくるため、時間が掛かっても比較を行った方がよいでしょう。

実装したい機能が実現できるか

業種によって必要な機能は変わってきます。

  • サブスクリプションサービス提供
  • テイクアウトサービス提示
  • 会員証発行および提示

といった各機能をすべて搭載できるアプリプラットフォームを用意しましょう。

もし搭載機能に疑問がある場合は、オプションになっても搭載が依頼できるか企業側に連絡を取るとよいでしょう。

サポート体制は充実しているか

アプリプラットフォームでもフルスクラッチ外注と同じように各種サポートを受けられます。

  • 関連資料の無料提供
  • API連携・アプリストア審査のサポート
  • メール・電話でのトラブルサポート

企業ごとに提供しているサポートは違うので、サポート体制が自社にマッチングしており充実している企業を選択してアプリ開発を成功させましょう。

まとめ

今回は比較しやすいように、おすすめのアプリ開発プラットフォームを5つご紹介しました。

アプリ開発プラットフォームごとに、プランや料金内容、強みや対応範囲が変わってきます。

なるべく料金が安くて、依頼可能な範囲が自社にピッタリな業者を選べるよう、基本的な知識を知っておきましょう。また比較の際は料金面での相見積もりをおすすめします。

他にもいろいろなアプリ開発プラットフォームがありますが、今回ご紹介した5つから選べばまず間違いはありません。

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