2024.01.19

公式アプリを浸透させるマーケティング戦略の施策とは?

自社の公式アプリを浸透させて継続利用されるように誘導するためには、計画的な施策の実行や見直し、改善等が必要です。一連の工程をスムーズに効率よく回すためには、やはりアプリマーケティング戦略が必須となっています。

アプリマーケティングによってアプリに適した販促を考えて実行することで、やみくもに施策を実行するよりも圧倒的に有効なアプリ成長を促せるのがポイントです。

今回は公式アプリを浸透させるためのマーケティング戦略の具体的な施策等をご紹介していきます。

 

公式アプリのアプリマーケティングとは?

 

アプリマーケティングとは、「アプリ自体のインストール数や継続利用率を上昇させながら目標を達成するための一連のマーケティング施策」を表します。

たとえば実店舗でアプリマーケティングを行う場合はアプリの利用者を増やしながら、アプリ経由で目標の来店頻度や購入額を達成するためにさまざまな施策を実行していきます。アプリを介したあらゆる手法がアプリマーケティングに該当するのがポイントであり、業種やアプリの種類ごとにどんなアプリマーケティング施策を実行すればよいのかは変わってくるのもポイントです。

アプリマーケティングにおいては、

  • アプリを知ってもらう・認知してもらう
  • 自社のアプリを比較検討の材料にしてもらう
  • 選んでインストールしてもらった後に継続利用されるようにする

といった順番でマーケティング施策を実行していく必要があります。この順番は基本的にどの業種でも、どのタイプのアプリでも変わりません。ただし具体的な施策はそういったアプリを提供している環境の違いで変わってくるので、各施策の事例を確認しながら自社ではどれが一番最適なマーケティング手法なのかを理解してから実行する工夫が必要です。

 

 

アプリマーケティングが必要になってきた背景

 

アプリマーケティングが必要になってきたのは、スマートフォンやアプリの普及率や現状に大きく関係があります。

まずスマートフォンについては、総務省の情報通信白書などを見ればすぐ重要度が分かります。固定電話より普及率が高く、PCといった競合デジタル機器よりも圧倒的に普及率が大きい時点でインフラと言ってよいでしょう。そしてスマートフォンを利用する際は必ずアプリを利用します。今ではさまざまなタイプのアプリが登場しており、生活に欠かせないものまで増加しました。

こうした中でスマートフォンやアプリが日常的なものになったのが、アプリマーケティングが重要である理由の1つです。

それだけでなくアプリの数が増加しているのも要因の1つです。具体的には現在ジャンルにかかわらずさまざまなアプリが登場していますが、マーケティングにおいて自社の競合となる企業もアプリを出して販促を行っています。

以前はアプリ自体の数が少なく、リリースして提供するだけでも珍しさである程度はユーザー数が確保できていました。しかし今ではそうはいきません。

競合アプリの数が増加したことで、明確な目標を基にブランディング等の施策を行わないと想定通りにユーザー規模を確保できない事態になっています。

このような背景から、確実にアプリを認知させて利用者数を継続成長させるためにもアプリマーケティングが必須になってきています。

 

 

 

ユーザー動向の全体像から見るアプリマーケティング戦略とは?

 

アプリマーケティングは、ユーザー目線でどうアプローチすればよいか検討するために動向を表現したカスタマージャーニーマップを用意してから行うのが基本です。カスタマージャーニーマップはコンテンツに対するユーザーの認知や検討、購入(利用)といった各アクションをマップ上に分かりやすくまとめた物であり、このマップの矢印に沿ってさまざまな施策をタイミングを見計らって行い効果を測定していきます。

具体的には、

  • 興味・関心:コンテンツを知っているか・興味があるか
  • 比較・検討:興味・関心がある上で使いたいか検討する
  • 利用:実際に利用する段階へ移動
  • 共有:利用で得られた体験等を関係者と共有する

といった工程にユーザーの行動は分かれています。共有のプロセスはSNS等が広まっている最近において追加された工程です。

各段階でユーザーに取るべきアプローチは異なってきます。たとえば興味・関心段階の場合は比較・検討段階へ誘導するために広告や自社メディアでの宣伝などを通してアプリを知ってもらう活動を行います。その後は比較・検討から利用へと誘導できるよう、ASO対策等を行ってスムーズにアプリの説明を理解してダウンロードしてもらう導線を構築します。その後は利用が継続するようにプッシュ通知や分析などを通して有益な情報を発信しながら、データに基づいて新規の施策を追加したりして長期的な利用へつなげていくのがポイントです。

さらに最近のユーザー行動に該当する共有においては、ユーザーのコミュニティの意見をフィードバックしたり自社のメディアに引用したりといった方策を実施していきます。そうするとービス改善をしながら効率よくユーザーの発信情報をUGCとしてプロモーション活用できるようになります。

このようにカスタマージャーニーマップを意識することで、適切なタイミングで必要な施策を考えやすくなり、また各関係者へのイメージ共有も簡単になるのがメリットです。

 

 

 

興味・関心フェーズのPR戦略

 

まずはアプリを知ってもらい理解してもらう、興味・関心フェースにおけるPR戦略を解説していきます。基本有料・無料含め、さまざまな性質の手法があります。

 

オンライン広告(アプリインストール広告)

 

アプリや自社の認知度がまだ小さい場合は、広告を使って効率よくターゲットユーザーへ訴求する方法が有効です。料金は発生しますが広告の出し分けなどをある程度自動化できるので、手間が掛かりません。

ただしどの媒体へ広告が掲載されるかはサービスによるので、事前に各サービスの提携メディアや予定掲載枠などを確認しておいてください。

 

Apple Search Ads(ASA)

iOSアプリの販促を行う際に利用する有料広告です。基本的にはAppStore内で配布するアプリにおいて、検索等のアクションで広告が表示されるように調整ができます。

Apple端末にしかターゲティングができない欠点はありますが、AppStoreのCVRが高いと言われており、一度広告を出せば効率よくアプリの認知度やインストール数などを増やせるはずです。

ただしプランが2つあり、個人でも使えるApple Search Ads Basicのほうではあまり細かい設定ができない点に注意する必要があります。

 

Googleアプリキャンペーン

Google広告の一環として提供されているサービスです。Google検索エンジンやGoogle Play 、YouTubeといったGoogleの関連メディアにアプリインストールなどを目標とした広告を表示可能です。

AndroidスマホではGoogleサービスを使うケースが多いため、Googleアプリキャンペーンと相性がよいと言えるでしょう。

またテキストや画像の組み合わせをアセットとして登録しておけば、Google側でABテストを行い最適な組み合わせが広告で使われるため、広告運用の負担が削減されるのもメリットです。

 

Facebook アプリ広告

Facebookにおいてもアプリ広告を掲載できます。対象はFacebookだけでなくInstagramといった関連メディアも含まれているので、意外と幅広い場所にアプリ広告を掲載可能です。

Facebookアプリ広告では、プレイアブル広告も掲載可能です。

ゲームアプリといった利用しないと実際のイメージが分からないアプリに関しては、プレイアブル広告を活用してプレビューとして簡易的にアプリを広告内で遊べるようにすることでエンゲージメント上昇などが狙えます。

 

X 広告アプリインストール数キャンペーン

X(旧Twitter)内にアプリ広告を掲載できるキャンペーンです。

主にX内に広告が掲載されるので非利用者には広告が届かないリスクがありますが、Xに多い若年や中年などのユーザー層がアプリの利用対象となっている場合はおすすめできます。

ちなみにX公式の説明によると、X利用者は非利用者と比較してオンライン広告からアプリをすぐダウンロードする確率が38%ほど高いそうです。

広告はキーワードでのX投稿検索結果やユーザーのタイムラインなどに表示されます。そこから内容を確認してすぐダウンロードできるようになっているため、スムーズな動線を実現可能です。

 

Yahoo! アプリ訴求広告

Yahoo!広告においてもアプリ用の広告を出稿可能です。この場合基本的には、Yahoo!検索エンジンでの検索結果においてアプリが表示されます。

ロゴ画像といっしょにアプリ概要や評価などが検索結果上部へ表示されるため、分かりやすく目立ちやすい特徴があります。

また表示されただけでは課金されず、タップされてアプリの詳細ページへ移動しない限りはお金が発生しないので経済的というのが利点です。

ただしもっとも使われているGoogleの検索エンジンには当然広告が反映されないため、利用する際は自社アプリの想定ユーザーがYahoo!の検索サービスをどれくらい使っているのか分析してから導入する必要があります。

 

 

オフライン広告

 

オンラインだけでなくオフラインでも広告を出稿することが可能です。ただしアプリ販促においてはあくまで補助的な役割になると思ってください。

 

マス広告(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)

テレビや新聞といった各種大衆メディアに広告を発信する方法です。

スマートフォンユーザーでない、あるいはあまり使っていないという人にも広告が届くのがメリットではあります。

ただしそもそもスマートフォンをあまり利用していない層がアプリを利用するのは考えにくいので、費用が無駄になってしまうリスクはあります。なるべく広い層にアプリの存在等を知ってもらいたい際は利用を検討してみてください。

 

屋外広告(OOH)

屋外に看板を設置してアプリ広告を掲載する手法です。現在ではサイネージを使ってスマートフォンのようにディスプレイの内容を動的に変更するDOOHも登場しています。

大衆広告と同じく幅広い人に広告が認知される可能性があります。

人通りの多いところを狙って広告を掲載するのがおすすめですが、こちらもアプリの販促としては利用するのが難しい面があります。

 

 

その他のプロモーション(PR)

 

プロモーションとしては、無料でも利用できる方法や広告を利用しない媒体出稿方法があることも知っておきましょう。

 

SNS運用

自社のアカウントを作ってそこで情報発信を行う手法です。この中で新アプリの紹介をすれば、コストを抑えてアプリ利用者を増加させることができます。

それだけでなくコミュニティの形成やフィードバック、投稿の引用などもできるようになるので、共有のフェーズにおいても重要なコンテンツとなるでしょう。

ただしSNS運用の際には、アプリの想定ユーザーが使っているサービスを選択してアカウントを作成する必要があります。運用に使える人員が少ないケースでは複数のSNSを併用管理するのが大変になるので、最重要のSNSを選択できるように準備するのが重要です。

 

店頭プロモーション

店頭で声掛けをしたりしてプロモーションを行う方法です。

この方法ではレジ前などでスタッフが声掛けすることで気軽にアプリインストールを促進できたり、店頭広告にQRコードを貼っておいてすぐインストールできるようにするといった方法が取れます。

また店頭に来ている時点である程度自店舗に興味のある顧客であるため、アプリのインストール効率が高いというメリットも得られるでしょう。

その代わり店頭プロモーションだけでアプリ利用者を成長させるのは限界があるので、他の方法とも併用してアプリを認知させましょう。

 

プレスリリース

ニュースメディア関係者に情報を広めるために、プレスリリースを発信する方法もあります。

プレスリリースへ情報を掲載することで、サービスを見ている関係者が情報を二次拡散してくれる可能性もあります。

業界初の機能といった特徴がある場合は、各ニュースメディアに掲載されることを念頭に置いてプレスリリースを掲載してみましょう。

またプレスリリースを自社メディアにも掲載することで、アプリユーザーへニュース内容に興味を持ってもらいインストールにつなげる方法も取れます。

 

 

 

比較・検討フェーズのASO戦略

 

比較・検討フェーズにおいては、ユーザーはさまざまなアプリを見ながら自社アプリをインストールするか決定します。

その際必ずアプリの詳細ページは確認するので、アプリストアに関する対策であるASO戦略を意識するのが重要です。

 

アプリストア内エンジン最適化

 

Webの検索エンジンと同じように、アプリストアにもキーワード入力を行い結果を表示するエンジンがあります。

このアプリストア内エンジンを最適化するのがまず重要です。

具体的には自社アプリと関連性の高いキーワードをアプリの詳細ページへ入れ込み、関連のキーワードで情報がヒットするように調整します。自社アプリがヒットするキーワードは時期やトレンドによっても変わる可能性があるため、順次調整していきましょう。

 

 

CRO(コンバージョンレート最適化)

 

CROが最適化されるように、アプリ詳細ページのレイアウトを調整する手法です。

アプリ詳細ページはダウンロードボタンだけでなく、

  • 説明文
  • スクリーンショット
  • 説明動画

などで構成されており、ボタンをタップしてインストールするかは各要素の内容やクオリティにも左右されます。

さらにUGCが多数掲載されるレビュー欄に関してもよい評判を増やせるように、アプリ自体の改善やユーザーの意見フィードバックなどを定期的に行いましょう。

 

 

 

利用促進フェーズのアプリ内プッシュ通知戦略

 

インストールが成功した後は、なるべくアプリ利用が継続して行われるように調整していきます。

継続を促すためには積極的な情報発信が必要ですが、その最重要となるのがプッシュ通知です。

 

キャンペーンやイベントの効果を最大化

 

リアルタイム性の高い期間限定のキャンペーン・イベントは、即時プッシュ通知にして配信しましょう。

そうすることでスーパーでたとえた場合、2日の限定セール直前によいタイミングでチラシが見られたくらいの宣伝効果が得られます。

その際参加することでどのようなメリットが得られるのかも併記しておいてください。

 

 

重要な情報をユーザーにリアルタイムに通知

 

キャンペーン・イベント以外の知っておいたほうがよい情報をリアルタイムに通知できるのもプッシュ通知の強みです。

たとえば天気に関係するアプリの場合は、後1時間後に周辺に雨が降る可能性があることを知らせてくれるようなアプリがあります。またポイント有効期限切れといったタイミングで自動で仕込んでおいた通知が発信されて、ユーザーに気付かせるといった仕組みはよく利用されています。

 

 

ユーザーにアプリの価値を最大限に感じてもらう

 

アプリを利用することで機会損失が防げた、忘れたことを思い出した、といったきっかけがあるとアプリを継続利用するメリットが明確になっているので利用割合は増えるでしょう。

たとえばECアプリの場合、カートに入れていた商品を購入し忘れる可能性があります。こういうときは必要なタイミングでカートに商品が入ったままだとプッシュ通知を行い、購入を促進するのがよいでしょう。

 

 

休眠ユーザーの復帰を促す

 

アプリがアンインストールされていない場合は、プッシュ通知を継続して発信できます。

プッシュ通知を利用してアプリの再起動を促進するメッセージを打って離脱を防止してみてください。

たとえば「1か月使っていない方限定!30%引きクーポンプレゼント」といった特典が考えられます。

 

 

まとめ

 

今回は公式アプリを浸透させるために必要なアプリマーケティングの具体例を見ていきました。

カスタマージャーニーマップをもとに戦略を組み立てることで、効率よくアプリマーケティングを回せるようになります。公式アプリを浸透させるため、ユーザータイミングに合わせて施策を実行してみてください。

店舗アプリDX版 raitenであれば公式アプリを最短20日で作成可能であり、プッシュ通知機能も有効活用できます。気になる方はぜひご連絡ください。

 

 

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