POSレジ連携会員カードアプリ

お買い物で決済をするときにおなじみの「POS」レジ。単なる商品管理だけでなく、顧客情報と結びつけてマーケティングに活用することもできます。そして顧客情報を集めるために必要なのが、POSレジと連携した会員カードです。

お客様に会員カードを使ってもらったとき、店舗ではバーコードを読み取って決済情報といっしょに管理して、「このお客様はこういったお買い物をする」というデータを取得出来ます。しかし物理的な会員カードには、「財布でかさばりやすい」、「取り出すのが面倒くさい」などの課題があります。

そういった課題は、自店舗アプリを制作して、デジタルで会員カードを表示するようにすれば解決できます。今回はPOSレジと会員カードとはそもそも何か、そしてPOSレジの会員カードをアプリでデジタル化するとどういったメリットがあるのかなどをご紹介していきます。「POSレジの会員カードをアプリ化するとどういったことが実現するのか知りたい」という方はぜひ最後までお読みください。

 

 

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1.POSレジの会員カードとは

 

すでにご存知の方も多いと思いますが、POSとはそもそも「店舗で販売されている商品が決済されたときに、商品名、売上個数や売れたタイミングなどの各種情報を取得し、管理するためのシステム」です。通常は商品についたバーコードをスキャナーで読み取って情報を取得します。さらにこれと別途発行した会員カードの情報を紐づけて、性別や年齢、頻繁に来店する日時やよく購入する商品などの情報も取得できます。

一番分かりやすいのは、スーパーなどの小売店舗の活用方法です。店舗ではまず、ポイントカードなどの会員カードを用意して、POSレジと連携させます。そして例えば会員Aの方がお買い物をしたときに、POSで購入した食品名や購入日時などを取得し、会員カード情報と紐づけます。そして後日データが集まったところで分析を行い、「会員Aの方は鶏肉など生鮮食品をよく購入しており、毎週火曜日に来店する可能性が高い。だから火曜日に使える生鮮食品のクーポンを後日配布しよう」などの施策が取れます。

また複数の会員情報を集計して、「自店舗は20~30代の女性買い物客が多いから、若い女性向けの商品を充実させよう」、「自店舗は50~60代の女性客は少ないから、新規でお客様として獲得できるように関連の施策を増やしていこう」などの対策が取れます。

しかし会員証を物理的に用意する場合いくつか問題が発生します。まず当然プラスチックなど素材ありきでデザインを行って発行しますから、会員証の発行代金がかかります。数枚ならともかく、数千人、数万人レベルとなると発行費はバカになりません。また会員証宣伝のための広告費も必要です。そしてユーザー側では、自分が今どれだけポイントやスタンプなどを貯めているかなど、「ロイヤリティプログラム」の履歴が一切確認できません。ポイントやスタンプなどがどれくらい貯まっているか分からないとストレスになりますし、誤ってポイントやスタンプなどが失効してしまい、来店機会の損失にもつながってしまいます

また会員証をいちいち財布から出す手間もかかります。現代人の財布はポイントカードなどの会員証で埋まっています。そういった状況で会員証を発行しても、他会員証に埋もれてしまって見つけにくかったり、取り出しにくかったりと面倒なことになります

 

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2.POSレジの会員カードを公式アプリと連携することでこう変わる

 

物理的にPOSの会員カードを利用すると、上記のようなデメリットがあります。しかし会員カードのバーコードを自店舗で制作したアプリに表示できるようにして、会員証をデジタル化すると次のようなメリットがあります。

店舗側で会員カードをアプリ化すると次のようなメリットがあります。

・会員証を新規発行しなくてよい

・パーソナライズのターゲティング告知が可能

・セグメント別にアプリにプッシュ通知できる(ポイント保有数別/購入額別/来店頻度別/性別など多数)

 

会員証を新規発行しなくてよい

一番思い浮かびやすいのは、やはり会員証を物理的に新規発行しなくてもよい点でしょう。

自店舗アプリの中でデジタル会員証を発行すれば、会員証素材やプリントする代金などがかかりません。このように会員証を新規発行しないでよいという点だけでも、デジタルの会員証のメリットが理解できます。

 

パーソナライズのターゲティング告知が可能

プラスチックなどで作った会員証だと、リアルタイムで通知したい情報を提示したくてもできません。場合によってはセール終了後に情報が届くなどのケースも想定されるので、効果的な告知ができないのがネックです。

自店舗アプリで会員証を発行すると、アプリ内で「ターゲティング(自店舗のターゲットユーザーに合わせた)」告知がリアルタイムで可能になります

例えば「セグメント(自店舗のユーザーを属性ごとに分割する)」に合わせて、それぞれのセグメントごとに適したデータを送ったりできます。セグメント自体も「ポイント保有数」や「購入額別」、「来店度別」、「性別」など多数の属性で区別ができます。ユーザーによっては来店したばかりのユーザーだったり、すでに来店履歴が数えきれないほどのリピーターもいるでしょう。その場合は来店したばかりのユーザーには「次回購入20%OFFクーポン」を配って再来店促進、リピーターには「次回購入でノベルティプレゼント」などの通知を送って特別扱いすれば効果的に集客できます。

しかもこれを自店舗アプリ内で、通知したいタイミングですぐ送れます。「最適なタイミングで最適な情報を、リアルタイムでお客様に発信できる」のもデジタル会員証のメリットです。

 

デジタル会員証は、お客様側にもさまざまなメリットをもたらします。

・各情報のデジタル化により可視化が簡単になる

・会員証を持ち歩かなくてよい

・欲しい情報だけをタイムリーに閲覧できる(パーソナライズ配信)

 

各情報のデジタル化により可視化が簡単になる

会員証をデジタル化すると、お客様はアプリ経由でさまざまなデータを閲覧可能になります。

例えば「現在のポイント数を確認したい」という場合もホーム画面などから簡単に現在貯まっているポイントを確認できますし、いつの日にどれくらいポイントを貯めたかまで確認できます。また店舗側でポイント有効期限を履歴に記載すれば、「もう少しでポイントが切れそうだから、来店しよう」というように、お客様の来店タイミングを逃さずに済みます。これは当然ポイントを失効させたくないお客様にも嬉しいところです。

さらにレシートもデジタル化できるので、「この日はこれくらい買い物した」など、家計簿づけにも会員証つき自店舗アプリを利用できます。紙のレシートでは集めて整理する手間がかかりますが、デジタルレシートでは最初から日付などで内容が整理されているのでその心配はありません。このように会員証のデジタル化は、お客様にもメリットがあります。

 

会員証を持ち歩かなくてよい

自店舗アプリから会員証を出せるようにすると、お客様はわざわざ会員証を持ち歩く必要はありません。そしてスマホから簡単に会員証を提示できるので、利用率向上にもつながります。

「物理的な会員証では利用頻度が少なくて困っている・・・」という店舗でも、デジタル会員証を使えば簡単にお客様の会員証利用率を上げられます。何よりお客様の方では、カードの貯まっているお財布から会員証を提示する必要がなくなるので、快適に会員証を使えます。結果財布に入れられることで発生する、取り出しにくさや忘れ去られて使われなくなる、などのデメリットが解消されます。

 

欲しい情報だけをタイムリーに閲覧できる(パーソナライズ配信)

デジタル会員証つき自店舗アプリでは、店舗側がそれぞれのユーザーに合わせた有益な情報をピンポイントに、そしてリアルタイムで発信できます。これはユーザー側にもメリットです。

現代の広告では、ユーザーに関係のないものは著しく嫌われ、逆に発信元企業の信頼性低下にもつながってしまいます。しかし店舗側でデジタル会員証でデータを取得した上で分析を行った結果を情報発信すれば、初来店者にはリピーターになってもらうための、リピーターには「ロイヤルユーザー」になってもらうための情報を分けて発信できます。そしてそれを見たユーザーは、「自分にピッタリの情報だ!」として、積極的に見てくれるようになります。

こういったパーソナライズ配信を自店舗アプリではリアルタイムに発信できるので、物理的な会員証に比べて大きなアドバンテージがあります。

 

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3.POSレジの会員カードアプリ機能まとめ

 

ここからは、POSレジの会員カードアプリ、つまり自店舗アプリの機能をまとめていきます。

・バーコード表示

・クーポン配布やイベント・フェアの告知

・来店スタンプ

・ポイント

・会員制度

 

バーコード表示

自店舗アプリでは、会員証をバーコードで表示できます。物理的な会員証とまったくそん色なく利用できる上に、使い勝手では自店舗アプリの方が上です。

 

クーポン配布やイベント・フェアの告知

自店舗アプリでは、セグメントに合わせたクーポンをプッシュ通知として発信可能です。プッシュ通知なので物理的な広告よりも注意喚起力に長け、お客様が気づいてくれやすいです。そしてお客様に合わせた特別なクーポンが配布できるので、店頭でランダムに配布しているクーポンより集客効果がアップします。

またイベント・フェアの告知なども簡単に、そしてリアルタイムで可能です。これはチラシを印刷してイベント・フェア告知するよりも効果的です。チラシなど紙媒体の告知はリアルタイムが難しく、効果が薄れてしまう危険性もあるからです。

 

来店スタンプ

来店スタンプは、その名の通り来店したときにお客様にスタンプを付与する機能です。「GPS(位置情報システム)」や「ビーコン(備え付きの情報発信機器)」と店舗アプリを連携させれば、お客様が自店舗に来店した時点でリアルタイムにスタンプを付与できます。

お客様は来店するだけでスタンプが貯まるので、気軽に来店してくれるようになります。スタンプラリーなどのマーケティング戦略と組み合わせると効果的な機能です。

 

ポイント

デジタルの会員証でも、ポイントを付与できます。しかも付与されたポイントはすぐに自店舗アプリ内で確認できるので、「たくさん貯めたい」というお客様のモチベーションも上がりやすくなります。

集めたポイントの履歴を細かくお客様が確認できるだけでも、自店舗アプリ経由でデジタル会員証を発行するメリットは十分にあります。

 

会員制度

自店舗アプリでは会員証の購入履歴などをもとに、会員制度を提供できます。

例えば「総計30000円購入でシルバーランク」に、「総計70000円以上購入でゴールドランク」などとすれば、お客様がたくさん自店舗でお買い物してくれやすくなります。会員ランクには上がれば上がるほどお得な特典をつけるようにしましょう。

 

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4.POSレジの会員カードアプリ事例

 

ここからは、実際に自店舗アプリ内で会員証が活用されているアプリの事例をご紹介していきます。

・ヤオコーアプリ

・Right-on ライトオン公式アプリ

・マツモトキヨシ公式アプリ

 

ヤオコーアプリ

関東地方でスーパー事業を展開している「ヤオコー」では、「ヤオコーアプリ」を提供しています。ヤオコーアプリでは、ポイントカードをアプリ内でバーコードとして提示できます。そして「ネットクラブID」でログインすると、ポイント残高も簡単に確認できます。

またアプリをインストールするだけで、ヤオコーからお得な商品やイベント・キャンペーンに関するニュースが届きます。お気に入り店舗をマイ店舗登録しておけば、いつでもどこでもアプリでそのテンポのチラシを閲覧できます。

さらにヤオコーでは、毎月の購入金額に合わせてお客様にポイントを付与する「「買うほどプラス」という制度があります。買うほどプラスを利用したい方は、「後どのくらい購入すればポイントがもらえるのか」が一目で分かります。

あなたの企業でもデジタル会員証だけでなく、お得な情報のプッシュ通知やお気に入り店舗登録機能などを自店舗アプリに実装すれば、集客効果が高まります

 

Right-on ライトオン公式アプリ

アパレル大手「ライトオン」では、「Right-on ライトオン公式アプリ」を提供しています。Right-on ライトオン公式アプリでは、デジタル会員証や最新情報発信などの基本的機能はもちろんのこと、オンラインショップとの連携やコーディネートに関する機能も搭載されています。

まずオンラインショップのセール情報などを受信することができ、その上気になった商品はそのままオンラインショップへ移動して購入できます。また全国のショップスタッフが、ライトオン内のアパレルの着こなし方を教えてくれるので、コーディネートにも役立ちます。

あなたの店舗でもオンラインショップでのセール情報を自店舗アプリで流せば、オンラインショップでの売上向上にもつながります。また着こなし方など、自店舗商品の使い方をレクチャーする情報を発信すれば、お客様からの信頼度なども上げられます

POSレジ連携会員カードアプリ

 

マツモトキヨシ公式アプリ

ドラッグストアチェーン「マツモトキヨシ」では、「マツモトキヨシ公式アプリ」を提供しています。マツモトキヨシ公式アプリは、他アプリと同じようにデジタル会員証やプッシュ通知の機能を標準装備しながら、ドラッグストアならではの機能を搭載しています。例えば「アクティブリワード」機能では悩みに応じた目標を設定すると、運動状況などを記録して体重・体脂肪などの管理ができます。目標をクリアすると報酬がもらえるとあってモチベーションも持続しやすいです。

またカメラで処方せんをマツモトキヨシに送信して、待ち時間を短縮する機能もあります。他にもオンラインストアお気に入り商品の確認や、店舗検索などもできて便利なアプリです。

あなたの店舗でもユーザーの行動に応じて報酬がもらえるプログラムを提供すれば、間接的に集客へつなげられる可能性があります。またアプリ経由で注文を受ければ、待ち時間を取らずにスムーズに商品をお客様に提供できます

POSレジ連携会員カードアプリ

 

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5.まとめ

 

今回はPOSレジと連携した会員カードを、自店舗アプリで実現するメリットなどをご紹介してきました。

自店舗アプリで会員証をデジタル化すれば、コスト面だけでなく集客面でも大きなメリットがあります。特に自店舗アプリにはさまざまな機能を搭載できるので、会員証と組み合わせていろいろな戦略が取れます。気になる方はデジタル会員証含め、自店舗アプリ導入を検討してみてください。

また弊社自店舗アプリ制作サービス「店舗アプリ」では、デジタル会員証はもちろんのこと、プッシュ通知や来店スタンプ機能など、複数の機能をコストを抑えて実装できます。ご興味のある方はぜひ、下記リンクから弊社へのお問い合わせをお願いいたします。

店舗アプリお問い合わせURL:http://tenpoapp.com/inquiry-apps/