2019.05.29

会員証はアプリ管理にするのが正解。コスト削減や利便性の向上などメリットたくさん


優良顧客創出のため、「ロイヤルティプログラム(お客様の店舗への愛着度を上げるための計画)」の一環として紙の会員証を導入している店舗は多いです。

確かに会員証やポイントカードを利用するとお客様を自店舗へ囲い込み、再来店を促進できたりするメリットがあります。しかし紙で会員証を管理するのは、お客様側にも、また店舗側にもデメリットが多いです。「紙の会員証でのリピート集客に限界を感じている・・・」そういうときは会員証をスマホアプリ化すると、紙の会員証で起こるデメリットを解消できます。

今回は紙の会員証をアプリの会員証に切り替えるメリットを、紙の会員証の課題などと併せてご紹介。

「紙の会員証から会員証アプリに切り替えるとどんなメリットがあるのか詳しく知りたい」という方や、「紙の会員証で上手くリピート集客ができない・・・」と悩まれている方にも必見の内容です。

 

 

既存の会員証(紙の会員証)のデメリット

 

紙の会員証カードは、従来のロイヤルティプログラムとしてかなりの店舗が導入しています。しかし紙の会員証カードには、さまざまなメリットがあります。

具体的にはお客様の目線からだと下記などの問題があります。

 

一人当たりの会員証平均保有枚数が多く、お財布がかさばる


「カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社」のグループ会社、「CCCマーケティング」の調査によれば、日本人が財布に入れている会員証平均保有枚数は平均10枚ほどと、かなりの枚数が財布に収納されています。これだけカードが入っていると、小さいお財布の場合現金を取り出すのもままならないでしょう。

またカード自体を取り出すときも各店舗ごとに会員証を使い分けないといけないので、カードのユーザビリティが低くなってしまいます。ユーザビリティの低さは結果会員証の利用率低下にもつながります。

 

会員証を持ち忘れるお客様が多い


会員証は、カードに入れている他にもあります。「CCCマーケティング」によると、日本国民1人当たりのカード保有枚数は財布に入っているものも含めて20枚以上というデータが出ています。20枚も持っていれば、そもそもどの会員証がどの店舗のものか把握するのも難しい状況になります。

そして肝心の会員証を各店舗のお買い物時に忘れ、結局ポイントや特典をもらい損ねるケースもたくさん発生しています。

 

ポイント数や特典の把握が難しい


会員証の1人当たりの保有枚数が多いということは、それだけ店舗ごとに会員証を管理しなければならない手間がかかります。枚数が多いと、「この店舗のカードはどんな特典が使えて、どのくらいポイントが貯まっているのか」を調べるのも一苦労です。

結局お客様は会員証の管理ができないことで特典やポイントを把握できず、結局失効して再来店につながらない可能性もあります。

 

このように、紙の会員証にはさまざまなデメリットもあります。そこで近年注目されているのが、会員証をスマホアプリ化してお客様の利便性を向上させる手法です。

 

 

会員証のアプリ化に成功した企業の事例

 

すでに会員証をアプリ化することで、リピート集客に成功し大きな利益を上げた店舗はたくさん存在します。ここでは大手3社の例を中心に、会員証をスマホアプリ化する魅力を探っていきます。

 

ローソン


「ローソン」では「ローソン公式アプリ」をスタート。最新商品の紹介やお得なクーポンなどお客様に有益な情報を提供しています。また「デジタルPontaカード」を使えば、貯めた「Pontaポイント」をスマホの画面にバーコードを表示するだけで利用できて大変便利です。

ローソンのように会員証をスマホアプリ化すると、会員証を紙で提示するよりレジ待ちの時間も削減され、お客様も紙の会員証をわざわざバッグを開けて財布から取り出すような面倒がなくなって便利です。

 

ケンタッキー


フライドチキンで有名な「ケンタッキー」では「ケンタッキーフライドチキン公式アプリ」を提供しています。クーポンでお得に食事ができたり、「チキンマイル」と呼ばれるポイント制度も用意されています。ケンタッキーフライドチキン公式アプリではチキンマイルを貯めれば貯めるほどクーポンの内容が豪華になったりと、お客様のロイヤルティを上げられる仕組みが整っています。

またチキンマイル付与時やクーポン追加時などは、アプリからプッシュ通知が行われます。プッシュ通知によりお客様はお得な情報を見逃さずに済み、確実な来店を促せます。このようにプッシュ通知を利用した注意喚起力の高い情報提供ができるのも会員証アプリの強みです。

 

ユニクロ


割引クーポンの配布などはもちろんのこと、ユニクロ公式アプリではユニクロのセール中のチラシなども閲覧できます。これによりユニクロのチラシ印刷コストは一気に削減され、またターゲットユーザーである若者がユニクロ公式アプリ経由でチラシを見てくれる回数などが増加しました。

 

このように会員証アプリとチラシを合体させると、各集客施策のコスト削減や効果アップにもつながります。他にもお客様にとって便利な機能をアプリに追加することで、会員証アプリは単なる会員証提示ツールではなくなります。

上記3社だけに限らず、近年は自店舗アプリ制作サービスの普及により、低価格で自店舗アプリを実現できる環境になりました。ですから店舗の規模にかかわらず、会員証は自店舗アプリ化してリピート集客に活かす流れがスタンダードになってきています。

 

 

会員証をアプリにするメリット

 

会員証をスマホアプリ化すると、次のようなメリットが受けられます。

 

お客様側のメリット

会員証アプリを使うと、お客様側にはこんなメリットがあります。

 

紙の会員証よりスムーズに使えてかさばらない


紙の会員証はお財布から出すのも一苦労な上に、家にあるものも含めて管理は大変です。会員証が出しにくいとお客様は店舗でわざわざ会員証を提示しようとはしませんし、管理ができない場合は使わないまま破棄されてしまう可能性もあります。会員証をアプリ化すると、お客様はスマホからアプリを起動してクーポンやポイント利用のバーコードを画面で提示するだけで済みます。

スマホというのは普段から持ち歩き、また手に持っている場合も多いです。しかもアプリ操作というのはわざわざ財布からカードを取り出すより簡単なので、お客様側の抵抗もありません。


ですから紙の会員証よりもずっとスムーズに使える分、お客様も頻繁に自店舗で会員証を提示してくれるようになります。

そしてユーザビリティが高いことで「またこの店舗で会員証アプリを使ってみよう」という流れにつながりやすくなるので、紙の会員証より再来店の確率も高くなります。

 

プッシュ通知でお得な情報を見逃さない


紙の会員証はとどのつまり、ただの紙です。ですからお客様に「こんなセールがあって、お得に今買い物ができます」といった販促はできません。会員証アプリは、店舗側でお客様に伝えたいセールやクーポンなどの有益な情報を、プッシュ通知という形で配信できます。プッシュ通知はお客様のスマホの画面にポップアップされて強調表示されるので、お客様が自店舗のお得な情報に気付いてくれやすいです。

またお得な情報をサッと配信できるので、リアルタイムのセールなどにも柔軟に対応できるメリットもあります。紙の会員証ではできない、いわばデジタルのセールスマンのように活用して販促につなげられるのも会員証アプリの利点です。

 

他機能も追加できて、履歴確認も簡単にできる


紙の会員証は、お客様側では持っておくだけです。店舗で提示して、特典やポイントを受け取る以外のことはできません。会員証アプリは、ただ提示して特典やポイントをもらうだけではなく、他機能も追加していっしょに利用できます。

例えばお店のチラシを閲覧できる機能があれば、お客様が簡単にお得な情報を閲覧できますし、最新商品やサービスの紹介をしたければアプリ内で特集を設けたりできます。また既存の自店舗WebサイトやSNSなど、他集客ツールへの導線としても利用できます。

お店の集客施策に合わせて、自由にカスタマイズしてさまざまな機能を使えるのが会員証アプリのメリットです。

また紙の会員証ではどんな特典が受け取れたか、ポイントはどのくらい貯まったかなどの把握も面倒くさいです。特典やポイントの把握しにくさは、店舗にとってもせっかくお客様に付与した特典やポイントを有効に活用してもらえず、集客に結び付きにくくなるのでデメリットです。

会員証アプリでは、今どんな特典が付与されているか、また貯まったポイントはどのくらいか、そして有効期限はいつまでかなど、特典やポイントに関する情報をいつでもどこでもサッと閲覧できます。確認しやすいと特典やポイントの有効期限を把握したお客様が失効前に特典やポイントを使いきるために自店舗に再来店してくれます。

結果紙の会員証より集客効率が高くなり、特典やポイントも有効活用できます。また会員ステータス制度を用意している場合、紙の会員証よりも会員証アプリのほうがすぐ確認できるので、お客様が今自分がどのくらいのランクにいるのか確認しやすくなります。

ランクを上げたいお客様は自店舗に再来店してくれる可能性が高まります。

 

 

店舗側のメリット

会員証アプリを使うと、店舗側にはこんなメリットがあります。

 

ブランディングにもつながり、他競合店舗に対して差別化ができる


紙の会員証だと、財布などでかさばってしまうのはすでにお伝えした通りです。そしてかさばってしまうと「どの会員証がどの店舗のものか」も把握しにくくなります。結果お客様は自店舗の会員証を見失い、会員証自体が忘れ去られてしまう可能性があります。

会員証アプリは、一度来店したお客様に自店舗からQRコード提示などをしてインストールしてもらいます。一度インストールしてもらったアプリはアンインストールされない限りプッシュ通知が配信されたりと、お客様は自店舗の会員証アプリを忘れません。

結果それが「ブランディング(自店舗の認知度や信頼性などの向上)」にもつながります。

このように紙の会員証だけを用意している店舗に対して目立ちやすく、自社の集客方法を差別化できるのも、会員証アプリ制作のメリットです。

 

コスト削減が可能で、集客効果も高い


紙の会員証を用意すると、どうしても紙の購入費や印刷代などがかかります。そしてお店の規模が大きくなればなるほど、コストはかさみます。会員証アプリでは、デジタルで会員証の機能を全て管理します。紙の会員証とは違って紙などの資材代や印刷代などのコストがかからないので、低コストで集客できます。

コスト削減が具体的にどのくらい可能かは、数値付きでこれからご紹介します。

 

 

会員証をアナログからデジタル(アプリ)にすることで大幅なコスト削減が可能に

 

会員証アプリを導入すると紙の会員証よりコストダウンができる、と先ほど書きましたが、実際にはどのくらいのコスト削減が可能なのでしょうか。あくまで1つの目安ですが、自店舗で紙の会員証システムを導入しようとすると中小規模の店舗の場合、まず紙の会員証を管理するシステムの構築で70~300万円ほど導入時にコストがかかります(ASPサービス導入時)。

また運用コストは月額10~20万円ほどです。これに加えてポイントカードの宣伝費や、実際のポイントカードの資材コストや印刷コストがプラスされます。これに対して、弊社「店舗アプリ」を例に説明します。

まず導入費は6月末の条件付きではありますが0円。そして月額費用が6000~15000円ほどです。(利用店舗数によって変動します)当然紙などの資材コストや印刷コストなどは必要ありませんし、プッシュ通知などを活用すれば宣伝費にもそこまでお金をかけなくても大丈夫です。

数値で見てもわかる通り、紙の会員証より会員証アプリを導入・利用したほうが低コストでリピート集客が可能です。

 

 

まとめ

 

今回は紙の会員証に対しての会員証アプリのメリットを中心にご紹介してきました。

会員証アプリを紙からアプリに切り替えるだけで、ブランディングやコスト削減など、さまざまなメリットを受けられます。またこれからポイントシステムを導入したいと思っている方は、ぜひ自店舗のアプリを会員証として利用する集客手法も視野に入れておいてください。

弊社アプリ制作サービス店舗アプリでは、プッシュ通知やスタンプカード機能など、お客様のリピート集客を強力にサポートする会員証アプリを制作できます。「自店舗アプリを使って会員証として有効活用したい!」という方は、ぜひ下記お問い合わせURLからご相談をよろしくお願いいたします。

店舗アプリお問い合わせURL:https://tenpoapp.com/inquiry-apps/

 

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